2012年

5月

31日

八重山を元気な島に 「住民の声、県政で代弁」 砂川陣営が市政報告会

砂川氏(中央)の必勝を期してガンバロー三唱する支持者=30日夜、市民会館大ホール
砂川氏(中央)の必勝を期してガンバロー三唱する支持者=30日夜、市民会館大ホール

 

 6月の県議選に立候補する新人で市議の砂川利勝氏(48)=自民公認、公明推薦=の市政報告会が30日夜、市民会館大ホールで多数の支持者を集めて開かれた。砂川氏は「皆さんの声をしっかり聞き、代弁者となって県政の場で訴えたい。政治は遠くないことを実証したい」と強調、スローガンに「八重山元気島づくり」を掲げ「八重山を元気な島とすることを約束し、実現する。郡民の幸せのためにまい進したい」と決意表明した。

 

 自らも農家である砂川氏は「第一次産業が、この島を必ず再生させる。公共工事で整備されたほ場で、観光客に喜んでもらえる作物を作り、世界に発信したい」と意気込んだ。


 自民、公明の協力体制が実現したことに振れ「私が両党いち押しの候補者だと思っている」と、改めて支持を呼び掛けた。


 西大舛高旬後援会長は「離島にはいろいろな格差がある。砂川さんは、八重山の思いを県政に届けてくれる」とあいさつ。中山義隆市長は「生活を豊かにするために、県議会の場で、砂川さんにしっかり予算を取ってもらわないといけない」と述べた。


 久間章生元防衛相、棚原芳樹宮古島市議、島尻安伊子参院議員、西銘恒三郎自民党県第4選挙区支部長、伊良皆高信選対本部長(市議会議長)、平良秀之公明党八重山支部連合幹事長(市議)、前西原武三後援会副会長(与那国町議会議長)、島仲秀憲竹富町議、女性部代表の塩見美奈子さん、青年部代表の砂川拓也さんがあいさつ。


 「仕事のできる砂川さんを県議会に送ってほしい」(島尻氏)、「毎日畑で汗を流している砂川さんを、自信を持って推薦する」(西銘氏)などと砂川氏への支持を呼び掛けた。
 最後は箕底用一市議の音頭でガンバロー三唱し、気勢を挙げた。

 

2012年

5月

31日

家庭ごみ大量投棄 パトロールで確認 真栄里海岸近く

真栄里海岸近くの不法投棄現場を調査するパトロール参加者(30日午後)
真栄里海岸近くの不法投棄現場を調査するパトロール参加者(30日午後)

 八重山福祉保健所など関係5機関・団体のごみ不法投棄パトロールが30日、石垣市内4ヵ所で行われ、不法投棄の深刻な実態を現地調査した。


 このうち、真栄里海岸近くの私有地では、茂みに大量の家庭ごみが捨てられているのが確認された。ごみ袋に入ったままのごみのほか、多数の酒びん、弁当箱、家具、自転車などが見つかり、参加者の1人は「引っ越しの際に出たごみでは」との見方を示した。


 参加者によると、周辺は以前から不法投棄が確認されていたが「以前よりひどくなっている」という。


 八重山福祉保健所生活環境班の大浜信泉班長は「ごみを調べて、所有者が特定できれば片付けさせる」と話した。市環境課の担当者は、周辺に不法投棄を禁止する看板を設置する考えを示した。


 ほかに登野城、川平の廃家電などの不法投棄現場を訪れた。
 市が不法投棄の監視カメラを設置した多田浜海岸も視察。市の担当者は、3月の設置以来、不法投棄がゼロになったことを報告し「不法投棄がある他の場所への移動も検討する」と話した。

2012年

5月

31日

「友達いっぱいできた」 北部4小学校が集合学習 児童100人余参加

運動場でさまざまなレクを楽しむ北部地区の小学生。歓声が響いた=明石小学校
運動場でさまざまなレクを楽しむ北部地区の小学生。歓声が響いた=明石小学校

 北部地区4小学校と幼稚園児が集う「集合学習」が30日、赤石小学校(前上里徹校長)であり、児童ら100人以上が参加、友情を育んだ。


 参加したのは明石をはじめ平久保、野底、伊野田小と各校の幼稚園児。児童らは幼稚園から高学年まで4グループに分かれて交流。幼稚園児は集団遊び、低学年が運動場でレク、中学年は体育館でボールゲーム、高学年は「仕事について」の授業を受けた。


 集合学習は北部地区校の恒例行事。同級生同士すぐに打ち解け、レクや授業を盛り上げた。昼食は全員が弁当を持参。おしやべりを楽しみながら、楽しいひと時を過ごした。


 中西ゆりさん(野底小4年)と金城和輝君(伊野田小4年)は「同じ年の友達がいっぱいできた。大勢だとボールゲームが楽しい。チームワークの大切さも分かった」と声を弾ませた。


 前上里校長は「普段は複式教室なので、団体行動を学ぶため、集合学習は効果的。子どもたちの表情もいきいきしている」と話す。


 集合学習は、児童数の少ない小学校が合同で学習することで、集団のルールを学ぶとともに、同学年の仲間づくりをするのが目的。1989年から毎年、北部4校が持ち回りで開催している。

2012年

5月

31日

渡瀬さん「住民投票を」 与那国の自衛隊問題で講演

自衛隊誘致で「住民投票を」と訴える渡瀬さん=官公労共済会館、登野城
自衛隊誘致で「住民投票を」と訴える渡瀬さん=官公労共済会館、登野城

 与那国・竹富・石垣の視点で自衛隊問題を考える集い(実行委主催)が30日、官公労共済会館であり、ノンフィクション作家の渡瀬夏彦さん=豊見城市=が講演、自衛隊誘致で住民投票の必要性を訴えた。


 渡瀬さんは、18歳で援農隊として与那国に滞在した経験から語り始め、島の自衛隊誘致について、反対署名が多いのに、町長と町議会の一部が基地建設を進めていると批判した。


 与那国の基地建設は、教科書問題とリンクしている、とも指摘。中国脅威論で、与那国に基地を置く必要性があるのか、と疑問を投げ掛け、海上保安庁の強化で事足りるのではと提言した。自衛隊員が来ることが活性化になるとの主張は無理があるとも。
 一方、住民投票については、外間守吉町長は反対していないと伝え、投票を推進している住民組織も紹介した。


 住民投票に大賛成とする渡瀬さんは、公職選挙法の規制の無い住民投票の危険性も強調した。


 その上で「(国の方針にも)びくともしない民意を示してほしい。与那国に一番近い石垣の人々が心を寄せ、(不正が無いよう)与那国の住民を応援して」と結んだ。
 質疑では、「反対運動をすると、ネット上で激しい誹謗中傷にさらされる」「この講演を与那国との連帯の第一歩にしたい」との声が寄上がった。

2012年

5月

29日

物販、飲食など20業者 ターミナル入居企業公表 2区画未定「再度検討」 新空港

新空港ターミナルのイメージ図(石垣空港ターミナル株式会社提供)
新空港ターミナルのイメージ図(石垣空港ターミナル株式会社提供)

 石垣空港ターミナル株式会社(大原正啓社長)は28日、新空港国内線旅客ターミナルのテナントに入居する20業者(24区画)を公表した。物販が15業者、飲食・サービス業が5業者で、うち「沖縄本島枠」を除く18業者が地元企業。高良和夫専務は「専門店をバランス良く配置し、効率的な床の活用ができた」と述べた。2階の海が見えるレストランなど2区画は該当する業者がなく、今後、同社で取り扱いを検討する。ターミナルの供用開始は新空港と同じ来年3月7日。

 

 入居業者の公募は1月16日から3月2日まで行われ、64社が申し込んだ。同社は5回の審査会で入居業者を決定し、取締役会で決定した。


 物販テナントには菓子店、加工食品・生鮮食品などの店、雑貨・復職類の店が各6業者で、ほかに竹富町、与那国町の特産品販売店として竹富町商工会が選ばれた。飲食・サービステナントは飲食店4業者とマッサージの店1業者。


 2階の海が見えるレストランと1階の飲食店の2区画は該当する業者がなく、高良専務は「再度慎重に検討したい」と述べるにとどめた。


 入居期間は物販テナント3年、飲食・サービステナント5年。期間満了後は現在の入居企業も含め再び公募を行う。
 入居業者は次の通り。


 【物販】
 ▽株式会社石垣空港商事▽石垣市特産品振興協同組合▽株式会社石垣島トラベルセンター▽有限会社宮城菓子店▽八重山南風堂株式会社▽株式会社お菓子のポルシェ▽有限会社ことぶき▽有限会社砂川冷凍総合食品▽株式会社石垣の塩▽南都物産株式会社▽株式会社あざみ屋▽株式会社海人工房▽有限会社REKIО・GОRES(レキオゴーレス)▽琉球真珠株式会社▽竹富町商工会


 【飲食・サービス】
 ▽有限会社マルゲン水産▽あやぱに株式会社▽株式会社いしなぎ屋▽農業生産法人有限会社伊盛牧場▽有限会社パナ・ン

 

2012年

5月

29日

男子八重高 ゲーム白熱も惜敗 相手サーブに苦しむ

フルセットで敗れ、会場を後にする八重高男子バレー部=市総合体育館
フルセットで敗れ、会場を後にする八重高男子バレー部=市総合体育館

 大会前に目標に掲げたベスト4入りは、小禄高校の高い壁に阻まれた。地元の声援を受けながら試合は、第1セットから4点連続得点する好調なスベリ出しだったが、相手の長身選手の田場景太、仲村仁両選手からの強烈なスパイクと、ブロックに対応できず、第1セットは22―25の逆転負け。


 第2セットは、松原亘佑選手、仲里拓巳選手の両エースと、セッターの島仲秀介選手選の上手いトスワークで、31―29の接戦を制し、タイに持ち込んだ。


 続く、第3セットも、両チームのエースの点の取り合いで接戦になるが、最後は相手の強烈サーブに崩され、23―25と、力尽きた。


 仲里拓巳主将は「勝てた試合だったのにとても悔しい。高校最後の大会を地元でできたことはうれしい。応援に感謝したい」と話した。


 1年生で司令塔のセッターを務めた島仲秀介選手は「先輩に引っ張ってもらった。次の大会まで基礎からしっかり練習し、チーム力を上げたい」と、次を見据えた。
 金城優輝監督は「選手は全員良くやってくれた。チームはこの一ヵ月間で一まわり成長した」と称えた。


 決勝リーグ初戦は、優勝候補の西原だっただけに1セットを落としたことが悔やまれた。

2012年

5月

29日

大道3姉妹が活躍 空手オープンTで

ファイティングオープントーナメント活躍した選手たち
ファイティングオープントーナメント活躍した選手たち

 27日に宜野湾市立体育館メインアリーナで開催された、「ファイティングオープントーナメント2012全沖縄空手道選手権大会」(主催・NPO法人国際空手拳法連盟、白蓮会館沖縄県支部)の「ファイティングオープントーナメント2012全沖縄空手道選手権大会」に、八重山から6人(極真空手石垣道場)の代表選手が出場し、そのうち大道あかり、妃夏、朱夏の3姉妹が優勝、準優勝を果たす活躍を見せた。


 小2女子の部に出場した大道あかり(八島小)は、初戦から力強い組手で決勝まで勝ち上がり、延長の末に初出場で初優勝を飾った。


 また、小4女子の部に出場した双子の大道妃夏と朱夏(八島小)も、並み居る強豪を圧倒的な強さで撃破し互いに決勝進出。双子の姉妹対決を制したのは、準決勝で昨年の王者を破って勢いに乗った妃夏。朱夏が準優勝となった。


 3人は、1週間前の型の県大会でも上位を独占しており、その時は朱夏が優勝し妃夏が準優勝した。型と組手の両方で県大会の上位を独占した3人は、来年行われる「全日本大会(型・組手両方)」への出場が決まっている。


 なお、中学女子の部に出場した田福美香(石二中)も、県外からの招待選手に準決勝で敗れたものの、3位入賞を果たした。
 (結果は以下の通り)
 【小学2年生女子の部】
 ▽優勝=大道あかり(八島小)
 【小学4年生女子の部】
 ▽優勝=大道妃夏(八島小)▽準優勝=大道朱夏(八島小)
 【中学女子の部】
 ▽第3位=田福美香(石二中)

2012年

5月

28日

経済や医療テーマに 3氏が公開討論会 クロストークでも火花 県議選

県議選立候補予定者の公開討論会に出席した大浜一郎氏、砂川利勝氏、高嶺善伸氏(左から)=27日午後、市民会館大ホール
県議選立候補予定者の公開討論会に出席した大浜一郎氏、砂川利勝氏、高嶺善伸氏(左から)=27日午後、市民会館大ホール

 県議選立候補予定者の公開討論会(主催・八重山青年会議所)が27日、石垣市民会館大ホールで開かれた。県議会議長の高嶺善伸氏(61)=民主、社民、社大推薦、共産支持=は県立八重山病院の独立行政法人化反対、市議で自民党石垣支部長の砂川利勝氏(48)=自民公認、公明推薦=は沖縄本島並みのガソリン価格実現、八重山経済人会議代表幹事で石垣エスエスグループ代表取締役社長の大浜一郎氏(50)=同=は近隣諸国との経済・観光交流推進を柱に政策を訴えた。各予定候補者が相互に質問する「クロストーク」でも火花を散らした。

 

 高嶺氏は「公的医療のサービス水準を守るには、県立八重山病院が維持されるべきだ。


現空港跡地に移すには、一括交付金を使う」と、県立八重山病院の独法化反対を第一に強調した。


 新石垣空港の開港で「景気回復元年」にすると述べた。
 砂川氏は「先島のガソリン価格は本島より20~30円高い。格差是正があらゆる経済の活性化につながる」とした上で、一括交付金を活用した農産物の輸送費補助などに取り組む考えを示した。


 住民と対話する事務所を設置し、声を県政に反映させると述べた。
 大浜氏は「アジアの成長している地域との経済交流、観光交流がこの地の起爆剤になる。開かれた八重山にしていく」と国際化の必要性を訴え「(私は)即戦力。知事に一番近い立場にいる」とPRした。


 八重山病院の移転新築は、2年以内にメド付けすると述べた。
 クロストークでは、高嶺氏が大浜氏に独法化の是非を質問。大浜氏は「運営体制(の議論)が先になっているのはいかがなものか。議論の前にやるべきことがある」と述べ、まず医師不足問題など、当面する課題への対応を優先する必要があるとの認識を示した。


 砂川氏は高嶺氏に、ガソリン価格の是正について質問。高嶺氏は
「揮発油税の軽減措置がある間に、離島価格差は解消されるべきだ。なぜ価格差があるのか検証したい。助成が不十分なら、もっと増やしてはどうか」と述べた。


 高嶺氏は砂川氏に、戦争放棄を定めた憲法9条に対する認識を質問。砂川氏は「(八重山は)国境離島であり、さまざまな問題点が発生している。国益と平和を守るため変えていくべきだ」と述べ、憲法改正が必要との認識を示した。


 コーディネーターは沖縄大地域研究所特別研究員の島田勝也氏が務めた。

2012年

5月

28日

ウイグルと尖閣棚上げ論 ㊦ 徳松 信男

 この鄧小平の棚上げ論に対して、日本政府は承認していないが、強烈な抗議を行ったわけでもなかった。棚上げと言うのは中国が有利であると判断した時にはいつでも下ろされるという事を意味する。はたして中国は1992年2月に領海法を制定し、これによって尖閣諸島を中国の領土と規定した。尖閣諸島は日本の領土であるが、中国の領土と規定されてしまったのである。鄧小平の棚上げ論に日本政府が抗議し、尖閣諸島の実効支配を強化しなかった結果、ますます事態が悪化しているのである。


 現在日本政府の政策は中国との摩擦を恐れ、尖閣諸島を平穏に維持するという目的で外国人ばかりでなく、日本人の上陸をも禁止している。石原都知事が5月17日に東京が尖閣諸島を守ると言って尖閣諸島購入を表明したのも、国の無策によって中国に尖閣を実効支配されるという危機意識からであった。先に述べた世界ウイグル会議のカーディル氏も10万円寄付したと伝えられる。5月24日付の新聞(東京)では「尖閣寄付10億円間近」という記事が躍る。尖閣問題に対する国民的な意識の高まりは石垣市としても嬉しい。


 尖閣諸島には戦前200人位の人が住み、沖縄県とりわけ石垣島や宮古島の漁民の活躍する海となっていたが、現在では政府の事なかれ主義外交の結果充分な漁業活動が出来ないばかりか、島や大陸棚の資源開発もできず、多大な損害を被っている。棚上げ論は国境の町の利益や安全を考慮しない誤った考え方である。棚上げ論の誤った点をたとえ話で言うならば、「ある詐欺師があなたの土地や屋敷を突然これらの土地はもともと自分の先祖の土地であったらしいと言って、様々ないやがらせをするとしよう。そして棚上げ論を持ちかけられて、一時的な平穏を求めて棚上げに同意する」といったようなものである。日本政府の基本的立場は尖閣諸島に領土問題は存在しないというものである。棚上げ論は問題の所在を認めていることであるから、尖閣に領土問題は存在しないという政府の基本的な立場にも反する。棚上げされたものは将来必ずおろされて、いわゆる冷静な話し合いで問題の解決を図ろうと言う事になる。交渉事には必ず妥協と譲歩が伴う。棚上げ論は中国の大局的な利益に基づいた言い草であった。日本の大局的な政策ではありえない。尖閣問題についての棚上げ論や、平和・友好の海にするために話し合いで解決せよという、問題の「核心」を外した論議は百害あって一利なしである。最良の方法は尖閣諸島に港湾施設や研究・観測施設を造って、平和的に実効支配を強化していくことである。人の定住は最も効果的な実効支配の方策であるばかりか、地元漁民の安全操業のや経済開発にも役立ち日本国にとって大局を見据えた政策になる。

2012年

5月

28日

八重山ポニーズV 3季連続 6戦全勝で

3季連続の完全優勝を果たした八重山ポニーズ=27日夕、石垣空港
3季連続の完全優勝を果たした八重山ポニーズ=27日夕、石垣空港

 中学硬式野球のポニーリーグ第28回沖縄県夏季野球大会・第38回全日本選手権大会沖縄県予選(日本ポニーベースボール協会沖縄連盟主催)で、八重山ポニーズが6戦全勝の優勝を飾り、3季連続の完全優勝を果たした。また全日本選手権大会と、日本全国の少年硬式野球リーグ代表が出場するジャイアンツカップの出場権を獲得。ジャイアンツカップは千葉ロッテマリーンズの大嶺祐太投手ら甲子園出場メンバーが在籍していた2003年以来9年ぶり。


 八重山ポニーズは27日、空路で帰島した。石垣空港では、保護者が優勝を祝福する横断幕を持って出迎えた。


 上地玄修監督は「まだまだ出来ないこともあるが、秋季から始まって3季連続完全優勝は史上初だと思う。この子たちは八重山の誇り」と称賛。「ジャイアンツカップでは日本の広さを感じとってほしい。明日から努力していきたい」と意気込んだ。


 宮良雄太主将(川平中2年)も「3季連続の優勝はとても嬉しい。ジャイアンツカップでは、商工の甲子園出場メンバーよりいい成績を残したい。キャプテンとしてチームを引っ張っていく」と力強く語った。


 父母会の屋良部保さんは「これからも頂点を目指す場所がある。日本一になるよう頑張って」と激励した。


 同大会は7チームが出場し、総当戦で熱戦を展開。八重山ポニーズは6戦全勝で優勝を飾った。個人賞は殊勲賞に具志堅忠憲選手、最優秀選手賞に宮良主将が選ばれた。


 全日本選手権大会は7月に東京で開催され、ジャイアンツカップは8月に東京ドームを主会場に行われる。

2012年

5月

27日

「地域医療は文化」 シンポで独法化懸念

地域医療をテーマに開かれたシンポジウムで意見交換するパネリスト(26日午後)
地域医療をテーマに開かれたシンポジウムで意見交換するパネリスト(26日午後)

