2015年

8月

20日

玉津氏起用案 一時浮上 採択協委員 選定結果左右か 中学教科書

 来春以降使用する中学校教科書を選定する教科用図書八重山採択地区協議会(会長・石垣朝子教育長)の委員に一時、石垣市教育委員会の玉津博克前教育長を起用する案が浮上したが、見送られていたことが分かった。玉津氏は教育長時代の2011年、育鵬社版の公民教科書採択につながった改革を主導した。玉津氏が委員に就任し、育鵬社版の教科書を推していた場合、公民に加え歴史も育鵬社版が選定されていた可能性がある。関係者は起用が見送られた理由について「協議会が歴史教科書の切り替えに踏み込むのを躊躇(ちゅうちょ)したということではないか」と話している。


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2015年

8月

20日

「秘密裏に選定」住民の会抗議 採択後に公開と市教委

教科書選定に抗議する「子どもと教科書を考える住民の会」メンバー=19日午後、市教委
教科書選定に抗議する「子どもと教科書を考える住民の会」メンバー=19日午後、市教委

 子どもと教科書を考える八重山地区住民の会の共同代表で、元石垣市教育長の仲山忠亨、江川三津恵氏らが19日、市教育委員会を訪れ、教科用図書八重山採択地区協議会が「秘密裏のうちに教科書選定を行った」として抗議した。
 抗議書では「市民の正当な知る権利である傍聴の意思さえも切り捨て、情報公開の原則を自ら踏みにじる」姿勢だと批判。

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2015年

8月

18日

中学校教科書、来週採択へ 情報漏れ防ぎ「戦略勝ち」 石垣・与那国

 教科用図書八重山採択地区協議会(会長・石垣朝子教育長)は来週予定されている石垣市、与那国町の臨時教育委員会に、2016年度から使用する中学校教科書を答申する方針を示している。教科書を選定する会議は非公開で、日時も公表していない。育鵬社の公民教科書採択をめぐり、住民団体の反対運動やマスコミ報道で混乱した4年前の経緯を「教訓」に、採択が終了するまでは秘密主義を貫く構え。現在のところ反対運動や報道も抑制的で「静謐(せいひつ)な環境の確保」を求める協議会側の戦略勝ちという見方もできそうだ。

 育鵬社、自由社の教科書採択に反対する「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」は15日に記者会見し、協議会を非公開とする運営に抗議したが、協議会は方針を変えなかった。


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2015年

8月

04日

採択審 竹富町も非公開 調査員の報告書出そろう 中学校教科書

調査員の調査報告書がまとまった。写真は社会科の複数の教科書=7月31日、竹富町教育委員会
調査員の調査報告書がまとまった。写真は社会科の複数の教科書=7月31日、竹富町教育委員会

 2016年4月から竹富町の町立中学校の生徒、約100人が使用する教科書を決めるため、8月に実施予定の「竹富町立中学校及び中学校教科用図書採択審議会」で行う採択に向け、町から委嘱状を受けた調査員(教諭30人)の調査報告書が7月31日、全て出そろった。町教委は静ひつな環境の確保のため、8月に行われる採択審議会が終わるまで非公開とする方針を示した。採択後は要請があれば会議録を公開する。

 調査員は6月2日までに委嘱状を受け、6月と7月の2カ月間教科書の読み比べを行い、全ての教科書の調査報告書を提出。教科書は9教科15種目あり計129点。1教科当たり3人の調査員が割り当てられて行われた。町教委は学期末である7月の負担軽減のため、早めの委嘱状を出すことで対応した。

 

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2015年

6月

06日

教科書採択協が始動 規約改正で委員8人に

 石垣市、与那国町の公立中学校で来春から使用する教科書を選定する教科用図書八重山採択地区協議会(会長・石垣朝子石垣市教育長)の総会が5日、市教育委員会で開かれ、従来6人だった委員を8人に増員する規約改正などを承認した。総会は非公開。事務局の市教委は、8月までに教科書を選定し、2市町の教委は、協議会の選定に基づいて教科書を採択する。

 協議会委員は従来①2市町の教育長②2市町の教育委員各1人③八重山地区PTA連合会代表1人④学識経験者1人―の計6人で構成されていたが、規約改正で、石垣市が派遣する教育委員と有識者をそれぞれ2人に増員した。石垣教育長は「協議を十分に行うため」としている。

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2015年

6月

06日

際立つ秘密主義 行き過ぎれば市民不信も 採択協

総会後、協議会の公開を求め、石垣教育長(中央)と押し問答する「子どもと教科書を考える住民の会」メンバー(右)=5日午後、市教委
総会後、協議会の公開を求め、石垣教育長(中央)と押し問答する「子どもと教科書を考える住民の会」メンバー(右)=5日午後、市教委

 教科用図書八重山採択地区協議会会長の石垣朝子・石垣市教育長は、5日の総会後、報道陣の取材に対し、協議会委員について「個人が特定され、その人の生活に影響を与えることがあってはいけない」と述べ、名前を公表しない方針を示した。民間人の委員だけでなく、石垣市、竹富町から協議会委員として派遣される教育委員も名前を公表しない方針で「秘密主義」が際立っている。
 委員名や審議内容が早い段階でマスコミに漏れ、大混乱となった4年前の中学校教科書採択が念頭にあると見られる。ただ秘密主義の徹底が行き過ぎれば、会議の原則公開を定めた規約が空文化し、市民の不信感を招く恐れがある。

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2015年

4月

19日

「育鵬社版採択を阻止」 住民の会が教科書シンポ

市民集会のシンポジウムで教科書採択について発言するパネリストたち=18日午後、市健康福祉センター
市民集会のシンポジウムで教科書採択について発言するパネリストたち=18日午後、市健康福祉センター

 8月に予定される中学校教科書採択に向け「子どもたちによりよい教科書の採択を求める市民集会」(主催・子どもと教科書全国ネット21、子どもと教科書を考える八重山地区住民の会)が18日、石垣市健康福祉センターで開かれた。子どもと教科書全国ネット21の俵義文事務局長が基調講演し「石垣市と与那国町で育鵬社の公民教科書採択を止めさせ、歴史教科書も採択させない運動を全国の人たちと共同で展開したい」と呼び掛けた。現場教員などがパネリストを務めたシンポジウムでは、教員の意見を尊重して教科書を採択するよう求める声が上がった。

