20

5月

2012

水面下でし烈な戦い 告示まで2週間切る 三つどもえ混戦模様 県議会選挙

 県議選は6月1日の告示まで2週間を切った。投開票は同10日(竹富町は9日)。石垣市区(定数2)は、八重山経済人会議代表幹事で石垣エスエスグループ代表取締役社長の大浜一郎氏(50)、市議で自民党石垣支部長の砂川利勝氏(48)=いずれも自民公認=、現職で県議会議長の高嶺善伸氏(61)=民主、社民、社大推薦、共産支持=の3陣営が、水面下でし烈な集票合戦を繰り広げ、混戦模様。3陣営は事実上の選挙戦終盤となる今月末から来月上旬にかけ、相次いで総決起大会を計画しており、勝利に向けて支持者の最大動員を図る。

 

 大浜陣営は政財界の豊富な人脈を駆使。後援会のリストには企業や団体のトップがずらりと顔をそろえる。同期生などを中心にした草の根の運動も活発。6月3日の総決起大会を前に、19日には女性部、25日には青年部の集会を開催するなど、組織力も誇示する。保守層だけでなく、革新層の一部も支持者に取り込む。


 砂川陣営は地盤の石垣市北西部を固め、ミニ懇談会など、地道な活動で支持を広げている。砂川氏自らがたばこ農家でもあり、農業関係者からの支持は根強い。両親の出身地である宮古の郷友会も支援体制に入っており、20日には激励グラウンドゴルフ大会が計画されている。総決起大会は告示前の5月30日に開催する。


 高嶺陣営は革新層を手堅くまとめ、労組などを中心に運動を展開。2期8年の実績を強調し、県立病院の独立行政法人化反対や自衛隊誘致反対など、独自色を前面に打ち出して支持拡大を図る。高嶺氏は公務が多忙だが、合い間をぬって街頭演説やあいさつ回りをこなす。5月28日に女性部の集会、6月7日に総決起大会を開催する。

「2人公認」の影響は 公明票の行方も焦点

 県議選では自民党が初めて大浜一郎、砂川利勝の2氏を公認し「2議席独占」を目標に掲げた。ただ、大浜、砂川氏が保守支持層を奪い合う構図は基本的に変わらず、両氏の生き残りを懸けた厳しい戦いを予想する声も多い。公明票が2氏の間で、どのように「配分」されるのかも選挙の行方に影響を与えそうだ。


 中山義隆市長は両陣営を応援。17日には仲井真弘多知事が大浜、砂川陣営を激励に訪れるなど、党として、てこ入れを強める構え。公明党も2人の推薦を決め、自公協力体制をアピールしている。


 石垣市区では従来、保革が1議席ずつ分け合ってきたが、自民党が公認を一人に絞っていた従来の保守分裂選挙とは様相が異なる。市政が保守に転換した影響も指摘されており、唯一の革新候補となる高嶺陣営内にも楽観ムードはない。

20

5月

2012

監視カメラ 効果 石垣市 設置後投棄なし 多田浜海岸

設置した後、不法投棄が無くなった=18日午前 設置した後、不法投棄が無くなった=18日午前

 不法投棄が多発している重点地域の真栄里の多田浜海岸入口に市が、監視カメラを設置した後、不法投棄が無くなったことが18日までに分かった。市環境課は「現地だけでなく、周辺にも不法投棄が無くなった。今後も効率的に監視カメラを設置したい」と話している。

 

 監視カメラは、不法投棄が多発している24ヵ所を重点監視地域から、特に多い多田浜をピックアップし、3月27日に設置した。カメラは、ソーラーパネルとバッテリーで作動。夜間は赤外線撮影。24時間体制で監視しており、個人情報やプライバシーを考慮して、作動中であることを看板で明記している。


 看板や監視カメラの存在で、不法投棄を躊躇したと見られる。
 市環境課は改善を見られたら、多発する別の場所をピックアップし、一定期間を取り付けていく。


 今月30日のごみ不法投棄合同パトロールの現地調査の後、次の設置場所を決める。


 環境課によると、昨年度中の不法投棄回収は2450キロ。
 内訳は家電117台、廃タイヤ56本、自転車・バイク74台となっている。
 石垣市は、2010年度から、グリーンニューディール基金を活用した「不法投棄・散乱ゴミ監視事業」を導入し、監視パトロール員4人を配置。


 不法投棄が多発している24ヵ所を重点監視地域としてパトロールと不法投棄物の回収を実施している。


 富浜公雄生活環境係長は「元のきれいな環境に戻すには市民の協力が必要。ごみに関する質問には気軽に電話してほしい」と呼び掛けている。

 

20

5月

2012

子ども博物館教室 歴史と文化学ぶ 石垣

子ども博物館教室が開講し、初回は文化財めぐりをした=美崎御嶽 子ども博物館教室が開講し、初回は文化財めぐりをした=美崎御嶽

 市立八重山博物館(宮良信世館長)の2012年度(30期生)子ども博物館教室の開講式が19日、館内で行われた。市内小学5年生44人が文化財や史跡めぐりを通じて郷土の文化や歴史を来年3月まで9回講座で理解を深める。