 県立病院の独立行政法人化の是非などを論議する「地域医療シンポジウム」(主催・沖縄の地域医療を守る対策本部)が26日、石垣市内のホテルで開かれた。香川県の高松市病院事業管理者、塩谷泰一氏が基調講演。「医療は地域にとって大切な文化。医療を病院の職員だけに押し付けるのではなく、文化の担い手として、皆さんも責任を持って」と、住民も地域医療のあり方を考えるよう呼び掛けた。県立病院の独立行政法人化にも懸念を示した。

 

 塩谷氏は香川県の坂出市立病院長として、赤字続きだった同病院の経営を抜本的に改善した。


 基調講演で塩谷氏は「離島や山間へき地の病院を独法化したら絶対だめだ。(県立病院と違い)独立行政法人の職員は『県民のために一生懸命やりなさい』とは法律に定められていない。これは独法化の致命的な欠陥だ」と主張。独法化は最終的には民間移譲や廃院につながるとして、県立病院の形態を維持するよう求めた。


 「安心できる地域医療体制を目指して」と題されたパネルディスカッションで、前石垣市長で八重山病院院長を経験した大浜長照氏が「復帰後40年経ったが、当時と今で八重山病院長の苦労は変わっていない。院長時代の主な仕事は常に医師確保」と医師不足に悩む医療の現状を指摘。


 フリーライターの山城紀子さんも「沖縄県民は、24時間救急医療は当たり前だと思っているが、他の県を見ると、決してそうではない」と住民の医療に対する意識向上を求めた。


 5月に子どもを出産したばかりの天願由子さんは「今後も産科医不足の問題が発生するのではと不安。住民一人ひとりが地域医療について真剣に考え、行政も住民が安心して暮らせるまちづくりをしてほしい」と訴えた。


 コメンテーターは塩谷さん、コーディネーターは琉球新報記者の玉城江梨子さんが務めた。


 沖縄の地域医療を守る対策本部は労組を中心に組織。27日には宮古島でもシンポを開催する。

2012年

5月

27日

苦しみながらも逆転勝利 1、2年コンビ好調

第2セット、声を掛け合い、気合を入れて試
第2セット、声を掛け合い、気合を入れて試

 地元開催の初戦のプレッシャーからか、序盤は硬さから、サーブやアタックなど得点に直接繋がるミスが続出。第1セットを18―25で落とした。「自分らのプレーを取り戻そう」と、チームメイト同士が声を掛け合い、気合を入れて望んだが第2セット序盤は、下地佑大(3年)、松原亘佑(同)の両エースのが相手にブロックを許すなど、調子が上がらす、ライトの西盛太智選手(2年)にボールを集め、終盤から、ペースを掴んだ。


 西盛選手は、第2セット前にセッターの島仲秀介選手(1年)に「僕にトスを出してくれ」と頼み、次々に大事な場面で、得点を決め、第2セット25―15、第3セット25―13で逆転。勝利を収めた。


 金城優輝監督は「今試合は西盛と島仲で勝てた」と、評価した。
 2回戦は春の大会でフルセットの末に敗れた具志川。西盛選手は「バレーが上手いチームだが、本来の自分らの力を出せば勝てる」と、意気込む。
 試合後、さっそく、八重山高校に戻り具志川対策の練習を行った。

知念に逃げ切り許す 八重高女子初戦で敗退

 女子八重山の1回戦は市総合体育館で行われ、知念に第1セット24―26、第2セット21―25のストレートで敗れた。八重山は第1セット序盤から、点の取り合いとなり、僅差での攻防が続いたが、連続得点で勢いに乗りそうな場面で、サーブとスパイクミスが出、知念に逃げ切りを許した。第2セットはほぼ知念ペースで進み、後半で持ち前の粘りはは見せたものの、知念の勢いは止められなかった。

2012年

5月

27日

ウイグルと尖閣棚上げ論 ㊤ 徳松 信男

 静岡に住む友人(大学教授)が静岡新聞の社説をファックスで送ってきた。長年購読してきた静岡新聞の社説をたまには読みたいと思いコンピューターで検索しても出てこないとあきらめていた矢先だった。静岡新聞は県人口370万人の中で1、2を争う県紙である。


 社説の「核心核論」欄で何とタイトルは「ウイグルと尖閣~常に日中の大局念頭に」とあるので吸い込まれるように読んだ。


 中国の温家宝首相は訪中した野田佳彦首相に対し、亡命中のウイグル人組織の独立運動や尖閣諸島の領有権を巡って「中国の核心的利益と重大な関心事」を尊重するよう強く要求した。これに対し野田首相も、日本の固有の領土であると反論し、尖閣問題が再燃したと伝えられた。新彊ウイグル自治区の独立を求める亡命ウイグル人組織の世界ウイグル会議が今月14日から17日まで東京都内で代表大会を開催した。日本は同会議主席のカーディル氏に中国政府の不許可要請にも拘わらずビザを発給し、欧米以外で初の大会が予定通り行われた。温首相はこれに対し激しく抗議したという。日本は民主主義国家であり自由が認められているのだから、発給しない理由はない。社説でもこの点について中国にきちんと説明すべきであると言う。正論であるが、説明しても理解されないだろう。同紙の社説についてこの点に異論はない。


 ところが尖閣諸島については、同紙は「東京都の尖閣購入方針の表明により、中国側の反発を招いた。日本が実効支配を強化すればするほど中国は対抗措置を講じて日本を脅かす。尖閣問題は棚上げにしておくのが良い。ここ数年『東シナ海を協力・友好の海とする(2008年5月の日中共同声明)』目標から遠ざかる一方だ。日中両国は共同声明の原点に立ち帰るべきだ」という。大いに異議ありだ。


 そもそも尖閣諸島は古来琉球が航路や漁場として最も多く利用してきたものである。1895年明治政府がどの国にも所属していないことを確認した上で日本領土に先占の法理によって編入した。以来75年間如何なる国も尖閣諸島の領有権を主張したことがなかった。1968年に国連アジア極東経済委員会(ECAFE)が尖閣諸島周辺の海底調査をし、69年にその調査結果を公表した。その中で、同諸島周辺に豊富な石油資源の可能性を指摘した。その後1970年に、台湾そして中国が尖閣諸島の領有権を主張しだしたのである。その後台湾、中国人が次々と不法上陸し、違反操業や領海侵犯を繰り返すようになった。中国による棚上げ論と言うのは、平和な海に、様々な紛争を起こすことによって問題を作り出しその問題を一時的に解決するようなやり方で提案されたものである。今南シナ海で起きている中国とベトナム、フィリピンやその他の諸国との領土紛争を見ても、棚上げ論は尖閣諸島を奪い取る手段であると認識すべきである。中国は1971年に尖閣諸島の領有権を主張したが、これには触れられずに日中国交正常化が1977年になされた。1978年の棚上げ論の直前の4月12日には突然100数十隻の中国籍武装船団が尖閣諸島周辺の領海を侵犯し、尖閣諸島は中国の領土であると意思表示を行った。鄧小平はこのような事件は2度と起こさないと約束し、日本記者クラブで、領有権を一時棚上げにし、10年でもかまわないと提案した。(つづく)

2012年

5月

27日

マンション建設に断固反対 宮良公民館が反対集会 自然・聖域の保護訴え 宮良川河口付近

建設反対のシュプレヒコールをあげる住民ら=26日午前、宮良
建設反対のシュプレヒコールをあげる住民ら=26日午前、宮良

 宮良川河口付近で㈱マルナカホールディングス(本社=香川県、中山明憲社長)が計画しているリゾート型分譲マンションの建設が17日から始まっている。宮良公民館(佐久盛安喜館長)は26日、建設現場近くで建設反対集会を開き、参加者たちが「自然や聖域が荒らされる」とマンション建設に反対した。

 

 分譲マンション建設計画は2008年から始まり、業者側が4回以上の住民説明会を行ったが、住民から理解を得られず平行線をたどっていた。県は昨年6月、業者へ都市計画法に基づき開発を許可。市は自然環境保全条例に基づく近隣自治体の同意書が提出されていないため、計画に対し「不同意」の意見をつけている。


 公民館は、自然環境の悪化や予定地東側にある山崎御嶽での祭祀への影響を危惧。分譲マンション住民とのトラブル発生なども問題視し、08年度の総会で反対決議を出した。


 業者側は当初25メートルのマンションを予定していたが、風景計画に基づき2階建て8・3メートルに縮小。山崎御嶽に配慮し、建物を約120メートル離すほか、海岸への進入路の整備も行うとしている。


 建設反対集会で、佐久盛館長は御嶽周辺や海岸への影響を懸念、「公民館をあげて断固反対し、彼らの意志を食い止めたい」とした。


 また、「聖域の隣にリゾートはいらない」「宮良の大事な場所を守るために反対の声をあげていく」と青年会や婦人会、老人クラブなどの地域住民が建設反対への意見を次々と述べた。


 最後は「市条例等に反する行為を直ちに中止せよ」「字民の心のより処である御嶽周辺での大型施設建設に断固反対する」などとした決議文を採択し、反対のシュプレヒコールをあげた。

2012年

5月

26日

来月から議論本格化 尖閣活用など焦点に 市海洋基本計画

バンナ公園から望む石垣市街地と周辺海域(2011年12月)
バンナ公園から望む石垣市街地と周辺海域(2011年12月)

 八重山周辺の海洋資源を活用した地域振興策を盛り込む「海洋基本計画」の策定に取り組んでいる石垣市の海洋基本計画策定委員会(会長・山田吉彦東海大海洋学部教授)は、3月までに2回の会合を終え、6月25日の第3回会合から本格的な議論に入る。尖閣諸島の有効利用などが焦点になりそうだ。事務局の市企画政策課は、沖縄振興一括交付金を活用し、事務局に専門的知識を持ったコンサルタント会社を入れる方向で検討している。

 

 海洋基本計画の策定は、竹富町に次いで全国2例目。これまでの論議で、計画の正式名称は「石垣市海洋基本計画」、サブタイトルは「八重山海域における海洋の保全・利活用」となることが決まった。


 検討委の会合は残り5回予定されており、年度内に計画を策定するスケジュールで論議を進める。貴重な海洋資源の宝庫ともいわれる尖閣諸島の有効利用が、どのような形で盛り込まれるのかに関心が集まっているが、これまで開かれた2回の会合では、漂着ごみ対策や赤土流出問題なども議題に挙がっている。


 一括交付金の交付申請が認められれば、コンサルタント会社は8月の第4回会合から事務局に入ることになる。


 市企画政策課は「専門的知識を持ったコンサルを入れることで、専門性の高い計画にしたい。ただ、計画に専門用語を並べるのではなく、市民にも分かりやすい内容にする」と期待。計画策定後は、市民向けに概要版のパンフレットを作成することも検討している。

2012年

5月

26日

問題のすり替え? 感情論より法律論で 早朝講座問題

 県立高校で、教員が県教育委員会の許可を得ず早朝講座などでPTAから報酬を受け取るのは不適切とされる問題が表面化しているなか、八重山高校PTAは20日、2012年度総会で、早朝講座の報酬を含んだ進路指導予算を承認した。同校で実施されている早朝講座は文部省の通知で示された不適切な事例には該当しないというのが、学校側の見解だ。


 この問題は、3月9日に自民党の義家弘介氏が参院決算委員会で取り上げたことで表面化。文部科学省が沖縄県教育委員会などに実態調査を指示した結果、県内の75パーセントの高校で早朝講座の報酬受領が行われていたことが明るみになった。


 公立学校の教員は職務の性質上、「時間外」の認定が難しい。そのため、月給に4%上乗せする手当てが支払われている。時間外手当の代わりだ。


 この問題で最も注目しなければならないのは、同様の行為が公務員の「兼職・兼業」に当たる可能性があるということ。文科省は9日、こうした行為を「不適切」として全国の教育委員会に通知している。


 八重山では、問題が「早朝講座の是非」にすり替わっている感が否めない。PTAが子どもたちに多くの学習の場を提供する行為に賛成する気持ちは当然のことで、通学する学校の教員が担当するのであれば、積極的に早朝講座を願い出ることに問題は感じない。


 しかし、教員が職務と紛らわしい早朝講座により無許可で謝礼を受け取ることは「不適切」と文科省は表現している。要するに違法であるということ。八重高のケースについても十分な検証がないまま「目くじらを立てるな。問題を大きくするな」という意見がPTAにもある。


 「この問題は自民党国会議員が教科書問題の仕返しのために、県教育委員会を標的にしたもの。政治的な行為で、それをまともに受けてはいけない」などと、記者に詰め寄る市民もいたが、感情論で判断するべきでないとの意見も少なからずある。

 

 注意しなければならないのは違法か適法かということだ。親の気持ちや教員の都合を問題に持ち込んでは、争点がぼけてしまう。公務員がサイドビジネスで収入を得ることが法に触れることは、誰でも知っていることで、教員もその公務員である。


 八重高の場合、早朝講座の年間総額が640万円にもなる。大金を不適切に受領していた可能性があるにもかかわらず、率直な反省の言葉を聞いたことはない。他の行政機関ならば大問題となっていても不思議ではない。


 八重高PTAでは、「講座の在り方検討委員会」を発足させて指針を作成。県教育委員会の方針にのっとった方法で今後も早朝講座を継続するよう求めている。県教育委員会の指導により現在、教員は謝礼を受け取っていないというが、「兼職兼業願い」が受理されれば、謝礼を受け取っていない期間にさかのぼり、謝礼金を受け取る方針だという。


 一連の問題について「市民感覚からかけ離れている」と話した女性の言葉が記者には印象的だ。                                      (大城智芳)

2012年

5月

26日

アカショウビン保護 白保の山田隆治さん

体長20㌢ほどのアカショウビンと保護した山田さん=白保フレンドハウス
体長20㌢ほどのアカショウビンと保護した山田さん=白保フレンドハウス

 ○…夏鳥として全国に飛来するアカショウビンを民宿「白保フレンドハウス」を経営する山田隆治さんが25日、玄関先で保護、「元気になって、また遊びに来て」と市内の動物病院に託した。

 

 ○…山田さんによると、この日朝、玄関先でじっとしているアカショウビンを見つけた。けがをしている様子はないものの、近付いても逃げず、飛べないという。段ボール箱に入れ、水を与えた。


 ○…連絡を受けた平田家畜病院(県の野生動物救護医)が引き取り、治療を始めた。獣医師の齋藤恭子さんは「羽根が折れているかも。ベストを尽くして、自然に戻れるようにしてあげたい」と話す。

2012年

5月

26日

県高校総体バレー開幕 91校981人が出場 29日まで、市内で熱戦展開

選手宣誓する西原高男子の石垣実貴主将
選手宣誓する西原高男子の石垣実貴主将

 2012年度県高校総合体育大会・第60回バレーボール競技大会(主催・県高体連)の開会式が25日、石垣市総合体育館で行われた。大会は地元八重山高校、八重山商工高校を含む男女91校981人が出場。大浜中出身の西原高校男子主将の石垣実貴選手(3年)が「全身全霊で戦い抜くことを誓う」と力強く選手宣誓をした。バレーボール競技の石垣市開催は、1996年以来、16年ぶり2回目。

 

 開会式では昨年度、アベック優勝した西原高校を先頭に北から順番に入場。八重山高校がトリを務めた。


 山城邦定大会長は「選手が、これまで培った力と技、精神力、忍耐力を十二分に発揮し、思い出深い大会になることを確信している」と期待した。


 選手を代表して西原高校の石垣主将は「練習で培った技術を発揮し、スポーツマンシップにのっとって最後まで戦い抜く」と選手宣誓をした。


 中山義隆市長は「石垣市はバレーが盛んな地域。出場選手から将来、オリンピッ選手が出ることを期待している」、八重山商工高校の山村晴奈生徒会長(3年)は「悔いの残ることがないように勝利に向かって頑張って下さい」と歓迎、激励の言葉を送った。競技は26日から、同体育館、八重山農林高校、八重山商工高校の3会場で行う。八重山勢の初戦日程は次の通り。


 【男子】
 ▽八重山高×沖縄尚学(26日、八農林1試合)▽八重山商工高×糸満×宮古総実の勝者(27日、八商工4試合)
 【女子】
 ▽八重山高×知念(市総合体育館2試合)▽八重山商工高×北谷×向陽の勝者(27日、八商工3試合)

2012年

5月

25日

告示まで1週間 市議、町議 選挙戦の中核に 県議選

右から大浜一郎氏(50)、砂川利勝氏(48)、高嶺善伸氏(61)=50音順
右から大浜一郎氏(50)、砂川利勝氏(48)、高嶺善伸氏(61)=50音順

 

 県議選は6月1日の告示まで1週間に迫った。投開票は同10日(竹富町は9日)。石垣市区(定数2)には、八重山経済人会議代表幹事で石垣エスエスグループ代表取締役社長の大浜一郎氏(50)、市議の砂川利勝氏(48)=いずれも自民公認=と、現職で県議会議長の高嶺善伸氏(61)=民主、社民、社大推薦、共産支持=の3氏が立候補を表明。3市町の市議、町議も、ほとんどがスタンスを明確にしており、選挙戦では実働部隊の中核として活動する。

 

 大浜陣営は県議の辻野ヒロ子氏が選対本部長に就任する。1期目の若手である内野篤氏、砥板芳行、我喜屋隆次氏と、中堅の上門孝子氏の4市議も運動の中心。知念辰憲氏、石垣亨氏も支持表明している。


 竹富町議では新田長男氏、与那国町議では崎原孫吉氏と糸数健一氏が大浜氏を支持している。


 砂川陣営はベテラン議員が中心で、竹富町議会議長の西大舛高旬氏が後援会長、市議会議長の伊良皆高信氏が選対本部長。他の市議はベテランの仲間均氏、松川秀盛氏、中堅の仲嶺忠師氏、一期目の箕底用一氏が脇を固める。


 竹富町議は西大舛氏のほか大石功幸氏、仲里俊一氏、島仲秀憲氏、与那国町議は議長の前西原武三氏、嵩西茂則氏が砂川氏を支持している。


 高嶺陣営は革新系の市議、町議が一丸となり「革新統一候補」として強固な選挙態勢を構築した。


 市議は大浜哲夫氏、宮良操氏、長浜信夫氏、前津究氏、石垣三雄氏、竹富町議は新博文氏、宮良用範氏、嘉良直氏、東迎一博氏、前泊竹宏氏、渡久山康秀氏、与那国町議は田里千代基氏、崎元俊男氏が高嶺氏を支持しており、ベテランから若手まで多彩な布陣。


 大浜氏と砂川氏を推薦した公明党は、市議の大石行英氏が大浜陣営、平良秀之氏が砂川陣営に入り「役割分担」で両氏の当選を目指す。


 市議の小底嗣洋氏、石垣涼子氏は態度を明確にしていない。竹富町議の西表貫之氏は病気療養している。


 大浜、砂川、高嶺の3氏は、知名度アップや政策の周知に向け、目抜き通りでの辻立ちや各地でのミニ集会などを精力的にこなしている。


 県選管によると、有権者数は3月2日現在、石垣市3万6989人、竹富町3259人、与那国町1232人の計4万1480人。

2012年

5月

25日

がれき受け入れで公開質問 2氏の見解分かれる

県議会立候補予定者に質問する命のネットワーク・八重山のメンバー=24日午後、双葉公民館
県議会立候補予定者に質問する命のネットワーク・八重山のメンバー=24日午後、双葉公民館

 6月の県議選で、東日本大震災の避難者や支援者で組織する命のネットワーク・八重山(9団体)は24日、立候補予定者を招いて公開質問会を双葉公民館で開き、被災地のがれき受け入れ問題などについて見解を聞いた。大浜一郎氏と高嶺善伸氏が出席。大浜氏は「安全性を確認した上で、受け入れを検討してよい」、高嶺氏は「国の安全性の説明は信用できず、がれきを受け入れるべきではない」と主張し、見解が分かれた。


 高嶺氏は、基本姿勢に「脱原発」を掲げ「大震災で原子力の安全神話が崩れた。がれきの問題で、安全な石垣島まで混乱させることに憤りを感じる」と述べ、がれきを受け入れるべきではないと強調。八重山ができる支援策として、避難者の受け入れ条件整備や、安心安全な農作物の輸送などを挙げた。