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2015年

4月

11日

採択反対運動が始動 住民の会、市教委に要請 育鵬社・自由社版

石垣教育長に要請書を手渡す住民の会の江川共同代表=10日午前、市教委
石垣教育長に要請書を手渡す住民の会の江川共同代表=10日午前、市教委

 今夏の中学校教科書採択に向け、石垣市、竹富町の元教育長10人が共同代表を務める「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」のメンバーが10日、石垣市教育委員会を訪れ「沖縄戦の実相をゆがめたり、過去の戦争を肯定するような教科書」を採択しないよう求めた。教科書を選定する教科用図書八重山採択地区協議会に校長代表や教員が務める指導主事を入れることなども要請した。前回2011年の中学校教科書採択に続き、育鵬社版、自由社版の歴史・公民教科書を採択しないよう求める運動が本格的に始動した。

 住民の会の要請はほかに①教育への不当な政治介入を許さないため、新教育委員会制度で導入される「総合教育会議」で教科書採択を議題にしない②教科書選定では、通常、現場教員が任命される教科書調査員の報告書を尊重する③教科書採択にかかわる協議会や教育委員会を広く公開する―ことなど。

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2015年

4月

11日

歴史、公民教科書が焦点 教育委員人事に憶測も 採択めぐり前哨戦

記者会見する「子どもと教科書を考える住民の会」の村田共同代表(中央)ら=10日午後、八重山地区労事務所
記者会見する「子どもと教科書を考える住民の会」の村田共同代表(中央)ら=10日午後、八重山地区労事務所

 中学校教科書採択で育鵬社、自由社の歴史・公民教科書を採択しないよう求める運動が10日始動したことを受け、今後、両社の教科書をめぐる前哨戦が激化する。石垣市、与那国町は2011年に育鵬社版の公民教科書を採択しており、公民で引き続き育鵬社版が採択されるか、さらに歴史教科書の切り替えまで踏み込むかが事実上の焦点になる。従来の歴史教科書を「自虐史観」と批判する人たちからは「本命は歴史教科書」と意気込む声も上がるが、前回の教科書採択で育鵬社版採択の立役者となった玉津博克・前石垣市教育長は表舞台から退場。キーパーソンとされる中山義隆市長、石垣朝子教育長の意向も明確ではない。


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2015年

4月

10日

玉津氏改革「全国ルール」に 4年前の教科書採択で先鞭

 現場教員による採択教科書の「絞り込み」は、2011年の中学校教科書採択で、当時の八重山採択地区協議会会長だった玉津博克前石垣市教育長が既に廃止していた。文科省の通知で、玉津氏の先駆的な取り組みが「全国ルール」として公認された形だ。
 協議会では現場教員である調査員が教科書を1社に絞り込む慣行が長年続いていた。11年の中学校教科書採択でも、調査員による教科書の推薦制度は残ったが、公民教科書は、調査員が推薦しなかった育鵬社版が協議会独自の判断で選ばれた。


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2014年

8月

20日

4冊が異なる結果に 八重山と竹富採択地区 小学校教科書

八重山採択地区協議会の答申に基づいて教科書を採択した石垣市教育委員会の臨時会=19日午後、市教委会議室
八重山採択地区協議会の答申に基づいて教科書を採択した石垣市教育委員会の臨時会=19日午後、市教委会議室

 2015年度から使用する小学校教科書(9教科11種)を採択した八重山採択地区の石垣市、与那国町教育委員会と竹富採択地区の竹富町教育委員会は19日、採択教科書を公表した。竹富町が単独採択地区となって初めての教科書採択。全11冊のうち、社会、理科、図画工作、保健の4冊が両地区で異なる結果となった。

 

 19日には市教委の臨時会が開かれ、八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)が答申した教科書の選定理由を1冊ずつ審議。文言に修正を加えるなどしたが、11冊とも協議会の答申通り採択した。市教委は採択後に採択教科書を公表した。

 

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2014年

8月

14日

国の無償給付復活へ 18日に東京書籍版採択

 教科書の単独採択地区になった竹富町は13日、教科書を選定する組織として新設した町立小学校および中学校教科用図書採択審議会(委員長・慶田盛安三教育長)を労働金庫八重山支店で開き、中学校の公民教科書として東京書籍版を選定した。18日の町教育委員会で東京書籍版を採択する見通しで、国による公民教科書の無償給付が来年度から復活する。

 審議会は9教科11種類の小学校教科書と、教科書無償措置法の違法状態となっていた中学校公民教科書を選定した。

 公民教科書の選定にあたっては、中学校の教員3人を調査員に委嘱し、各社の教科書を調査研究させた。小学校教科書については、原則として町内の各小学校単位で教科を割り振り、各教科3人ずつ、計27人の教員を調査員に委嘱した。

 

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2014年

8月

14日

教科書選定で異なる方法 焦点は調査員推薦の有無

「協議会の責任と権限」で教科書を選定した12日の八重山採択地区協議会(市教委提供)
「協議会の責任と権限」で教科書を選定した12日の八重山採択地区協議会(市教委提供)

 石垣市、与那国町で構成する教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)と、同協議会から離脱した竹富町立小学校および中学校教科用図書採択審議会(委員長・慶田盛安三竹富町教育長)が、2015年度から使用される小学校教科書を12、13日に相次いで選定した。八重山採択協は調査員(現場教員)に教科書を推薦させず「協議会の責任と権限」(玉津会長)で選定する方法を確立した。竹富町の審議会は県内の慣例通り、調査員が各社の教科書に順位を付ける方法を採用。「現場の先生の声を尊重」(竹富町教委の嘉良寧教育課長)した。来年の中学校教科書採択でも、八重山地区内では、二種類の異なる方法で教科書が選定されることになる。

 

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2014年

5月

30日

竹富町離脱「良識の勝利」 育鵬社版選定で玉津氏批判 町民の会

竹富町の八重山採択地区離脱を「良識の勝利」と評価する仲村代表(中央)ら=29日午後、官公労共済会館
竹富町の八重山採択地区離脱を「良識の勝利」と評価する仲村代表(中央)ら=29日午後、官公労共済会館

 竹富町教科書問題で、町教委に東京書籍の中学校公民教科書を寄贈する運動を進めてきた「竹富町の子どもに真理を教える教科書採択を求める町民の会」(仲村貞子代表)は29日、官公労共済会館で記者会見し、町が八重山採択地区を離脱して単独採択に移行することについて「良識の勝利」と支持する声明を発表した。

 

 声明では、八重山採択地区協議会が育鵬社の中学校公民教科書を選定したことについて、協議会会長の玉津博克・石垣市教育長の「責任を不問に付すわけにはいかない」と主張。玉津氏が「(協議会)規則改悪の策動を終始一貫演じた」と厳しく批判した。

 

 

