2012年

2月

29日

市役所 建て替え検討委発足へ 「基本的に美崎町で」

就任2周年祝賀会であいさつする中山市長(28日夜)
就任2周年祝賀会であいさつする中山市長(28日夜)

 石垣市の中山義隆市長は28日、市内ホテルで開かれた八重山維新の会主催のフォーラムで、市役所の建て替え検討委員会を発足させる意向を示し「基本的には美崎町に作りたい。液状化などを含めて防災対策の調査をした上で、高層化が必要になる」と述べた。職員のワーキングチームがすでに設置されており、検討委員会は2012年度に発足させる。

 

 

 中山市長は「市役所は40年経過しており、そろそろ建て替えの検討に入りたい」と指摘。建設場所として現空港跡地を取り沙汰する声があるが「現空港跡地に移すと、まちが完全に東側にシフトし、桟橋通りから西側はさびれることになる。まちのバランスとしてどうか」と否定的な考えを示した。


 今後、美崎町で市役所をはじめとした建物の建て替えが進んだ場合「美崎町の再開発事業をしたい」と述べ「建設業の皆さんには再開発事業で力をつけてもらい、農業などの多角経営に取り組んでほしい」と要望した。


 市の将来像については「近い将来、人口は6万人くらいにもっていきたい」と強調。八島町の人工島開発や外国人観光客誘致に向けた人材育成、水族館誘致などに意欲を示した。


 フォーラムは中山市長の就任2周年を機に開かれ、各団体の代表など約30人が参加。中山市長と意見交換した。

 中山義隆石垣市長就任2周年記念パーティ(主催・同実行委員会)が28日夜、市内ホテルで開かれ、大勢の関係者が詰め掛けた。中山市長はあいさつで「解決しないといけない課題がまだたくさんある。あと2年しっかり頑張り、日本一幸せな石垣市をつくる」と決意を新たにした。

 

 

 実行委を代表して八重山維新の会の大城一能前会長は「初心忘れるべからずと、2年前に市長選の投票があった日にこだわり、会を開催した」とあいさつ。

 

 八重山市町会副会長の外間守吉与那国町長は「あと2年、そして再選に向けた戦いをこの場から作ってほしい。与那国町も竹富町も盛り上げながら頑張る」と述べた。

 

 登壇した中山市長は、2年間を振り返り「施政方針演説の問題を取り戻すために、全力で頑張ろうと決意して走り回ってきた」と述べ、大きな出来事として、尖閣諸島沖の中国漁船衝突問題や東日本大震災などを挙げた。

 

 2012年度から動き出すプロジェクトとして食肉センター、給食センター、火葬場の新築や校舎の建て替えなどを上げ「これからも中山義隆に力を貸してほしい。安心して子どもを育て、この地域で住んでいくことができる石垣市、八重山にしたい」と呼び掛けた。

2012年

2月

29日

6年生の思い出に 児童の声で「出前公演」 きいやま商店ライブ

大盛況だった「放課後ライブ」写真は、きいやま商店の崎枝将人さん=28日、新川幼稚園
大盛況だった「放課後ライブ」写真は、きいやま商店の崎枝将人さん=28日、新川幼稚園

 「6年生の思い出に」と、28日午後、きいやま商店が新川小学校6年生を対象にした「放課後ライブ」を行った。大底青空(せいら)さん(6年)が、メンバーのブログに「新小に来て」とコメントしたことに応じる形で行われた。ライブは、3人の楽しいおしゃべりやパワフルなパフォーマンスが披露され、児童たちはタオルを振り回し熱狂した。

 

 

 今回のライブは、きいやま商店の崎枝将人さんのブログに1月、大底さんが「きいやまのにいにいお願いがあります。新小に来て」とコメント。それを観た将人さんが感激し、「(大底さんが)6年生の間には行くから」と返信。そのことを聞いたPTAが学校へライブ開催を打診して実施された。

 

 大底さんは、きいやま商店の大ファン。「6年生の思い出作りになる」と話し、メンバー3人の訪問に感激した様子。


 音響機器の都合で同校に隣接する新川幼稚園で行われたライブでは、「沖縄ロックンロール」などの代表曲6曲が披露され、児童たちはタオルを振り回して盛り上がり、保護者たちは児童以上に熱狂。総立ちとなった会場は、アンコールの声が響いた。


 きいやま商店の将人さんは「これからも時間が許せば、子どもたちの希望に応えて行きたい」と、微笑んだ。

2012年

2月

28日

竹富町福祉計画策定委 介護保険料 月額4969円 9割増 町に答申 3月町議会改正案提出 利用者増が要因 

竹富町老人保健福祉計画・第5期介護保険事業計画策定委員会が答申=27日午前、町長室
竹富町老人保健福祉計画・第5期介護保険事業計画策定委員会が答申=27日午前、町長室

 竹富町の老人保健福祉計画・第5期介護保険事業計画策定委員会(根原憲永委員長、委員13人)は27日、2012年度から3年間の介護保険料について、基準月額で2353円増の4969円に設定するなどの答申を川満栄長町長に提出した。率にして89・9%の上昇。町は答申に基づき、町議会3月定例会に条例の改正案を提出する。

 

 

 同計画は3年ごとに見直しを実施している。今回の計画では、第4期(09―11年度)の基準月額2616円から、2353円増の4969円に設定する。


 引き上げは、通所介護や訪問介護など介護保険サービスの利用者数の増加が要因。このほか、町内の小規模多機能施設が来年度からショートスティなどの地域密着型サービスを開始する予定で、その利用者数も見込んでいる。


 根原委員長は「第4期を踏まえた審議の結果、介護保険料を設定した」と述べ、「計画では介護予防を重点項目として挙げている。介護予防事業を進めてもらいたい」とした。


 川満町長は「予防に力を入れていくのは大切。行政としてできることをやり、生きがいのある生活にできるよう、サービスを充実させていく」と話した。


 町介護福祉課によると、町の基準月額の伸び率は高いが、金額的には全国平均だという。また、介護給付準備基金からの繰り入れや所得に応じた負担額の段階細分化などで保険料を抑える考え。

2012年

2月

28日

土壌の安全性確認 石垣市 給食センター新築へ

 石垣市の給食センター新築に向け、市教育委員会が予定地であるバンナ公園北側市有地で土壌調査を実施した結果、ダイオキシン含有量が基準値を大幅に下回り、建設に支障ないと判断されたことが27日分かった。市は2012年度一般会計予算案に用地造成や実施設計費など5900万円余を盛り込んでおり、早ければ来年度中に着工、13年度の完成を目指す。

 

 

 予定地をめぐっては、昨年の市議会12月定例会で市議から「予定地の標高と近隣のクリーンセンターの煙突がほぼ同じ高さで、煙が拡散する可能性がある」と、ダイオキシンなどの影響を調査するよう求める声が上がっていた。


 土壌調査は昨年12月から実施され、予定地の2カ所から表面の土と地表から5㌢の土を採取。ダイオキシンの含有量は、1000を基準値とした場合、1カ所が10、もう1カ所が29で、安全性に問題がないレベルだった。


 現給食センターは73年に建設され、老朽化が進んでいた。新センターはRC2階建て。予定地は敷地面積5082平方㍍。

2012年

2月

28日

竹富小中入賞 花のメッセージコン

沖縄タイム社賞を受賞した竹富小中学学校=27日午後、竹富島
沖縄タイム社賞を受賞した竹富小中学学校=27日午後、竹富島

 沖縄花のカーニバル2012「花メッセージコンテスト」(沖縄観光コンベンションビ
ューロー主催)の受賞校が発表され、竹富小中学校(漢那憲吉校長)が沖縄タイムス社賞を受賞した。同校は昨年も応募しており、特別賞を受賞している。

 

 

 コンテストは、県内の各小中学校の校門や周辺に植花を呼びかけ、フラワーアイランドとしての郷土づくりを目指している。


 今年は県内から小中学校21校が参加。竹富小中学校は「花のアーチぬけ夢学校」をテーマに、守礼の門をイメージした門を設置。インパチェンスやマリーゴールド、ベゴニアなど12種類の草花、約2500鉢をレイアウトしている。花のレイアウトには地域からのアドバイスがあり、冬休み中の水かけはPTAが当番制で協力してくれたという。


 漢那校長は「2年連続の入賞。コンテストの参加は地域の観光にもマッチしており、島に訪れる人がほっとしてもらえるような空間にしたい」と話した。
 表彰式は3月2日、宜野座村立漢那小学校で行われる。

2012年

2月

27日

牛まつりに島沸く 20回の節目に3500人 多彩イベント展開

多彩なイベントで盛り上がった黒島牛まつり=26日午後、黒島多目的広場
多彩なイベントで盛り上がった黒島牛まつり=26日午後、黒島多目的広場
見事牛を当てた(左から)与那覇君と甲斐田さん=26日午後、黒島多目的広場
見事牛を当てた(左から)与那覇君と甲斐田さん=26日午後、黒島多目的広場

 「牛の島」として知られる畜産の盛んな竹富町黒島で、第20回黒島牛まつり(実行委員会主催)が26日、島を挙げて開かれた。島内外から3500人(主催者発表)が訪れ、牛づくしのまつりを楽しんだ。今回は20周年を記念し、牛が当たる大抽選会では例年の1頭から2頭に増え、会場を盛り上げた。出店では牛汁やステーキなど牛づくしのメニューが提供され、「牛の鳴き声・大声コンテスト」などのイベントもにぎわった。

 

 

 黒島牛まつりは1992年、地域活性化事業で実施された「ハート愛ランドフェスティバル」として始まった。「小さな島から見出す大きな可能性」をテーマに、今年で20回目の節目を迎えた。


 開会式で、比屋定修実行委員長は「見て、食べて、参加して、皆さんで祭りを盛り上げてほしい」とあいさつ。


 「夢の牛2頭が当たる大抽選会」では、石垣市の与那覇悠悟君(14)=石垣と、甲斐田篤さん(36)=新川が幸運を射止めた。


 埼玉県から引っ越し、初めて牛まつりに来たという与那覇君は「まさか当たると思わなかったので嬉しい」と話した。高校教諭の甲斐田さんは「当たりたいと思っていたが、当たるとどうしたらいいのか分からない」と苦笑した。


 また、新しく企画された「牛の鳴き声・大声コンテスト」には、台湾からの参加者も出場。さまざまな「モー」という鳴き声が会場に響き渡り、笑いを誘っていた。


 恒例のカップで牧草を飛び越えていく「ジャンプdeラブロール」や400キロの牧草ロールを転がす「牧草ロール転がし」などのイベントも会場を沸かせた。


 出店は牛汁、肉焼きそば、ステーキ、モモの丸焼きなど牛づくしの味コーナーが好評。買い物客で長蛇の列ができていた。


 ステージはライブショーが繰り広げられ、にぎやかな歌声がまつりを盛り上げた。

2012年

2月

27日

青森から続々来島 農協観光ツアー10年目

歓迎の花束を受け取る津軽みらい農協の阿保組合長(26日夜)
歓迎の花束を受け取る津軽みらい農協の阿保組合長(26日夜)

 東北から八重山に観光客を送る農協観光のチャーター便はスタートから今年で10年目を迎えた。24日からは、青森空港から3便が運航され、津軽みらい農協のツアー総勢約450人が続々石垣入りしている。

 

 

 26日には第2便で約150人が石垣入りした。3泊4日の日程で、川平湾や西表島などを訪れたあと、宮古島へ向かう。


 東北営業本部時代に八重山へのツアーを初めて企画した農協観光青森支店の室谷健一支店長は「東北から八重山や宮古へ来るチャンスはほとんどなかった。(チャーター便が運航されるようになり)八重山が身近な存在になった」と振り返った。


 中山義隆市長はこの日夜、市内ホテルで開かれた歓迎会で「この10年、東北から冬場の観光に来ていただいた」と感謝。同農協が昨年、台湾へのツアーを行なったことに触れ「5月からは台湾への直行便が運航されるので、石垣から台湾へのツアーもやっていただきたい」と期待した。


 津軽みらい農協の阿保直延組合長は、琉装の女性から歓迎の花束を受け取った。「沖縄は暖かいという先入観があったから寒い」と笑顔で話した。
 第3便は27日に到着する。

 中山義隆市長は26日、青森県から来島した津軽みらい農協のツアーの歓迎会で、市内の児童擁護施設が青森から雪を受け入れたことを報告。「みんなで青森の雪を存分に楽しみたい」と述べると、会場から大きな拍手が起こる一幕があった。


 中山市長は、検査で無害であることが確認されたのにもかかわらず、那覇市の雪まつりが中止されたことについて「とんでもない話だ」と指摘。自衛隊に雪の受け入れを打診したことも明かした。

2012年

2月

26日

家庭学習の習慣化を 「中1ギャップ」縮小も課題 豊田麻琴さん講演も

講演する豊田麻琴さん
講演する豊田麻琴さん

 八重山地区学力向上推進実践報告会(主催・地区学力向上推進委員会)が25日、八重山合同庁舎で開かれた。事務局の八重山教育事務所が児童生徒の実態を発表。家庭学習時間量を増やすことなどを課題に挙げた。ミライズ(未来図)コミュニケーションズ代表で、米国NLP協会公認トレーナーの豊田麻琴さんが講演した。