 大浜氏は「安全が担保されないと受け入れることはできない。国がちゃんと基準を定めないといけない」と国の責任を指摘。「最南端までがれきを持ってくるのは、コスト、労力を考えると非現実的ではないか」との考えも示した。八重山ができる支援策として、子どもたちの受け入れなどを挙げた。


 出席しなかった砂川利勝氏は、報道陣に対し「政争の具になる可能性がある」ことなどを理由に、回答を差し控えるとするコメントを発表した。

2012年

5月

25日

第一陣50人石垣入り 16年ぶり石垣開催 26日から熱戦展開 インターハイ・バレー

リラックスした表情で石垣島での第一歩を記した那覇西女子バレー部のメンバー=石垣空港、24日正午
リラックスした表情で石垣島での第一歩を記した那覇西女子バレー部のメンバー=石垣空港、24日正午

 石垣市で16年ぶりに開催される県高校総体(インターハイ)バレーボールに出場するチーム第一陣が24日、空路石垣入りした。到着したのは男女那覇西と男子首里チーム総勢50人余り。高校生は本島以上の厳しい日差しに驚きながらも、母校から400㌔以上離れた石垣島で必勝を誓った。

 

 インターハイ・バレーボール競技の石垣島開催は1996年以来、2度目。60回目の節目を迎える今大会は、地元男女4チームを含め計50校・91チーム、総勢1000人以上が結集、全国大会出場をかけ熱戦を展開する。


 第一陣となった男子・那覇西のキャプテン渡嘉敷圭君(3年)は「ベスト8が目標。高さを生かしたブロックと攻撃が主体のチーム。石垣は初めて。本島より日差しが強い」と青空を見上げた。


 那覇西女子キャプテンの今村祐実さん(3年)も「一戦一戦、自分たちのプレースタイルが出せるよう試合に臨む。チャンスを生かした速い攻撃を見せたい」と初戦突破を誓った。


 首里高校のメンバーで石垣市出身の與西涼君(3年)は「里帰りは4年ぶり。懐かしい。地元で、大会最終日まで勝ち残りたい」と目標を見据えた。


 高体連バレーボールの東風平和成・委員長は「バレー人気は低迷がちなので、ぜひいい試合を見せ、競技復活の起爆剤にしたい。男女の西原を軸に、全体的にレベルアップしている。全国でも好成績が期待できそう」と力を込める。


 開会式は25日午後5時から市総合体育館で。試合は26日から4日間、市総合体育館をメーン会場に、高校生が青春の汗を流す。

2012年

5月

25日

「公民科は国民視点で」 育鵬社版反対で講演 住民の会

育鵬社版公民教科書の問題点を指摘する小笠原さん(左)=24日夜、市健康福祉センター
育鵬社版公民教科書の問題点を指摘する小笠原さん(左)=24日夜、市健康福祉センター

 子どもと教科書を考える八重山地区住民の会による講演会「このままでいいの?公民教育と育鵬社版教科書」が24日夜、石垣市健康福祉センターで開かれた。弁護士の小笠原彩子さんが講師を務め、公民科や育鵬社教科書の問題点を述べた。


 八重山地区住民の会は、教科書問題で石垣市と与那国町の採択した育鵬社版公民教科書に反対。この日の講演会は、子どもたちに真実に基づく教科書を手渡すために学習を深めるのが目的。


 小笠原さんは、公民科について「国民視点で、憲法を活かした国づくりをどう取り組むのかを学ぶことが大事。基盤は『わたくし』にある」とした上で、育鵬社版公民教科書は「国のために何ができるかを考えて行動するといった意識を持つ人間を育てることが教科書のベースにある」と指摘した。


 また育鵬社版公民教科書で、天皇や自衛隊について多くのページが割かれていることに「ページづくり自体が極めて政治性の高い、偏頗(へんぱ)な教科書だと感じる」と述べた。


 八重山地区住民の会は、今後、月1回のペースで「公民教科書学習会」を開催していくことを発表し、参加を呼び掛けた。

2012年

5月

24日

積極的取り組みを 事業決定は「順次」 一括交付金

一括交付金の制度などについて説明を受ける行政や経済団体の担当者=23日午後、石垣市商工会館
一括交付金の制度などについて説明を受ける行政や経済団体の担当者=23日午後、石垣市商工会館

 国、県は3月に成立した改正沖縄振興特別措置法の説明会を23日、石垣市商工会館で開き、行政や経済団体などの関係者が出席した。同法で創設された沖縄振興一括交付金を活用した事業について国の担当者は、実施内容が固まった事業から順次、一括交付金の交付決定を行う方針を示し「中身を早く見せていただいて相談してほしい」と市町村の積極的な取り組みを促した。

 

 石垣市、与那国町は一括交付金で実施したい事業を取りまとめ、すでに県に提出しているが、国の交付決定が下りる時期が分からないため「一括交付金を盛り込んだ予算案を6月議会に提出していいのか」という戸惑いの声も上がっている。


 説明会には国から内閣府政策統括監(沖縄政策担当)付企画担当の馬場竹次郎参事官と、佐藤創一参事官補佐が出席した。


 馬場参事官は、石垣市の担当者の質問に答え「交付決定の時期は、その事業の熟度、詰め具合による。(提出された事業を)一律にするつもりはない」と説明した。一括交付金を盛り込んだ予算案の提案時期は、それぞれの自治体の判断に任せるとした。


 馬場参事官は、改正沖縄振興特別措置法の特徴として①沖縄の自主性をより重視②従来の沖縄支援策をさらに強化―したことを挙げた。


 同法では、国が沖縄振興計画を策定していた従来のあり方から、県が自ら沖縄振興計画を策定し、国が決定する仕組みに転換した。本土と沖縄本島間を運航する航空機の燃料税軽減制度が、石垣、宮古、久米島にも適用されるなど、各種支援制度も拡充されている。

 

2012年

5月

24日

身近な自然に歓声 海岸でサンゴ観察 明石小の児童 子どもパークレンジャー

シュノーケリング体験を終え、意気揚々と引きあげる明石小の子どもたち=明石東海岸。
シュノーケリング体験を終え、意気揚々と引きあげる明石小の子どもたち=明石東海岸。

 身近にこんなにきれいな海があるなんて―環境省子どもパークレンジャー校に指定された明石小学校(前上里徹校長、17人)のスノーケリング体験が23日、明石東海岸であった。全校児童がダイビングスーツに身を包み、海中の自然を観察。さまざまな生き物たちと出合った。

 

 スノーケリング体験は、環境省石垣自然保護官事務所と石垣島沿岸レジャー安全協、八重山ダイビング協北部支部のスタッフら19人が協力。児童の器材は保護官事務所が貸し出した。


 校内で、スタッフが児童に、シュノーケリング器材の使い方を説明した。着替えた後、学校近くの海岸で、体験学習にチャレンジ。インストラクターと児童が一対一で水深1㍍余りの海中を探索した。


 児童はサンゴや熱帯魚を見つけるたび、水面に顔を出し大きな歓声を上げた。1時間ほど観察を続け、日に焼けた真っ黒な顔で、意気揚々と砂浜に上がった。


 5年生の竹原華花(はな)さんと1年生の入米蔵侑(あつむ)君は「スーツを着てのシュノーケルは初めて。サンゴも魚も、すごくきれいでびっくりした。またやってみたい」と白い歯をこぼした。


 海中観察を岸で見守っていた前上里校長は「これほど自然が豊かな明石でも、児童には一人で海に遊びにいかないでと、指導している。昔に比べ、児童の自然体験は少ない。シュノーケルは、いい冒険になったのでは」と目を細めた。明石小は今後、レンジャー活動をまとめ、学習発表する予定。


 児童を指導した自然保護官の平野淳さん(34)は「明石海岸での学習は初めて。さまざまな生物が観察でき、子どもたちも喜んでくれた」と、学習成果に自信をのぞかせた。


 環境省子どもパークレンジャー活動は、環境の大切さを学んでもらおうと全国15地区で実施。八重山では石垣・竹富町の小学校を対象に2002年度から始まった。本年度は、明石小学校と八島小学校の5年生を活動校に指定している。

2012年

5月

24日

報酬総額640万円 11年度、早朝講座などで 基準決まるまで無報酬

 県立八重山高校(新垣治男校長)で2011年度に、早朝講座などを担当した教員に保護者から支払われた報酬総額は約640万円であることが23日、同校への取材で分かった。同校PTAは今年度も、教員への報酬を盛り込んだ進路指導費予算を総会で承認している。ただ、県教育委員会が報酬のあり方に関する検討を進めており、同校とPTAも近く検討委員会を発足させることから、同校は当面、無報酬で早朝講座などを続行。報酬のあり方について明確な基準が示されるのを待って、報酬の受け取りを再開する方針。

 

 早朝講座などを担当した教員が保護者から報酬を受け取る慣習は1988年から続いてきたが、教員が職務外で報酬を受け取るには本来、兼職兼業願いを県教委に提出し、許可を得る必要がある。そのため県教委は各県立高校に対し、当面、報酬の受け取りを中止するよう通知している。


 同校によると、PTAの11年度決算では、進路指導費のうち「講座費」は総額659万円余で、このうち約640万円が早朝講座や放課後講座などを担当する教員への報酬。12年度の講座費には、講座を受講する生徒の増員を見込み、680万円が計上されている。


 文科省は今月9日の通知で、早朝講座などが①教育課程の一部として実施しているとみなせる②生徒が必ず参加しなければならないような運用が行われている③教職員の勤務時間と連続するなど、勤務時間中の職務との区別が明確でない―場合などについて、兼職兼業願いが提出されていても、報酬の受け取りは不適切と指摘した。


 これについて新垣校長は、同校の早朝講座について①全生徒の参加ではない②教員が手作りしたプリントなどを使用し、教科書を使用していない③早朝講座は午前7時半から8時20分までで、1校時は9時10分から始まるため、教職員の勤務時間と連続していない―と指摘。兼職兼業願いを出せば、報酬の受領が認められるという見解を示した。


 現在、無報酬で続行している早朝講座などについても、20日のPTA総会で進路指導予算が承認されていることから、県教委や検討委員会の方針を見極めた上で、後日改めて報酬を受領する方針。


 ただ「報酬額の妥当性などについては、県教委や検討委員会の結論を見て判断したい」としている。


 同校によると、早朝講座などの報酬をめぐる問題が表面化したあと、PTAからは「早朝講座は続けてほしい」「頑張ってください」などと激励する声が寄せられている。「批判は1件もない」という。

2012年

5月

23日

〝石垣島産チョコ〟の夢着々 今年もカカオ収穫 「あと5年」栽培技術確立へ

「石垣島のおかげで採れました」と笑顔のスタッフ=19日
「石垣島のおかげで採れました」と笑顔のスタッフ=19日

 

 石垣島にあるロイズコンフェクト社のカカオ栽培試験場では、今年もチョコレートの原料カカオの実がたわわに実り19日、関係者による収穫作業が行われた。同社の石垣島での試験栽培は、今年で6年目。収穫は昨年に続き2度目となる。今年は、栽培技術の向上によりサイズも大きく、803個を収穫した。

 

 2006年から始動した同社の石垣島での試験栽培は、今年で6年目。昨年は国産チョコレート向けに取り組む収穫として初めて760個の収穫を実現。


 同社のスタッフらは、今年の栽培に向けてインドネシアを訪問、栽培現場を視察した。昨年以上に工夫を凝らし、収穫予定日にそろって実が熟するように、冬場にできた実を間引き、木を休ませながら収穫予定日に備えたという。


 栽培技術を工夫したことにより、今年の収穫は、サイズが大きくなり、数も803個と昨年より43個増加。カカオの木自体が大きく成長したこともあり、ビニールハウス内は大きな葉が伸び伸びと育った枝で横に広がっていた。


 同社の成田武光専務は「もう5年勉強させてもらい、国内産初となる石垣島産チョコレート製造に着手したい。それまで石垣島産チョコは待ってほしい。まず、単位収量をあげたい」と、栽培の技術習得に余念がない。「石垣島で栽培したいという農家には、助力します。ただ、現時点では採算は見込めませんが…」と石垣島の農家との連携も惜しまない姿勢。「石垣島の(太陽の)おかげですから」と成田専務はにこやかに笑った。

2012年

5月

23日

「元気をもらえた」 ルーキーママ交流

交流を楽しむ「ルーキーママ」たち=22日午後、市健康福祉センター
交流を楽しむ「ルーキーママ」たち=22日午後、市健康福祉センター

 初めて出産した「ルーキーママ」同士が交流を深める「第31回ルーキーママの集い」(主催・石垣市)が22日、市健康福祉センターで開かれ、17組の親子が参加した。


 赤ちゃんは母子保健推進員が預かり、若い母親たちは「リズム体操」に挑戦。講師の指導で体を軽快に動かし、楽しく汗を流した。


 続いて「ゆんたく会」が開かれ、母親たちは、食生活改善推進員が手作りしたおやつに舌鼓を打ちながら、子育てなどの話に花を咲かせた。


 参加者の一ノ瀬久実子さん(34)は「同じ時期に子どもを生んだお母さんたちと話すと安心できる。運動もできて元気をもらえた」と笑顔で話した。

2012年

5月

23日

県域でのパイン部会 設立へ 会員買受け70~60円増 農作業 受託事業も ㈱石垣島サプライ

市内崎枝の石垣島サプライの関連農場、有機栽培のパインが収穫を待っている=22日
市内崎枝の石垣島サプライの関連農場、有機栽培のパインが収穫を待っている=22日

 県産パインのブランド化に取り組む株式会社石垣島サプライは、パイン産業の発展と生産者所得向上を目的に「株式会社石垣島サプライ沖縄県パイン生産部会」を立ち上げる。入会者には、青果で70円、加工用で60円程度取引価格を加算。①災害見舞金②農作業の受託事業③国内や海外への視察・研修―などの事業を充実させ、会員の所得向上と栽培技術の確立・効率化を図る。6月初旬には設立総会を開く予定で入会者を募集している。同社の川村勇好常務取締役は「(事業を充実させ)沖縄、石垣のパインが超一流であると知ら示めたい」と、パインの更なるブランド化に強い決意を示した。

 

 設立する生産部会は、同社の工場管内である沖縄県のパイン生産者が対象。同社が運営する沖縄本島の大宜味村の加工施設と、市内磯辺地区の工場に搬入する生産者を含めることで、県規模の組織とする。


 同社と取引する生産者を部会に入会させることで、不足する原料を確保する。現行の取引価格に青果で70円加算し、L、Mサイズが260円。加工用ではMサイズ以上で60円加算し、110円とする。会員には年間3千円の会費が必要。 会費は部会が行う事業に当てる。


 部会では台風等の災害時の助成として災害見舞金を設ける。「毎年、資金を積み重ねることが出来れば見舞金を充実できる」と同社側は話す。


 また、高齢化する生産者や兼業農家への支援策として農作業の受託事業を実施。トラクターなど農業機械と共にオペレーターを派遣。農作業の効率化と農業機械を持たない兼業農家などを支援する。


 栽培技術の向上を目的に国内・海外への視察研修を事業に盛り込み、新たな海外品種の導入なども視野に入れている。


 同社では、6月初旬には部会の設立総会を開き、役員や事業の運営方法などを決定する予定。


 同社の川村常務は「高くで売れれば、原料を高くで買えて生産者に還元できる。沖縄、石垣のパインは一流であることは、誰もが知っている。その上の超一流であることを知ら示めたい」と、話しパインの更なるブランド化に強い決意を示した。

2012年

5月

23日

学校の歴史 振り返る 伊原間中 統合50周年で集会

校歌ダンスを披露した伊原間中の生徒たち=22日午前、伊原間中学校
校歌ダンスを披露した伊原間中の生徒たち=22日午前、伊原間中学校

 伊原間中学校(大濵民江校長)で22日、伊原間中学校統合50周年開校記念集会が体育館で開かれ、当時の養護教諭だった黒島郁江さんが統合された同校の様子を話した。また、黒島さんが校歌ダンスの振り付けをしたということで、全生徒で校歌ダンスを披露した。


 記念集会は、講話を通して母校の伝統や歴史を見つめ直し、よりよい学校生活の実現に努めてもらおうと実施された。


 講師を務めた黒島さんは、統合当時は島内に養護教諭が2人しかいなかったことや、島内で初めて始まった学校給食について話した。


 校歌ダンスについては「当時の振り付けとは違っているかと思う」と述べ、「踊りは習っていなかったが、昔から身体を動かすのが好きだった。私を含めた女性職員や体育教諭と一緒に考えた。校歌ダンスだけでなく、フォークダンスや歌へ振り付けをして生徒たちに教えていた」と振り返った。


 黒島さんは「改めて伊原間中に訪れ、タイムスリップしたような気持ち。生徒の皆さんはこれから元気に学校を卒業して、伊原間中の卒業生として誇りを持って社会に出てほしい」と激励した。


 続いて、全生徒で体育祭に向けて練習している校歌ダンスを披露。ダンスリーダーの髙江洲蘭奈さん(3年)は「黒島先生の振り付けが残っていたらいいなと思います」と話した。このほか、波照間永仁教諭が統廃合当時の様子や同校の歴史について「ふりかえり&エピソード」などで紹介した。


 伊原間中は1963年、琉球政府文教政策の一環で伊野田・野底・明石・伊原間の中学校が統合され、同年4月に開校式と入学式が行われた。

2012年

5月

22日

27日に公開討論会 JC 「判断材料に」 県議選

県議選予定候補者の公開討論会開催を発表する西表理事長(中央)=21日午後、八重山青年会議所事務局
県議選予定候補者の公開討論会開催を発表する西表理事長(中央)=21日午後、八重山青年会議所事務局

 6月の県議選に向け、八重山青年会議所(西表晋作理事長)は立候補予定者3人の公開討論会を27日午後1時半から、市民会館大ホールで開催する。立候補予定者の政策アピールや、3人が相互に質問をぶつける「クロストーク」などを通じ、県議選の争点を明確にし、有権者の判断材料にしてもらう。21日、西表理事長が記者会見して発表した。

 

 県議選には新人の大浜一郎氏(50)、砂川利勝氏(48)=いずれも自民公認=、高嶺善伸氏(61)=民主、社民、社大推薦、共産支持=の3氏が立候補を表明している。


 公開討論会のコーディネーターは沖縄大地域研究所特別研究員の島田勝也氏。立候補予定者が各5分の「基本演説」を行ったあと、島田氏から3氏へ「八重山を取り巻く外部環境についての認識」「八重山の現状に関しての認識」「八重山の将来ビジョン」の3点を10分程度で質問する。


 クロストークでは、それぞれの立候補予定者から他の立候補予定者へ相互に質問してもらう。


 最後に各立候補予定者は、3分ずつ「最終演説」を行う。
 公開討論会は入場無料。八重山JCは「なるべく多くの人に来場してほしい」と呼び掛けている。

2012年

5月

22日

日食に児童歓声 八重山では「部分」 石小で観察会 50人参加

部分日食を観察する児童たち=21日午前、石垣小学校
部分日食を観察する児童たち=21日午前、石垣小学校

 

 太陽の手前に月が重なり、光がリングに見える金環日食が21日、国内の太平洋側で観測され、他地域でも部分日食が見られた。国内で金環日食が観測されるのは1987年に沖縄で観察されて以来25年ぶり。このうち、石垣小学校では6年生を対象に観察会が同校屋上で行われた。


 石垣小の屋上には午前7時前から、児童や保護者、教諭らが約50人が集まった。
 この日はあいにくの曇り空。太陽は厚い雲に覆われており、日食メガネを片手に児童たちは「見えなーい」「残念」と不満の声。


 しかし午前7時15分ごろ、雲の切れ間から太陽が顔を出し、日食メガネで部分日食を見ることができた。児童たちからは「おおー!」と歓声の声が上がった。


 本永健君(6年)は「上の部分が欠けているのが見えた。遮光板を通して写真も撮った」とはしゃいでいた。


 妹と一緒に訪れた宜保奈々香さん(同)は「日食を見るのは2回目。すごかった」と興奮した様子で話した。

2012年

5月

22日

早朝講座の指針作成へ 「報酬」盛り込んだ予算承認

講座有り方検討委の設置を決めた八重高のPTA総会=20日午後、同校体育館
講座有り方検討委の設置を決めた八重高のPTA総会=20日午後、同校体育館

八重山高校PTA(武富弘次会長)の2012年度総会が20日、同校体育館で開かれた。早朝講座などを担当した教員が県教委の承認を得ず保護者から報酬を受け取っていた問題について「講座在り方検討委員会」を発足させて指針を作成することを決めた。