 開講式で、宮良館長は「他校の子と早く友だちになり、1年間楽しく受講してもらいたい」とあいさつした。引き続き、第1回講座「文化財・史跡巡り」が開かれ、市文化協会長の石垣久雄氏が講師を務め、子どもたちは大濱信泉生家や権現堂、唐人墓、フルスト原遺跡、津波石など17ヵ所を回った。


 このうち、美崎御嶽(ミシャギオン)では、1500年のオヤケアハカチの乱を鎮圧した首里王府軍が、本島に帰る際に神女、マイツバが航海安全を祈願した場所の伝承のある場所として紹介した。

20

5月

2012

業界ニュース 桃原建材フェア

 桃原建材のシステムキッチンフェアが19日、ショールーム=大川=であり、家族連れでにぎわった。


 一流メーカーのキッチンをはじめ、最新のユニットバス(風呂)、機能満載のトイレを展示、社員がそれぞれの商品をていねいに説明した。


 キッチンとバス、洗面台の3点セットで、通常の半額88万円セールも。太陽光発電システムの展示、IH(電気)クッキングの体験コーナーも設けられ、社員の解説に、入場者が興味深そうに聞き入っていた。この日の購入契約者にボーナスとして、3~5万円のプレゼントもあり、契約者を喜ばせた。

19

5月

2012

日米中は相互理解を 安全保障で専門家論議 「尖閣は中国領」に反発も シンポジウム

安全保障をテーマに論議した日本、米国、中国の関係者=18日夜、市民会館中ホール 安全保障をテーマに論議した日本、米国、中国の関係者=18日夜、市民会館中ホール

 「アジア太平洋の海上安全保障と日米中関係」をテーマにした八重山防衛協会、在沖米国総領事館共催のシンポジウムが18日夜、石垣市民会館大ホールで開かれ、尖閣諸島問題などをテーマに3国の軍事専門家などが協議した。相互理解の重要性を指摘する声が相次いだが「尖閣諸島は中国領」とする中国の専門家に対し、フロアから反発の声が上がる場面もあった。

 

 中国上海の同済大学教授、夏立平(シャ・リーピン)氏は「尖閣諸島はだいぶ前から中国領であり続けている。(証拠となる)18世紀の正式な文書がある」と主張。米政府が、尖閣諸島は日米安保の対象とする見解を示していることについて「米国は、誤解を与えるような政策はやめるべきだ」と批判した。


 ただ「中国は、話し合いでこの問題を解決したいと考えている」とも述べ「この地域での安全を維持するため、米中、日中の間で、より多くの人的交流をしなくてはならない」と呼び掛けた。


 フロアの住民からは「中国の主張に根拠はない。唯一の解決法は、中国が民主的になり、よその島を取ろうとするのをやめることだ」などと反論する声が相次いだ。


 一方で、東シナ海や南シナ海の安全保障の論議について「この島で、そんな論議は必要ない」という住民もいた。


 元海上自衛隊海将の香田洋二氏は、南シナ海の中国とフィリピンの紛争について「両国が一触即発になったとき、米国は原子力潜水艦を浮上させた。それだけで(紛争の)抑止力になる。力と力が平和を維持しているという側面がある」と述べ、中国に対し、米国と関係各国が緊密に連携して対処すべきという考えを示した。


 米国のシンクタンク、パシフィック・フォーラムCSISからは、エグゼクティブ・ディレクターのブラッド・グリッサーマン氏とジャスティン・ゴールドマン氏が出席。


 グリッサーマン氏は「大切なことは友人だけでなく、敵となる可能性のある意見までもきちんと聞くこと。それぞれの見方を尊重して、2度と過ちを犯さないようにすることだ」と相互理解を求めた。

19

5月

2012

一期米刈り取り 石垣

黄金色に実った一期米の収穫が始まった=新川平田原 黄金色に実った一期米の収穫が始まった=新川平田原

 県内の米どころ石垣島で黄金色に実った「一期米」の収穫が18日から始まった。市内新川平田原にある仲新城淳さん(76)所有の水田では大型コンバインを操縦して、黄金色に実った一期米のコシヒカリを収穫した。


 石垣島の超早場米は梅雨入り時期に収穫され、自家精米し、市内のスーパーを中心に販売することにしている。


 仲新城さんは、平田原の水田約50アールに、こしひかり、黒米もち米、秋田小町など6品種を1月15日に植え付けを行った。


 昨年は1ヵ月遅れの収穫だったが、今年は気温、雨量ともに良く、予定時期に収穫を開始した。


 仲新城さんは「歩留まりは良く作柄がいい。米のおいしさを示す食味値は80点、いくのでないか」と話した。
 精米した米は早くて20日に市内店頭に並ぶ。