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2014年

5月

28日

「八重山は一つがいい」 竹富町離脱に懸念も 市教委

石垣市教育委員会の定例会で竹富町の離脱について発言する玉津教育長=27日午後、市教委
石垣市教育委員会の定例会で竹富町の離脱について発言する玉津教育長=27日午後、市教委

 石垣市教育委員会の玉津博克教育長は27日、教科書採択作業で竹富町が八重山採択地区を離脱したことについて「いろいろ支障が出る恐れがある」と懸念を示した。ただ「反対だと言ったことは一度もない」とも述べ、離脱そのものは容認した。

 

この日の定例会で武富町の離脱が取り上げられ、5人の委員がそれぞれ意見を述べた。
 玉津教育長は、教員の転勤や子どもの転校で、同じ八重山地区にいながら違う教科書を使用することになった場合、研修や学習に支障が出る可能性を指摘した。

 

 

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2014年

5月

24日

育鵬社版使用「不問に付せず」 15団体、声明で2市町批判

教育現場の意見を尊重する教科書採択を求める声明を発表する各団体メンバー=23日午後、官公労共済会館
教育現場の意見を尊重する教科書採択を求める声明を発表する各団体メンバー=23日午後、官公労共済会館

 教科書採択をめぐり、竹富町が八重山採択地区から離脱したことを受け「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」や「九条の会やえやま」など15団体は23日、教育現場の意見を尊重する教科書採択を求める声明を発表した。6月7日には「子どもたちはどうなるの?~教育と教科書を考えるみんなの集い~」を午後3時から大川公民館で開催する。

 声明で、同採択地区の石垣市、与那国町が育鵬社版の中学校公民教科書を使用していることについて「最低評価の教科書をまともな審議もせず答申した協議会の責任、一本化の協議を拒否してきた石垣市、与那国町を不問にすることはできない」と批判した。

 

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2014年

4月

27日

連合して国に楯突く両教委 ~法改正と竹富教科書問題は別~鳩間 昇

無償措置法が改正されて、急に竹富教科書問題が解決に向うような印象を受ける報道がなされている。しかし、そのような事は、ピンボケか県教委や竹教委の措置を正当化しようとすることとしか考えようがない。
 改正無償措置法の施行は来年四月である、ただ「採択区を市町村でもできること」と「採択理由公表努力」だけ公布日施行となしたのである。それは今年八月までに小学校の向う四年間の教科書採択が行われること(全国一斉)そして現状が、村でも市並の人口や学校数を擁している地区があり、そのような地域では村でも単独で採択できるようにされたものであり、何も竹教委の為に改正されたものではない訳である。文科省初中局長が八重山は一区域であることが望ましいと話していることからも窺うことができる。法律は全国視野に立法されるのが常である。

 

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2014年

4月

19日

採択協解散を提起 竹富離脱なら 崎原教育長

中学校公民教科書の採択をめぐり、竹富町が教科書を選定する八重山採択地区協議会からの離脱を表明している問題で、与那国町の崎原用能教育長は18日、八重山日報の取材に「竹富町が離脱するなら、協議会そのものをなくしてはどうか」と述べ、協議会の解散を提起した。県教育委員会が竹富町の要望を受け入れる方向で検討していることに不満を表したものと見られる。

 

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2014年

4月

11日

是正要求の結論持ち越し 竹富町教委が臨時会

臨時会での協議内容について報道陣に発表する竹富町教育委員会の大田綾子委員長(左)と慶田盛安三教育長=10日夜、町役場前
臨時会での協議内容について報道陣に発表する竹富町教育委員会の大田綾子委員長(左)と慶田盛安三教育長=10日夜、町役場前

 八重山採択地区協議会の選定とは違う中学校公民教科書を使用し、文部科学省から是正要求を受けた竹富町教育委員会の臨時会が10日開かれ、是正要求に対する第三者機関の国地方係争処理委員会への不服申し立てについて、専門家の意見を踏まえながら協議を行った。この日の協議では結論は持ち越され、あす11日にも協議を行い、記者会見で結論を発表するとしている。大田綾子委員長は「時間をかけて答えを出していきたい」と述べた。


 臨時会は午後3時から非公開で行われ、是正要求の捉え方、国地方係争処理委員会への対応、9日に可決された改正教科書無償措置法の3点について協議した。結果、結論を出すことは持ち越され、11日も引き続き協議を行い、同日午前10時から開かれる記者会見で結論を発表する。

 

 

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2013年

11月

29日

竹富町の採択「憲法通り」 井口弁護士ら訴え

講話する井口弁護士=28日夜、大川公民館
講話する井口弁護士=28日夜、大川公民館

 憲法学習会(主催・同実行委員会)が28日夜、大川公民館であり、教科書問題裁判の原告側代理人を務める井口博弁護士が「(教科書問題では)憲法の理念が問われている」と訴えた。

 

 

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2013年

11月

21日

文科省指示に従わず 竹富教科書問題で県教委

 竹富町教科書問題で、同町が教科書無償措置法に違反しているとして、文部科学省から町に是正要求するよう指示を受けていた県教育委員会(新垣和歌子委員長)は20日、文科省の指示に従わず、引き続き検討を重ねていく方針を決めた。

 

 

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2013年

11月

21日

違法状態さらに長期化 「一部世論に迎合」批判も 竹富町教科書問題

 【解説】竹富町教科書問題で、県教委が文科省の是正要求指示に従わず、10月に続いて再び判断を先送りした。八重山採択地区で竹富町だけが異なる教科書を採択している教科書無償措置法の違法状態は、さらに長引く見通しだ。県教委のこうした姿勢に対しては、育鵬社の公民教科書に反発する一部の世論に迎合しているとの批判も出ている。

 

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2013年

10月

24日

「竹富町は初志貫徹を」 住民ら慶田盛氏を激励

慶田盛教育長(左)を激励する仲村代表(右から2番目)ら=23日午前、竹富町教委
慶田盛教育長(左)を激励する仲村代表(右から2番目)ら=23日午前、竹富町教委

 八重山教科書問題で、文部科学省が県教育委員会に是正要求指示を出したことを受け、竹富町の子どもに真理を教える教科書採択を求める町民の会の仲村貞子代表らは23日、町教育委員会を訪れ、慶田盛安三教育長を「県教委がどのような対応を決めようとも、町教委は自信を持って初志を貫いてほしい」と激励した。


 県教委はこの日の定例会で、是正要求指示に対する対応を協議したが、判断を先送りした。

 

 

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2013年

10月

19日

八重山教科書問題 文科省方針に地元賛否 「是正要求で現場混乱」「法治国家として当然」

文科省の是正要求を受け、報道陣の質問に答える慶田盛教育長=18日午前、竹富町教育委員会
文科省の是正要求を受け、報道陣の質問に答える慶田盛教育長=18日午前、竹富町教育委員会