 検討委はPTA、元PTA、教員代表を含むメンバーで組織。運営指針はPTA理事会に諮り、評議員会で審議して決定する。その結果は「全会員に報告する」としている。6月中の発足を目指す。


 PTAの決議では、早朝講座や模擬試験の取り組みについて「(教員の)奮闘で生徒の学力が引き上げられている」と早朝講座などに取り組んできた教員の貢献を評価。県教委の方針にのっとった方法で今後も継続するよう要望した。


 早朝講座の報酬などを盛り込んだ進路指導予算が承認された。
 文科省は、早朝講座などで教員が報酬を得ることは「不適切」とする通知を出しているが、新垣治男校長は、同校で実施されている早朝講座などについては、通知で示された不適切な事例に該当しないという見解を示している。

2012年

5月

22日

「感無量、来年も」 廃村から50年 故郷を訪問 下地島 当時の面影探す

島に居た時代に戻り、巻き踊りを行った下地出身者=新城島下地、20日午後
島に居た時代に戻り、巻き踊りを行った下地出身者=新城島下地、20日午後

新城島(パナリ)の下地が廃村になって半世紀の節目に沖縄本島や八重山在住者20人が20日、故郷を訪れた。中には68年ぶりに故郷の土を踏む参加者も。現在の下地はほとんどが原野だが、その当時の面影を探し、懐かしんだ。
 参加者は、かつて自分が住んでいた自宅跡を探し、御嶽や中盛火番跡など史跡を訪れ、当時を懐かしんだ。
 最後は、参加者は島に居た時代に戻り、豊年祭の歌や巻踊りで輪を作って踊った。


 故郷の下地を訪れようと発案、参加を呼び掛けた真栄里晃さん(72)=宜野湾市在住=は、病身の体で参加した。「廃村50年を迎え、故郷を思う人も還暦過ぎた人々だけになった。節目に多くの参加者と訪れ、感無量。来年も来たい」と話した。
 68年ぶりに訪れた大嵩幸夫さん(74)=中城村在住=は「当時の跡は自宅横にあった井戸だけだったが、来て良かった」と喜んだ。


 下地島の旧跡調査で、県立芸術大学の波照間永吉教授も同行した。
 新城島下地は、1963年に廃村になった。新城島は、農業に不向きな土壌の基で、住民は粟や豆、西表島に渡り水田で米の栽培や漁業と、自給自足のような生活を送っていた。


 戦前、戦後と八重山郡島政府の政策で移住開拓が促進され、島民は西表島豊原や石垣島に移り住んだ。


 当時あった学校は1953年に中学校(大原中学校下地分校)、翌54年に小学校(大原小学校下地分校)が、廃校になった。

2012年

5月

20日

水面下でし烈な戦い 告示まで2週間切る 三つどもえ混戦模様 県議会選挙

 県議選は6月1日の告示まで2週間を切った。投開票は同10日(竹富町は9日)。石垣市区(定数2)は、八重山経済人会議代表幹事で石垣エスエスグループ代表取締役社長の大浜一郎氏(50)、市議で自民党石垣支部長の砂川利勝氏(48)=いずれも自民公認=、現職で県議会議長の高嶺善伸氏(61)=民主、社民、社大推薦、共産支持=の3陣営が、水面下でし烈な集票合戦を繰り広げ、混戦模様。3陣営は事実上の選挙戦終盤となる今月末から来月上旬にかけ、相次いで総決起大会を計画しており、勝利に向けて支持者の最大動員を図る。

 

 大浜陣営は政財界の豊富な人脈を駆使。後援会のリストには企業や団体のトップがずらりと顔をそろえる。同期生などを中心にした草の根の運動も活発。6月3日の総決起大会を前に、19日には女性部、25日には青年部の集会を開催するなど、組織力も誇示する。保守層だけでなく、革新層の一部も支持者に取り込む。


 砂川陣営は地盤の石垣市北西部を固め、ミニ懇談会など、地道な活動で支持を広げている。砂川氏自らがたばこ農家でもあり、農業関係者からの支持は根強い。両親の出身地である宮古の郷友会も支援体制に入っており、20日には激励グラウンドゴルフ大会が計画されている。総決起大会は告示前の5月30日に開催する。


 高嶺陣営は革新層を手堅くまとめ、労組などを中心に運動を展開。2期8年の実績を強調し、県立病院の独立行政法人化反対や自衛隊誘致反対など、独自色を前面に打ち出して支持拡大を図る。高嶺氏は公務が多忙だが、合い間をぬって街頭演説やあいさつ回りをこなす。5月28日に女性部の集会、6月7日に総決起大会を開催する。

「2人公認」の影響は 公明票の行方も焦点

 県議選では自民党が初めて大浜一郎、砂川利勝の2氏を公認し「2議席独占」を目標に掲げた。ただ、大浜、砂川氏が保守支持層を奪い合う構図は基本的に変わらず、両氏の生き残りを懸けた厳しい戦いを予想する声も多い。公明票が2氏の間で、どのように「配分」されるのかも選挙の行方に影響を与えそうだ。


 中山義隆市長は両陣営を応援。17日には仲井真弘多知事が大浜、砂川陣営を激励に訪れるなど、党として、てこ入れを強める構え。公明党も2人の推薦を決め、自公協力体制をアピールしている。


 石垣市区では従来、保革が1議席ずつ分け合ってきたが、自民党が公認を一人に絞っていた従来の保守分裂選挙とは様相が異なる。市政が保守に転換した影響も指摘されており、唯一の革新候補となる高嶺陣営内にも楽観ムードはない。

2012年

5月

20日

監視カメラ 効果 石垣市 設置後投棄なし 多田浜海岸

設置した後、不法投棄が無くなった=18日午前
設置した後、不法投棄が無くなった=18日午前

 不法投棄が多発している重点地域の真栄里の多田浜海岸入口に市が、監視カメラを設置した後、不法投棄が無くなったことが18日までに分かった。市環境課は「現地だけでなく、周辺にも不法投棄が無くなった。今後も効率的に監視カメラを設置したい」と話している。

 

 監視カメラは、不法投棄が多発している24ヵ所を重点監視地域から、特に多い多田浜をピックアップし、3月27日に設置した。カメラは、ソーラーパネルとバッテリーで作動。夜間は赤外線撮影。24時間体制で監視しており、個人情報やプライバシーを考慮して、作動中であることを看板で明記している。


 看板や監視カメラの存在で、不法投棄を躊躇したと見られる。
 市環境課は改善を見られたら、多発する別の場所をピックアップし、一定期間を取り付けていく。


 今月30日のごみ不法投棄合同パトロールの現地調査の後、次の設置場所を決める。


 環境課によると、昨年度中の不法投棄回収は2450キロ。
 内訳は家電117台、廃タイヤ56本、自転車・バイク74台となっている。
 石垣市は、2010年度から、グリーンニューディール基金を活用した「不法投棄・散乱ゴミ監視事業」を導入し、監視パトロール員4人を配置。


 不法投棄が多発している24ヵ所を重点監視地域としてパトロールと不法投棄物の回収を実施している。


 富浜公雄生活環境係長は「元のきれいな環境に戻すには市民の協力が必要。ごみに関する質問には気軽に電話してほしい」と呼び掛けている。

 

2012年

5月

20日

子ども博物館教室 歴史と文化学ぶ 石垣

子ども博物館教室が開講し、初回は文化財めぐりをした=美崎御嶽
子ども博物館教室が開講し、初回は文化財めぐりをした=美崎御嶽

 市立八重山博物館(宮良信世館長)の2012年度(30期生)子ども博物館教室の開講式が19日、館内で行われた。市内小学5年生44人が文化財や史跡めぐりを通じて郷土の文化や歴史を来年3月まで9回講座で理解を深める。


 開講式で、宮良館長は「他校の子と早く友だちになり、1年間楽しく受講してもらいたい」とあいさつした。引き続き、第1回講座「文化財・史跡巡り」が開かれ、市文化協会長の石垣久雄氏が講師を務め、子どもたちは大濱信泉生家や権現堂、唐人墓、フルスト原遺跡、津波石など17ヵ所を回った。


 このうち、美崎御嶽(ミシャギオン)では、1500年のオヤケアハカチの乱を鎮圧した首里王府軍が、本島に帰る際に神女、マイツバが航海安全を祈願した場所の伝承のある場所として紹介した。

2012年

5月

20日

業界ニュース 桃原建材フェア

 桃原建材のシステムキッチンフェアが19日、ショールーム=大川=であり、家族連れでにぎわった。


 一流メーカーのキッチンをはじめ、最新のユニットバス(風呂)、機能満載のトイレを展示、社員がそれぞれの商品をていねいに説明した。


 キッチンとバス、洗面台の3点セットで、通常の半額88万円セールも。太陽光発電システムの展示、IH(電気)クッキングの体験コーナーも設けられ、社員の解説に、入場者が興味深そうに聞き入っていた。この日の購入契約者にボーナスとして、3~5万円のプレゼントもあり、契約者を喜ばせた。

2012年

5月

19日

日米中は相互理解を 安全保障で専門家論議 「尖閣は中国領」に反発も シンポジウム

安全保障をテーマに論議した日本、米国、中国の関係者=18日夜、市民会館中ホール
安全保障をテーマに論議した日本、米国、中国の関係者=18日夜、市民会館中ホール

 「アジア太平洋の海上安全保障と日米中関係」をテーマにした八重山防衛協会、在沖米国総領事館共催のシンポジウムが18日夜、石垣市民会館大ホールで開かれ、尖閣諸島問題などをテーマに3国の軍事専門家などが協議した。相互理解の重要性を指摘する声が相次いだが「尖閣諸島は中国領」とする中国の専門家に対し、フロアから反発の声が上がる場面もあった。

 

 中国上海の同済大学教授、夏立平(シャ・リーピン)氏は「尖閣諸島はだいぶ前から中国領であり続けている。(証拠となる)18世紀の正式な文書がある」と主張。米政府が、尖閣諸島は日米安保の対象とする見解を示していることについて「米国は、誤解を与えるような政策はやめるべきだ」と批判した。


 ただ「中国は、話し合いでこの問題を解決したいと考えている」とも述べ「この地域での安全を維持するため、米中、日中の間で、より多くの人的交流をしなくてはならない」と呼び掛けた。


 フロアの住民からは「中国の主張に根拠はない。唯一の解決法は、中国が民主的になり、よその島を取ろうとするのをやめることだ」などと反論する声が相次いだ。


 一方で、東シナ海や南シナ海の安全保障の論議について「この島で、そんな論議は必要ない」という住民もいた。


 元海上自衛隊海将の香田洋二氏は、南シナ海の中国とフィリピンの紛争について「両国が一触即発になったとき、米国は原子力潜水艦を浮上させた。それだけで(紛争の)抑止力になる。力と力が平和を維持しているという側面がある」と述べ、中国に対し、米国と関係各国が緊密に連携して対処すべきという考えを示した。


 米国のシンクタンク、パシフィック・フォーラムCSISからは、エグゼクティブ・ディレクターのブラッド・グリッサーマン氏とジャスティン・ゴールドマン氏が出席。


 グリッサーマン氏は「大切なことは友人だけでなく、敵となる可能性のある意見までもきちんと聞くこと。それぞれの見方を尊重して、2度と過ちを犯さないようにすることだ」と相互理解を求めた。

2012年

5月

19日

一期米刈り取り 石垣

黄金色に実った一期米の収穫が始まった=新川平田原
黄金色に実った一期米の収穫が始まった=新川平田原

 県内の米どころ石垣島で黄金色に実った「一期米」の収穫が18日から始まった。市内新川平田原にある仲新城淳さん(76)所有の水田では大型コンバインを操縦して、黄金色に実った一期米のコシヒカリを収穫した。


 石垣島の超早場米は梅雨入り時期に収穫され、自家精米し、市内のスーパーを中心に販売することにしている。


 仲新城さんは、平田原の水田約50アールに、こしひかり、黒米もち米、秋田小町など6品種を1月15日に植え付けを行った。


 昨年は1ヵ月遅れの収穫だったが、今年は気温、雨量ともに良く、予定時期に収穫を開始した。


 仲新城さんは「歩留まりは良く作柄がいい。米のおいしさを示す食味値は80点、いくのでないか」と話した。
 精米した米は早くて20日に市内店頭に並ぶ。

2012年

5月

19日

オニヒトデ86931匹駆除  年度まとめ 保護効果を確認 石西礁湖自然再生協

第1回八重山オニヒトデ対策小グループが開かれた=17日夜、モニタリングセンター
第1回八重山オニヒトデ対策小グループが開かれた=17日夜、モニタリングセンター

 石西礁湖自然再生協議会海域対策ワーキンググループの第1回オニヒトデ対策小グループが17日夜、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで開かれた。各団体が実施した2011度のオニヒトデ駆除事業が報告され、今年度は石西礁湖北側斜面やヨナラ水道、名蔵湾などでの駆除活動の実施を確認した。報告された11年度のオニヒトデ駆除数は計8万6931匹だった。

 

 これまで環境省を含めた関係団体で八重山オニヒトデ対策協議会が開かれていたが、より多くの情報共有を図り、実働的な取り組みを行おうと、石西礁湖自然再生協議会内で改めて「オニヒトデ対策小グループ」が結成された。


 この日、環境省は黒島東海域で実施した駆除効果の評価調査を報告。駆除を実施した区域と駆除を実施しない区域を比較した結果、駆除を実施した区域は比較的被度が高く、駆除効果が認められた。環境省は「駆除をすれば、サンゴは守られるといえる」と話した。


 今年度の駆除事業対象予定地については、最も被度が高いといわれる竹富島と小浜島の間の海域「石西礁湖北斜面」、西表島のヨナラ水道などでオニヒトデの目撃情報があり、重点的に駆除を行うことを確認した。このほかに石垣島の名蔵湾や米原のWリーフ、鳩間島周辺などが挙げられた。


 県自然保護課は今年度、サンゴ保全全般を含む自然保護活動を行う団体への助成を実施するとし、「6月上旬に公募を行う予定」と説明した。また一括交付金を利用し、「10年計画でオニヒトデの生態研究を行う事業を進めていきたい」とした。


 酢酸注射を使った駆除方法や安全対策についても意見が交わされ、酢酸注射の駆除方法について、環境省は「取り扱いなどルールを決めてから、取り組んでいくことにしたい」とした。


 報告された11年度のオニヒトデ駆除数の内訳は、環境省1万5353匹、県自然保護課7万403匹、石垣市水産課1175匹。

2012年

5月

19日

石垣 午前6時5分から 21日 金環日食

 21日、九州地方南部から関東地方までの広範囲で、金環日食がみられる。国内で金環日食が観察できるのは、1987年9月23日に沖縄本島などで見られて以来。国内では18年後の2030年6月1日に北海道で観察できるまではなく、大変珍しい現象。


 石垣島では、金環日食にはならず、部分日食として観察することができる。
 石垣島では、午前6時5分過ぎから、食が始まり、7時10分前に食の最大(食分0・9)を迎え、食が終わるのは、8時24分。


 石垣島では、2009年にも部分日食が観察され、食分が0・8だったが、空が少し暗くなり、気温が数度下がったり、野鳥が林に戻るなど日食特有の現象が見られたが、今回はそれを上回る部分日食になる。太陽が欠けてゆくようすだけでなく、自然現象の変化も観察できることが予測できる。


 太陽を肉眼で直接見ることは、目に障害を起こし大変危険で、観察には、日食グラス(メガネ)を使うことが呼びかけられている。市内の書店やホームセンターなどで販売されている。

2012年

5月

19日

業界ニュース 住宅展示会

 石垣島に赤瓦の家を増やす計画を進める㈱弓削建設(本社・宮崎県都城市)は、石垣市字新川に完成した赤瓦木造住宅展示会=写真=を19日、20日の2日間実施する。


 建材には、宮崎県産杉を使用し、自然素材の健康住宅作りを専門としている。また、遮熱シートを使用することで、石垣の厳しい暑さの中でも快適に生活できる。建物は、木造建築だが、台風や地震にも強い工法を用いている。
 展示会に関するお問い合わせは、090―3323―7670産賀(うぶか)さんまで。

2012年

5月

18日

事業取りまとめへ 3市町アイディア絞る 一括交付金

竹富町の交付金事業検討委員会が初会合を開いた=17日午後、町役場
竹富町の交付金事業検討委員会が初会合を開いた=17日午後、町役場

 国から県、市町村に配分される「沖縄振興一括交付金」の活用に向け、八重山の3市町は実施したい事業の取りまとめに向けて詰めの調整に入っている。竹富町は17日、課長級職員で組織する交付金事業検討委員会(委員長・富本傳副町長)を発足させた。18日には、石垣市が63事業、与那国町は35事業前後を取りまとめ、県に提出する。石垣市、与那国町は6月議会で一括交付金を活用した事業を盛り込んだ補正予算案を提案する方針。竹富町は6月議会後、臨時議会での提案になる見通し。

 

 国は、一括交付金の交付対象となる事業の基準などを定めた沖縄振興推進交付金交付要綱を4月19日に策定、これを受け県は、県から市町村に配分する一括交付金の基準を定めた市町村交付金交付要綱を5月7日に策定した。


 対象事業は沖縄振興に資する事業で、沖縄の自立・戦略的発展に資するものや、沖縄の特殊性に基因する事業などとされている。


 一括交付金の3市町への配分額は石垣市10億5千万円、竹富町5億円、与那国町2億7千万円。石垣市、与那国町は、1月に県に提案した事業をベースに取りまとめ作業を進め、18日には県に提出する。両市町とも配分額を満額使い切る見通し。


 竹富町は4月、20事業を県に提出したが、その後、新たに各公民館や町内の関係者からも提案事業を募り、137事業のアイデアが寄せられた。町は17日から、交付金事業検討委員会で具体的な事業の検討を開始。24日に第2回会合を開く。公民館などの提案事業だけでなく、町が先に県に提出した事業の見直しも含めて検討する方針。


 検討委で富本副町長は「離島という特殊事情をいかに克服するか、役場のアイデアが求められている。できるだけ早いうちに予算化してほしい」と求めた。


 今後は市町村から提案された事業をもとに、県が国との調整に入る。提案事業が交付金の対象事業として認められない可能性もあり、調整が終わるまでは事業が実施できるかどうか確定しない。調整は6月以降にずれ込む可能性があるが、石垣市、与那国町は「一括交付金の事業は、何らかの形で6月議会に提案したい」との意向を示している。


 竹富町は「事業を精査した上で提案したい」としており、6月議会での提案は見送る方向。4月に県に提出した20事業は総額で2億2400万円にとどまり、配分枠の5億円に達していないが「最終的には満額を使い切る」としている。

 

2012年

5月

18日

移植サンゴが産卵 石西礁湖で

ピンクの粒がサンゴの卵(正確には、精子と卵が複数入ったハンドルと呼ばれる物)=8日、石西礁湖(環境省那覇自然環境事務所提供)
ピンクの粒がサンゴの卵(正確には、精子と卵が複数入ったハンドルと呼ばれる物)=8日、石西礁湖(環境省那覇自然環境事務所提供)

 環境省那覇自然環境事務所は、5月8日と10日深夜に石西礁湖海域(石垣島と西表島の間)に移植したサンゴが一斉産卵したことを確認した。


 この海域で移植したサンゴの産卵が初めて確認されたのは、平成22年5月で、今年の産卵は3年目。昨年までは、平成18年に移植したサンゴからのみ産卵を確認。今年は平成20年移植のサンゴからも産卵を確認した。

2012年

5月

18日

大浜の民話 発行 28話収録 方言も併記 石垣市教育委員会

民話のおもしろさとルーツを探る楽しみがある、と「大浜の民話1」を手に胸を張る(左から)玉津教育長と石垣委員長=石垣市教育委員会、美崎
民話のおもしろさとルーツを探る楽しみがある、と「大浜の民話1」を手に胸を張る(左から)玉津教育長と石垣委員長=石垣市教育委員会、美崎