 

 

 2011年度の県学力到達度調査では、八重山地区の平均点は、小学5年の算数Aと中学2年の社会で県平均を上回る成果を挙げたものの、他の教科はすべて県平均を下回った。


 八重山地区学力向上推進委員会の大浜譲調査研究部長(八重山教育事務所)は、児童生徒の実態調査から①ほとんど家庭学習をしていない児童生徒は、テレビの視聴時間が長い②複数の時間帯を上手に使っている児童生徒が、家庭学習の時間が長い―と指摘。


 目標である小学校60分以上、中学校90分以上の家庭学習量達成に向け、夕食後だけでなく、夕食前や朝食前にも家庭学習をする習慣を身に付けさせる必要がある、とした。


 授業が理解できる生徒が中1になると激減する「中1ギャップ」という現象を改めて課題の一つに挙げ「ギャップを縮めることが大事」だとした。


 豊田さんは「子どもの夢や可能性を引き出すコミュニケーション」をテーマに「子どもの中に可能性を信じることを前提としたコミュニケーションが始まる」と強調。


 その上で「コーチング」というコミュニケーションの方法について「指示でも命令でも提案でもアドバイスでもない。本人がやりたいことをしっかりと聞いて行動を促す。話しながら本人も自分で気づき、自発的に行動することを恐れなくなる」と述べた。

 

八重山地区がう力向上推進実践報告会が開かれた=25日午後、八重山合同庁舎
八重山地区がう力向上推進実践報告会が開かれた=25日午後、八重山合同庁舎

2012年

2月

26日

教科書問題決着 「変わっても支障なし」 教科書問題

 八重山地区の公民教科書問題は、石垣市、与那国町が育鵬社版、竹富町は東京書籍版を採択することで最終決着した。昨年6月、委員の入れ替えを決めた八重山採択地区協議会に端を発し、両社の教科書をめぐって繰り広げられた攻防を、記者の視点から振り返る。

 

 

 ▽反対運動
 改めて感じるのは、育鵬社版の反対運動がなぜ、ここまで盛り上がったのかという疑問だ。


 昨年の9月議会一般質問で、仲間均市議は、東京書籍版が育鵬社版に変わることを念頭に仲本英立教育委員長(当時)に「教科書が変わると、何が現場で変わるのか。どういったことに支障をきたすのか」と質問した。


 仲本委員長は「端的に言って、教科書が変わっても別に支障はない。学習指導要領に沿った本なので、そんなに支障をきたすことはないだろうと思う」と答えた。一般人の感覚から考えて、常識的な答弁に思えた。


 育鵬社版に反対する人たちには大きな論拠がある。現場教員である調査員がまとめた報告書だ。


 「表紙の日本全体図の写真で、沖縄県が他の写真でさえぎられている」
 「沖縄の米軍基地に関する記述が全くない。小さな写真のみ」
 「軍事力に頼らない平和への努力や、憲法9条が果たしてきた役割がほとんど記述されていない」
 「自衛隊による軍事抑止力を強調し、憲法9条を改正する方向へ誘導するような内容」…。


 調査員がコメントした育鵬社版のマイナス評価は、14項目にも及んでいる。
 一方の東京書籍版はプラス評価のコメントが3項目だった。


 「平和主義の単元に『沖縄と基地』を取り上げ、写真では住宅地に隣接する普天間基地がとてもわかりやすく写されており、返還計画が大幅に遅れていることが記載されている」などとある。


 調査報告から判断する限り、調査員は憲法9条の改正、自衛隊、沖縄の米軍基地に反対していて、そうした思想傾向に合致する教科書を推薦しているようだ。逆に自分の思想に沿わないと思われる教科書(育鵬社版)には非難の嵐である。


 だが、八重山採択地区協議会の規約では、調査員は、法律や学習指導要領、県や八重山地区の教育方針などの観点から教科書を調査研究する、とある。


 教科書に表れた思想傾向は調査研究の対象ではないはずだが、報告書を読むと、まるで検閲官のような姿勢と言うほかない。こうした報告書に、協議会委員の多数は違和感をおぼえた。


 協議会が育鵬社版を選定した理由は次の3点だった。
 「内容の説明に妥当性があり、領土問題がしっかり扱われていて、八重山地区の教科書にふさわしい」
 「現代社会に存在するさまざまな問題を、自分を主体として捉える公民として知識・判断力を表すのに適切である」
 「改訂教育基本法の主旨を反映している」。


 東京書籍版を批判しているのではない。しかし、調査員と協議会委員と、どちらがより冷静に教科書の記述内容を判断したのか、明らかだと思える。


 そもそも、教科書を選定する権限は調査員でなく、協議会委員にある。育鵬社版の反対運動は、何か大きな先入観か思い込みに基づいている、というのが偽らざる印象だった。


 ▽玉津改革
 従来の教科書選定では、調査員が教科書に順位をつけて、第1位の教科書を「採択教科書」として協議会に報告し、協議会が追認していただけだった。これが「従来は教員が事実上、教科書を選定していた」と言われた理由だ。


 教員は教材研究のプロであり、教科書選定は教員の意見を最大限尊重するべき―というのは当然の主張だ。だが、教員の意見だけがあまりに重視されると、どのような事態が起こるかは、調査員の報告書で見た通りである。


 協議会会長の玉津博克石垣市教育長が取り組んだ教科書選定方法の改革は①協議会委員に教育委員と学識経験者を加え、教育委員会職員を外す②教科書の順位付けや絞り込みを廃止する―の2点だった。


 玉津改革が「育鵬社版の選定ありき」なのか「教科書選定方法を、本来あるべき姿に戻した」のか、激論が展開されてきた。


 ただ1つ明確なのは、教科書採択は、教員の意見を、第三者である八重山採択地区協議会が判断し、最終的には教育委員会が結論を下すという制度になっていることだ。


 前回の採択まで調査員報告の追認機関だった八重山採択地区協議会が、今回初めて独自性やチェック機能を発揮した。賛否はあるが、これが制度の本来あるべき姿だと感じる。    (仲新城誠)

 

2012年

2月

26日

南北が初交流 テニポンで友情 北海道・八重山大会

南北のテニポン協会のメンバーが海を越え友情を育んだ=石垣市総合体育館
南北のテニポン協会のメンバーが海を越え友情を育んだ=石垣市総合体育館
初の北海道・八重山テニポン交流大会でメンバーがさわやかな汗を流した。
初の北海道・八重山テニポン交流大会でメンバーがさわやかな汗を流した。

 第1回北海道・八重山テニポン交流大会(実行委員会主催)が25日、石垣市総合体育館で開催され、北海道テニポン協会を中心に来島した26人と、八重山テニポン協会のメンバーたちがテニポンを通して交流を深めた。テニポンは、1988年に北海道様似町で発祥したテニスと卓球をミックスした軽スポーツ。石垣市では06年に紹介され、海星小学校保護者を中心に普及している。

 

 交流大会は2部構成で実施。第1部は北海道からの参加者と八重山からの参加者がペアを組んで、トーナメント式で試合。第2部は北海道ペアと八重山ペアがリーグ式で対戦した。


 第1部では、互いに初対面でペアを組んでいることもあり、息が合わない場面も見られた。
 プレーに熱が入ってくると、プレーヤー同士でガッツポーズをしたり、相手に声をかける姿が見られた。


 北海道から初めて石垣島に訪れたというテニポン室蘭ネットの小野雄介会長は「予想していた人数よりも多くの方がテニポンをプレーしており、本当に普及しているんだと感じた。レベルも高くて驚いている」と話し、「八重山の皆さんは久しぶりに会った友達のように接してくれる。今後も交流を続けたい」と笑顔をみせた。


 開催に先立ち、実行委員会の仲村千博委員長は「3000キロを越えたスポーツ交流。八重山テニポン協会は北海道の皆さんに胸をかり、技を学んでいきたい」と話した。

 

2012年

2月

25日

預かり保育 農村地域全園に拡大 なぐら、みやまえでも

なぐら、みやまえ幼稚園での預かり保育実施を決めた市教委定例会=24日午後、市教委会議室
なぐら、みやまえ幼稚園での預かり保育実施を決めた市教委定例会=24日午後、市教委会議室

 石垣市教育委員会(石垣朝子委員長、5人)は24日の定例会で、預かり保育をなぐら、みやまえの両幼稚園で実施する規則改正案を承認した。なぐら幼稚園での預かり保育は、かわはら幼稚園の園児も受け入れる。中山義隆市長は、全幼稚園での預かり保育実施を公約に掲げており、これで預かり保育実施園は、全18園のうち11園に拡大。農村地域では、すべての幼稚園で預かり保育が実施されることになった。

 

 

 なぐら、みやまえの両幼稚園では、4月から預かり保育の担当教諭を各1人配置する。両幼稚園では今後、預かり保育を希望する保護者の申し込みを受け付ける。


 預かり保育が実施されていない幼稚園は、やえやま、おおかわ、あまかわ、へいしん、あらかわ、みやとり、おおはまの7園になった。市教委は「市長の政策なので、預かり保育の全園拡大に向けて検討している」と話している。ただ、民間の学童保育などからは「民業圧迫」という懸念の声も出ており、今後も預かり保育の拡大が続くかは不透明な状況。


 みやまえ幼稚園では、2年保育の実施に向け、4歳児学級の設置も決まっているが、現時点で4歳児の入園申し込みが4人しかなく、学級設置の基準となる10人に満たない。


 市教委は、預かり保育を実施することで、4歳児の入園が増えるかどうかも検証する考え。

 

2012年

2月

25日

「再協議せず」確認 教科書問題で市教委

 子どもと教科書を考える八重山地区住民の会などが石垣市教育委員会に対し、3市町の全教育委員による教科書採択の再協議を要請したことに対し、市教委は24日、再協議しないことを確認した。

 

 

 定例会で前花雄二教育部長が「弁護士とも相談したが(教科書採択の)手続きは終わっている。司法の判断にゆだね、結果を見守りたい」と報告。保護者などが市を提訴していることを受け、再協議はせず、裁判の推移を見守る考えを示した。委員から異論は出なかった。


 住民の会などは、育鵬社の公民教科書が使用された場合、教育現場に大きな混乱が生じるとして、3市町教育委員全員で、公開で新たな教科書を採択するよう求めていた。


 住民の会などは市教委のほか、県、竹富町、与那国町教委にも同様の要請をした。

2012年

2月

25日

花と緑のフォトコン 入賞・入選 7人を表彰 27日から市役所で展示

入賞・入選した7作品を表彰した=市健康福祉センター
入賞・入選した7作品を表彰した=市健康福祉センター
石垣市長賞・村山愼一さん「平久保ブルーとテッポウユリ」
石垣市長賞・村山愼一さん「平久保ブルーとテッポウユリ」
市民憲章推進協議会長賞・宮良綾乃さん「お花だーい好き!」
市民憲章推進協議会長賞・宮良綾乃さん「お花だーい好き!」
観光協会長賞・平良八重子さん「パインアップルの花」
観光協会長賞・平良八重子さん「パインアップルの花」

 第3回花と緑のフォトコンテスト(主催・石垣市民憲章推進協議会)の表彰式が24日、市健康福祉センターで開かれた。花と緑あふれる石垣島らしい写真88点の応募があり審査の結果、石垣市長賞は村山愼一さんの「平久保ブルーとテッポウユリ」、石垣市民憲章推進協議会長賞は宮良綾乃さんの「お花だーい好き!」、石垣市観光協会長賞は平良八重子さんんの「パインアップルの花」の3点が、入賞作品に選ばれた。

 

 

 表彰式で、同協議会の桃原由紀子会長は「年々、応募作品も増え、どの作品も想いが深い、素晴らしい作品。これからも市民と一体となって花と緑あふれる石垣島にしていきたい」とあいさつ。中山義隆市長、桃原会長、同協会の宮平康弘会長が入賞・入選7人に表彰賞を手渡した。


 市長賞を受賞した村山さんはテッポウユリを撮影し続けており、「入賞をとてもうれしい。今後もテッポウユリや観光名所を撮っていきたい」と喜んだ。


 応募作品は27日から、3月16日まで市役所ロビーで展示される。佳作は次の各氏。
 ▽梁国明「花美(かび)ら」、後藤美奈「ホワイトアダンビーチ」、鈴木京子「でいごの花」、下地勇紀「きれいな風景」

2012年

2月

24日

竹富町教科書問題 「育鵬社では絶対だめ」 町民の会 東書版寄贈へ

竹富町へ公民教科書を寄贈する方針を発表する町民の会メンバー23日午後、沖教組八重山支部会議室
竹富町へ公民教科書を寄贈する方針を発表する町民の会メンバー23日午後、沖教組八重山支部会議室

 中学校公民教科書問題で、竹富町教育委員会が東京書籍版の寄贈を受け入れる方針を決めたことを受け、町内の有志で組織する「町の子どもに真理を教える教科書採択を求める町民の会」(仲村貞子世話人代表)は23日、町教委に教科書の寄贈を申し出たことを明らかにした。