 八重山教科書問題で18日、文科省が是正要求に踏み切ったことを受け、違法状態を指摘されている竹富町教育委員会の慶田盛安三教育長は「これこそ現場の混乱だ」と批判した。育鵬社版の採択を支持する関係者は「是正要求は法治国家として当然」と竹富町の方針転換を求めた。

 

 町教委にはこの日午前、多数の報道陣が集まった。慶田盛教育長は「県からの連絡を待って対応を話し合う」と説明。「これまでとは違う。この次に出てくるのは違法確認訴訟ではないか。町長部局との絡みもある。これ以上は責任ある話はできない」と重い口調だった。

 

 

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2013年

10月

19日

安倍政権 違法状態解消に決意 「第2の竹富町」出現懸念

 【解説】八重山教科書問題で、文部科学省が県教育委員会に対する是正要求に踏み切ったのは、違法状態解消に向けた安倍政権の強い決意を反映したものと言える。民主党政権は違法状態を事実上黙認することで問題をいったん解決したが、将来、全国の教科書採択で「第2、第3の竹富町」が出現しかねない危険は放置されたままだった。


 異例の強硬措置は、竹富町の採択やり直しに向け、問題解決に消極的だった県教委に対し、本来あるべき責任を引き受けるよう迫るものとなった。
 現在、中学校の公民教科書は石垣市と与那国町が育鵬社版、竹富町が東京書籍版を使用しており、採択地区(八重山地区)内では同一の教科書を使用しなくてはならないと定めた教科書無償措置法に違反している。

 

 

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2013年

6月

08日

「今月後半に再協議」 3市町訪問の県教育長

 八重山教科書問題をめぐり石垣入りしている県教育委員会の諸見里明教育長は7日、石垣市、竹富町、与那国町が同一の教科書を採択するための再協議について「6月後半で持つことに、3市町の了解を取り付けた」との認識を示した。


 諸見里教育長はこの日、竹富町教委を訪れ、慶田盛安三教育長に対し、3市町が再協議のテーブルに着くよう求めた。諸見里教育長によると、慶田盛教育長は「(3市町が)足を引っ張り合うのではなく、手を引っ張る形でお願いしたい」と述べ、再協議に前向きな姿勢を示したという。


 ただ、3市町では今後、6月議会が開会することから、関係者は「今月中の再協議はスケジュール的に難しい」と話しており、今月中の再協議が実現するかどうかは不透明な状況と見られる。


 意見交換後の報道陣の質問に対し、諸見里教育長は「県はどうしても中立的な立場だ」と強調。竹富町教委に教科書採択のやり直しを求める文科省の指導には従わず、3市町に自主的な解決を求める方針を改めて示した。

2013年

4月

23日

〝国境の島〟出版で記念会 「報道、地域作りの一端に」

国境の島の『反日』教科書キャンペーン」出版記念会が開かれた。
国境の島の『反日』教科書キャンペーン」出版記念会が開かれた。

 八重山の中学校公民教科書採択をめぐる問題を問うた「国境の島の『反日』教科書キャンペーン」(産経新聞出版)の出版記念会(主催・同実行委員会、徳松信男委員長)が21日夜、市内のホテルで開かれた。県内外から約300人が参加したパーティーで、著者の八重山日報社の仲新城誠編集長が「全国的に注目されている国境地の島々で報道活動できることを誇りに感じながら、一歩一歩前に進んでいくことができれば」と、今後の取材活動に決意を示した。


 同書は、中学校公民教科書採択をめぐり、育鵬社版の採択を覆そうと、県教委、マスコミ、住民運動が一体となって繰り広げた反対運動とは何だったのかを問う。全国的にも注目されていることを象徴するように、県外から会に駆け付けた出席者もいた。


 産経新聞出版の皆川豪志社長が「事実を普通に書くことが、沖縄では難しい。この本を一読してもらい、他の人に勧めてもらいたい」などと、あいさつ。


 仲新城編集長は「同じニュースを取材しているのに、記者や会社で報道内容がこれほど違うことは、八重山では初めてのことだと思う。色々な角度の報道は、地域にとって良いこと。読者のみなさんが、何が正しいかを判断してほしい。私たちの報道が地域づくりの一端になれるよう全力を尽くします」と、述べた。会では、著者へ同級生などから花束が贈られ、有志の会が余興を披露し花を添えるなど、同書の出版を祝った。

2013年

4月

20日

「竹富町提訴は不可能」 教科書問題で原告弁護士

教科書問題で、井口弁護士らの説明を聞く参加者=20日午後、市健康福祉センター
教科書問題で、井口弁護士らの説明を聞く参加者=20日午後、市健康福祉センター

 八重山教科書問題をめぐり、石垣市を提訴している原告側の裁判報告会が20日、石垣市健康福祉センターで開かれた。原告側の代理人を務める井口博弁護士らは、文科省と、東京書籍の公民教科書を独自採択した竹富町教育委員会が対立している現状について「国が竹富町を提訴することは法的に不可能だ。圧力をかけているだけで、全く恐れることはない」と強調。竹富町教委への支援を改めて呼びかけた。


 井口氏は「竹富町は敢然と文科省に立ち向かっている。教科書制度が始まって以来のこと。ここまで頑張る教委はこれまでなかったし、慶田盛安三教育長のように信念がある教育委員もいなかった。本当に偉い」と称賛した。
 文科省と竹富町教委の「力関係」について「国は、竹富町のようなことが全国で起こると、教科書採択制度が崩壊すると恐れ、必死になっている」と述べ、町が優位という見方を示した。


 1審で敗訴したあと、控訴審の口頭弁論が今月から始まる。「(採択地区協議会を運営した)玉津博克石垣市教育長の違法な手続きを指摘していく」とした。
 参加者からは、育鵬社版を逆転不採択とした教育委員の全員協議について「有効性をぜひ明らかにしてほしい」という声が上がった。井口氏は「教育委員会を代表するのは教育委員長なのに、教育長が『無効だ』としゃしゃり出た。(玉津氏が)偉いのは教育長だという意識で動いているのが一番の問題だ」と述べた。


 教科書問題と与那国町の自衛隊配備問題について「子どもたちに平和な島を引き継ぐという考えからすると、全く同じ問題。これから、いろいろな形で平和に対する攻撃が来る」と警戒感を示した。
 報告会には約20人が参加した。