 石垣市教育委員会は「大浜の民話1」を発行、17日、発表した。「民話」は地域に語り継がれてきた物語を収録。方言表記と注釈・解説を加えて、大浜集落の伝承文学を伝えている。モノクロ写真とイラストも交え、多角的な内容となった。市教委は今後も年1冊、島内地域ごとに民話を発刊し、石垣島の民話としてまとめる予定。

 

 「大浜の民話1」は、1975年から3年間、沖縄国際大学を含む合同調査で、収録された録音テープから採話した。当時、大浜地区の古老13人から、昔話を聞き取ったという。今回28話を収録、本年度中に続編「大浜民話2」も発刊する。


 市教委で会見した玉津博克教育長は「日本語と方言を併記していて、大浜方言の勉強になる。解説で、古事記や日本書記との共通性にも触れており興味深い」と話す。


 市教委は、合同調査や研究者の民話収録テープを数百時間分保管しており、地域ごとに順次、民話集として発刊する予定。最終的には石垣島の民話としてまとめ、発刊する。


 民話小委員会の石垣繁委員長は「採話で、大浜方言も時代とともに変化しているのが分かる。資料はそろっているので、方言が消えつつある所から、民話集を仕上げていきたい」と、今後の発行事業へ意欲をにじませた。


 「大浜の民話1」は市内外の主要書店で販売。B5版74㌻、500円。問い合わせは電話、82・1252市教委市史編集課まで。

2012年

5月

18日

8020高齢者募集 来月9日 表彰予定  八重山地区歯科医師会

芸能人じゃなくても、おじー・おばーも「歯が命」。歯の丈夫な80歳以上のシルバー(白歯)募集中。
芸能人じゃなくても、おじー・おばーも「歯が命」。歯の丈夫な80歳以上のシルバー(白歯)募集中。

 歯の衛生週間(6月4日~)を前に、八重山地区歯科医師会(漢那憲宜会長)が、80歳以上で自分の歯が20本残っている高齢者を探している。該当者は6月9日、石垣市健康福祉センターで開催される「デンタルフェア」で表彰する。


 8020(ハチマル・ニイマル)は、「80歳になっても自分の歯を20本保とう」との健康推進運動。日本歯科医師会が1989年、提唱した。歯が20本以上あれば、ほとんどの食べ物をおいしく食べられるという。


 提唱以降毎年、全国で歯の衛生週間を中心に運動を展開している。
 八重山地区会でも89年から毎年、キャンペーンを実施。漢那会長は「これまでに表彰されていない高齢者を見つけたい。八重山全体から多くの応募を」と呼び掛けている。


 募集は25日まで。申し込み・問い合わせは「かんな歯科クリニック」電話88・5454ほか市内12医院まで。

2012年

5月

17日

天候不良で5工場減産 サトウキビ 8万8千㌧、26%減 3市町で操業終了 

3市町の製糖工場が操業を終了した(写真は今年1月、石垣島製糖)
3市町の製糖工場が操業を終了した(写真は今年1月、石垣島製糖)

 八重山の5製糖工場の2011/12年期操業が16日までに終了し、原料生産量は8万8783㌧で、前期に比べ3万779㌧(25・7%)の減産になった。夏場の干ばつや冬場の日照不足などの天候不良に加え、病害虫の被害もが影響し、単収が低下。5工場すべてが減産になった。

 

 含みつ糖工場では、JA与那国支店製糖工場が2月2日から3月28日まで操業。原料生産量3508㌧(前期比1390㌧減)、収穫面積87・5㌶(同14・5㌶減)。小浜糖業は新工場で初めての操業だったが、生産量1568㌧(同2093㌧減)で前期比57%の大幅減と振るわなかった。収穫面積も38㌶(同14㌶減)と減少した。操業期間は3月31日から5月10日まで。


 西表糖業は1月6日から3月27日までの操業で、生産量は7472㌧(同1847㌧減)。収穫面積は126㌶(同2㌶減)と前期と大きくは変わらなかったが、単収の落ち込みが響いた。


 波照間製糖は1月6日から4月1日までの操業で、生産量は8975㌧(同6812㌧減)。前期比で4割以上の大幅減になった。収穫面積も180㌶(同13㌶減)と減少した。


 分みつ糖工場は石垣島製糖が6万7259㌧(同1万8639㌧減)、収穫面積1212㌶(同27㌶減)。操業期間は1月7日から5月10日まで。

2012年

5月

17日

「育鵬社版配布も無効」 新たに仮処分申請

井口弁護士の報告に聞き入る集会参加者
井口弁護士の報告に聞き入る集会参加者

 八重山教科書問題をめぐり、保護者が石垣市、与那国町を訴えている裁判の報告会が16日夜、大浜信泉記念館で開かれた。原告側の代理人を務める井口博弁護士は、育鵬社の公民教科書を生徒に配布しないよう求め、新たに仮処分を申し立てたことを明らかにした。


 16日には第3回口頭弁論があり、井口弁護士によると、8月1日に証人尋問が行われることが決まった。原告側は玉津博克石垣市教育長や崎原用能与那国町教育長のほか、県教委や文科省の担当者も証人申請する考え。


 井口弁護士は、昨年8月23日、八重山採択地区協議会が育鵬社版を選定した手続きが無効だと主張。協議会の選定に従った石垣市、与那国町の育鵬社版の採択や、生徒への育鵬社版の配布も無効になると結論づけた。


 今後の見通しとしては「遅くとも夏休み中に判決が出て、秋からは新しい教科書(東京書籍版)を使用させたいと考えていたが、裁判所は遅くとも年内には判決を出したいと言った。そんなにのんびりした話では困る」と述べた。


 報告会には約50人が参加。原告の保護者らも「教科書が一本化されず、違法な状態が続いている」などと述べた。

2012年

5月

17日

命の大切さ感じて 捨て犬・猫 写真展始まる 市立図書館

 写真展「ラストポートレート~ちいさな命のかがやき~」(石垣島しっぽくらぶ主催)が、16日から石垣市立図書館展示室で開催されている。フォトジャーナリストの児玉小枝さんが撮った捨て犬・捨て猫の最後の姿など約70点、八重山で拾われた元捨て犬・捨て猫たち約30点の写真が展示されている。


 有志で結成された石垣島しっぽくらぶは、飼い犬や飼い猫を捨てたり、人間の身勝手により犠牲となる動物がいなくなることを願い、活動をスタートした。同くらぶによると、沖縄県の犬処分数はワースト上位だという。


 写真展では、児玉さんが撮った「明るい老犬介護」「どうぶつたちへのレクイエム」「ラストチャンス!里親という選択」の3部作を展示。また、しっぽくらぶのメンバーが撮った元捨て犬・捨て猫たちの写真「八重山で救われた命達」も展示されている。
 このほか、八重山保健所管内の現状や犬猫に関する雑誌、本なども紹介されている。


 この日は中山義隆市長も写真展に訪れ、しっぽくらぶのメンバーから説明を受けた。中山市長は「一括交付金を利用し、動物愛護という形で避妊手続きの助成など捨てさせない形を作っていきたい。捨て犬捨て猫ゼロを目指したい」と話した。早川代表は「写真展を幅広い方に見てもらい、命の大切さを感じてもらいたい」と訴えた。


 写真展は20日まで開催。平日は午前10時から午後7時。土日は午前10時から午後5時まで。入場無料。

野犬125匹 を捕獲 引き取り犬100 猫82匹

 八重山保健所によると、2011年度の八重山管内での野犬捕獲数は125匹。昨年度に比べ17匹増加している。保健所の引き取り頭数は犬100匹(前年比5件減)、猫82匹(前年比46件減)。

 

 捕獲された犬猫は引き取り手や飼い主が見つからない場合、処分または沖縄本島南城市にある県動物愛護管理センターで移送される。八重山管内では犬猫合わせて69匹が処分、142匹が管理センターへ移送された。


 八重山管内での捕獲数は横ばいの状況。野犬や放し飼いの犬など徘徊犬を減らす対策が必要とされるが、放し飼いの犬が捕獲されても鑑札や迷子札が装着されていないため、飼い主のもとに帰れないケースも多いという。


 また県動物愛護管理センターによると、10年度の収容頭数(宮古・八重山含む)は犬3771匹、猫4639匹で、処分されたのは犬2645匹、猫4410匹となっている。

2012年

5月

17日

祖国復帰を心から祝おう 富川 昇

 沖縄県祖国復帰前年の、1971年10月31日(日)「沖縄返還批准貫徹県民大会」が与儀公園で開催された。当時私は二十八才でした。純粋に祖国を思う参加団体で約一千人余による大会であった。「戦争によって失った国土の主権を平和裡に回復することは人類の有史以来初めての快挙であり、平和外交の勝利として高く評価すると共に、何にもまして我々県民が日本国民としての主権を回復し、国民としての諸権利の行使と生活を享受することができることに深い意義と感激と希望と勇気を感じます。」と、大会宣言決議された。


 その『宣言決議』を携えて、政府や政党首脳関係者へ上京陳情した代表団七人の一人として私も参加させていただきました。団長は「沖縄子供を守る父母の会」代表の琉球政府文教局長をされた小嶺憲達先生でした。国会陳情後、山手線の各駅前で街宣やビラ配布活動を行い、東京都民へ祖国復帰を願う沖縄の熱き思いを訴えた。そして純粋な県民の陳情は結実していくのであった。翌十一月十七日衆議院沖縄特別委員会で採択、そして十一月二十四日衆議院本会議、十二月二十二日参議院本会議で採択され、翌年一九七二年一月七日、日米共同声明で「復帰は五月十五日」と発表され晴れて「沖縄県祖国復帰の日」を迎えることができた。当日は大雨で復帰を祝う天の涙、県民の涙であった。県民大会から採択までの期間はまさに奇跡の二ヶ月であった。当時は七十年安保闘争と抱合せにされ危うい凄まじい渦の中にあっての復帰実現で、まさしく国難を救った奇跡の二ヶ月間であった。私の郷里の大先輩早稲田大学元総長・大濱信泉先生や、日本健青会の末次一郎先生をはじめ関係諸賢より多大なお世話を戴きました。あらためて心より感謝を捧げたいと思います。


 復帰後二十余年後、佐藤栄作総理の「密使」として沖縄返還を実現した国際政治学者・若泉敬先生の存在を初めて知りました。いろいろと評伝はあることと思いますが、「沖縄を守るということは、日本を守るということですね」と言われた若泉先生の言葉が、今更に重みを持って感じられる昨今となって参りました。沖縄県祖国復帰までの日本の政情はまさに共産革命寸前の様相を呈していた。沖縄にあっては、「教公二法阻止闘争事件」(一九六七)、「コザ暴動発生」(一九七〇)、「十一・一〇ゼネスト」(一九七―)、国内にあっては、「東大安田講堂事件」(一九六九)、「国際反戦デー闘争」(一九六九)、「あさま山荘事件」(一九七二)、隣国・中国にあっては、「チベットを自治区に編入」(一九六五)など激動の事件が続きに続いた。


 このような地上の人心の乱れに、天は英断をくだされた。神しくみ、神わざであったと胸を撫でおろす心境である。そのようにして実現した祖国復帰に今悪魔の手先が尖閣諸島に押し寄せつつある。いや、すでに押し寄せているのだ。「尖閣を守るということは、沖縄を守るということですね、日本を守るということですね」と若泉先生の警告の声が聞こえてきます。


 私は尖閣諸島と同じ住所で、石垣市登野城出身である。だからこそ現在の尖閣諸島の問題は他人事ではないのです。尖閣諸島が中国に奪われることは祖国復帰運動で帰ってきた領土が再び奪われることであり、とても耐えられることではありません。沖縄がチベットのようにならないよう県民心を一つにして尽力しようではないか。きたる六月二日(沖縄は六月二十三日)より全国ロードショーされる映画『ファイナル・ジャッジメント』で、占領された日本を救う衝撃の近未来を描いた予言の映画が上映される。これはフィクションではなく、本当に起こる可能性があるのです。全県民必見である。


 本年五月十五日、沖縄県祖国復帰四十周年を迎えるにあたり、父なる祖国、母なる祖国へ帰りたいと純粋に燃え上がった初心を忘れることなく心から祝い、明るい未来を築いて参りたいと思う。(浦添市在)

2012年

5月

16日

自衛隊配備反対訴え 平和行進 「武器のない日本に」

自衛隊配備反対などを訴える平和行進の参加者=15日午後、白保
自衛隊配備反対などを訴える平和行進の参加者=15日午後、白保

 沖縄が本土復帰して40年の15日、石垣市白保小から新栄公園まで約15㌔の道程で「5・15平和行進」(主催・同実行委員会)が行われた。時おり激しい雨が降る中、約120人が参加。「八重山に自衛隊はいらない」「平和憲法を守れ」などとシュプレヒコールを繰り返した。


 出発式で上原均実行委員長(高教組八重山支部長)は「平和への願いを訴えながら、皆の気持ちを一つに頑張りましょう」とあいさつ。参加者は横断幕やのぼりを手に行進を始めた。


 到着後の集会には約200人が参加。沖縄本島から駆けつけた沖縄平和運動センターの山本隆司副議長(沖教組委員長)は、基地問題について「国策によって、一番立場の弱いところにアメをばらまいて(基地を)押し付けている」などと批判した。


 政府の自衛隊配備計画が進む与那国町の田里千代基町議は「国境だから軍隊を持ってくるという時代は終わった。台湾と交流し、人間の安全保障を構築することが大事」と訴えた。


 「全世界に軍事基地のない沖縄、武器を持たない日本を創り上げる」としたアピール、「自衛隊を災害救助隊にしよう」「自衛隊の八重山配備を許さず、全住民で反対しよう」など11項目のスローガンを採択。最後は全員でガンバロー三唱し、気勢を挙げた。

2012年

5月

16日

消費者相談359件 11年度まとめ 多重債務多く 八重山分室 

 5月は消費者月間―。今年は「安全・安心いま新たなステージへ」をテーマに、消費者主役の社会づくりに向けた意識を高め、消費者トラブル防止のために消費生活相談の利用を促す取り組みが実施されている。


 沖縄県県民生活センター八重山分室によると、2011年度に受けた消費者からの相談件数は359件(うち苦情相談件数332件)で、前年度から40件減少した。減少理由として、架空請求・不当請求に対する相談が収まっていること、消費者金融・フリーローン問題が貸金業者の減少や相談窓口の拡大で、一時期に比べると落ち着いてきたことなどが挙げられている。


 しかし、10年度の人口1000人当たりの相談件数は、石垣市が8・2件と県内1位。2位の豊見城市5・5件と比べても、消費者トラブルが多いことが分かる。


 苦情相談の上位は①消費者金融・フリーローン70件(前年比1件減)②デジタルコンテンツ29件(同4件増)③賃貸アパート・マンション22件(同3件減)など。


 消費者金融・フリーローンでは多重債務の相談が多く、相変わらずトップを占めている。デジタルコンテンツは年齢層が幅広く、アダルト情報サイトや出会い系サイトに関するもの。クリックをしたら「登録完了」となり高額な請求を受けたという相談が多かったという。


 また特殊な販売形態の場合、①通信販売75件(前年比13件増)②訪問販売20件(同3件減)③電話勧誘販売19件(同10件減)④マルチ・マルチまがい16件(同12件増)。


 通信販売の相談件数増加については、出会い系サイトなどによる不当請求や海外宝くじのダイレクトメール、インターネットトラブルの相談が増えたことが要因となっている。
 八重山分室は「相談内容が多様化している。貴金属現金化は多様な方法で仕掛けており、安意に利用すると大変なことになる。投資話も同じ」とし、「あやしいと思ったら、すぐに相談してほしい」と呼び掛けている。


 消費者相談は八重山分室(82―1289)、八重山警察署生活安全課(82―0110)で受け付けている。

2012年

5月

16日

海保石垣40周年 急患搬送2583件 無事故 藤井基地長 「即応体制確保」

復帰直後の海保石垣航空基地(同基地提供)
復帰直後の海保石垣航空基地(同基地提供)

 1972年5月15日の沖縄県本土復帰に伴い、第十一管区海上保安本部石垣航空基地として発足した。40周年を迎えた同基地は急患搬送2583件(14日現在)を無事故で遂行し、今年度末には新空港供用開始とともに移転する。藤井伸弘基地長は「航空機の安全運航推進はもちろん、移転に伴う即応体制の確保と、隙間のない通信・機体運用体制を図りたい」と話している。

 

 海保石垣航空基地の前身は72年2月4日に海上保安庁から琉球政府厚生局医務部に職員が派遣され、急患輸送・巡回診療を業務とする「琉球政府厚生局石垣医療航空事務所」。


 当時は、6人職員体制で、3月1日小型ヘリコプター2機(ヒューズ500型)が配備、急患輸送業務が開始。


 5月15日の本土復帰までの2ヵ月半までの急患搬送実績は24件27人だった。
 本土復帰直後の1973年8月には、第十一管区海上保安本部長と沖縄県知事とで「沖縄県内における急患輸送等の救援に関する申し合わせ」が締結され、同管区の巡視船艇、航空機からの急患の搬送と緊急医療要員、医療器材の輸送が実施されている。


 1998年には離島住民の命綱としての役割が認められ、人事院総裁賞に輝くなど、昨年末には2500件。今年5月14日現在で累計2583件、2638人を無事故で急患搬送をしている。


 藤井基地長は「急患搬送は、国境海域のしょう戒、先島地域での海難対応に並ぶ大きな柱」と、認識しており、「安全運航推進など職員一丸となって職務を遂行したい」と話した。

 

 来年3月7日までには、新空港供用開始とともに施設を移転。「1分1秒も無駄にせず関係機関と連携し、急患発生時の措置したい」と述べた。


 現在、同基地は藤井基地のほか、47人の職員体制。ビーチクラフト350を2機、アグスタ139を2機の計4機で国境を抱える南西諸島周辺海域の警備救難業務と、離島住民の救急患者輸送を24時間体制で業務運航している。

2012年

5月

16日

学んで判断力を 八商工 菅原さんが講話

キャリア講話を行った菅原洋介さん=14日夕、八重山商工高校
キャリア講話を行った菅原洋介さん=14日夕、八重山商工高校

 八重山商工高校(友利成寿校長)定時制で14日、キャリア講話が開かれ、学校法人東京C.P.A専門学校専任講師の菅原洋介さんが講話を行った。


 キャリア講話は、目的をもって学習することの必要性、大切さについて考えてもらおうと実施されている。


 菅原さんは国や世界の情勢を踏まえ、勉強することの大切さを訴えた。「勉強の本当の目的はご飯を食べるため。一生長く稼いでいかないといけない」とし、「きちんと勉強して判断力を持ってほしい。一生懸命やれば必要とされる」と語った。


 生徒たちが学ぶ商業科目について、「会社では数字を読む力が大事。簿記は会社であれば絶対使うもの。世界中で勉強されている」と重要性を伝えた。
 また、簿記を勉強することで、税理士や公認会計士に繋がることも触れた。

2012年

5月

15日

八重山の魅力世界へ 英ガーティアン紙 夫婦記者来島 観光情報を紙面に

長旅の疲れも見せず笑顔で出迎えを受けるボルター夫妻。スタイルは早くもリゾート気分。会社ではエリザベスさんが上司にあたるという=石垣空港。
長旅の疲れも見せず笑顔で出迎えを受けるボルター夫妻。スタイルは早くもリゾート気分。会社ではエリザベスさんが上司にあたるという=石垣空港。

 英国の高級紙ガーディアンの夫婦記者が14日、空路石垣市入りした。2人は5泊6日の日程で八重山を巡り、見開き紙面で「日本の異なった魅力」をテーマに観光情報を発信する。記事はウェブサイトでも公開される。