 22日夜、西表島で世話人5人が集まり、町民組織である同会が教科書を寄贈するべきだという考えで一致した。

 

 

 石垣市内の沖教組八重山支部事務所で23日に記者会見した仲村世話人代表は「子どもたちを思う心で立ち上がった。戦争を体験した我々には、育鵬社では絶対だめだという答えが出ている」と強調。

 

 その上で「今後も気を抜かず、教科書の無償配布を霞ヶ関に訴えたい」と述べた。
 小学生の2児を持つ村田美樹さん(43)は「1人ひとりのお母さんも思いはほとんど一緒。こういう形でしか教科書が配れないことはとても残念」と訴えた。

 

 加勢本曙事務局長は「新学期まで1カ月しかなく、やむを得ない選択。お金の問題ではない。問題の本質を踏まえた上で支援してほしい」と述べ、今後、同会が支援の窓口になる方針を示した。

 

 慶田盛安三教育長は取材に対し「寄贈があれば受け入れる」と話した。
 同会の連絡先は加勢本事務局長℡090―4777―3137。

 

2012年

2月

24日

市教委が情報公開請求 相互不信の指摘も

 中学校公民教科書問題で、石垣市教育委員会が竹富町教委と県教委に対し、関連文書の開示を求めて情報公開請求したことが23日分かった。市教委は「担当者に口頭で文書の開示を求めたが、断られたため」としているが、教科書問題をめぐり、3教委の関係がぎくしゃくしていることが背景にありそうだ。県、竹富町教委とも請求には応じる方針を示している。

 

 竹富町教委は昨年12月、文科省に対し、公民教科書の無償給与が受けられない理由などについて、県を通じて、2回にわたり質問状を送った。

 

 市教委は教科書問題で保護者などから提訴されたため、今月上旬、「裁判資料として竹富町の質問状と、県が添付した書類を見せてほしい」と口頭で県、竹富町教委の担当者に打診。いずれも断られた。

 

 市教委は今月16日、県、町の情報公開条例に基づく請求に踏み切った。
 市教委の玉津博克教育長は「竹富町の教育委員や県教委は、教科書採択で議事録などの情報開示を強く要求してきた。一方で、われわれには文書を開示しないというのは矛盾している」と県、竹富町教委の対応を疑問視した。

 

 教科書問題をめぐり、市教委と県、竹富町教委の間では主張の溝が深まっており、相互不信に陥っていると指摘する声もある。

 

 請求を受け、県教委は文書の開示に向けた事務手続きをすでに済ませた。町教委も「特に問題はない」と文書を開示する意向。

 

 市教委の口頭での請求に応じなかったことについて、県教委義務教育課は「文書の開示は口頭で請求されたが、裁判もあるので、文書で請求を残そうと思った」、竹富町教委の慶田盛安三教育長は「文書はむやみやたらに出せない。手続きを取るべきだ」と話している。

 

2012年

2月

23日

竹富町教科書問題 「共同採択」制度〝崩壊〟 東書版「寄贈」で決着  無償給与 例外は全国初

公民教科書の寄贈を受ける方針を決めた竹富町教育委員会の臨時会=22日午後、石垣港離島ターミナル
公民教科書の寄贈を受ける方針を決めた竹富町教育委員会の臨時会=22日午後、石垣港離島ターミナル

 竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)は22日、臨時会を石垣港離島ターミナルで開き、国が町に無償給与しない方針を示している東京書籍の中学校公民教科書について、一般人から現物寄贈を受けて生徒に配布する方針を決めた。昨年から迷走が続いた公民教科書問題は、石垣市、与那国町が育鵬社版を採択する一方、竹富町が東京書籍版の採択を貫くことで最終決着する。文科省によると、教科書の無償給与が受けられない自治体が出るのは全国で初めて。

 

 

 臨時会で竹盛委員長は「あくまで無償給与を受けるまでの暫定措置として教科書を頂く」と述べ、今後も東京書籍版の無償給与を訴える考えを示した。


 慶田盛安三教育長は、東京書籍版を採択した昨年9月8日の全教育委員による協議が有効だという考えを改めて示した上で「教科書の公費負担はしない。結論は、篤志家の支援を受けるということ」と述べ、現物寄贈を受け付けたい考えを示した。委員から異論は出なかった。


 町教委事務局は、現物寄贈や現金寄付をしたいという問い合わせが「電話で多々ある」と報告した。ただ、現金の寄付を受けると町の公金として支出することになるため「現金の授受は行なわない」とした。


 臨時会終了後、慶田盛教育長は「公費を使えば簡単に済むが、何のため無償を求め続けてきたのかということになる。4月から新学期も始まるし、いくら大人の論理を言い張っても、教科書が子どもに届かなくては何のためか分からない」と説明した。


 東京書籍版は1冊736円のため、町内の全生徒に必要な購入金額は約1万5000円。

 

 

 「方針通り東京書籍版を採択する。寄贈の話が出て、多くの方々の激励や協力の声が広がっている」(委員)。

 

 教科書問題が議題になった22日の竹富町教育委員会臨時会。5人の委員は、一様に思いつめたような表情を崩さなかった。東京書籍版を最後まで貫くことを決めた瞬間だった。

 

 信念を通したという点では一種の美談だが、法律的には大きな問題も残した。八重山地区内では協議して同一の教科書を採択するという「共同採択制度」の事実上の崩壊を意味したからだ。

 

 共同採択制度は、教科書の無償給与を受けるための条件として、教科書無償措置法で定められている。現行法が改正されない限り、八重山では「教科書無償措置法に反する状態」(文科省)が来年度から4年間続く。

 

 八重山地区では、採択教科書は採択地区協議会で選定するという明文化されたルールがある。協議会は昨年8月23日、育鵬社版を選定した。

 

 これに対し昨年9月8日に開かれた3市町の全教育委員による協議では、多数決で新たなルールを作り、東京書籍版の採択を決めた。いずれの結論が有効か、現在まで当事者の見解は分かれる。

 

 文科省は「育鵬社版の選定が有効」としながら、採択権は各教委にあるため、竹富町に採択を強制できないとする見解。東京書籍版の採択を変えない場合は自費購入するよう求めてきた。町教委は無償給与を求める建て前上、自費購入を拒否した。

 

 ただ、文科省が自費購入と引き換えに独自の教科書採択を容認した時点で、すでに共同採択制度は崩壊に向かったと言える。今後、「全国で竹富町のような事例が広がる」(崎原用能与那国町教育長)という懸念の声が出ている。

 

 町教委によると、一般人からすでに寄贈の申し出が寄せられており、新学期が始まる4月に「子どもの手に教科書が届かない」という事態は避けられる見通し。しかし、法律上の根拠がない寄贈に頼り続けることの当否も問われそうだ。

 

 教科書問題を受け、共同採択制度を見直し、自治体ごとの教科書採択を認めるべきだという声も出始めている。文科省の担当者は「制度の見直しは将来的な課題。各地の現状を見ながら検討する」としている。      (仲新城誠)

 

2012年

2月

23日

「新学期には間に合う」 慶田盛教育長

「無償は当然。非常に残念」と語る慶田盛教育長=22日午後、石垣港離島ターミナル会議室
「無償は当然。非常に残念」と語る慶田盛教育長=22日午後、石垣港離島ターミナル会議室

 竹富町教育委員会の臨時会後、報道陣による慶田盛安教育長のインタビューは次の通り。

 

 ―教科書の寄贈を受けることが決まったが。

 「新学期には必ず間に合わせて教科書が配布される。篤志家の皆さんから支援をいただく。公費を使えば簡単に済むが、何のために無償を求めてきたのかということになる。これまで支援してもらった方々から温かい声ももらった。甘えかも知れない。他意はない。素直な結論ということになる」

 

 ―無償給与は求め続けるのか。
 「無償は当然だ。(寄贈しか方法がないことは)非常に残念だ。4月から新学期が始まるし、新しい指導要領の教科書なので、先輩のものを使うわけにもいかない。法廷に持ち込んでいるもの(判決)も待っておれない」

 

2012年

2月

23日

「良いこと」「権利だけ主張」 町教委判断に賛否

 竹富町教育委員会が公民教科書の寄贈を受け入れる方針を決めたことについて、関係者からは賛否が相次いだ。

 

 

 文科省初等中等教育局教科書課の担当者は22日「国が無償給与できないので、竹富町が責任を持って対応してほしいといってきた。具体的な一つの方法として、竹富町が判断したということ」と容認。


 育鵬社版を採択した石垣市、与那国町については、教科書を無償給与する方針を改めて示した。


 県教委義務教育課の担当者は「4月からの新学期に、生徒に教科書が届かない事態は避けられる。良いことだ」という見解を示し、文科省に町の決定を伝えた。


 育鵬社版を選定した八重山採択地区協議会会長の玉津博克石垣市教育長は「採択は各教委の権限なので、東京書籍の採択について言うことはない。寄贈についても竹富町が決めたことなのでコメントしない」としながら「協議会は教科書無償措置法の趣旨を生かすための組織だ。会長としては、協議会が採択した教科書を採択していただきたかった」と心情を吐露した。


 慶田盛安三竹富町教育長とともに、協議会副会長を務めた崎原用能与那国町教育長は「竹富町は無償措置法の制度を無視し、権利だけを主張した。無償措置を受けなかった代償として、寄贈しか方法がなかった」と述べ「今後(こうした事例が)各地区に広がることが懸念される」と批判した。

 

2012年

2月

23日

識者談話 「全国に波及する」 藤岡信勝拓殖大客員教授

 寄贈を受けるからいいとか悪いとかいう次元の問題ではない。文科省が教科書採択のルールを事実上変更するような対応をした。法治国家の法秩序の問題だ。

 

 共同採択制度が法律で決まっている以上、竹富町は当然、採択地区協議会で決まった教科書を採択するべきだ。それが、法秩序の埒(らち)外に出ることを宣言してしまった。

 

 文科省の指導は重大な前例になり、蟻(あり)の一穴のように、全国に波及するのではないか。

2012年

2月

23日

要望あれば受け入れ 青森の雪、中山市長表明

 石垣市の中山義隆市長は22日、那覇市で中止になった雪まつりの雪について「放射能の影響の検査も済ませており、全く問題ない」として、市内の学校や子ども会などから要望があれば、市で受け入れる方針を表明した。

 

 雪は海上自衛隊が青森県の八戸航空基地周辺で集め、放射線量の安全を確認した上で持ち帰った。しかし東日本大震災後に県内に避難した住民から「放射能の影響が心配だ」との声が上がり、那覇市でのまつり行事は中止された。

 中山市長は「安全性に問題がないことが前提。せっかく青森県から運ばれたので、要望があれば(雪の受け入れを)市が取りまとめる」と述べた。

 

2012年

2月

22日

証明書発行を民間委託 中山市長方針 来年度中に

混雑する市民生活課窓口。市は証明書発行業務を民間委託する方針。
混雑する市民生活課窓口。市は証明書発行業務を民間委託する方針。

 石垣市の中山義隆市長は21日の記者懇談会で、住民票をはじめとする証明書発行の窓口業務を2012年度中に民間委託する方針を明らかにした。各種証明書を1カ所で発行する総合窓口(ワンストップサービス)の設置検討も並行して進めている。中山市長は「接遇の向上やスピードアップを目指す。職員全体の意識改革にもつなげたい」と強調した。

 

 

 証明書発行業務は現在、市役所1階の入口近くにある市民生活課などで担当しており、市民に最も身近な窓口。市民からは、接遇の向上や業務の迅速化を求める声が多い。


 中山市長は「民間でできることは委託する。窓口にいた職員を他の政策的な業務に回し、政策推進を実行力あるものにしたい」と述べた。窓口業務の民間委託は年度途中からのスタートを予定している。民間委託が考えられる他の業務として、給食センターも挙げた。


 県内では、うるま市が住民票発行などを担う「市民課」の窓口業務を2009年度から民間委託。正職員を5人削減し、委託業者から職員8人の派遣を受けている。正職員の給与と委託料との差額で年間約1600万円のコスト削減があったという。


 石垣市は課長級職員で組織する窓口サービス向上委員会(委員長・大得英信企画政策課長)を設置しており、課長補佐級以下の職員で組織するワーキングチームが総合窓口の設置についても具体案の検討に入っている。


 総合窓口が実現すれば、証明書発行業務などで市民が各課を「たらい回し」される事例が減ると期待される。

 

2012年

2月

22日

竹富町役場移転審議委 町民への説明 必要 西表島 候補10ヵ所視察

役場移転候補地の現地調査を行った竹富町役場移転審議委員会=21日午後、西表島豊原
役場移転候補地の現地調査を行った竹富町役場移転審議委員会=21日午後、西表島豊原

 竹富町役場移転審議委員会(那根操委員長)は21日、第2回の審議委員会を開き、西表島内に挙がっている役場移転候補地10カ所の現地調査を行った。各候補地の位置や海抜などについて説明を受けたのち、意見交換が行われ、役場移転の候補地選定に関する意見のほか、町民へ役場移転についての説明会の開催を求める意見が多くあった。

 