2013年

4月

17日

弁護士費用「不当に高額」 住民、返還求め市長提訴 教科書問題裁判

 石垣市の弁護士費用が不当に高額だとして提訴したことを発表する原告の住民ら=16日午後、市役所
 石垣市の弁護士費用が不当に高額だとして提訴したことを発表する原告の住民ら=16日午後、市役所

 

 八重山教科書問題をめぐる訴訟で、石垣市の弁護士費用が不当に高額だとして、住民7人が中山義隆市長に対し、弁護士費用の返還を求める訴えを起こした。16日、原告らが市役所で記者会見し、明らかにした。第1回口頭弁論は5月22日に那覇地裁で開かれる。

 

 訴状などによると、教科書問題をめぐり市と与那国町が中学生保護者らから訴えられた裁判で、市は弁護士法人那覇綜合(宮崎政久代表弁護士)と弁護士報酬契約を締結。同裁判の着手金が246万円7500円、関連する仮処分裁判の着手金が157万5000円だった。


 裁判では8回の口頭弁論が開かれ、報酬金も合計すると市の弁護士費用の総額は729万7500万円になっている。
 一方、原告らが情報公開請求で入手した資料によると、与那国町は石垣市と同じ那覇綜合と弁護士報酬契約を結んだが、弁護士費用総額は352万円で、石垣市の弁護士費用総額は与那国町の2倍以上に上るとしている。


 原告らは市が支出済みの着手金合計404万2500円が違法支出だとして、中山市長らに弁護士費用の返還や損害賠償を求めた。
 提訴に先立ち、昨年12月には住民監査請求を行ったが、今年2月に棄却されていた。


 原告によると、教科書問題裁判の控訴審と別の原告が起こした第2次訴訟では、市が那覇綜合に支払う着手金合計は1審よりはるかに低い31万5000円。新垣重雄さんは「私たちが弁護士費用について指摘したことで予想に反した(低額の)着手金になった。最初の着手金は何だったのか、これから焦点になる」と述べた。
 川上博久さんは、那覇綜合の宮崎弁護士が衆院選に出馬して当選したことについて「市の支出は公金を使った政治献金だ」と批判した。


 原告と支援者は「石垣市の法外弁護士費用をただす会」(仮称)を今月中に結成する予定で、参加者は約80人としている。
 中山市長は八重山日報の取材に対し「訴状を見ていないので詳しいコメントはできないが、支出は手続き的にも適正に行っていると考えている」と述べた。
 裁判は昨年12月に原告側が敗訴し、今月23日に控訴審の口頭弁論が始まる予定。

2013年

4月

11日

東書版の使用継続確認 竹教委、国指導に従わず 教育長「違法ではない」

教科書問題への対応を協議した竹富町教育委員会の臨時会=10日午後、町役場
教科書問題への対応を協議した竹富町教育委員会の臨時会=10日午後、町役場

 八重山教科書問題で、文科省から育鵬社の公民教科書を採択するよう求められている竹富町教育委員会は10日、町役場で臨時会を開き、今後の対応を協議した。臨時会後、慶田盛安三教育長は「(文科省は)違法状態だというが、私たちは違法ではない。何ら瑕疵(かし)はない」と述べ、東京書籍版の使用を続ける方針に変わりはないことを強調。文科省の指導に従わない姿勢を明確にした。文科省から今後の対応について回答を求められているため、今後、回答のとりまとめを急ぐ。

 

  竹富町の回答を受け、文科省が地方教育行政法などに基づく是正要求や、是正要求に応じない場合の違法確認訴訟に踏み切るかどうかが焦点になる。


 文科省は3日付の文書で、町教委に対し、違法状態の解消に向けた方策を明らかにするよう文書で指導していた。臨時会は回答書の作成に向けた意見交換のため開催された。


 冒頭で非公開を決め、報道陣をシャットアウト。約3時間の審議後、取材に応じた慶田盛教育長は、町教委の基本姿勢について「文科省の指導もあったが、私たちは前年度からのもの(東書版)を今後も続けていく」と説明した。5人の委員は「みんな合意している」という。


 文科省への回答を今後取りまとめ、県教委を通じて提出する。
 文科省は県教委に対し、竹富町に育鵬社版を採択させるよう指導しているが、諸見里明教育長は「県は中立の立場」と表明し、明確な態度を示していない。


 慶田盛教育長は「新教育長とは全然調整していないが、中立の立場で、竹富町の意見を尊重すると聞いており、喜んでいる」と諸見里教育長の発言を歓迎した。

2013年

4月

10日

「違法解消の責任は町」 町は東書版配布 両者の主張検証

衆院予算委員会で答弁する下村文科相(8日)=衆院ホームページより
衆院予算委員会で答弁する下村文科相(8日)=衆院ホームページより

 八重山教科書問題は、新学期が始まった8日、竹富町が東京書籍版の公民教科書を各中学校に配布し、育鵬社版を使用する石垣市、竹富町とは異なる教科書を使用することになった。教科書無償措置法に基づいて3市町(八重山採択地区)は同一の教科書を採択しなくてはならないが、現状のままだと同法の違法状態が2年連続で続く。文科省と竹富町の主張を改めて検証した。


 「文科省が答申に基づいて採択することを求める根拠はどこにあるのか」
 8日の衆院予算委員会で、赤嶺政賢氏(共産)は下村博文文科相に詰め寄った。答申とは、2011年8月、3市町の代表で組織する八重山採択地区協議会が、育鵬社版を選定したことを指す。竹富町は、その答申に従う必要はないと主張しているのだ。


 教科書無償措置法では、採択地区を構成する各市町村に対し「採択地区協議会の答申に従え」とは書いていないためだ。県教委も前教育長の時代には、竹富町を指導しない理由として、同様な論法を使っていた。


 しかし教科書無償措置法では、教科書採択は、各市町村の「協議の結果」に基づいて行うよう求めている。どの教科書を選ぶか協議するために、各市町村が設けた機関が協議会であり、育鵬社版を選んだ答申が「協議の結果」であることは疑う余地がない。県教委も国の指導を受けたあと、従来の論法は持ち出さなくなっている。


 下村文科相も「竹富町には、法にのっとり、協議の結果に基づいて教科書の採択を行ってもらえるよう指導してきた」と答弁した。


 しかし赤嶺氏は「協議会の答申はあくまで答申。各教育委員会を拘束するものではない」と反論した。


 「答申に拘束力はない」という言葉も、東京書籍版を独自に採択した竹富町を擁護する根拠として常に引用される。しかし「答申に拘束力はない」とは、協議会がAという教科書を選定する答申を出した場合でも、各市町村が合意すれば、Bという教科書を採択することは可能だ、という意味だ。