 来島したのは、コリン・ボルターとエリザベス・ボルター夫妻。石垣空港で、市観光協会のメンバーらの出迎えを受けた。


 初来日のボルター夫妻は通訳を交え「ロンドンにはない八重山の美しい海と自然を紹介したい。従来のイメージとは違う日本の南国に興味がある」と意欲を見せた。


 両記者の取材は、沖縄観光コンベンションビューローと市観光協、JTAが協力、ガーディアン紙への期待の高さをうかがわせている。


 ガーディアン紙は1821年創刊で現在、40万部を発行している。本社はロンドン。2010年、ガーディアン読者が選ぶ「海外の好きな都市」で東京が1位になり話題となった。

2012年

5月

15日

「復帰切手」販売 早めに 八重山郵便局PR

販売を開始した沖縄復帰記念切手シート=八重山郵便局、大川
販売を開始した沖縄復帰記念切手シート=八重山郵便局、大川

 郵便局㈱沖縄支社は14日から県内各郵便局で、復帰40周年記念切手を販売している。


 1972年の復帰記念式典を写真で紹介するとともに若夏国体、自動車道開通(高速道)海洋博、首里城正殿完成、モノレール開通―の写真を切手化し、沖縄の歩みを伝えている。


 シート形式で、80円切手10枚組。1シート1200円。
 八重山での販売は、八重山郵便局が10枚、各支店が3枚づつの計52枚。前本充課長は「県全体でも1000シートの販売しかしない。貴重なので早めの購入を」と呼び掛けている。

2012年

5月

15日

竹富町子ども連絡協 会長に上野さん選出 離島ターミナル

竹富町子ども会育成連絡協議会の定期総会が開かれた=12日午後、離島ターミナル
竹富町子ども会育成連絡協議会の定期総会が開かれた=12日午後、離島ターミナル

 竹富町子ども会・育成連絡協議会の定期総会が12日、石垣港離島ターミナル会議室で開かれ、町内にある21の子ども会・育成会が参加した。役員改選では、竹富こぼし子ども育成会の上野寛さんを新会長に選出した。


 今年度の活動方針は▽組織の強化▽学習(研修)活動の活発化▽行事活動の定着・町内子ども会の交流▽関係機関との連携強化▽財政確保―を掲げた。


 事業計画には、町内子ども会の交流を図るための子ども会連合会のリーダー研修会開催、沖子連の研修参加などを盛り込んだ。


 役員改選は各島の輪番制となっており、24・25年度は竹富島が担当。竹富こぼし子ども育成会から役員が選出された。
 新役員は次の各氏。
 【子ども育成会】
 ▽会長=上野寛▽副会長=野原健▽書記=内盛亜元奈▽会計=新城文子
 【子ども会】
 ▽会長=吉澤乃愛▽副会長=前本とわ、吉澤紅愛▽書記=友利華音

2012年

5月

14日

実用化へ実験スタート 発泡スチロールを再利用 漂着・家庭ゴミを油化 宝の島プロジェクト

設置した回収箱から発泡スチロールを回収する大貫上席研究員ら=13日午後、西表島
設置した回収箱から発泡スチロールを回収する大貫上席研究員ら=13日午後、西表島

 鳩間島で漂着ごみの発泡スチロールを油化プラントで再利用する「宝の島プロジェクト」に取り組む日本海難防止協会は、13日から鳩間島、西表島西部、石垣島のエリアを対象に社会実験を実施する。この日、モデル地区とした西表西部の上原・住吉・船浦の3地区の一般家庭や商店などから発泡スチロールを回収。回収した発泡スチロールから、どれだけのエネルギーが作れるか実用化に向けたデータを収集する。

3地区に設置された発泡スチロールの回収箱=13日午後、西表島
3地区に設置された発泡スチロールの回収箱=13日午後、西表島

 宝の島プロジェクトでは、鳩間島に固定式油化プラントが設置され、2年間の社会実験が行われた。


 昨年度は「離島キャラバン隊」として移動式油化プラントを利用し、喜界島や奄美大島、天草、島根県の隠岐、長崎県の壱岐対馬などを1年かけて巡回した。


 今年度は実用化を見据えて社会実験を実施。漂着ごみのほかに、一般家庭や商店で発生した発泡スチロールも活用する。社会実験は鳩間島と西表島、石垣島で行われる。


 西表島では西部の上原、住吉、船浦の公民館やゴミ捨て場に、発泡スチロールの回収箱を設置。3地区でどれだけの発泡スチロールが出るのか、それによってエネルギーがどれだけ作れるのか、データを収集する。


 このほか、西表島から鳩間島までの発泡スチロールの洋上曳航移送の実施や生成したスチレン油を使った鳩間島での燻製製造などが行われる予定。


 この日は、同協会の大貫伸上席研究員らが3地区の回収箱から発泡スチロールを回収。 大貫上席研究員は「八重山でどれだけのエネルギーが作れるのか数値的なデータを出していき、離島ならではのリサイクルシステムを考えていきたい」と話した。

2012年

5月

14日

台湾出店継続へ 実行委 交流拡大に期待 八重山の産業まつり

特設ステージで行われた家族対抗腕相撲大会。大歓声で盛り上がった=13日午後、屋内練習場
特設ステージで行われた家族対抗腕相撲大会。大歓声で盛り上がった=13日午後、屋内練習場

 2012八重山の産業まつり(主催・同実行委員会)は最終日の13日も、前日に引き続き大勢の家族連れなどが会場の屋内練習場を訪れ、にぎわいを見せた。台湾からの出店も好評で、実行委員会会長の西表晋作八重山青年会議所理事長は「できれば来年も台湾から来てほしい。台湾側も来たいと言っていた。台湾と八重山で大きな経済圏域を作りたい」と述べ、今後の交流拡大に期待を寄せた。

 

 まつり会場は2日目のこの日、日曜日ということもあって続々と客が詰め掛け、商品が売り切れた店舗も。特設ステージではラジオ番組の中継や、家族対抗の腕相撲大会、子ども演劇「オヤケアカハチ」の演舞などがあり、拍手や歓声が響いた。


 まつりは八重山青年会議所が運営している。実行委の西表会長は「出店方法が年々工夫されてきたと感じた」と評価。「来年もまた、創意工夫をこらしたまつりにしたい」と意気込んだ。


 出店した店舗を県外のバイヤーと来場者の投票で評価するY―1グランプリの表彰も行われた。エントリーは屋内飲食18、屋内非飲食3、屋外飲食11店舗。グランプリの5店舗は次の通り。▽屋内飲食・石垣島海のもの山のもの、石垣島かつおだし▽屋内非飲食・川平焼凛火、田島理容室あーびゃんもーゆ▽屋外飲食・波ノ屋

2012年

5月

14日

八重山日報で撮影 映画サンゴレンジャー

八重山を舞台にした映画「サンゴレンジャー」のロケが八重山日報社で行われた。スタッフ50人が協力し、新聞社のシーンを撮影した=石垣
八重山を舞台にした映画「サンゴレンジャー」のロケが八重山日報社で行われた。スタッフ50人が協力し、新聞社のシーンを撮影した=石垣

 八重山を舞台にした来年5月公開予定の映画「サンゴレンジャー」のロケが13日、八重山日報社で行われた=スタッフ約50人が参加し、映画に出てくる新聞社のシーンを撮影した。


 鯉渕優プロデューサーは「映画を通じて八重山を全国に紹介したい」と意気込んだ。


 ロケは20日午前6時からサザンゲートブリッジ先の新港地区と、同日夜、市民会館で行われる予定。エキストラを募集している。


 両方のロケ参加者には、来年3月に石垣市で行われる試写会の招待券とグッズをプレゼントする。問い合わせは市観光交流推進課(フィルムオフィス)℡82―1535。

2012年

5月

13日

台湾から初めて出店 八重山の産業まつり開幕 多彩イベントでにぎわう

八重山の産業まつりで大勢の人たちが足を止めた台湾業者のブース=12日午前、屋内練習場
八重山の産業まつりで大勢の人たちが足を止めた台湾業者のブース=12日午前、屋内練習場

 「地産他消~世界に見せようYAIМAからのおくりもの~」をテーマに、2012八重山の産業まつり(主催・同実行委員会)が12日から市中央運動公園屋内練習場で開幕した。台湾から10業者が初めて出店し、台東県や花蓮県の特産品を販売した。地元からは約120業者が出店したほか、特設ステージでは多彩なイベントが繰り広げられ、午前中から家族連れなど大勢の人たちでにぎわった。同まつりは13日まで。

 

 開会式で実行委員会会長の西表晋作八重山青年会議所理事長は「台湾からも多数の出品がある。来年度開港する新石垣空港は県内第二の国際空港。八重山のものを台湾にも紹介し、交流を続けたい」とあいさつした。


 台湾からは産業まつりに合わせ、業者や台湾琉球協会の会員ら47人が来島した。ブースではお茶や陶芸品などを販売し、訪れた人たちが次々と足を止めた。台湾観光を紹介するインフォメーションコーナーもあった。


 訪問団団長で同協会副理事長の賴坤成(ライ・クンチェン)さんは「台湾東部と八重山の黒潮生活共同圏を実現したい」と期待した。


 8日に台湾の基隆港から石垣港への定期就航を開始した「MV TAIKING」号の航路開設説明会も開かれた。


 地元からもさまざまな業者が出店し、体験コーナーや試食コーナーなどを設けて商品をアピール。竹富町、与那国町もブースを設置し、特産品を販売した。


 来場者が第一位の店舗を決める「Yー1グランプリ」も昨年に続いて開催されており、投票者は抽選会に参加できる。市商工会の招きで来場した県外のバイヤーが地元業者の商品を評価する「バイヤーマッチング事業」も行われた。


 特設ステージでは、石垣第二中吹奏楽・マーチングバンドの演奏、島うた少女「テン」と花わらびのショーなどがあり、まつりを盛り上げた。


 八重山農林高校から祭り会場までのコースで、初めてのパレードも行われた。
 13日は子ども演劇オヤカアカハチの演舞、家族対抗腕相撲大会、Y―1グランプリの授賞式などが行われる。

2012年

5月

13日

八重商工女子が販売 アイデア練り全力投球 産業まつり

ユーグレナの商品について、顕微鏡を前に説明する八重山商工の生徒=12日午後、屋内練習場
ユーグレナの商品について、顕微鏡を前に説明する八重山商工の生徒=12日午後、屋内練習場

 12日から始まった八重山の産業まつりでは、八重山商工商業科の女子8人でつくる「マーケティングリサーチ部」が株式会社ユーグレナとタイアップし、同社の商品を販売した。生徒に販売の現場を体験してもらおうという取り組みで、生徒たちは店舗のレイアウトや販売のアイデアを自分達で練るなど「全力投球」している。

 

 ユーグレナと八重山商工の生徒は、昨年のまつりから「美島商娘(ちゅらしましょうこ)」と銘打ち、販売活動に取り組んでいる。


 生徒たちは、ユーグレナ(ミドリムシ)を一般の人たちに知ってもらおうと、ブースに顕微鏡を設置し、生きたユーグレナを観察してもらうアイデアを出した。説明係の生徒は流暢(りゅうちょう)にユーグレナの特性などを客にアピールしている。


 部長の大城怜奈さん(2年)は「石垣ではユーグレナはあまり認知されていないので、どう知ってもらうか考えた。商品を売るのは難しいが、めったにない経験なので刺激になっている」と話した。


 生徒が昨年開発した特産品のポンズドレッシングも販売した。
 指導する渡慶次克磨教諭は「企業とタイアップすることで、プロからいろいろ教えてもらえる。生徒には参考になると思う」と期待した。

2012年

5月

13日

看護の日 触れ合う 高校生9人 体験学習 かりゆし病院・聖紫花の杜

ピンクの腕章を付け、血圧測定を手伝う高校生ら。はじめ緊張気味だったのが、次第に笑顔がもれるように=老健施設「聖紫花の杜」、新川
ピンクの腕章を付け、血圧測定を手伝う高校生ら。はじめ緊張気味だったのが、次第に笑顔がもれるように=老健施設「聖紫花の杜」、新川

 5月12日は看護の日。近代看護の基礎を築いたとされるフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定された。かりゆし病院=新川=はこの日、院内と併設する聖紫花の杜で「ふれあい看護体験」を実施した。地元の高校生が参加、看護師の仕事を学ぶととももに、高齢者と触れ合った。

 参加したのは3高校、男子2人を含む9人。白の制服を身にまとい、袖にピンクのボランティア腕章を付け、下準備。看護師の案内で各病棟を回った後、数人のグループに分かれ、体験学習に入った。


 ベットメイキングをはじめ、血圧測定、体温・脈の計り方、入浴介助の見学―と、看護のさまざまな技術を学習した。痰(たん)の吸引や救急蘇生法の実習も。


 老健施設「聖紫花の杜」では、デイケア・サービスの利用者と交流。あいさつをしたり、お茶を提供したりと、病気治療だけではない福祉の現場を体験した。


 はじめ緊張気味だった高校生も次第に打ち解け、高齢者に笑顔で接するように。世代を超えて温かな時間を過ごした。


 上江田盛一君(八重商定時2年)は「先生に勧められて参加した。自信はないけど、将来は看護師になりたい」と笑顔。川門南美さん(八重高1年)も「将来は福祉関係の仕事に就きたいので、体験に応募した。制服を着た時には緊張しました」とはにかんだ。


 かりゆし病院は毎年この時期、地元の高校生を対象に看護体験を行っている。
 上原りえ子看護部長は「私の娘も『ふれあい体験』をして現在、看護学校に通っている。この実習で看護師になった子も多い。地元の人材が育って将来、島の病院で活躍してくれたら」と目を細めた。

2012年

5月

13日

業界ニュース 母の日セール

 八重山郵便局の西隣りにあるトータルビューティーショップHIROは、12日から母の日に合わせて対象商品10%オフキャンペーンを開催している=写真。13日まで。
 キャンペーンはワコールやSK―Ⅱの商品をはじめ、バッグ、財布、サンダル、帽子や日傘といった日焼け防止グッズなどが対象。


 このほかに30~50%オフのコーナーも設けている。
 同店は「母の日の贈りものとして、ネグリジェのワコールナイティがお勧め」と話した。

2012年

5月

12日

「みーふぁいゆー」P開始 研究員が児童生徒に授業 出雲社長 「将来は東大入学者を」 株式会社ユーグレナ

「みーふぁいゆープロジェクト」の発表を行った出雲社長(左から2人目)=11日、市商工会館
「みーふぁいゆープロジェクト」の発表を行った出雲社長(左から2人目)=11日、市商工会館

 石垣市内で生産したユーグレナ(和名・ミドリムシ)を食品、化粧品など、様々な分野へ技術を展開する株式会社ユーグレナ(本社・東京都文京区、出雲充社長)は、石垣島の地域振興活動「みーふぁいゆープロジェクト」を開始。初日となる11日午後、市商工会ホールで記者会見を開いた。同プロジェクトでは、①八重山産業まつりでの高校生プロデュース商品の販売②バスケットボール大会への支援③小中高生を対象にした理科実験教室―を行う。出雲社長は理科実験教室に関し、「理科を好きになり、将来は東大入学の生徒を生み出せれば」と、同プロジェクトへの想いを語った。

 

 同プロジェクトは、自然環境の保護を実現し、観光誘致や雇用の創出など地域振興への寄与を目指す目的で実施。11日からの八重山産業まつりでは、八重山商工高校の女生徒などがプロデュースした石垣島産ユーグレナ入りドレッシングを販売。


 8月には八重山バスケットボール協会(安里整会長)と提携し、石垣島最強チーム決定大会「ユウグレナカップ」を開催。商品提供なども行う。


 小中高生を対象にした理科実験教室は、年に数回市内の学校を同社の研究員が訪問。環境問題や生物多様性にかんする知識や理科に対する興味を広げる、将来的には、高校生に大学院レベルの実験を体験させようというもの。


 会見には、同プロジェクトに関係する市商工会、八重山バスケットボール協会、市教育委員会の関係者が同席。プロジェクトを歓迎した。


 株式会社ユーグレナはユーグレナの屋外大量培養に成功した東京大学発のベンチャー企業。市内白保で世界で唯一、ユーグレナの生産を行っている。

2012年

5月

12日

花屋さん大忙し ピークは12、13日 あす母の日

「母の日」を前に準備に大忙し=11日午後、フラワーショップパステル
「母の日」を前に準備に大忙し=11日午後、フラワーショップパステル

 13日の「母の日」を前に、市内のフラワーショップはプレゼント用の花束の準備に追われている。


 美崎町のフラワーショップパステル(金成光太郎店長)は11日、島外や県外に配送するプレゼント用花束の準備に大忙し。


 同店によると、定番のカーネーションは赤のほかに、ピンクや黄、紫など色のバリエーションが増えており、県外ではパステルカラーのオレンジカーネーションが人気だという。


 カーネーションの定価は1本250円から350円程度。夫婦や家族連れで購入する人もいるが、女性客が多い。金額は平均で3000円台。なかにはバラや胡蝶蘭をプレゼントする人も。


 金成店長は「直接買いにくるのは、12日と当日の13日がピーク。石垣の人は当日が多いかな」と話した。

2012年

5月

12日

「台湾パイン入植」碑建立へ 名蔵に 浄財募る 期成会 「尊敬と感謝」次代に

8月1日の顕彰碑建立へ向け、募金を呼び掛ける期成会のメンバー=石垣市役所
8月1日の顕彰碑建立へ向け、募金を呼び掛ける期成会のメンバー=石垣市役所

 石垣島に入植し沖縄で初めてパイン産業を興した台湾の人々を讃え、語り継ごうと台湾農業者入植顕彰碑建立が企画され、期成会が11日、内容を発表した。300万円を目標に浄財を募り、「パインの日」の8月1日、碑を除幕する。期成会は「さまざな苦難を乗り越え、沖縄にパインの恩恵をもたらした人々に、尊敬と感謝をささげたい」と思いを膨らませている。

 

 期成会によると、戦前の1933年、台湾から名蔵・嵩田一帯に、60世帯330人が入植し、パイン栽培に取り組んだのが日本のパイン産業の幕開け。入植2年前には、別の台湾関係者によって、初めて石垣に水牛30頭が導入され、当時の農業に飛躍的な生産拡大をもたらしたという。


 地元住民とのトラブルや差別に耐えながら、入植者は40年に沖縄初のパイン缶詰の生産に成功。戦時中、いったん生産は途絶えたものの、保管していた種苗から有志がパイン栽培を再開。戦後のパインブームの基礎を築いた。


 期成会は、八重山で長年パイン工場に関わってきた伊波剛さん=登野城=を会長に昨年3月発足。顕彰碑建立へ向け、場所を名蔵に確保するなど活動を続けてきた。


 企画した碑は高さ2㍍40㌢の閃緑(せんりょく)岩製。20平方㍍の敷敷地に水牛の像も併設する。像は琉球華僑総会(本部・那覇)からの寄贈が決まっている。


 石垣市役所で会見した伊波会長は「パインを沖縄にもたらした台湾の先達に敬意を示したい」。三木健・副会長も「地元の人間が建立することに意義がある。今後、台湾との交流でも拠点になれると思う。皆で力を合わせ実現したい」と意欲を見せた。


 華僑総会八重山分会によると現在、八重山には800人ほどの台湾関係者が居住している。


 祖父がパイン入植者で台湾3世の呉屋寛永さん(八重山分会長)は「会の総力を挙げて支援する。入植1世が生存しているかは不明だが、建立までには探し出し、除幕式に招待できれば」と強い思いを込める。


 募金は県内主要金融機関で可能。問い合わせは電話82―2968伊波会長まで。

2012年

5月

12日

鳥の観察記録 発表 大本小 愛鳥週間

観察した鳥を発表する児童=大本小
観察した鳥を発表する児童=大本小

 大本小学校(石垣俊子校長、児童14人)の愛鳥の集いが11日、同校体育館で開かれた。愛鳥週間(10日~16日)にちなんで、毎年同校が実施しているもの。豊かな自然環境を活かして、総合的な学習の時間に野鳥観察会を実施するなど継続的に観察を続けている。