 町役場移転審議委員会は、2002年に町舎移転実施計画の移転場所を「離島振興総合センター北側隣接地」として答申。


 今回の審議委員会は昨年発生した東日本大震災を受け、より安全な場所への移転を検討するため、新たに開かれた。


 現地調査では、委員たちがバスに乗り、候補地10カ所を見てまわった。
 企画財政課の勝連松一課長が各候補地の位置や海抜、土地の所有について説明した。


 現地調査後、町離島振興総合センターで意見交換が行われ、委員からは「住民で話し合う場を設けてほしい」(宮良正章委員・黒島公民館)、「前回の審議から時間が経っている。住民の意識も変わっているので、住民説明会をすべき」(冨底義充委員・町青年団協議会)、「役場移転が必要か、根本的な部分を詰めていく方がいいのではないか」(清水裕委員・船浦公民館)など、町から町民への役場移転についての説明会の開催を求めた。


 また、役場移転した際のメリット、デメリットについて説明を求める意見もあり、通事健次副委員長(鳩間公民館)は「現在の候補地での危険性を示しほしい。基礎的な資料がない状態では(選定は)できない」と述べた。


 役場移転の候補地については、利便性を踏まえ、現在の候補地で整備も行われている「離島振興総合センター北側隣接地」と、安全性を考えて豊原地区の高台の候補地を推薦する意見が多かった。


 今後、委員会は3月に専門家の意見も取り入れながら、移転場所の答申案を審議する。

2012年

2月

22日

ユリカモメ飛来 新川川河口で羽休め

 17日、石垣島新川川河口にユリカモメが1羽飛来して、羽を休めているのが見られた。アオサギとチュウサギのそばに舞い降りて餌をついばんだり、飛び立って海に向かって姿を消したと思うと、またもとの場所に戻ったりと、慣れないためか警戒心が高い。


 例年、この河口に舞い降りて越冬するユリカモメは普通に見られるが、今期はなぜか少ない。ユーラシア大陸北部・イギリス・アイスランドで繁殖し、冬は南下して越冬する。


 日本には冬鳥として北海道から南西諸島まで幅広く飛来する。赤道近くまで南下するものもあるとされる。ユリカモメの「ユリ」は「百合」。英名はブラックヘッデッド ガル。夏羽は頭が黒いからだ。ユリカモメは、冬の姿しか知らないための命名だ。

2012年

2月

22日

石垣島マラソン 1月期 総合1位獲得 「ランネット」で大会評価

 石垣市教育委員会は21日、全国のマラソン大会に出場したランナーが大会の評価とレポートを掲載するサイト「ランネット」で、石垣島マラソン大会が1月期の総合1位を獲得した、と発表した。

 

 

 評価は大会の情報提供体制、会場、参加者へのサービス、コースなどを総合的に判断して行う。石垣島マラソンの評価は94・3点。2位の南阿波サンマラソン・牟岐ハーフ(徳島)は93・2点だった。

 

 今年から24店舗が、石垣島マラソンの完走記念メダルとTシャツの呈示者に商品の割り引きなどの特典をプレゼントした。市教委によると、ほとんどの店舗が「来年も参加したい」と希望しているという。

 

 出場者は今年、初めて4千人を突破した。中山義隆市長は「スタッフも含めて頑張っていただいた結果」と月間総合1位を喜び「来年度も取り組みを強化して全国的なPR度を高めたい。次回は出場者数5千人台を目指す」と意気込んだ。

 

2012年

2月

21日

教科書問題 全員協議会 再開催を 「保護者・教師は不安」  市民3団体 東書版の採択訴え

教科書問題で記者会見する住民の会メンバー=20日午前、市役所
教科書問題で記者会見する住民の会メンバー=20日午前、市役所

 歴代教育長が共同代表を務める「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」など3団体が20日、石垣市、竹富町教育委員会に対し、地区内で採択した公民教科書を一本化するため、全教育委員による協議を公開で再度開催することを要請した。要請書では、東京書籍版を推薦した調査員の報告書に基づいて、新たな教科書を採択するよう求めている。3団体は今後、与那国町、県教委に対しても同様の要請を予定している。

 

  竹富町教委では慶田盛安三教育長が住民の会メンバー8人と会い、要請に理解を示すとともに「(東京書籍版の)無償給付を求め続ける。皆さんの支援や激励で持ちこたえている」と述べた。


 今後も無償給付が認められない場合の対応について、メンバーからは「保護者が自分たちで教科書を買った、という形にして、あとで(教科書代を)払い戻してはどうか。保護者の負担という形になれば、文科省には痛手だ」という提案も出た。


 住民の会メンバーは市教委も訪れ、職員が要請書を受け取った。玉津博克教育長は取材に対し「裁判で係争中のためコメントできない」としている。


 要請書では、東京書籍版を採択した昨年9月8日の全教育委員による協議を有効としながら、石垣市、与那国町教委が無効とするなら「同一教科書採択へ新たな協議をしなければならない」と主張している。


 要請後の記者会見で、住民の会の仲山忠亨共同代表は「八重山でいまだに教科書が定まらず、保護者、先生は不安。何とか打開しなくてはならない」と述べた。


 メンバーの富里八重子さんは「育鵬社版が子どもの手に渡ると、どうなるのか。地元が主体性を持って、再協議するべきだ」と訴えた。

 

2012年

2月

21日

親への情愛 川柳で 八重山親守詩 入賞作品発表 応募1012点 

八重山親守詩の表彰式が開かれた(19日午後)
八重山親守詩の表彰式が開かれた(19日午後)

 子どもから親への思いを伝える川柳「八重山親守詩(おやもりうた)」を募集した八重山生年会議所(西表晋作理事長)は19日、市内ホテルで入賞者21人の表彰式を開いた。住民の関心は高く、応募総数は1012点に上った。西表理事長は「いくつになっても親に対する子どもの思いは変わらない」とあいさつした。

 

 西表理事長、中山義隆市長、川満栄長町長が入賞者に表彰状と入賞作品が記された記念品の盾を手渡した。


 入賞者のうち、高校生の部で最優秀賞を受賞した池村瑞果さん(八商工3年)は「お母さん 1分だけの参観日」とうたった。「母親が教師で、忙しくてなかなか授業参観に来れなかったので、来てくれたときは、うれしかった」と涙ぐみながら振り返った。


 審査委員長は明星大の高橋史朗教授が務め、審査会は10日に開かれた。
 入賞者は次の通り。


 【石垣市長賞】▽金城角栄(石垣中)「いただきます 今日のご飯も 母の味」
 【竹富町長賞】▽山城愛美(公務員)「お父さん なんで孫には やさしいの」
 【与那国町長賞】▽相田理央(与那国小)「母を見て うばには目指す その姿」
 【小学生の部】▽最優秀賞・米盛夢姫(平久保小)「父のぶん きびしい母の ひらてとぶ」▽優秀賞・小池信之介(登野城小)、仲原愛瑠(平真小)、青木小太郎(海星小)


 【中学校の部】▽最優秀賞・竹原太郎(伊原間中)「風呂入ろ 中三ですよ お父さん」▽優秀賞・譜久村しほり(名蔵中)、大濱綾乃(石垣中)、内野裕平(石垣中)
 【高校生の部】▽最優秀賞・池村瑞果▽優秀賞・豊島聖悟(八商工)、石嶺流星(同)、登野城吉明(八重農)


 【一般】▽最優秀賞・南苗子「もの言わぬ 母の手さすり 添い寝する」▽優秀賞・宮良郁子、桃原用壮、平良亜衣


 【審査委員長賞】▽稲垣沙耶(八商工)「気をつけて 見送る親を 子も想う」
 【八重山JC理事長賞】▽大嶺一葉(波照間小)「『だいすき』は 家族の中での 愛言葉」

2012年

2月

19日

この話はフィクションです

2012年

2月

18日

市総合窓口 民間委託も 来年度開始へ 各種証明書 発行 ワーキングチーム検討

石垣市は、総合窓口を民間委託でスタートさせる方向で検討している(資料写真)
石垣市は、総合窓口を民間委託でスタートさせる方向で検討している(資料写真)

 石垣市職員のワーキングチームが、各種証明書の発行業務を1カ所で行う「総合窓口」(ワンストップサービス)を2012年度の後半から実施する方向で検討していることが17日分かった。コスト削減のため、業務を民間委託する案が有力視されている。市は「市民サービス向上の観点から、現在の窓口業務を改善しないといけない」(吉村乗勝企画部長)と指摘している。

 

 市は、課長級職員で組織する窓口サービス向上検討委員会(委員長・大得英信企画政策課長)を設置しており、課長補佐級以下の職員で組織するワーキングチームが総合窓口について具体案の検討に入っている。


 今月には①証明書発行の業務数②事務の仕組み③必要な人員や予算―などについて各課に照会し、調査に入る予定。


 調査を踏まえ、総合窓口で交付可能な証明書の種類などを検討する。夏までには実施に向けた環境を整え、秋ごろからスタートしたい考え。


 県内では、うるま市が市民課の窓口業務を2009年度から民間委託しており「接遇の向上や、業務時間の短縮などの効果があったと聞いている」(市企画政策課)という。


 市は、総合窓口業務を民間委託した場合について、具体的なコスト削減額を試算した上で、可否を判断する。


 市役所を訪れた市民に、業務の説明や、申請書の書き方などをアドバイスする「総合案内」も、民間委託で同時スタートできないか検討する。

2012年

2月

18日

八重山学校給食研 食育の大切さ紹介 山里・小嶺さん 県・地区功労表彰 バイキングも 

公開授業で実験に取り組む生徒たち=17日午後、川平小中学校
公開授業で実験に取り組む生徒たち=17日午後、川平小中学校

 「自ら食に関心を持ち、考え行動できる児童生徒の育成」をテーマに、第15回八重山地区学校給食研究協議大会(地区学校給食研究協議会主催)が17日、川平小中学校の体育館で開かれた。公開授業や研究会を通じ、学校給食や食育の重要性について理解を深めた。式典も行われ、県学校給食功労者表彰として1人、地区学校給食功労者表彰として1人が表彰された。

 

 公開授業は、小学校1年生と中学校1年生を対象にそれぞれ行われた。このうち、中学1年生の公開授業では「よく噛むって、なぜいいの?」を題材に、よく噛んだご飯とそのままのご飯のどちらが糖に分解されるのか薬品を使って実験した。


 研究会では、知花江梨子栄養教諭が川平小中学校・わかば幼稚園・吉原小学校での実践報告、大原康子養護教諭が八重山商工高校定時制での実践報告を発表した。


 知花教諭は川平小中、吉原小の「お弁当の日」や、バイキング給食など単独調理校としての取り組みを紹介。課題として、「食に関する指導の全体計画の改善」「栄養バランスのとれた弁当が調理できるような指導の工夫」などが挙げられた。


 大原養護教諭は八商工定時制の給食室を紹介。居心地のいい給食室づくりを心掛けており、約70%の生徒が不登校や発達障害などの問題を抱えているが、出席率が高く、積極的になったなどの成果を報告した。


 式典での表彰者は次の通り(敬称略)。
 ▽県功労者表彰=山里広子(伊原間中学校栄養職員)
 ▽地区功労者表彰=小嶺京子(吉原小学校調理員)

 

2012年

2月

17日

臨港地区、今夏に拡大 「分区」設定で用途規制 石垣港の適正管理へ

 

 石垣市は、石垣港を円滑に管理するため設けられている臨港地区を、現在の約4㌶から38・6㌶に拡大し、建物の用途を規制する4種類の「分区」を設定する方針を固め、15日に住民説明会を開いた。現在の臨港地区は1968年11月に決定され、約43年間が経過しており、市は、社会情勢の変化に即応した港湾の管理体制構築が必要と判断した。都市計画の変更手続きが必要で、今夏の決定を目指す。

 

 

 臨港地区は石垣港の水域に隣接する陸域部分。都市計画で、現在は美崎町、浜崎町、八島町の一部が準工業地域、八島町の一部が近隣商業地域に指定されており、住宅、店舗、小規模な工場などを建てることができる。


 臨港地区の決定後約43年間で、周辺部分では、港湾関連施設以外の建築物も立ち並ぶようになった。市は、臨港地区を拡大し、分区を設定して建築物の用途を規制することで、石垣港の適切な管理につなげたい考え。


 市の案では、まず臨港地区を拡大。その上で①石垣港離島ターミナルのように、旅客や一般の貨物を取り扱う「商港区」②セメントなどの物資を取り扱う「特殊物資港区」③貯油施設のように、爆発物などの危険物を取り扱う「保安港区」④緑地のように、景観を整備する「修景厚生港区」―の4分区を設定する。近隣商業地域は現在の用途のまま、分区を設定しない「無分区」とする。