 そうした合意が存在しない以上、答申こそが「協議の結果」であり、石垣市、与那国町だけでなく、竹富町も当然、拘束されることになる。これが、国が竹富町に育鵬社版を採択するよう指導している法的根拠だ。


 赤嶺氏の批判はさらに続き「協議会のルールやメンバーが大幅に変更され、まともな議論もなく、調査員の報告書で最もマイナス点が多かった育鵬社版が無記名投票で選ばれた」と述べた。


 これも、竹富町を擁護する人たちが協議会の答申に従わない理由として何度も持ち出してくるせりふだ。しかし、協議会の規約やメンバーの変更はすべて総会で承認されており、違法性はない。当時の会長だった石垣市の玉津博克教育長が独断で決定したわけでもなかった。


 「調査員の報告書」うんぬんに関しては、教科書を選定するのは調査員でなく、協議会の委員であることを指摘すれば議論は事足りるだろう。


 下村文科相は「3日付で竹富町に対し、違法状態の解消に向けた方策を明らかにするよう文書で指導した」と述べ、違法状態を解消する責任は町にあるという見解を鮮明にした。県教委にも町を指導するよう要求している。


 ただ県教委は「町に動きがない以上は県も動けない」としており、町や県内マスコミの反発をにらみながら、かなり弱々しい指導に終始した。


 教科書の調達を法的根拠のない「寄贈」に頼り続ける事態の異常性が、町民に十分に認識されているとも言い難い現状だ。     (仲新城誠)

2013年

4月

03日

東書版の採用堅持を 町民の会が声明発表 教科書問題

東書版の採択と副読本化に反対する声明を発表した、「竹富町の子どもたちに真理を教える教科書採択を求める町民の会」=2日午後、沖教組八重山支部
東書版の採択と副読本化に反対する声明を発表した、「竹富町の子どもたちに真理を教える教科書採択を求める町民の会」=2日午後、沖教組八重山支部

 「竹富町の子どもたちに真理を教える教科書採択を求める町民の会」(仲村貞子世話人代表)は2日、沖縄県教職員組合八重山支部で記者会見を開き、東京書籍版公民教科書の配布準備を進める町に、東書版採択の堅持と副読本化に反対する声明を発表した。

 

 3月1日、文部科学省の義家弘介政務官が町に八重山採択地区協議会が選んだ育鵬社版を使うよう指導。県教委は今回の指導を受け、同30日に県教委幹部が町教育委員と協議を行い、育鵬社版への一本化と併せ、東書版を副読本にする案も示した。


 町民の会は育鵬社版の採択について、「強制は地方分権上も許されず、国家権力の地方教育行政への露骨な干渉。正すべきは文部科学省の教科書採択行政の過度な指導」と指摘し、「副読本採用でことの本質を隠ぺいしようとしていることに断固反対する」とした。


 仲村世話人代表は「(県教委が)新教育長に変わり、あくまで育鵬社で片付けようという考えで、副読本という形を作ろうとしているのではないか。絶対に屈したくない」と強調した。


 町民の会の加勢本曙事務局長も「副読本は学校現場から申請し、教委が認めて使用するのが前提。県教委や文部省がごり押しで使えというのは手続き的にも問題」とした。


 町民の会は、1日に県教委と竹教委に対して、大城浩前教育長の行政施策を踏襲し、竹教委の意思と決定事項を尊重するよう強く求める要請をFAXで送った。
 また3日には、午後7時から石垣市健康福祉センターで緊急抗議集会を開き、4日に竹教委へ要請を行う。

2013年

4月

02日

育鵬社版の採択要請 教科書問題で県教委

 石垣市、竹富町、与那国町の中学公民教科書採択問題で、県教育委員会が東京書籍版の配布準備を進める竹富町に、事実上、石垣市、与那国町と同じ育鵬社版を使うよう求めていたことが1日、分かった。竹富町教育委員会は応じる姿勢を見せていない。


 県教委義務教育課は「育鵬社にしてくれとは言えないが、同一の教科書にしてほしいということで協議を進めている」と説明。竹富町の反応がないため「今後の動きがない限り、県も動ける状況にない」としている。


 県教委などによると、3月30日に県教委幹部が町教育委員と協議。育鵬社版への一本化と併せ、東京書籍版を副読本にする案も示した。しかし町は拒否したと見られ、県教委は「選択肢の一つだったが、現在はなくなっている」としている。
 竹富町教委によると、1日には教科書問題に関する教育委員の話し合いはなかった。今後も話し合いの具体的な日程は決まっていないという。


 教科書無償措置法は採択地区内では同一の教科書を使うよう定めており、文部科学省の義家弘介政務官は3月1日、八重山採択地区協議会が選んだ育鵬社版を使うよう竹富町を指導していた。県教委幹部は共同通信の取材に「政務官の指導は重い。事態が悪化するのは避けたい」と話した。


 ただ慶田盛安三竹富町教育長は「30日の協議では、県から具体的な指導はなかった」と述べ、2013年度も寄付金で東京書籍版を購入し生徒に配る方針は変えないと強調。県教委幹部は「一義的には竹富町の判断だが、協議を続けていく」としている。県教委は3月31日付で大城浩前教育長が退任。前県立総合教育センターの諸見里明氏が新教育長に就任し、教科書問題への今後の対応が注目されている。

2013年

2月

28日

国境の島の「反日」教科書キャンペーン 教科書問題の内幕暴く 市内書店で先行発売

 八重山教科書問題を通じ、沖縄・八重山が抱えるさまざまな問題を考える「国境の島の『反日』教科書キャンペーン」が28日、産経新聞出版から発売される。教科書問題を徹底的に取材した八重山日報編集長の仲新城誠記者が執筆。当時のマスコミでは報道されなかった内幕を報告している。市内大川の山田書店ではレジ前の特設コーナーで先行発売を開始している=写真。


 中学校公民教科書採択をめぐり、育鵬社版を覆そうと、県教委、マスコミ、住民運動が一体となって繰り広げた反対運動とは何だったのかを問う。

 

 中山市政発足から教科書問題勃発までの経緯を追いながら、尖閣諸島問題、自衛隊配備問題、普天間飛行場移設問題、オスプレイ配備問題との関連も指摘する。仲新城記者は「法治国家に対するクーデターのような事態が起きたことを振り返り、何が正義だったのかを改めて考えてほしい」と話している。同書は1300円(+消費税)。

2012年

3月

24日

教科書支給 「支障なし」 教育長 東書版寄贈で 竹富町議会

 竹富町議会(西大舛高旬議長)3月定例会は一般質問最終日の23日、渡久山康秀、東迎一博の2氏が登壇した。中学校公民教科書問題での教科書支給について、慶田盛安三教育長は「31日には学校現場に配布できるので、新学期に支障はない」と答えた。町教育委員会は2月22日に行われた臨時会で、中学校公民教科書は東京書籍版を採択し、文科省には無償支給を訴えていく姿勢を確認。東京書籍版の現物寄贈を受け入れる方針を決めたていた。