 愛鳥の集いでは、全児童が「ぼくの鳥私の鳥」と題して、自ら調べた鳥を報告したほか、学級の鳥を発表したほか、元校長の島袋憲一さんを講師に講話を実施した。


 「ぼくの鳥私の鳥」では、低学年から順番にアカショウビンやキンバト、カワセミなどを児童が観察した結果とともに、それぞれの特徴を説明した。


 また、同校では学級の鳥を決め、教室の入口にプレートで表示しており、低学年から、メジロ、スズメ、サシバが発表され、石垣校長から、学級表示板が贈られた。


 島袋さんの講話は「鳥の世界の不思議」と題して、全世界8600種中、八重山地区は300種と、豊富な鳥が生息していることを紹介し、「石垣島には豊かな自然があるため、鳥も元気に過ごしている」と述べた。

2012年

5月

11日

4年滞納で給水停止 13億未納で厳しい姿勢 「盗水」確認 告発も 石垣島土地改良区

4年以上の滞納者を対象にスプリンクラーの給水停止を発表する大江事務局長と蔵下芳久・理事=石垣島土地改良区、登野城。
4年以上の滞納者を対象にスプリンクラーの給水停止を発表する大江事務局長と蔵下芳久・理事=石垣島土地改良区、登野城。

 13億円以上に及ぶ未収賦課金を重く見た石垣島土地改良区は、水使用量を4年以上滞納している組合員を対象に、スプリンクラー給水の停止を決め10日、発表した。スプリンクラーの停止に踏み切るのは石垣市で初めて。さらに、スプリンクラー設備からの「盗水」も確認されたため、悪質な行為は八重山署に告発する。累積赤字に苦しむ改良区が厳しい姿勢に転じた。

確認された給水栓からの盗水装置=石垣市内、5月(土地改良区提供)
確認された給水栓からの盗水装置=石垣市内、5月(土地改良区提供)

 土地改良区によると、現在組合員は2297人、改良区面積は4453㌶。発足当初(1977年)から賦課金の滞納が相次ぎ、現在未収金は13億1000万円超。組織の累積赤字も1億3000万円に及んでいる。


 長年に渡り、改良区は、滞納者に口頭で指導、賦課金支払を促してきたが、問題の解決にはほど遠い状況。正確な滞納者数は明かしていないものの、100万円以上の滞納者も300人を超えるという。


 徴取率増を狙い、4年以上、水道料金滞納者のスプリンクラー給水停止を決めた。給水栓を封印する装置が届き次第、停止に踏み切る。装置は発注済み。
 一方、スプリンクラーの給水栓を改造し「盗水」する行為も10日までに3件確認。主に畜産業者が牛舎に給水しているという。利用時間外の大量散水も見られるとし、悪質な行為は厳正に対処する方針だ。


 改良区事務所で会見した大江富一事務局長は「組織の適正な運営のため賦課金の徴取は不可欠。改良区は組合員のための組織だ。給水停止ありきではない。まずは相談を」と呼び掛けている。

2012年

5月

11日

むゆる館に相談所 障害者支援に力

気軽に相談をとアピールする(右から)藤原さんと山本さん=むゆる館事務所、登野城
気軽に相談をとアピールする(右から)藤原さんと山本さん=むゆる館事務所、登野城

 障がい者対象の地域活動支援センター「むゆる(集う)館」=登野城=が、新たにセンター横で相談所を開設、業務を始めている。相談員は山本智子さんと藤原敬子さん、仲盛有紀さん―の3人。「障がい者と保護者の声に耳を傾け、障がいに応じた対応をしたい」と意欲的だ。


 相談所は4月1日に開設。市社協とむゆる館で実施していた相談事業をまとめ強化しようと、専用スペースを設けた。障がい者と保護者らを対象に、福祉サービス利用計画や手続き、自立支援、日常生活―とさまざまな相談を受ける。電話・来所・訪問相談も可能。利用無料。


 松田さんは「障がい者の関係法令が何度も変わり、福祉サービスを受けるのも手続きが複雑化している。気軽に相談を」、藤原さんも「私自身が勉強しながら、障がいに応じた、ていねいな対応を心掛けたい」と張り切っている。
 相談は平日の午前9時から午後5時まで。電話は83―9226むゆる館事務所まで。

2012年

5月

11日

ハローワーク八重山 高卒内定率96% 1~3月雇用

 ハローワーク八重山(大城清次所長)は10日、2011年度1月~3月期の雇用の動きをまとめた。新規求人数は702人と前年同期比3(0・4%)増。大城所長は「求人数を確保できるように努力していきたい」と話した。


 1~3月期の新規求職者は4493件と、前年同期比168人(3・9%)増。
 産業別では、宿泊・飲食サービス業53人、小売業21人と、増加した一方、建設業19人、食料品製造業11人減少した。


 ハローワークは、「新たにホテルが開業したことで新求人が増えた」と、分析している。


 新規高卒者の就職内定状況は3月末現在、就職希望者88人中、85人が決まった。内定率は96・6%。前年を0・9ポイント上回った。内訳は県内32人、県外53人。


 未就職者3人には、求人者に若年者トライアル雇用の活用をPRするなど対策を講じる。

2012年

5月

11日

石垣市制65周年記念事業 10月20・21日 「潮がれ浜」上演へ 石島英文音楽劇 多くの名曲に光

石島英文音楽劇「潮がれ浜」の制作発表会見が行われた=10日、市立図書館
石島英文音楽劇「潮がれ浜」の制作発表会見が行われた=10日、市立図書館

 石垣市制施行65周年記念事業、石島英文音楽劇「潮がれ浜」(主催・同実行委員会、前津栄信会長)の製作発表会見が10日午後、市立図書館で行われた。戦前の八重山で教師を務めながら多くの童謡や抒情曲を作った石島(旧姓・喜友名)英文氏の半生を同氏の残した音楽と共に舞台演劇として市民に披露。原作・脚本、演出、キャストなどすべて地域の人材を活用した手作りの舞台となる。主役の石島英文役を務める太田守雄さんは「石島先生の人柄を表現できるよう頑張る。大成功させたい」と意気込みを語った。

 

 石島英文は、1910年年に石垣市大川に生まれ、苦学しながら教員資格を取得。1928年に竹富尋常高等小学校での代用教員を皮切りに台湾、小浜、与那国などで教師を務めた。その間、独学で作曲を学び多くの曲を残した。「潮がれ浜」は竹富島、「てんじゃばな」は与那国島で歌碑が建立されている。


 この日の会見では、原作・脚本を担当する三木健氏が「忘れられつつある英文先生の名曲を埋没させることは宝を失うこと。ぜひ多くの人に見てもらい宝を認識するきっかけになれば」と、舞台への思いを語った。


 音楽監督の浦添幸子さんは「(石島作品は)先生の暖かさと情熱が感じられ、誰でも好きになれるメロディー。楽譜に記されていることを表現し、良い作品にしたい」と抱負を述べた。


 公演は、市民会館大ホールで10月20日と21日に開催される。実行委員会では、公演のための募金活動を行っている。問い合わせは実行委員事務局。電話82―8491。

2012年

5月

11日

21世紀を代表する侵略国家・中国 「核心的利益」とはこういうことだ 中川建志

 いまさら、この国のやることに驚きはしないけれど、いよいよ中国による日本侵略のカウントダウンが始まった感がある。


 5月9日付けの東京新聞に、怖い話が載っている。南シナ海の領有権をめぐって中国とフィリピンが対立している。中国側は、海底油田があるこの地域は国家の核心的利益に関わる海域であるとして、権益確保には手段を選ばない行動に出た。9日から海底油田探索を勝手に始めるというのだ。中国の言い分が横暴さを際立たせている。


 国家の核心的利益には武力行使も辞さない
 「周辺国家は南シナ海の主権を主張しても、欧米企業の設備を借りなければ、深海のエネルギー開発ができない」
 お前らが持っていても意味がねえだろという恫喝だ。さらに恐ろしいのが、「人民日報」海外版。「フィリピンに対して我々は十分な手段を持っている」と脅しのような論評をした後、「国家の核心的利益に関わる問題では、殴られても殴り返さないほど高尚ではない」


 「国家の核心的利益」
 先般の石原都知事の東京都による購入発言があった際、中国は確かに言った。「尖閣諸島は中国の核心的利益である」と。それはどういうことなのか。中国が、国家の核心的利益に関する尖閣諸島で、誰に断ることなく、遠慮なく、海底資源を掘ることを実行するということだ。おそらくある日突然、中国による領海侵犯が行われ、地下資源を掘り出すのだろう。我々が、抗議行動をとるならば、中国は言うのだろう。「国家の核心的利益に関わる問題では、殴られても殴り返さないほど高尚ではない」。日本がこれを妨害したなら武力衝突も辞さないということになる。


 これはまさに、宣戦布告そのものである。事実、このようにして戦後の中国は、内モンゴル、ウイグル、チベットを武力侵略してきた。そして、尖閣を含むアジアの海域、台湾、ネパール、ブータンがいま現在、まさに侵略の標的になっている。さらには、冊封体制で中国に隷属していたと認識されている沖縄県全体がやがて標的になるのである。


 愚相・鳩山と同じ仲井真知事 八重山はトカゲの尻尾切り
 仲井真知事は、二年前の知事選の時でも、八重山に来て尖閣問題をテーマにすることを避けた。中国漁船体当たり事件の直後だったにもかかわらず。石垣港には、中国漁船に体当たりされた海上保安庁の「みずき」と「よなぐに」が停泊していたにもかかわらず。


 仲井真知事は「最低でも県外」という世紀の愚相・鳩山元総理と同じ公約を掲げたため、尖閣問題にふれるのは不都合だったのだろう。なぜなら、米軍を県外移設した後に、最初にやってくる事件が中国による尖閣侵略であるからだ。そのリスクがあるにもかかわらず、いまだに中国の覇権主義には目をつぶり、これまで平和を実効的に確保してきた日米同盟を目の仇にするならば、これはまさに沖縄県政による八重山「トカゲの尻尾切り」政策と言えるだろう。


 いま大事なことは、イデオロギーやこれまで常識とされてきたことを鵜のみにするのではなく、現実を直視することではないのか。護っている者と奪っていく者を見誤ってはならない。

2012年

5月

10日

尖閣 共同所有へ連携強化 市も寄付口座開設へ 都幹部市長と会談

中山市長と会談する秋山俊行東京都知事本局長(右)=9日
中山市長と会談する秋山俊行東京都知事本局長(右)=9日

 東京都の石原慎太郎知事が設置した尖閣諸島(市内登野城)購入に向けた専従組織の一行が9日、中山義隆石垣市長を訪問。中山市長は、可能なら尖閣諸島を共同購入して所有したいと提案した。会談後、中山市長は「窓口を設置して互いの連携を密にしたい」と、東京都の動きに賛同する姿勢を表明。「(都側が)所有者の意向を確認し、来週にも(共同購入の)見通しがつけられるだろう」と述べ、見通しがつけば市の口座を開設して広く寄付を募る考えを示した。石垣市・東京都の両都市による尖閣諸島の共同購入・所有の動きが本格化しそうだ。

 

 中山市長を訪問したのは東京都知事本局長の秋山俊行氏、同局理事の大井康弘氏、尖閣諸島調整担当部長の坂巻政一郎氏、総務部調整課長の渡邉知秀氏、政策部尖閣諸島調整担当課長の古瀬弘孝氏の5人。


 会談では、市が進める海洋基本計画の概要と策定に向けた進捗状況、同諸島の活用方法、今後の両都市の連携などについて話し合いや情報交換が行われ、都側の同諸島購入に向けた専従組織の体制や今後のスケジュールについても説明を受けた。
 都は同諸島の所有者と国の賃貸契約が切れた後の来年4月を目途に所有権の移転を目指している。


 購入の対象としているのは魚釣島と北小島、南小島の3島。4月27日に開設した尖閣諸島の購入や活用に向けた寄付金の口座には8日現在で3億1千4百万円余(2万3千3百23件)の寄付があった。12月の都議会で諸島購入の議案を提出する予定。購入予定金額は明らかになっていない。共同購入の際の両都市が負担する金額の比率もこれからの決定事項となっている。


 これまでにも「共同所有が望ましい」と発言していた中山市長は会談後、「窓口を設置して互いの連携を密にして行きたい」、「共同購入の可能性はある。(都側が)所有者の意向を確認し、来週にも(共同購入の)見通しがつけられるだろう」と述べた。また、市側が同諸島購入のための口座を開設して広く寄付を募る考えを明らかにした。


 市によると、石原都知事の尖閣諸島購入発言の後、寄付金などの問い合わせが70件ほどあり、「尖閣のために使ってくれ」との趣旨で132万円余りのふるさと納税があったという。


 中山市長は4月23日に石原都知事との会談を済ませ、諸島購入の動きに賛同。翌24日には市内で会見を開き、共同購入について「地権者の意向が第一。現段階ではこだわっていない」と発言。この日も同じ姿勢を示していたが、都関係者の来島を受け、市への寄付金(ふるさと納税によるもの)を明らかにするなど、都・市ともに共同購入へ向けての動きが現実味を帯びてきた。地権者の意向という前提があるものの、石垣市・東京都の両都市による尖閣諸島の共同購入・所有の動きが本格化しそうだ。

2012年

5月

10日

早朝授業の報酬は不適切 文科省通知、調査も求める

 文部科学省は9日、早朝授業などで教員が報酬を得るのは不適切との見解を全国の教育委員会に通知した。沖縄県の県立高校が、早朝に授業をした教員にPTA会費で謝礼を払っていたことを受けて対応した。他の高校で同様の事例がないか調べることも求めた。


 不適切としたのは、教科書を使った通常授業と同じような形式の場合や、1時間目の前など勤務時間と区別があいまいなケース。PTAの依頼による土日の特別講習などは容認するが、教育公務員特例法に基づく兼職の届け出が必要とした。


 通知は、校舎整備などに保護者らの負担を求めることも不適切とし、寄付を受ける場合は適正な会計管理と情報公開に努めるよう要請した。

2012年

5月

10日

ツマベニチョウで音頭 安里・與那國さん合作 CD竹富町へ

與那國さん(左)の考案した踊りも披露された。町職員にも伝授=9日午後、町長室
與那國さん(左)の考案した踊りも披露された。町職員にも伝授=9日午後、町長室

 ツマベニチョウは幸せのチョウ―。竹富町の町蝶であるツマベニチョウを題材にした「ツマベニチョウ音頭」がこのほど、完成した。9日、作曲した安里隆さんと踊りを考案した與那國光子さんが川満栄長町長を訪れ、出来上がった「ツマベニチョウ音頭」のCDを手渡し、踊りを披露した。

 

 ツマベニチョウは、シロチョウ科の一種で世界最大級の種。1978年に町蝶として制定された。與那國さんは竹富婦人会(ぶなる会)の会長を務め、昨年からツマベニチョウを増やすために、減少している食草の魚木の繁殖活動に取り組んでいる。


 今回、ツマベニチョウを広く知ってもらおうと歌の作成を考えた。作詞は鳩間島出身の吉川安一さん、作曲は吉川さんの友人で作曲家の安里隆さんに依頼。周囲が驚くほどの早さで音頭が出来上がった。


 川満町長は「與那國さんのツマベニチョウを乱舞させるという大きな思いに賛同し、協力してきた。こんなに早く歌ができるとは思わなかったが、町内のイベントで活用していき、ツマベニチョウが乱舞してくれたら」と期待した。


 作曲した安里さんは「これを機会に竹富町の蝶はツマベニチョウだということが知れ渡れば。力が及ばない所は皆さんに力を借りながら、歌を活かしていきたい」と話した。


 踊りを考案した與那國さんは「覚えやすいように振付を考えた。竹富町音頭と一緒にツマベニチョウ音頭を広めていきたい」と喜び、「企業からの支援もあり、5年計画で魚木を育てていく。町内すべての島で魚木を増やしていきたい」と意気込んだ。
 「ツマベニチョウ音頭」のCDは町内の公民館や学校などに配布される予定。

2012年

5月

10日

死亡1件 違反2件 GW中 石垣海保まとめ

安全推進活動期間中、リーフレットを配布した海保官=2日午前、石垣港離島ターミナル
安全推進活動期間中、リーフレットを配布した海保官=2日午前、石垣港離島ターミナル

 石垣海上保安部(葛西正記部長)はこのほど、ゴールデンウィーク安全推進活動期間(4月28日~5月6日)の実施結果を発表した。期間中の海難事故は1件。観光客がダイビング中に体調不良を訴え、心肺停止となり、死亡したもの。


 同部は期間中、観光客らのマリンレジャー活動が活発になることから、海難事故防止を図ろうと安全推進活動を実施した。


 主要ビーチや離島航路の各ターミナル、宿泊施設、ダイビングショップに注意喚起のリーフレットを配布したほか、船舶の海難事故防止、法令遵守の観点からプレジャーボートに指導取締りを行った。
 八重山地区では期間中、マリンレジャー死亡事故で5年連続して海難事故が発生した。


 また、プレジャーボートなど35隻に対して安全指導、立ち入り検査した結果、中間検査切れで運航していた船舶を海事関係法令違反で2件、検挙した。


 同部は「引き続き、観光客を重点にした事故防止活動や船舶の取り締まり、救命胴衣着用率向上など安全啓蒙活動を実施していく」と、している。

2012年

5月

09日

メダルへ膨らむ期待 壮行会に600人 熱気 新城選手 「気持ち背負う」 ロンドン五輪出場へ

出場の乾杯を挙げる新城選手ら出席者=ホテル日航八重山
出場の乾杯を挙げる新城選手ら出席者=ホテル日航八重山

 

 新城幸也ロンドンオリンピック出場壮行会(主催・八重山後援会)が8日夕、市内ホテルで開かれた。八重山初の快挙に関係者約600人が集い、祝福した。新城選手は「多くの人々の気持ちを背負い、一生懸命に走り抜きたい」と抱負を述べた。

 

 平田勝男後援会長は「オリンピックに出場が決まった時は飛び上がって喜びを爆発させた。本人もメダルを勝ち取るために走る。八重山から大きな声援をお願いしたい」と激励。


 中山義隆市長は「小さな石垣島から初めてのオリンピック選手。体調を万全で出場し、メダルを持ち帰ってほしい」とあいさつした。


 新城選手は多くの来場者に感謝し、「オリンピック出場出来なかった選手やお世話になった福島普一、健司兄弟や市民の気持ちを背負い、走りたい」と述べ、石垣島から次のオリンピックに出場する選手が出ることを期待した。


 会場では、同級生や家族、関係者からの花束・記念品の贈呈や新城選手の誕生からロンドンオリンピック出場決定までの活躍が上映され、集まった市民は新城選手のこれまでの道のりを振り返った。


 また、登野城小器楽クラブ、登野城獅子保存会、石垣第二中郷土芸能部、八重山高カラーガード部が、余興を披露し、壮行会に花を添えた。
 新城選手は9日、拠点のフランスに向け、石垣島を離れる。

2012年

5月

09日

「桃原図書」開設 石垣小 貸し出し開始式

貸し出しが始まった図書コーナーの前で競うように本を手にする児童たち=8日、同校図書室
貸し出しが始まった図書コーナーの前で競うように本を手にする児童たち=8日、同校図書室

 市内出身で会社顧問を務める桃原用昇さん(69)=東京都大田区=から3月に図書の寄贈を受けた石垣小学校(田本由美子校長)で8日、寄贈された「桃原用昇図書」の貸し出し開始式を行った。式に参加した新里憂斗くん(4年)は「たくさんの寄付をありがとう。読書が大好きな石小っ子になります」と、母校を思う先輩に感謝。児童たちは競うように図書の周りに集まり次々に本を手にとっていた。


 この日の式には、桃原氏の幼な馴染みの徳松信男さん、節子さん夫妻が、桃原さんの代理で出席。信男さんは「みんなで図書を活用して、地域や母校のために役立つ人になって欲しい」などと、児童を激励した。


 図書は桃原さんが、同校の要望に応じた国語辞典や小説など391冊と書架を寄贈。同校が寄贈された書架と共に「桃原用昇図書」と名づけ、この日から児童たちへの貸し出し開始となった。また、当初同校が発表した図書数367冊を391冊に訂正した。