 分区の設定には条例制定が必要で、市は6月議会での提案を目指す。条例制定後は、条例に定められた建築物以外の建築は、市の許可が必要になる。


 各分区の面積は商港区約25㌶、特殊物資港区約1㌶、保安港区約1㌶、修景厚生港区約1㌶、無分区約10㌶の予定。


 臨港地区拡大の都市計画変更は3月に市都市計画審議会で審議されたあと、変更案の公告縦覧を経て、県都市計画審議会で決定される。

2012年

2月

17日

伊志嶺選手らPR 確定申告スタート 「ネットが便利」

e―Taxを模擬体験した千葉ロッテマリーンズの伊志嶺選手=16日午後、市中央運動公園
e―Taxを模擬体験した千葉ロッテマリーンズの伊志嶺選手=16日午後、市中央運動公園
e―Taxで確定申告する川満町長=16日午前、町役場
e―Taxで確定申告する川満町長=16日午前、町役場

 2011年分の所得税の確定申告の受け付けが16日、全国の税務署などで始まった。期限は3月15日まで。石垣市中央運動公園メイン球場では、千葉ロッテマリーンズの伊志嶺翔大選手がインターネットを使った電子申告「e―Tax(イータックス)」を模擬体験した。また竹富町役場は、川満栄長町長がe―Taxで確定申告を行い、利便性をPRした。

 

 

 確定申告は、個人事業者や年収2000万円を越えるサラリーマンなどが対象。今年は東日本大震災で被害を受けた人や、義援金を贈った人なども申告すれば控除制度を利用できる。


 e―Taxは住民基本台帳カードや電子証明書があれば、国税庁のホームページから確定申告できるシステム。期間中は24時間、自宅やオフィスから申告書の提出が可能。


 石垣税務署職員に手順を教えてもらい、初めてe―Taxを体験した伊志嶺選手。申告を終えると、「早いです」と驚きの表情をみせ、「自動計算なので、入力するだけでいい。移動時間などがなく、非常に便利」と利便性をアピールした。


 町役場の税務課に設置されたパソコンから申告した、川満町長は「海で隔てられている竹富町としては、経済的にも時間的にも負担軽減になる。町民の皆さんには有効に利用してほしい」と話した。


 石垣税務署は「竹富町など離島が多い地域では、一度利用してもらえれば利便性を感じてもらえる」とし、「期限内、早目の申告をお願いしたい」と呼び掛けた。


 また石垣税務署では、16日から3月15日まで、確定申告の相談や受け付けを行う申告書等作成会場を開設している(土曜・日曜除く)。

 

2012年

2月

17日

臨港地区拡大 説明会、参加ゼロ 市 「残念だが問題ない」

臨港地区拡大の説明会が開かれたが、住民参加はゼロだった=15日夜、石垣港ターミナル
臨港地区拡大の説明会が開かれたが、住民参加はゼロだった=15日夜、石垣港ターミナル

 石垣市は15日夜、臨港地区の拡大についての住民説明会を石垣港ターミナルビルで開いたが、住民参加はゼロだった。都市建設課は「昨年7月に事業者対象の説明会を開いており、周知が図られているため」としている。

 


 説明会には説明員として県、市の担当者が出席。大型スクリーンを設置し、臨港地区の拡大案を図面で紹介する予定だった。しかし予定時間の午後8時を過ぎても住民の姿がなく、約20分待ったあと、説明会の終了を決めた。


 住民説明会は、都市計画変更のための法的手続きの一環として、開くことが義務付けられている。昨年7月の説明会の際には各戸にチラシを配布するなどとしてPRし、約20人が集まったという。県土木建築部の担当者は、この日の住民参加がなかったことについて「残念だったが、問題はない」としている。

2012年

2月

16日

修学旅行生 月桃植える 赤土防止でサンゴ保全 農家と交流も 白保の市民団体企画 京都・平安高校の38人  

修学旅行生が、地元住民の交流を深め、月桃植栽を行った=市内白保
修学旅行生が、地元住民の交流を深め、月桃植栽を行った=市内白保

 京都府の龍谷大学付属平安高校(安井大悟校長)の2年生38人が15日、市内白保で体験学習を実施した。修学旅行で島内を訪れた同校生徒にサンゴ保全の月桃植栽や地元農家と半日過ごし、農作業体験を経験するホームビジット事業の一環。白保ゆらてぃく憲章推進委員会(花城芳蔵委員長)、白保魚沸く海保全協議会(山城常和会長)が企画した初の試み。

 

 平安高校は例年、県内で修学旅行を実施しているが、これまでは平和学習がメイン。今回、自然体験など幅を広げようと、企画に参加した。


 生徒は、しらほサンゴ村で「白保のサンゴとサンゴ礁」と題して赤土流出、オニヒトデがサンゴに与える影響を学んだ後、新石垣空港予定地近くの多宇辰雄さんのほ場で、月桃1000苗を植え付けるグリーンベルト作りを実施した。


 参加した田附美優さんは「赤土がサンゴに悪影響を与えることを知らなかったので、貢献できてうれしい。石垣島は初めて。交流会など楽しみたい」と話した。


 その後、生徒は9農家に別れ、サトウキビ刈り取りや牧場の牛の世話、水稲栽培のサポート作業を体験した。


 この日は、農作業体験した後、白保公民館で地元住民と交流会を開いた。
 同校教諭は「生徒が他地域で自然体験できることは自分の視野が広がる」と述べる一方、企画者側の上村真仁事務局長は「好評なら拡充していきたい」と話した。

 

2012年

2月

16日

デイゴ満開間近 竹富島の並木

たくさんの花芽をつけている竹富島のデイゴ=15日午後
たくさんの花芽をつけている竹富島のデイゴ=15日午後

 竹富島のデイゴがたくさんの花芽をつけている。中には赤く色付いているものも見られ、昨年同様、深紅の花を咲かせてくれそうだ。


 竹富島は、2010年にヒメコバチ被害からデイゴを守ろうと、竹富島のデイゴを救おう実行委員会を結成。島内のデイゴ調査や薬剤処置、募金活動に住民総出で取り組み、昨年には見事に満開の花を咲かせ、本来の姿を取り戻しつつある。


 15日、竹富港から集落への町道沿いにあるデイゴ並木には、たくさんの花芽が確認できた。赤く色付いている花芽もあり、今年も開花が期待できそうだ。

2012年

2月

14日

県立図書館 分館、3月末で廃止 県教委が規則改正承認 「読書サービスは維持拡充」

県が3月末での廃止を決定した県立図書館八重山分館
県が3月末での廃止を決定した県立図書館八重山分館

 県教育委員会(安次嶺馨委員長)は13日の定例会で、県立図書館八重山分館を廃止する規則改正案を全会一致で承認した。分館は3月31日で廃止されることが正式に決まった。97年の歴史に幕が下りる。県教委は「住民の読書サービスは維持拡充したい」としており、今後、離島での移動図書館や、本館からの一括貸し出しで住民の読書活動を支援する考え。

 

 

 石垣市、与那国町は、分館の郷土資料を含む全蔵書を市立図書館や町に寄贈するよう求めている。県教委は「希望があれば対応する」と、要請に応じる考え。


 その他に市は7項目、町は3項目を廃止の条件として求めており、県教委は今後、要請が実現できるかどうか、早急に3市町との意見交換に入りたい考えを示している。


 八重山市町会会長の中山義隆市長は「廃止に積極的に賛成しているわけではなく、住民サービスの機能低下がないことを臨みたい」と述べ、要望に対する県教委の対応を注視する考えを示した。


 分館は1914年、八重山通俗図書館として創立された。37年には八重山図書館に改称。戦後の49年に現在の場所で琉球政府八重山図書館として再開され、復帰後は県立図書館の分館に位置づけられた。


 県は、市立図書館に比べ利用者が少ないことや、建物の老朽化が進んでいることを理由に、2007年度に策定した行財政改革プランで、分館の廃止を打ち出していた。

「行政のあり方問われる」 分館廃止、怒りの声も

 県教委が13日、県立図書館八重山分館の廃止を決定したことを受け、分館の存続を求めてきた地元住民からは失望の声が上がった。


 県立図書館八重山分館の存続を求める会(大田静男代表世話人)の砂川哲雄さんは「ショックだ」としばし絶句。「竹富町が存続を求めている中で(廃止は)暴挙だ。住民の声や要望は意味がないのか。図書館問題だけでなく、今後の行政のあり方が問われる」と憤った。


 石垣市と与那国町が条件付きで廃止を認める方針を打ち出した中、竹富町は最後まで存続を主張した。川満栄長町長は「存続が認められなかったことは残念。竹富町にとっては、多くの島々を抱えているゆえに、有益な分館だった」と表情を曇らせ「今後は移動図書館の充実など、住民サービスを低下させないためどうすればいいか、考えなくてはいけない」と話した。

2012年

2月

14日

医療を守る群民の会 八重山病院 早期新築を 検討委の設置要望 市長、前向き対応  

宮平会長から要請書を受け取る中山市長と川満町長=13日午後、市役所
宮平会長から要請書を受け取る中山市長と川満町長=13日午後、市役所

 八重山の医療を守る郡民の会の宮平康弘会長ら役員が13日、石垣市役所に八重山市町会会長の中山義隆市長を訪れ、県立八重山病院の早期新築に向け、同市町会に「新築検討委員会」を設置するよう要請した。中山市長は「県に早急に移転新築を要望したい」と述べ、委員会設置に前向きに対応する考えを示した。市町会副会長の川満栄長竹富町長も同席して要請を受けた。

 

 

 現在の八重山病院は1980年に建設され、老朽化による施設の傷みが激しい。松本廣嗣院長によると、今年度に入って天井の落下や壁のひび割れなど、266カ所の修繕を行なったという。


 宮平会長は「病棟や各施設も狭隘で、最も重要な病棟の療養環境は著しく低く、プライバシーの確保はおろか、病室環境も痛ましい」と現状の深刻さを強調。「1日も早く住民の声を県に届ける組織を作ってほしい」と新築移転委員会の設置を求めた。


 委員会は行政、議会代表、医療関係団体、職能団体、地域代表などを網羅して組織するよう提案。「八重山の基幹総合病院としての機能を備え、医療従事者にも魅力ある医療環境を整備した新病院」の着工に期待感を示した。

 

2012年

2月

14日

伊原間 月桃の花咲く 陽気に誘われ?

青空に月桃が映える=13日、伊原間
青空に月桃が映える=13日、伊原間

 

 梅雨間近に咲くといわれる月桃が早くも咲いている。
 アマチュアカメラマンの平良八重子さん(58)が、自身が経営する食堂「たいらファミリー」=伊原間=の駐車場で撮影した。


 平良さんは「梅雨時期に咲くので、『あれ?』と思い、慌てて写真を撮った」と話してくれた。


 月桃はショウガ科ハナミョウガ属の多年草。熱帯・亜熱帯で分布しており、沖縄では月桃の葉を使い、ムーチーを作ることで知られる。

2012年

2月

14日

TPP絶対反封 宮良 長和

 広宮孝信さんの『TPPが日本を壊す』という本を読んだ。読んだと言っても素人には難しい箇所もある。だから二度三度繰り返し読んでいるところである。読後の感想はと問われれば、我が国はそれに絶対に加盟してはならないと思う。


 アメリカがTPPに我が国を是非加盟させたい気持ちは解る。アメリカはそれによって我が国に農産物を売りつけることが出来るし、その外我が国の大きな消費社会も魅力だろう。又我が国の大企業が積極的な理由も理解出来る。確かに大企業にとっては輸出がしやすくなり有利な点が多い、しかしその他の中小企業、建設業、特に農業は壊滅的な打撃を被るだろう。スーパーや小売業者は安い外国製品が入るから、その分値下げ出来るかも知れない。


 国防の点からみたら、今、アメリカを怒らせては不利でもある。政府がこれを断固として断れないのは、それもあるかもしれない。なるほど国防も大事ではある。しかしTPPで国家が崩壊してしまっては国防どころではないだろう。


 何故我が国が大変な事態なるかは本に詳しく書かれている。それにしても著者の識見と良心的で謙虚な書きぶりには頭が下がる。それに素人にも大体は解るように書かれている。経歴をみると専門の経済学者でもなさそうである。


 人間は目前の利益即ち何を食べるか、今日どれだけ収入を上げるかが先ず大事であって、国の将来などはその次、地球の将来に至っては更にその次である。しかし今の儘で人類が経済成長を続けてゆけば地球の破滅、ひいては人類の滅亡は目に見えていると云っても過言ではない。TPPを差し置いても、ここらで世界各国が自給自足の農業国家を目指し、物質文明をほどほどに規制しなければならない時期に来ていると思う。


 さし当たり心配なのは日本の農業の崩壊である。我々は米さえあれば、副食は周囲の豊かな自然、海や山からなんとかして手に入れることが出来る。それに我が国の米は味、質共に世界一である。米さえあれば生きてゆける。玄米はそれだけで完全食であるという学者さえいる。その命の根源である米が危機に瀕するのではないか。如何なるものを犠牲にしても日本の農業、即ち米は守るべきものの筆頭である。それがTPPによって農業が打撃を受け、米が需要を満たすことが出来なくなれば、それこそ我が国の存亡に拘わると云わなければならない。