 

 

 教科書支給は、東迎氏が「新学期を迎えるが、子どもたちに教科書は配布されるのか」と質問。慶田盛教育長は「さまざまな人たちから支援があり、今月9日に現物が石垣島に届いていることも確認し、喜んでいる」と述べ、「3月31日あたりには学校現場へ支給できるという見通しがたっている。新学期には支障はない」とした。


 波照間航路では、町が船舶を保持して航路を確保する考えがないか東迎氏に問われ、川満町長が「民間の取り組んでいる所に行政は参入すべきではない。民間がしっかりと運航している現状がある限り、それはない」と否定した。


 来月から始まる離島住民割引運賃について渡久山氏が質問。
 東里悟成商工観光課長は「高速船を除いた県負担額は決定しているが、新しい船賃は事業所が設定することになっており、各事業所で運賃が変わってくる可能性がある」と説明。「4月の開始後、さまざまな問題点が出てくるかと思うので、県に要請を行っていきたい」とした。


 玻座真五美住民課長は町内での周知活動を説明し、町出張所のない鳩間島(3月21日)、黒島(同26日)、小浜島(同27日)、竹富島(同28日)、船浮(同29日)でカード交付申請業務の実施を行うとした。

2012年

2月

25日

「再協議せず」確認 教科書問題で市教委

 子どもと教科書を考える八重山地区住民の会などが石垣市教育委員会に対し、3市町の全教育委員による教科書採択の再協議を要請したことに対し、市教委は24日、再協議しないことを確認した。

 

 

 定例会で前花雄二教育部長が「弁護士とも相談したが(教科書採択の)手続きは終わっている。司法の判断にゆだね、結果を見守りたい」と報告。保護者などが市を提訴していることを受け、再協議はせず、裁判の推移を見守る考えを示した。委員から異論は出なかった。


 住民の会などは、育鵬社の公民教科書が使用された場合、教育現場に大きな混乱が生じるとして、3市町教育委員全員で、公開で新たな教科書を採択するよう求めていた。


 住民の会などは市教委のほか、県、竹富町、与那国町教委にも同様の要請をした。

2012年

2月

24日

市教委が情報公開請求 相互不信の指摘も

 中学校公民教科書問題で、石垣市教育委員会が竹富町教委と県教委に対し、関連文書の開示を求めて情報公開請求したことが23日分かった。市教委は「担当者に口頭で文書の開示を求めたが、断られたため」としているが、教科書問題をめぐり、3教委の関係がぎくしゃくしていることが背景にありそうだ。県、竹富町教委とも請求には応じる方針を示している。

 

 竹富町教委は昨年12月、文科省に対し、公民教科書の無償給与が受けられない理由などについて、県を通じて、2回にわたり質問状を送った。

 

 市教委は教科書問題で保護者などから提訴されたため、今月上旬、「裁判資料として竹富町の質問状と、県が添付した書類を見せてほしい」と口頭で県、竹富町教委の担当者に打診。いずれも断られた。

 

 市教委は今月16日、県、町の情報公開条例に基づく請求に踏み切った。
 市教委の玉津博克教育長は「竹富町の教育委員や県教委は、教科書採択で議事録などの情報開示を強く要求してきた。一方で、われわれには文書を開示しないというのは矛盾している」と県、竹富町教委の対応を疑問視した。

 

 教科書問題をめぐり、市教委と県、竹富町教委の間では主張の溝が深まっており、相互不信に陥っていると指摘する声もある。

 

 請求を受け、県教委は文書の開示に向けた事務手続きをすでに済ませた。町教委も「特に問題はない」と文書を開示する意向。

 

 市教委の口頭での請求に応じなかったことについて、県教委義務教育課は「文書の開示は口頭で請求されたが、裁判もあるので、文書で請求を残そうと思った」、竹富町教委の慶田盛安三教育長は「文書はむやみやたらに出せない。手続きを取るべきだ」と話している。

 

2012年

2月

23日

竹富町教科書問題 「共同採択」制度〝崩壊〟 東書版「寄贈」で決着  無償給与 例外は全国初

公民教科書の寄贈を受ける方針を決めた竹富町教育委員会の臨時会=22日午後、石垣港離島ターミナル
公民教科書の寄贈を受ける方針を決めた竹富町教育委員会の臨時会=22日午後、石垣港離島ターミナル

 竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)は22日、臨時会を石垣港離島ターミナルで開き、国が町に無償給与しない方針を示している東京書籍の中学校公民教科書について、一般人から現物寄贈を受けて生徒に配布する方針を決めた。昨年から迷走が続いた公民教科書問題は、石垣市、与那国町が育鵬社版を採択する一方、竹富町が東京書籍版の採択を貫くことで最終決着する。文科省によると、教科書の無償給与が受けられない自治体が出るのは全国で初めて。

 

 

 臨時会で竹盛委員長は「あくまで無償給与を受けるまでの暫定措置として教科書を頂く」と述べ、今後も東京書籍版の無償給与を訴える考えを示した。


 慶田盛安三教育長は、東京書籍版を採択した昨年9月8日の全教育委員による協議が有効だという考えを改めて示した上で「教科書の公費負担はしない。結論は、篤志家の支援を受けるということ」と述べ、現物寄贈を受け付けたい考えを示した。委員から異論は出なかった。


 町教委事務局は、現物寄贈や現金寄付をしたいという問い合わせが「電話で多々ある」と報告した。ただ、現金の寄付を受けると町の公金として支出することになるため「現金の授受は行なわない」とした。


 臨時会終了後、慶田盛教育長は「公費を使えば簡単に済むが、何のため無償を求め続けてきたのかということになる。4月から新学期も始まるし、いくら大人の論理を言い張っても、教科書が子どもに届かなくては何のためか分からない」と説明した。


 東京書籍版は1冊736円のため、町内の全生徒に必要な購入金額は約1万5000円。

 

 

 「方針通り東京書籍版を採択する。寄贈の話が出て、多くの方々の激励や協力の声が広がっている」(委員)。

 

 教科書問題が議題になった22日の竹富町教育委員会臨時会。5人の委員は、一様に思いつめたような表情を崩さなかった。東京書籍版を最後まで貫くことを決めた瞬間だった。

 

 信念を通したという点では一種の美談だが、法律的には大きな問題も残した。八重山地区内では協議して同一の教科書を採択するという「共同採択制度」の事実上の崩壊を意味したからだ。