 以上述べた通り私の反対はキビやパイン農家の反対とは異なる。私に取ってはああいう物こそ安い外国産でも構わないし、無ければないで済ませられる。農家は生存に必須欠くべからざる米と甘藷、次に野菜を作るべきである。そして国家の自給自足の前に先ず自らの自給自足を目指すべきである。金が無くても生きてゆける体制を整えなければならない。いずれ書く予定であるが、愛媛の福岡正信さんは農家だけでなく全国民が、自分の食べる食料を自ら作れと、破天荒な発言をしている。あの方の農法なら日曜日に一日だけ畑に行けば十分出来るとのこと。福岡さんのことはいずれ改めて書きたい。私の孫の中にも農業を志す者がいないか今物色中である。


 大企業がTPPに積極的なのは解る。それで利益を得る筆頭は彼等だからである。反面地方の建設業者その他の公共工事には、外国からその方面の業者が参入して値段で競争させられたら負けてしまうだろう。それだけでなく労賃の安い外国人労働者がどっと入り込んで来たら、秩序ある我が国の社会が引っかき回されるのも目に見えている。悠久の昔から連綿として続いてきた我が国の洗練された風俗文化も、押し寄せる外国人によって崩壊しかねない。この様に考えて来るとこの石垣でTPP参加で得をする人々は限られているのではないか。


 我々はここでさし当たり目前の利益は差し置いて、先ず国家と地球の将来に思いを馳 せてみなければなるまい。これからの世界は各国とも自給自足の農業社会を目指すべきである。それが即、平和な世界への第一歩でもある。車を初めとする文明の利器は無ければ無いで済ませられる。車、携帯、テレビのない社会では生きてゆく甲斐がないと考える若者もいるだろうが、そんな人間は先ず一週間断食してみたらいい。何が人間にとって無くてはならないものか、直ちに解る筈である。原子力発電の問題もこれを念頭に入れて考えなければならない。現在の物質文明をこれまで通り推し進めてゆけば温暖化、寒冷化、砂漠化、気象の異常で、地球の終わりは間違いなく来ると考えなければならない。老人はいいとして将来ある子供達や若者はどうなる。饒舌を労するのはこれくらいにして何よりも下記の本を読まれることをお勧めする。
 『TPPが日本を壊す』 廣宮孝信著 扶桑社新書

2012年

2月

13日

石垣で初のイベント 九州の人形劇 一堂に 7団体熱演 笑顔満開 

人形劇に見入る子どもたち=12日午後、市民会館中ホール
人形劇に見入る子どもたち=12日午後、市民会館中ホール

 

 九州各地で活動するアマチュア人形劇サークルで組織する九州人形劇サークル協議会(山崎昌敏会長)の「九州人形劇フェスティバル第48回石垣島大会」が12日、石垣市民会館中ホールで開催された。フェスティバルが石垣で開催されるのは初めて。九州から集まった7団体が人形劇を披露し、会場に訪れた大勢の親子連れを楽しい人形劇の世界へいざなった。

 

 

 フェスティバルは、九州各地で活動する人形劇サークルの祭典。毎年、各県持ち回りで開催している。今回は石垣市の児童文化サークルくにぶん木の会の設立25周年、市民会館開館25周年を記念して実施された。


 この日は、2部構成で7団体が人形劇を披露した。
 このうち、大分県の人形劇団あいあいによる「赤ずきんちゃん」は、タオルを使った人形で人形劇を披露した。


 よく知られている「赤ずきんちゃん」とは違うユーモアのある物語の展開に子どもだけでなく、大人からも笑い声があがっていた。


 このほか、長崎県の人形劇なづみ座による「ねずみのすもう」や、福岡県の人形劇団どんぐり座による「てぶくろをかいに」などが披露された。


 開催に先立ち、山﨑会長は「石垣島の子どもたちに素晴らしい人形劇を見せたいと頑張ってきた。今日は十分に楽しんでほしい」とあいさつ。


 くにぶん木の会の登野城ルリ子会長も「皆さんに楽しんでもらおうと、面白い人形劇をたくさん持ってきてくれた。楽しんで帰ってほしい」と話した。
 また分散公演として、13日には市内幼稚園でも人形劇が行われる。

2012年

2月

13日

フラワーロード 地域審査を実施 市婦連 来月4日発表

新栄町婦人会のフラワーロードを審査する審査員=11日午前、八重山平和祈念館前
新栄町婦人会のフラワーロードを審査する審査員=11日午前、八重山平和祈念館前

 各地域で婦人会が取り組んでいるフラワーロードを審査する「第3回花と緑あふれる地域コンクール」(主催・石垣市婦人連合会)が12日行われ、石婦連のメンバーなどが12カ所のフラワーロードを見て回った。審査発表は3月4日。

 

 

 審査基準は①花や木の活着状況②花木、花園などの管理状況―など5項目。審査委員は石婦連の金城綾子会長、県造園建設業協会八重山支部の新垣能一支部長、市民憲章推進協議会の前内原用吉花と緑の部会長の3人。


 審査対象となった12カ所のうち、2年連続して最優秀賞を受賞している新栄町婦人会のフラワーロードは八重山平和祈念館前にある。昨年11月に植え付け、長雨でほとんど手入れできない状態だったというが、インパチェンスやベゴニアが咲き誇っている。審査員や石婦連のメンバーがじっくりと花々に目をやった。


 金城会長は「いい環境のもとで子どもが育つようにしたい。婦人会が地域をきれいにすることで、地域に潤いが出る」と期待した。

2012年

2月

13日

島の特産 身近に 宮良小で黒糖づくり

黒糖づくりに取り組む5年生児童たち=12日午前、宮良小学校
黒糖づくりに取り組む5年生児童たち=12日午前、宮良小学校

 宮良小学校で12日、恒例の黒糖づくりが行われた。5年生児童と保護者が中心となり黒糖づくりに取り組み、サトウキビの収穫から圧搾(あっさく)、製造などの課程を体験した。その他の学年児童もサトウキビの収穫に参加した。

 

 

 黒糖づくりは、勤労の尊さや先人たちの知恵を学ぼうと、保護者や地域の協力で継続して行われている。毎年、5年生児童と保護者が中心となり、校内のサトウキビ畑から収穫したサトウキビを使い、昔ながらの黒糖づくりの作業を体験する。


 この日、地域の黒糖づくりのベテランたちにアドバイスを受けながら、シンメーなべでキビ汁を煮詰めた。児童たちはアクを取り、煮詰められる黒糖をかき混ぜ、火加減の調整などに取り組んだ。


 池原雄太郎君、加屋本巡兵君、慶田花穣君は3人で1つのシンメーなべを担当。役割分担をしながら、黒糖づくりに汗を流した。3人は「薪を入れることと、黒糖をかき混ぜること、熱さが大変だけど、美味しくできそう」と笑顔をみせた。


 5年生以外の児童たちもサトウキビ刈りに参加し、黒糖づくりを見学した。

2012年

2月

12日

西表の自然 1522人満喫 築山・中山選手23㌔V 竹富町やまねこマラソン

1486人が完走したたやまねこマラソン=11日午後、上原小学校
1486人が完走したたやまねこマラソン=11日午後、上原小学校

 「さわやかに西表島の大自然を走ろう」をテーマに、第19回竹富町やまねこマラソン(町体育協会主催)が11日、上原小学校を発着点とする23キロ、10キロ、3キロのコースで行われた。町内外から集まった1522人のジョガーが大自然の中を駆け抜けた。この日の気温は18・2度、時折強い雨風の中、1486人が完走を果たした。

 

 

 競技は、23キロの部で、男子は築山慶裕選手(31)=神奈川県、女子は中山いずみ選手(44)=岐阜県が初出場で優勝を飾った。完走率は97・6%だった。


 開会式前には中学生のダンスパフォーマンスがあり、船浦中学校の1年生から3年生までの女子、大原中学校の男子3人がダンスを披露した。


 23キロのスターターは、竹富町観光大使に任命されたものまね・演芸家の江戸家猫八さんが行い、12時40分を皮切りに続々とスタートした。


 この日は気温18・2度で走りやすいコンディションだったが、ジョガーは強い雨と風に苦しめられた。


 10キロの部男子は川満晃弘選手(竹富町)、女子は平安名由莉選手(八重高2年)、3キロ男子は大仲勝士選手(波照間中1年)、女子は落合瑞歩選手(石垣中1年)がそれぞれ初優勝に輝いた。


 各種目の完走者は23キロ539人(出走者569人)、10キロ842人(同846人)、3キロ105人(同107人)。


 また、八重山3市町マラソン大会(与那国島1周マラソン、石垣島マラソン、竹富町やまねこマラソン)の完走者は107人だった。

 

2012年

2月

12日

黒潮生物研究所 酢酸注射でオニヒトデ駆除 意見交換会で報告

酢酸の注射によるオニヒトデ駆除の様子(黒潮生物研究所ホームページより)
酢酸の注射によるオニヒトデ駆除の様子(黒潮生物研究所ホームページより)

 サンゴ礁を食害するオニヒトデに酢酸を注射して駆除する方法についての意見交換会が11日夜、環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで開かれた。注射による駆除法を開発した1人で、財団法人黒潮生物研究所所長の岩瀬文人さんが、駆除マニュアルを紹介した。

 

 

 八重山では従来、海中のオニヒトデを直接取り、陸上に運んで処分する方法が一般的だった。


 同研究所は2009年から岡山理科大との共同研究で薬剤注射による駆除の確立を目指して四国で試験を行ってきた。現在、ホームページなどでマニュアルを公開している。他の方法に比べ、少人数で実行でき効率が良いことや、刺傷の危険が少ないことなどのメリットがある。


 原液として90%の酢酸を使うときには、5~6倍に希釈し、30㌢程度のオニヒトデであれば1匹につき4ヵ所、計10cc程度注射する。注射を受けたオニヒトデは徐々に弱まり、108時間後にはほとんどの個体が完全に死ぬという。


 注射した個体と、そうでない個体の見分けがつかないことや、海中にオニヒトデの死体が放置されるというデメリットも指摘されている。


 意見交換会にはダイビング業者など約40人が参加。岩瀬さんは「どんな場合でも酢酸で駆除すればいいのではなく、駆除方法が1つ増えたと思えばいい」と述べ、状況に応じて、他の駆除方法と併用することを勧めた。


 参加者からは「死体を放置すると危ない。1ヵ所にまとめてほしい」と指摘があり、岩瀬さんは「それぞれの事情に合わせて工夫すればいい」と述べた。

 

2012年

2月

11日

県立図書館八重山分館 閉館案を13日に提出 来月末で 県教委方針 竹富町は存続要求維持  

県教委が3月末で廃止する方針を固めた県立図書館八重山分館(10日)
県教委が3月末で廃止する方針を固めた県立図書館八重山分館(10日)

 県教育委員会は、県立図書館八重山分館を3月末で廃止する規則改正案を13日の定例会に提案する方針を固めた。承認されれば分館の廃止が決定する。県教委に対し石垣市、与那国町は、分館の蔵書を市立図書館に寄贈することなどを廃止の条件として要請。竹富町はあくまで存続を求める構えを崩していない。

 

 

 県教委は、従来は分館で対応してきた離島での移動図書館を直接本館で対応するなど、離島住民の読書支援事業を進め、廃止に理解を求めてきた。来島した県教委の担当者は昨年12月15日に中山義隆石垣市長、今年1月21日には3市町長全員と会い、3月末で廃止する方針を伝えていた。


 石垣市の要請事項は①郷土資料を含む分館の全蔵書や備品を3市町の共有財産として市立図書館に寄贈する②分館の建物は修繕し、無償で3市町に貸し付ける③市立図書館の書庫を整備し、分館の収蔵資料を引き渡す―など8項目。


 与那国町の要請事項は①分館の与那国関係郷土資料を町に寄贈する②町立公民館に図書室を整備する③移動図書館を年間3回以上継続する④県立図書館の一括(セット)貸し出しを継続する―の4項目。


 いずれも9日付で要請書を送付しており、それぞれの要請項目を踏まえた協定書を締結するよう県教委に求めている。


 県生涯学習振興課の担当者は「要請内容を確認した上で検討したい」としている。
 中山義隆市長は「要請が受け入れられるなら(廃止は)仕方がないだろう。住民サービスが低下しないことが最大の条件」と述べ、条件付きで廃止はやむを得ないという考えを示した。


 竹富町は1月30日、県教委に要請書を送付し、存続を求めた。川満栄長町長は「はっきりと結論が出るまでは、分館は必要だと訴え続ける。一括交付金を財源にあと1年存続し(廃止が本当に必要か)チェックしてもいいのでは」と、県教委の廃止方針を疑問視した。


 県は分館の施設老朽化などを理由に、2007年の行政改革プランで廃止方針を打ち出したが、地元住民などの強い反対で廃止を先送りしてきた。

2012年

2月

11日

自営希望10人 激励 八重山農林高 「負けないマンゴー栽培」

生徒1人ひとりが卒業後の抱負を語った=八重農
生徒1人ひとりが卒業後の抱負を語った=八重農

 八重山農林高校(下地盛雄校長)は、将来就農することを希望している3年生10人を対象にした農業自営希望者激励会を10日、同校で開いた。


 10人は卒業後、農業大学に進学したり、農業関係の企業に就職することがそれぞれ決まっている。


 激励会では下地校長ら関係者があいさつしたあと、生徒が1人ひとり抱負を述べた。


 県立農大の肉用牛専攻コースに進学する田村翔太君(畜産科)は「父の畜産業を引き継ぎ、人工授精で牛を改良して、畜産で地域に貢献したい」と意気込み、同じ進路先が決まっている友利謙吾君(同)も「石垣に戻ったあとは農業の指導者になりたい」と夢をふくらませた。


 大学に進学する安里雄介君(緑地土木科)は「大学で農業の知識を深め、農業学校の指導者になりたい」、県立農業大学校に進む大底健太郎君(熱帯園芸科)は「誰にも負けないマンゴーを栽培したい」と、抱負を述べた。


 食品製造科の宮城宏科長は「食料を生産する農業は今後重要になる。安全安心な作物を作り、自給率を高めるよう頑張ってほしい」と期待した。

 八重山農林高校(下地盛雄校長)の農業自営希望者激励会が10日、同校農場部会議室で開かれ、卒業後に農業を希望している生徒10人を激励した。


 激励会では、生徒1人ひとりが学校指導者や果樹栽培、肉用牛と将来決意を語った。


 このうち、会場には下地校長やみずほ会の花城壮安会長のほか、県八重山農林水産振興センター農業改良普及課、石垣島製糖、JAおきなわ地区本部、市農林水産部などの代表が激励した。

2012年

2月

09日

「誰も語れなかった沖縄の真実」発刊 尖閣や教科書問題も

 反米親中の機運が強いとされる沖縄の現状を批判する「新・沖縄ノート 誰も語れなかった沖縄の真実」がこのほど、ワックから発刊された=写真。著者は拓殖大客員教授、沖縄国際大非常勤講師の惠隆之介さん。八重山の尖閣諸島問題や教科書問題も取り上げている。


 著者は、中国の東シナ海の「核心的利益」のターゲットは「明らかに台湾および沖縄」と指摘。中国による東南アジアや沖縄の併呑に向けた動きが進む中、石垣市が開催した「尖閣諸島開拓の日」の記念式典に、与党議員や仲井真弘多知事が欠席したことに疑問を呈する。


 教科書問題では、八重山採択地区協議会が選定した育鵬社の公民教科書を竹富町が拒否し、県教育委員会が町を支持したことについて、与那国島への自衛隊配備計画との関連を指摘。「帝国陸海軍のイメージをあえて自衛隊に投影しようとしている」「育鵬社の公民教科書が採用されれば、左翼のプロパガンダが通用しなくなる」と見ている。


 著者はあとがきで「本書が明日の沖縄を担う若人にとって、日本人としてのアイデンティティを醸成する書になってくれたら、望外の幸せ」と期待する。同書は208ページ、1400円。

 

2012年

2月

09日

観光客70万人目標 前年比6%増 開港プロモに力

YVBが今年の入域観光客数の目標を発表した=8日午後、市役所
YVBが今年の入域観光客数の目標を発表した=8日午後、市役所

 八重山ビジターズビューロー(YVB)会長の中山義隆石垣市長らは8日、市役所で記者会見し、2012年の入域観光客数の目標を前年比6%増の70万人に設定する、と発表した。海外からの観光客誘致や、新石垣空港開港プロモーションなどの取り組みに重点を置き、目標達成を目指す。11年の入域観光客数は66万510人(前年比9%減)で、4年連続の減少になった。

 

 YVBによると、12年は低迷する経済や東日本大震災、長期化する円高による海外リゾート地との競合などの不安要素はあるものの、台湾―石垣間で初の定期国際線の就航、海外クルーズ船の寄港増加などの明るい材料もある。


 海外観光客の誘致に向け、台湾、中国(北京、上海、香港)でのプロモーション、ホームページの中国語対応などの取り組みを進める。3月に米国マイアミ州で開かれる国際クルーズ船の会議に、初めて職員を派遣し、さらなるクルーズ船の誘致につなげる。


 欧州向けの国際旅行博でも八重山をPRする予定。
 新規体験型メニューを活用した誘客活動の強化も今年の重点施策に盛り込んだ。インターネットを活用した観光情報の発信も強化する。


 宮平康弘理事長は「新空港開港を前に、しっかりと八重山の魅力を訴えて路線の維持拡大、新規路線の参入に取り組めば、70万人は確実に達成できる」と意気込みを示した。


 入域観光客数の目標の内訳は、石垣市69万5000人(空路63万人、海路6万5000人)、与那国町5000人。


 11年の入域観光客数は、空路が県外直行便、県内便とも前年を下回り、59万8659(同10%減)にとどまった。海路は台湾からのクル
ーズ船が好調で、6万1864人(同2・1%増)だった。

2012年

2月

07日

消防跡地 24時間駐車場に 市検討 役所利用に無料券

 石垣市は、市役所隣の旧消防庁舎跡地を24時間利用可能な駐車場として整備する方向で検討を進めている。原則有料とするが、市役所の利用者には1時間無料のサービス券を配布する。来年度予算に駐車場の整備費など総額1600万円余を盛り込む方針。市港湾課は「市民サービス向上や財政面を考慮した」(瀬長幸弘課長)と話している。

 

 

 市役所駐車場は手狭で満杯になることが多く、市民から駐車場の増設を求める声は強い。旧消防庁舎跡地の駐車場は、新たな財源を確保するため有料とするが、市役所の利用者は無料とすることで、隣の市役所駐車場が無料であることとのバランスを図る。

 

 老朽化が進んだ旧消防庁舎は1月から取り壊し工事が始まっており、3月20日には完了。市は年度内に、駐車場の実施設計作業に入る予定。

 

 市港湾課によると、跡地は面積約1900平方㍍で、駐車場は59台駐車可能。市役所駐車場に比べ5台分多い。料金は市が運営する他の駐車場と同様に1時間100円、1日最大1800円とする。

 

 市役所の利用者に対しては、各課でサービス券を発行。利用者が駐車場を出る際、専用の設備にサービス券を挿入すれば、利用料が無料になる。設備の導入はリースで対応する。

 

 夜間については「周辺に飲食店が多く、需要は多い」(同課)と見ており、有料で開放する方向。

 

 市が運営する駐車場は、旧消防庁舎跡地で7カ所目になる。駐車場を有料とすることで、市は年間約150万円の収益を見込む。
 旧消防庁舎は、10日から本体の取り壊し作業に入る。

2012年

2月

07日

「海外出ると視野広がる」 台湾留学生活を紹介

台湾での留学生活を語る金嶺さん(左)、入口さん=6日夜、市健康福祉センター
台湾での留学生活を語る金嶺さん(左)、入口さん=6日夜、市健康福祉センター

 八重山から留学生を受け入れている台湾の国立台北教育大の留学説明会(主催・石垣市)が6日夜、市健康福祉センターで開かれた。高校生や保護者ら約20人が参加。市から留学している教育経営管理学科2年の金嶺一馬さん(20)、言語・創作書法学科2年の入口龍太郎さん(20)が、現地での留学生活を紹介した。

 

 

 金嶺さんは「高校3年生の夏に学校を訪問して留学を決めた。中国語ができる人が日本に少なく、需要が増えるだろうと思った」と留学の動機を説明。

 

 現地での生活について「テストと語学の勉強はきついが、気候は沖縄と変わらず、食べ物もおいしいので、それほど心配する必要はないのでは」とも話した。

 

 入口さんは「海外に出ると視野が広がる」と留学制度の活用をアピールした。2人の毎月の生活費は5~6万円だという。卒業後についてはともに「市役所で働きたい」と希望した。

 

 同大は市と覚え書きを結び、八重山出身の留学生を受け入れており、今年度は今月1日から願書の受け付けを開始。留学制度を活用するには市長の推薦状が必要で、推薦状の発行依頼締め切りは3月28日。正式な願書の締め切りは4月30日、入学は9月中旬となっている。

 

 留学生募集枠をコース別に見ると、学士コース15人(前年度19人)、修士コース20人(同15人)、博士コース2人(同同)。学科は教育学、教育経営学、特殊教育学、社会・地域発展学、芸術デザイン、言語・創作書法、台湾文化大学院、自然科学教育学、数学・情報教育。

 

 同大の留学生募集枠は今年度、全体で37人だが、八重山からの留学生のために確保されている枠はなく、市の留学制度を利用する場合でも、書類審査など通常の審査を受ける必要がある。

 

 市は2009年から留学生を送り出している。09年に3人、10年に5人が留学制度を利用した。

 

2012年

2月

06日

食べるラー油開発を語る ペンギン食堂の辺銀さん 規模拡大 従業員40人

食べるラー油の商品開発した経緯を語る辺銀暁峰さん
食べるラー油の商品開発した経緯を語る辺銀暁峰さん
熱心に講演を聞き入る参加者=市健康福祉センター
熱心に講演を聞き入る参加者=市健康福祉センター

 地元食材を活かした地域活性化を図ろうと、八重山の食文化の新しい風「八重山食文化シンポジウム」(主催・沖縄食文化推進協議会)が5日、市福祉センターで開かれ、食べるラー油の先駆けとなった㈲ペンギン食堂代表の辺銀暁峰(ぺんぎん・ぎょうほう)さんが講演を行った。中国生まれの辺銀氏が食べるラー油を開発した経緯を紹介した。

 

 辺銀氏は中国の西安生まれ。中国で映画のスチールカメラマンを務めた後、1999年、石垣島に移住した。


 中国の食卓に日常的にある唐辛子は、油で炒めたラー油。


 辺銀氏が開発した食べるラー油は、島内で栽培している島唐辛やウコン、ピパーチなど、香辛料が豊富だが、個性ある食材を1つにまとめた商品を考え、香港シェフのレシピを参考に完成ささせたことを説明した。


 販売当初は、1つしか売れなかったが、銀座わしたショップで火が付き、全国的に食べるラー油の流行で長蛇が出来るほど大人気商品になった。


 現在は、工場、食堂も拡大し、従業員40人を抱えるほどになった。
 辺銀氏はタイ料理店で2年間、バイト体験がラー油を生み出した下地にあることを紹介し、「従業員とアジア各国に出向き、研修している。現在、新しい商品を開発しており、近々、皆さんに食べていただきたい」と話した。


 このほか、伝統野菜を活用した新メニュー料理講習会、前津栄信八重山食文化推進協議会長など6人をパネリストにシンポジウムを実施した。


 八重山食文化シンポジウムは、農水省食文化活用・創造事業の一環。「中身汁」、「コーズーシー」、「八重山ちゃんぽん」の料理をご当地グルメとして、八重山食材を使用した認定基準に基づく店舗に認定証とマークシールを交付し、全国にアピールしていく。

 

2012年

2月

06日

プロ・アマ ボウリング 鷲塚プロが優勝 アマは比嘉、赤嶺

右からアマチュア男子優勝の比嘉さん、女子優勝の赤嶺さん=5日午後、石垣あやぱにボウル
右からアマチュア男子優勝の比嘉さん、女子優勝の赤嶺さん=5日午後、石垣あやぱにボウル
優勝した鷲塚志麻プロ(中央)=5日午後、石垣あやぱにボウル
優勝した鷲塚志麻プロ(中央)=5日午後、石垣あやぱにボウル

 

 県内初のLBO(日本女子ボウリング機構)承認大会「第1回JTAプロ・アマボウリングトーナメント石垣島」が4・5日の2日間、石垣あやぱにボウルで開催された。県内アマチュア94人、LBOプロボウラー19人の計113人が参加し、白熱したゲームを繰り広げた。

 

 大会は石垣島初のプロ・アマトーナメント。4日に予選(アマチュア9ゲーム、プロ6ゲーム)、5日に決勝(プロ・アマ3ゲーム)が行われた。


 アマチュア決勝には男子28人、女子14人が進出。熱戦の結果、男子は比嘉有史さん(恩納村)、女子は赤嶺かおりさん(那覇市)がそれぞれ優勝を飾った。


 ボウリング歴12年の比嘉さんは、アマチュア大会で初めて優勝した。「石垣まで来ての優勝なので嬉しい。レーンと投げ方が合っていた」と振り返った。


 同じく初優勝となった赤嶺さんはボウリング歴9年。「最終ゲーム前には1位とだいぶ差があったので、正直びっくり。石垣まで来てよかった」と喜んだ。


 アマチュア決勝終了後にプロ決勝が行われ、19人が熱戦を繰り広げた。結果、鷲塚志麻プロが優勝した。


 鷲塚プロは「来週は国際大会もあるので、気合が入っていた。お客さんを含め雰囲気も良く、気持ちよく試合に臨めた」と振り返り、「プロ全員が石垣島に来ることを楽しみしていた。もっとLBOを広めていきたい」と力強く語った。
 結果は次の通り(敬称略)。


 【アマチュア】
 [男子]優勝=比嘉有史(2801点)、準優勝=新里竜也(2697点)、3位=古堅浩史(2652点)
 [女子]優勝=赤嶺かおり(2453点)、準優勝=古堅葉月(2442点)、3位=喜屋武幸恵(2340点)
 【プロ】
 優勝=鷲塚志麻(2119点)、準優勝=高坂麻衣(2041点)、3位=シンチア・クリスティーナ(1956点)

 