 

 共同採択制度は、教科書の無償給与を受けるための条件として、教科書無償措置法で定められている。現行法が改正されない限り、八重山では「教科書無償措置法に反する状態」(文科省)が来年度から4年間続く。

 

 八重山地区では、採択教科書は採択地区協議会で選定するという明文化されたルールがある。協議会は昨年8月23日、育鵬社版を選定した。

 

 これに対し昨年9月8日に開かれた3市町の全教育委員による協議では、多数決で新たなルールを作り、東京書籍版の採択を決めた。いずれの結論が有効か、現在まで当事者の見解は分かれる。

 

 文科省は「育鵬社版の選定が有効」としながら、採択権は各教委にあるため、竹富町に採択を強制できないとする見解。東京書籍版の採択を変えない場合は自費購入するよう求めてきた。町教委は無償給与を求める建て前上、自費購入を拒否した。

 

 ただ、文科省が自費購入と引き換えに独自の教科書採択を容認した時点で、すでに共同採択制度は崩壊に向かったと言える。今後、「全国で竹富町のような事例が広がる」(崎原用能与那国町教育長)という懸念の声が出ている。

 

 町教委によると、一般人からすでに寄贈の申し出が寄せられており、新学期が始まる4月に「子どもの手に教科書が届かない」という事態は避けられる見通し。しかし、法律上の根拠がない寄贈に頼り続けることの当否も問われそうだ。

 

 教科書問題を受け、共同採択制度を見直し、自治体ごとの教科書採択を認めるべきだという声も出始めている。文科省の担当者は「制度の見直しは将来的な課題。各地の現状を見ながら検討する」としている。      (仲新城誠)

 

2012年

2月

23日

「新学期には間に合う」 慶田盛教育長

「無償は当然。非常に残念」と語る慶田盛教育長=22日午後、石垣港離島ターミナル会議室
「無償は当然。非常に残念」と語る慶田盛教育長=22日午後、石垣港離島ターミナル会議室

 竹富町教育委員会の臨時会後、報道陣による慶田盛安教育長のインタビューは次の通り。

 

 ―教科書の寄贈を受けることが決まったが。

 「新学期には必ず間に合わせて教科書が配布される。篤志家の皆さんから支援をいただく。公費を使えば簡単に済むが、何のために無償を求めてきたのかということになる。これまで支援してもらった方々から温かい声ももらった。甘えかも知れない。他意はない。素直な結論ということになる」

 

 ―無償給与は求め続けるのか。
 「無償は当然だ。(寄贈しか方法がないことは)非常に残念だ。4月から新学期が始まるし、新しい指導要領の教科書なので、先輩のものを使うわけにもいかない。法廷に持ち込んでいるもの(判決)も待っておれない」

 

2012年

2月

23日

識者談話 「全国に波及する」 藤岡信勝拓殖大客員教授

 寄贈を受けるからいいとか悪いとかいう次元の問題ではない。文科省が教科書採択のルールを事実上変更するような対応をした。法治国家の法秩序の問題だ。

 

 共同採択制度が法律で決まっている以上、竹富町は当然、採択地区協議会で決まった教科書を採択するべきだ。それが、法秩序の埒(らち)外に出ることを宣言してしまった。

 

 文科省の指導は重大な前例になり、蟻(あり)の一穴のように、全国に波及するのではないか。

2012年

2月

21日

教科書問題 全員協議会 再開催を 「保護者・教師は不安」  市民3団体 東書版の採択訴え

教科書問題で記者会見する住民の会メンバー=20日午前、市役所
教科書問題で記者会見する住民の会メンバー=20日午前、市役所

 歴代教育長が共同代表を務める「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」など3団体が20日、石垣市、竹富町教育委員会に対し、地区内で採択した公民教科書を一本化するため、全教育委員による協議を公開で再度開催することを要請した。要請書では、東京書籍版を推薦した調査員の報告書に基づいて、新たな教科書を採択するよう求めている。3団体は今後、与那国町、県教委に対しても同様の要請を予定している。

 

  竹富町教委では慶田盛安三教育長が住民の会メンバー8人と会い、要請に理解を示すとともに「(東京書籍版の)無償給付を求め続ける。皆さんの支援や激励で持ちこたえている」と述べた。


 今後も無償給付が認められない場合の対応について、メンバーからは「保護者が自分たちで教科書を買った、という形にして、あとで(教科書代を)払い戻してはどうか。保護者の負担という形になれば、文科省には痛手だ」という提案も出た。


 住民の会メンバーは市教委も訪れ、職員が要請書を受け取った。玉津博克教育長は取材に対し「裁判で係争中のためコメントできない」としている。


 要請書では、東京書籍版を採択した昨年9月8日の全教育委員による協議を有効としながら、石垣市、与那国町教委が無効とするなら「同一教科書採択へ新たな協議をしなければならない」と主張している。


 要請後の記者会見で、住民の会の仲山忠亨共同代表は「八重山でいまだに教科書が定まらず、保護者、先生は不安。何とか打開しなくてはならない」と述べた。


 メンバーの富里八重子さんは「育鵬社版が子どもの手に渡ると、どうなるのか。地元が主体性を持って、再協議するべきだ」と訴えた。

 

2012年

2月

09日

「誰も語れなかった沖縄の真実」発刊 尖閣や教科書問題も

 反米親中の機運が強いとされる沖縄の現状を批判する「新・沖縄ノート 誰も語れなかった沖縄の真実」がこのほど、ワックから発刊された=写真。著者は拓殖大客員教授、沖縄国際大非常勤講師の惠隆之介さん。八重山の尖閣諸島問題や教科書問題も取り上げている。


 著者は、中国の東シナ海の「核心的利益」のターゲットは「明らかに台湾および沖縄」と指摘。中国による東南アジアや沖縄の併呑に向けた動きが進む中、石垣市が開催した「尖閣諸島開拓の日」の記念式典に、与党議員や仲井真弘多知事が欠席したことに疑問を呈する。


 教科書問題では、八重山採択地区協議会が選定した育鵬社の公民教科書を竹富町が拒否し、県教育委員会が町を支持したことについて、与那国島への自衛隊配備計画との関連を指摘。「帝国陸海軍のイメージをあえて自衛隊に投影しようとしている」「育鵬社の公民教科書が採用されれば、左翼のプロパガンダが通用しなくなる」と見ている。


 著者はあとがきで「本書が明日の沖縄を担う若人にとって、日本人としてのアイデンティティを醸成する書になってくれたら、望外の幸せ」と期待する。同書は208ページ、1400円。