2012年

2月

06日

自衛隊 「誠実に任務遂行」 人員、整備削減に警鐘

講演する桜林氏(5日午後)
講演する桜林氏(5日午後)

 ジャーナリストの桜林美佐さんが5日、石垣市内のホテルで「東日本大震災と自衛隊」をテーマに講演した。

 

 自衛官が被災地で、空腹や寒さに耐えて捜索活動を展開し、担架が足りないため、遺体を背負って収容したこともあったことを紹介。

 

 「自衛官は非常に誠実で、愚直に任務を遂行した。被災者の心のよりどころになったのは、明るい迷彩色の制服だった」と述べた。

 

 大震災の救援活動で自衛隊に対する国民の評価が高まったことについて「災害派遣もやらなくてはならないが、(自衛隊は)国防を担う組織だという国民の認識を高めないといけない」と指摘。自衛隊を災害派遣部隊に改めようという一部の声を「自衛隊に対する誤解」だと批判した。

 

 自衛隊が展開した大震災の救援活動について「災害派遣の訓練をしているのではなく、一番高いランクの防衛出動を目指して訓練しているから、精強な自衛官を育成できる」と強調。

 

 その上で「自衛隊は災害派遣に必要だという方便を使うと、ものすごい悪循環が進む。火砲や戦車は(災害派遣にいらないからと)減らされる」と、政治主導で自衛隊の人員や装備削減が進む現状に警鐘を鳴らした。
 講演会は八重山防衛協会が主催した。

 

2012年

2月

05日

6月県議選 一括交付金活用に全力 大浜氏が出馬表明

記者会見で出馬表明する大浜氏(4日)
記者会見で出馬表明する大浜氏(4日)

 6月の県議選石垣市区(定数2)で、新人で株式会社石垣エスエスグループ代表取締役社長の大浜一郎氏(49)=自民公認=は4日、市内ホテルで記者会見し、正式に出馬表明した。新しい沖縄振興計画が来年度からスタートすることを受け「離島振興を強力に進めていくための制度設計に積極的に関与したい」と強調。政財界の人脈を活用し、政策を推進する考えを示した。


 最優先で取り組む政策として、沖縄振興一括交付金の活用と医師不足問題の解決を挙げた。


 国境地域の利点を生かし、海外からの観光客を積極的に誘致すべきだとし「東洋のハワイを目指したい。アジアの成長力を取り込まないといけない」と提言した。


 農漁業の振興に向け「生産を拡大し、海外への輸出を視野に入れて取り組む。観光産業と連携して、域内の自給率を向上させ、消費拡大を図る」、TPP(環太平洋経済連携協定)には「基本的に反対」とした。


 他の予定候補者との違いを「海外とのネットワーク、政財界との人脈を、明日にでも使える。他の候補とは一線を画する」とアピール。争点について「この地域の振興を誰に託するのかが問われている」と述べた。


 与那国町への自衛隊配備については「離島防衛は国の専権事項」とした上で「国と自治体がしっかり話し合うことが大事」と指摘。県議会に外交に関する特別委員会を設置するよう求め「独自の外交ルートで人脈作りを進め、地域の安全に取り組みたい」と意気込んだ。


 後援会組織の「夢ある八重山の未来をひらく会」の宮城隆会長は「新空港開港を控え、未来を展望し、魅力ある八重山に導ける人物は大浜氏をおいてない。八重山をリードできる力、八重山と他地域をダイレクトにつなぐ人脈がある」と訴えた。


 辻野ヒロ子県議、上門孝子市議も支持者に協力を呼び掛けた。上門氏のほか、大浜氏を支持する我喜屋隆次市議、砥板芳行市議、内野篤市議も出席した。後日、正式な政策発表を予定している。

2012年

2月

05日

生き生きリズム刻む 1000人出演 成果披露 八重山学校音楽発表会

合唱を披露する大浜小の児童=4日午前、市民会館大ホール
合唱を披露する大浜小の児童=4日午前、市民会館大ホール

 

 八重山地区音楽教育研究会(國吉長秀会長)の第58回地区学校音楽発表会が4日、市民会館大ホールで開かれ、3市町の小学校18校、中学校5校から約1000人の児童生徒が出演。合唱や合奏などで、日ごろの音楽学習の成果を披露した。


 このうち大浜小学校3年生は「語り合おう」「かいじゅうのバラード」を合唱。身振りや手振りを交えながら、生き生きとしたリズムを刻んだ。


 明石小学校は、おなじみの名曲「上を向いて歩こう」「手のひらを太陽に」を会場いっぱいに響かせた。


 吹奏楽やピアノ独奏もあった。会場には大勢の父母が詰め掛けて、子どもたちの熱演に拍手を送った。

2012年

2月

04日

八重山病院産科医問題 4月以降も医師確保 県病院事務局 順天堂大から

 県立八重山病院の産婦人科医不足問題で、県病院事業局は3日、順天堂大学(東京)から医師2人の派遣を受け、4月以降も医師4人体制を維持できると発表した。3月中旬以降、八重山で出産できなくなる事態は回避される見通しになった。

 

 病院事業局によると、伊江朝次局長がこの日、順天堂大を直接訪れ、医師派遣の了解を得た。

 

 派遣医師のうち1人は「指導医」と呼ばれる経験を積んだ産婦人科医。同大は当初、指導医がいることを条件に医師を派遣する方針を示していたが、最終的に自ら指導医を派遣することで決着した。

 

 派遣期間は、八重山病院への赴任が延期になっている別の指導医が、実際に赴任するまでの間になるという。


 伊江局長は「八重山では、現状ではお産ができる病院が八重山病院しかない。八重山病院の産婦人科医は最低、4人体制を守る必要がある」という考えを示した。

 

 3市町長、3市町議会議長、八重山の医療を守る郡民の会、石垣市女性ネットワーク会議はこの日、仲井真弘多知事らを訪れ、医師確保の取り組みを直訴した。


 仲井真知事は、要請団に医師確保の見通しを報告した上で、要請を「重く受け止める」と応じた。


 中山義隆市長は取材に対し「ある程度安心できる話になったので、非常にうれしい」と順天堂大の医師派遣を喜んだが「これで慢性的な医師不足が解決できたわけではない。今後も市ができることに取り組み、県にも対応をお願いしたい」と話した。

2012年

2月

04日

国の手話通訳士に 八重山から初めて合格 障がい者 社会参加に期待

写真=(左)川井裕美さん、(右)南風盛直子さん
写真=(左)川井裕美さん、(右)南風盛直子さん

 「手話通訳士」の技能認定試験がこのほど行われ、石垣市の市職員、南風盛直子さん(44)=平得=、店員の川井裕美さん(39)=石垣=が八重山から初めて合格した。手話通訳士は全国的に、裁判や政見放送など重要な場面で活用されることが多く、関係者は「聴覚障がい者の社会参加が進む」と喜んでいる。

 

 八重山では30人ほどの聴覚障がい者がいるとされ、手話通訳を行うために手話奉仕員や手話通訳者が活動している。しかし国が認定する試験をパスする必要がある手話通訳士は、昨年度まで県内で9人しかいなかった。


 手話通訳士の技能認定試験は昨年10月に全国3カ所で行われ、920人が受験、合格率19・8%の難関だった。県内からの合格者は南風盛、川井さんら3人だけ。


 南風盛さんは市役所の福祉窓口で勤務し、手話の必要性を感じて2004年、市の手話奉仕員養成講座の第一期生になった。2年前には県の手話通訳者の試験にも合格した。


 川井さんは兵庫県神戸市出身で、小学校のころから手話に関心を持ち、10年前、石垣市に移住したあとも、手話サークルなどで活動した。


 2人とも「合格してうれしいが、責任の重さを感じる」と思いは一つ。南風盛さんは「『あの人がいてよかった』と周囲に感じてもらえるような通訳士になりたい」、川井さんは「今後は自分たちが手本になれるよう聴覚障がい者を支え、人材育成にも力を入れたい」と意気込んでいる。


 市地域活動支援センター「むゆる館」の手話通訳派遣コーディネーターで、聴覚障がいのある本村順子さんは「裁判員制度も始まっているので、手話通訳士は必要。聴覚障がい者が社会参加できるよう一緒に頑張りたい」と2人をたたえた。

2012年

2月

04日

みよし保育園 節分の豆まき

勢いよく豆を投げる園児たち。鬼の登場で泣き出す園児も=3日午前、みよし保育園
勢いよく豆を投げる園児たち。鬼の登場で泣き出す園児も=3日午前、みよし保育園

 

 みよし保育園(宮良長利園長、園児73人)は3日、節分にちなみ「豆まき」を園内で行った。0歳から4歳までの園児たちは各自で作った鬼の面を付け、心の中にいる悪い鬼を豆まきで追い払った。

 

 この日、園児たちは鬼にまつわるゲームを楽しみ、「鬼のパンツ」を元気よく踊りながら歌った。

 

 その後、段ボールで作られた鬼の顔めがけて、「鬼は外」と勢いよく豆を投げ付けた。


 そこへ保育士が扮した赤鬼と青鬼が登場。園児たちはその鬼たちに力いっぱい豆を投げていたが、鬼に驚いて泣き出してしまう園児が続出した。

2012年

2月

03日

新空港 9日までに課題 集約 石垣市と関係5団体協議

新空港開港に向けて石垣市が関係団体との意見交換会を開いた=2日午後、市役所
新空港開港に向けて石垣市が関係団体との意見交換会を開いた=2日午後、市役所

 2013年3月に迫った新石垣空港の開港に向け、石垣市は2日、関係5団体との意見交換会を市役所で開き、開港に伴って予想される課題を9日までに取りまとめるよう要請した。観光業界からはLCC(格安航空会社)参入のメリット、デメリットの調査などを求める声が出ており、市は各団体が取りまとめた課題について、来年度以降、一括交付金の活用も視野に対策に取り組む。中山義隆市長は「開港までの1年間で何をするべきかご意見をいただき、共通認識を持ちたい」と呼び掛けた。

 

 

 意見交換会のメンバーは市長と部課長、商工会、観光協会、八重山建設産業団体連合会、JA、漁協。非公開で開催された。


 市によると、新空港開港後、LCCのスカイマーク社が参入を予定していることを受け、市観光協会は、宮古島の事例を参考にLCCの経済効果を調査するよう求めた。


 宮古島では那覇路線の航空運賃が大幅に低減されたが、観光客の誘客効果がどの程度あったのか正確なデータは示されていない。


 地域住民が買い物のため本島へ出向きやすくなるなど、逆に経済効果の「流出」の可能性も指摘されていることから、地域経済への影響を調査するべきだという指摘が出ている。


 新空港はコンテナ輸送が可能な中型機の就航に対応しており、農水産物の大量出荷に期待が高まっているが、航空会社は中型機の就航を確約していないという。出席者からは、中型機の就航を確実にするための取り組みを求める声が出た。

 

2012年

2月

03日

黒島中校改築へ 新校舎8月完成

黒島小中学校の起工式でクワ入れを行う関係者ら=2日午前、同校
黒島小中学校の起工式でクワ入れを行う関係者ら=2日午前、同校

 老朽化が進む竹富町黒島の黒島小中学校が改築されることになり2日、同校で起工式が行われた。新校舎には、避難場所として屋上に手すりを作り、校舎外側に災害用避難階段が設置される。8月に完成予定。


 起工式では、誓願寺の住職が工事の安全を願う神事を執り行い、川満栄長町長や小山雅広校長、工事関係者らが力強くクワ入れした。


 直会(なおらい)で、川満町長は「工事関係者には持っている技術を発揮してもらい、連携をとりながら、スムーズな工事をお願いしたい。また子どもたちや学校生活への配慮もお願いしたい」とあいさつ。


 小山校長も「旧校舎は築30年。たくさんの人材を輩出してきた。子どもや地域住民、工事関係者も含めて安全な工事であるよう祈っている」と述べた。


 建築業者の肥後工務店の肥後清行代表取締役は「安全を第一に施工管理を行い、十分に気を付けていきたい」とした。


 新校舎は2階建て、829平方㍍。普通教室、図画工作室、特別活動室などがあり、多目的トイレが1階、2階両方に設置される。


 また、避難場所として屋上に手すりを作り、校舎外側から避難できるように災害用避難階段が設計されている。

 

2012年

2月

03日

50歳超 求職者増加 229人失業長期化

 八重山地区で、50歳以上の中高年層の求職者が増加していることが2日、八重山公共職業安定所が発表した2011年10~12月の雇用状況で分かった。中高年齢層は再就職が難しく、失業状態が長期化する傾向があり、今後の課題になりそうだ。

 

 同安定所のまとめによると、3ヵ月の新規求職者のうち49歳未満は557人で、前年同期を100人下回ったが、50歳以上は229人で、逆に41人増加した。

 

 同安定所は「50歳以上の求職者は就職先の紹介件数も落ちている」と中高年齢層の再就職の難しさを指摘している。

 

 3ヵ月の有効求人倍率は0・29倍で、前年同期に比べ0・1ポイント上昇した。新規求人数は529人(前年同期比8%増)、就職件数は266件(同2・2%減)。


 県内の9月の完全失業率は7・1%で、前年同月と同水準だった。