2012年

5月

09日

たいらファミリーGW祭り 200人集いにぎわう

多彩なプログラムで盛り上がった第5回たいらファミリーGW祭り
多彩なプログラムで盛り上がった第5回たいらファミリーGW祭り

 石垣市伊原間で食堂を営む平良正吉さん一家の「第5回たいらファミリーGW祭り」が5日、同食堂駐車場で開かれ、地域住民や観光客など約200人が参加してにぎわった。


 地域活性化に役立てようと毎年開催しているイベント。鳩間音楽祭の出演者による歌謡ショーやサンバの演奏、平良八重子さんらの拳法演武など、多彩なプログラムが繰り広げられた。


 特設舞台は、伊原間の海岸に漂着した発泡スチロールなどを使い、平良さん一家が飾りつけた。

2012年

5月

09日

石垣島に朗報を 新城選手五輪決定で会見

オリンピックの意気込みを語る新城幸也選手=石垣市役所
オリンピックの意気込みを語る新城幸也選手=石垣市役所

 八重山初のオリンピック出場を決めた自転車ロードレーサーの新城幸也選手(27=ヨーロッパカー)が8日、石垣市役所で会見を開き、「石垣島にメダルを持ち帰りたい」と意欲を語った。

 

 新城選手は1日、ロンドンオリンピック自転車ロードレース競技の日本代表に選ばれた。世界最高峰のツール・ド・フランスを日本人初の2年連続完走したほか、10年世界選手権日本人プロ最高の9位になった実績を持つ。「ツール・ド・フランスと違い、オリンピックは知名度が高く、多くの方々から、祝福された」と述べ、「ツールドのチーム対戦と違い、オリンピックは個人戦。ロンドンコースは自分に合っている。メダルを目指す」と意気込んだ。


 4月1日に骨折した左手首も良好に回復し、「自転車競技はオリンピック初日(7月28日)の競技。日本人最初のメダルを掲げたい」と話した。

2012年

5月

09日

小・中・高 母校訪問 新城選手 「夢は叶う」

「皆も好きなことを見つけて、頑張ってほしい」と激励し、児童と記念写真を撮る新城選手(中)=登野城小
「皆も好きなことを見つけて、頑張ってほしい」と激励し、児童と記念写真を撮る新城選手(中)=登野城小

 新城幸也選手は8日、母校の登野城小学校、石垣第二中学校、八重山高校を訪問した。後輩に「一生懸命に頑張れば、必ず夢は叶う。早く目標を見つけて、挑戦して」とエールを送った。


 このうち、登野城小学校で、新城選手は「自分の好きな自転車で仕事ができ、オリンピック、ツール・ド・フランス出場の夢を叶うことができた」と振り返り、「皆も好きなことを見つけて、頑張ってほしい」と激励した。


 エールを受けた加屋本梨世さん(6年)は「今、陸上とバスケをやっている。自分もオリンピック出場を目指したい」と目を輝かせた。


 また、児童からは校歌の合唱で、新城選手の健闘を祈った。
 母校訪問は、卒業以来で、10~15年ぶり。新城選手は「中々、帰郷できないが、帰ったときは温かく迎えてくれる」と、日ごろの応援に感謝した。

2012年

5月

09日

ゴーヤー品評会 松竹・石垣さん お見事 一等賞

入賞したゴーヤを品評する会員=市老人福祉センター
入賞したゴーヤを品評する会員=市老人福祉センター

 石垣市老人クラブ連合会(石垣實勇会長)の第28回ゴーヤ品評会がこの日、市老人福祉センターで行われた。市内各老人クラブ会員28人が、自慢のゴーヤを出品した。審査の結果、露地栽培の部に松竹哲男さん=大浜老人クラブ、ハウス栽培の部に石垣康子さん=石垣第2尚寿会が、それぞれ一等賞に輝いた。一昨年から、露地、ハウス栽培に部門に分かれ、審査している。


 今回の品評会には4月の日照不足の影響で例年より少なかったが、見事に実った夏盛り、中長、アバシ、潮風などの品種のゴーヤが出品された。


 会場には、丸々と太った見事な出来映えのゴーヤが並び、県八重山農林水産振興センター、市農政経済課の職員6人が審査員を務め、大きさや重量、光沢、品質、熟度、病害の有無などを慎重に審査した。審査中は、女性部が調理したゴーヤ天ぷら、ジュースの試食会が開かれた。


 品評会は、会員のゴーヤ生産技術の向上を図り、生産活動の喜びを味わうとともに健康づくりと生きがいづくりに寄与しようと毎年開催している。他の入賞者は次の通り。
 ▽露地栽培2等賞=菊池安(石垣第2尚寿会)▽同3等賞=根間勝広(新栄町老悠さわやかクラブ)▽ハウス栽培2等賞=仲新城長公(石垣第4尚寿会)▽同3等賞=大道貞雄(白保老人クラブ)▽特別賞=根本宏佑(登野城若返会)▽努力賞=小底善功(大浜老人クラブ)

2012年

5月

09日

ロードキル4月 深刻 前年比7倍にも 辻環境文化研究所

 石垣市で小動物が車両にひかれる「ロードキル」の被害調査を実施している辻環境文化研究所(辻維周所長)は、4月分のロードキル調査リストを8日までにまとめた。4月は58件のロードキルが発生し、先月から19件と急増。国の天然記念物に指定されている小動物のロードキルは3件発生した。研究所によると「4月はロードキルが急増し、前年比の7倍にも及んでいる」という。


 4月のロードキルの内訳は在来種15件、希少種・固有種37件、国の天然記念物3件など。全体的に件数が増加しており、サキシママダラやヤエヤマイシガメ、シロハラクイナなどが被害に遭っている。


 また、国の天然記念物であるヤエヤマセマルハコガメが3件、ロードキルで死んでいる。特にセマルハコガメは産卵期に入っており、「心ないドライバーによって、卵を持ったセマルハコガメが半殺しの目に遭わされる事例もあった」という。
 このほかに、3つに分断されたヤエヤマイシガメも発見された。


 辻町長は「(死骸の)処理中にもどこ吹く風と言った様子で、スピードを落とさないドライバーも多い」と、ドライバーのモラル低下を指摘。「八重山は道路上に野生動物が普通に出てくる所。自分勝手な運転をせず、自然は観光資源という意識で制限速度を守った運転をすべき」と強調した。

2012年

5月

09日

憲法九条を早期改正し主権国家となれ! 大浜 孫典

 沖縄の現状
 民主党が政権交代を行い2年以上になる。政治家の風上にも措けない鳩山が(米軍基地は最低でも県外移設、できれば国外移設)と出来もしない約束を行い、オバマ大統領には(自分を信じろと嘘を言い)日米同盟にも亀裂が生じ政治の混乱を生んだ。自民党政権時代の2006年、日米ロードマップにより普天間基地の辺野古への移転が決まっていたのに、鳩山の無智な発言により白紙に戻る状況となった事は大きな問題である。


 沖縄本島では基地県外移設を言わない限り市長選、県知事選には当選しない状況があり、国防の必要性は感じているものの(沖縄だけが犠牲になるのはおかしい)という事であろう。沖縄の米軍基地を日本全国に配分すべきではないのかと言う事であり根本的に被害者意識から抜けだせない状況がある。東アジアが安定している状況だと当然そうすべきであるが、情勢が緊迫した今の状況では県外移設国外移設は時期尚早である。東アジアの問題は北朝鮮の暴発と中国の共産党一党独裁による軍備拡張と覇権主義であり沖縄から米軍基地が撤退したならば、今の状況では沖縄は完全に中国にとられますよという事である。沖縄だけではなく九州を含めた以南の島々は全て中国にとられるという事である。それは何を意味するか日本が中国の属国になるという事である。既に中国には日本占領計画があり2050年までにそれを完成させる目標があり、着実に実行に移している事を市民は認識すべきである。全国に米軍基地が散らばっていては有事の際に敏速に対応できないが為に沖縄に基地がある事が重要であり、沖縄に米海兵隊がいる事が重要である。朝鮮情勢が不安定となっている今の状況では朝鮮半島の有事の際、即戦力となる海兵隊が沖縄に居れば即対応できるがグアムまで下がると到着までに数時間を要し相当被害が出る事は避けられない。沖縄が侵略された場合にも言える事である。米国は好き好んで日本を守っているのでは無く、日米同盟が有る事により仕方なく守っている状況である。基地反対を主張する人達はアメリカの若者が尊い命を懸けて同盟国を守っている事をどの様に思っているのだろうか、まともな人間であるならば敬意を払うべきであり感謝すべきである。それが人間である。


 米軍属が沖縄や韓国に居る事はいわゆる人質状態と言う事であり、運命共同体でありアメリカ政府は最小限の被害に止める様に必死で守るはずであり、それがアメリカである。台湾の馬政権が2期目を迎え益々政治的、経済的にも中国の影響力が強くなる事が予想されるなか、沖縄から海兵隊が撤退した場合中国は台湾を併合するのは時間の問題となる。先月の日米合意で一万人の海兵隊機動部隊が沖縄に残留となった事は中国や北朝鮮を警戒する意味で大きな抑止力となる。ハワイまでの太平洋を中国の内海にと目論み海洋覇権の拡大を狙う中国にとって戦略的位置にある台湾と沖縄は喉から手が出るほど欲しいものである事を認識すべきである。

 

 普天間基地移設の根本的問題は世界一危険な基地を安全な場所に移転するというものである。しかし、辺野古周辺の埋め立ても自然保護団体や反基地団体により一向に進まない状況にある。冷静に考えて普天間の数万人の住民の生命と数頭のジュゴンやサンゴのどちらが大事なのか、議論する必要も無い事であり結論は明らかである。


 そもそも宜野湾周辺は戦後の米軍基地に依存する事により経済が発展してきた。米軍の恩恵を受けて町が発展した事を忘れ恩を仇で返そうとしている。まっこと人間性に欠ける。騒音が五月蠅いのであれば移転すれば問題は解決するはずである。12年度の沖縄関係予算は3000億あり基地関連は1800億円も有り依存しておりながら米軍は沖縄から出て行けとは幼稚な発想である。抑々普天間基地の最重要問題は基地に隣接している普天間第二小学校にある。子供達が危険であれば小学校を移転すれば解決するはずである。移転させる事で事故や騒音から子供達を守る事ができる。子供達を守る事が最重要な事ではないのか。沖縄の反基地運動の現状は闘争の為の闘争であり、問題が解決すれば自分達の立場が無くなる事になり問題が長引けばそれだけ、県民の反基地感情を高める事ができ都合が良いという事だろう。それは、普天間小学校移転問題にも顕著に表れている。小学校移転に関しても反基地運動家や偽平和団体などが移転に反対している現状があり問題の解決は一向に進まない状況がある。(命どう宝)子供たちの生命と安全と言いながらやっている事は子供を道具として扱い子供達を楯として自分らの正当性を主張する姿勢である。石垣市の教科書問題にもあったが、冷静な判断が出来ない子供達を利用し問題を大きくさせる事は大人として最低の行為であり人間性が疑われる事である。左翼運動家や平和団体の人格が疑われる事である。左翼は問題をすり替え大きくする事にあり手法は悪魔と同じである。中国での新幹線脱線事故でもあった様にまだ人が中に閉じ込められている状態で穴に埋めるという事を平気で行う事は、中国の無神論、唯物論国家には人権という概念が全く無いという事である。人間は物の様に扱われ人命は軽視される、左翼思想沖縄の反基地運動家や平和団体と称する人達が行っている事はそれと同じである。

 

 沖縄県民には日本によって裏切られたという恨み心があり、マスコミはそれを利用し政府に対して反感を持つ様に県民を誘導してきた。沖縄特区を作り沖縄を独立させる事をマスコミは目標としてきた、中国による侵略を県民みずからが呼び込む様に洗脳してきた。そのプロセスは中国共産党による(日本解放工作要綱)と一致する。


 日本侵略の足場となる沖縄が既にマスコミによる洗脳により手遅れ状態となっている事を市民は認識しなければいけない。先の大戦では日本兵は沖縄県民を守らなかったのだ、集団自決は軍命であったのだとか、間違った認識をしている人が多い事は戦後のマスコミの洗脳によるものである。太平洋戦争に於いて国内で犠牲になったのは沖縄県民だけでは無い。長崎広島もそうであり、東京大空襲は民間人を巻き込み大虐殺であった事は事実である。日本の建物が木造であり焼夷弾を投下することにより民間人を焼死させる事を予め研究し計画的であったという事である。東京裁判の日本側にも言い分はあったはずであるが、歴史は常に戦勝国が作ってきた事実がある。沖縄は余にも甘えすぎている。メア元総領事が沖縄はタカリと言った事は事実である。事実を言われて怒るというのは良識が無いという事である。


 マスコミも巻き込み数の力で自分たちを正当化する事を持って民主主義だと勘違いしている。そんな間違った民主主義が許される事は決して無い。沖縄を守る為に特攻隊員が鹿児島の知覧から出撃し1500名のもの尊い命が失われた、当時の日本政府は沖縄の子供達を戦火の下に置くわけにはいかないという事で疎開までさせている、また、戦艦大和は沖縄本島の人々を救援する為の物資を船内に満載していたという事実も有り決して沖縄を守らなかったという事ではない。特攻隊員は尊い命を懸け沖縄を守る為に戦ったということである。今の日本が平和であり得るのはそういう人達の熱い思い愛国心によるものである。彼らの尊い命を国の為に尽くした事を無駄にしてはいけない。正しい歴史認識を取り戻し、左翼思想による自虐史観を払拭しこの国を守り抜く必要がある。それが沖縄戦で亡くなった多くの方々への最大の供養となる。
 軍政下のミヤンマーで先月議会補選が行われ、野党のアウン・サン・スー・チー氏が当選した。


 22年間軍政が行われ中国の資本によるダム開発や中国海軍の基地使用等が行われ、欧米各国からの制裁をうけていた。軍政は中国の強硬な姿勢はミヤンマーが中国の支配下に入る事を警戒し中国との距離を取り始め、アメリカに接近しスーチー氏とも和解し自宅軟禁も解除された。アセアン首脳会議に於いて欧米各国に対して制裁の解除を求める声明が採択され、アメリカ政府は制裁の解除を決定した。日本も大型インフラ整備の円借款凍結解除を表明する事になる。豊富な天然資源があるミヤンマーへのODAの再開は日本にとって大きなメリットがある。ミヤンマーは日本資源のシーレーンにとっても重要な位置にあり、日本はASEAN諸国に経済支援を行いさらなる軍事交流を行う必要がある。先月行われた米国フィリピンの軍事演習にはASEAN諸国及び日本の自衛隊も災害対応、人道支援で参加した事は大きな意義を持つ。日本はASEAN諸国と軍事同盟を結び中国包囲網を完成させる必要がある。ミヤンマーの政治はまだまだ不透明な状況にあり、日本が積極的に経済支援を行い国を安定させ、欧米鵜諸国との連携を強める事が日本の使命である。何時まで内政、政変に明け暮れているのか、そんな政治には国民はもう飽き飽きしている。既得権益にしがみつき私利私欲に走る政治家や官僚はここらで引き払って欲しいものである。

 

 憲法九条の改正を
 先月、北朝鮮は各国がミサイルの発射の自制を求めていたにも関わらずミサイルの発射を強行した。


 各国のメディアも北朝鮮入りし国威をかけて大々的に行ったが失敗に終わった。今後更なる軍事的挑発を行う可能性は十分にある。北朝鮮はミサイルの発射後、数ケ月内に核実験を行っている事から今回も核実験を行う事になるだろう。もし核兵器の小型化に成功し弾道ミサイルに搭載可能なものになれば日本は益々深刻な状況になる。今回のミサイル打上げの費用は国民の八割に当たる1900万人に一年間食料を供給できる金額だという。国民は慢性的な食料難に陥っており兵役可能身長が142cmに引き下げられたという。日本でいえば小学生程度の身長である。国民を無視し軍事力増強を表明し強盛大国へと突き進む北朝鮮は日本にとってどれ程危険な存在であるのか市民は考えなくてはいけない。


 市民には(沖縄に基地があるから戦争に巻き込まれる)と言う人もいるだろう、戦争になれば真っ先に基地が攻撃される事はあるだろう。しかし、(基地が無ければ戦争に巻き込まれる事は無い)と言う事にはならない。


 北朝鮮の金正恩体制や共産党一党独裁の中国が存在している以上あり得ない事である。侵略目的の中国には基地が有ろうが無かろうが関係の無い事である。むしろ、機動部隊の米海兵隊が駐留している事によって侵略が出来ない状態になっているのである。米海兵隊は韓国にもなく沖縄にだけいるという事が大きな意味を持つ。憲法九条では(米国は日本を守る事は出来ても日本が米国を守る)事はできない。米国は日本を守る為に戦っても日本は米国を守る為に戦えない状況にある。米国民からみれば不公平なものになっており、日米同盟強化への障害となっている現状がある。憲法九条を改正し集団的自衛権の行使ができる体制を作る必要がある。今の沖縄の反米軍基地運動ではいつ破棄されてもおかしくはない状況にある。


 日本政府は真剣に憲法改正を考え無くてはいけない状況にある。何時までアメリカに甘えるつもりでいるのか。安全保障は自国で行うべきものであり他国に頼るものでは無い。日本は独自防衛を考える時にきている。日本独自のステルス戦闘機の開発、大陸間弾道ミサイルの開発、核兵器の開発、攻撃型空母の保有、退艦した米空母キティホークを買い取る事も考えるべきである。核兵器を持つ国に囲まれた日本は日米同盟を堅持しつつ独自の防衛力を持つ必要がある。沖縄の米軍普天間基地の辺野古への移転を早急に行い、日米同盟の強化と憲法九条の解釈の変更を行い米軍の支援活動が出来る体制、集団的自衛権の行使をできる体制を作り、自衛隊を防衛軍と定め自主防衛体制の構築を行う必要がある。今の混乱している政治状況では憲法改正は困難である、その前に憲法九条の適用除外を閣議決定する必要がある。北朝鮮や中国はどう見ても平和を愛する国とは言わない。平和団体や九条を守る何とかの会は、日本の憲法が平和憲法で有るなら日本との友好関係にあり信頼できる同盟国の基地撤去運動をするより、嘘で固められ信頼できない中国や北朝鮮に行って憲法九条を採用する様に運動すべきである。それで東アジアは平和になる。日本の平和を脅かし日本の領土までも奪おうとしている中国や北朝鮮には憲法九条は適用されないと表明する必要がある。北朝鮮の核保有も異常な程に軍備拡張を行う中国も日本国憲法は想定していなかったという事であり神棚に祭る事が憲法では無い。時代に適応した憲法にする事により国民の安全、財産を守る事が出来る。主張すべき事ははっきり国際法に則り主張すべきであり外交・防衛にとって重要なものは気概である。金正恩は国民を無視し強盛軍事大国を目指しており、中国の次期国家主席、習近平は中華帝国、世界制覇を目指している。何れにしろ軍事力の強化で体制を維持し他国を侵略しようという事である。


 富裕層の中国人観光客が東京、銀座辺りで炊飯器を大量に買い込む姿が報道されていたが、中国製の電化製品は使い物にならないという事である。炊飯器さえろくに造れもしないのに米国や日本に大量のスパイを送り込み軍事技術を盗み軍事増強を行っている場合では無い。国民の生活水準を上げる事に力を入れるべきでは無いのか。他国を侵略して資源を強奪している場合では無い。アジアの国々が日本に求めているのは弱腰の日本でも無く、村山談話が政府の見解だと謝罪外交を行う腰抜け政治家でも無い。主権国家としての気概のある国家の再建である。経済大国日本、経済と国防は切り離す事は出来ない。日本の国防強化がアジア諸国に平和と安定をもたらす事になる。

 

2012年

5月

08日

「撮影が楽しみ」 石垣の子役 衣装合わせ サンゴレンジャー

映画スタッフと衣装合わせする地元児童=市内ホテル
映画スタッフと衣装合わせする地元児童=市内ホテル

 来年初夏に上映予定の石垣島の環境問題をテーマにした映画「サンゴレンジャー」の子役を務める地元児童の衣装合わせが7日、市内ホテルで開かれた。持参した洋服を持って保護者と参加した児童8人は「緊張しないけど、撮影が楽しみ」と、胸を躍らせた。

 

 作品は、環境問題提言ユニット、さかいたまきさんの「サンゴレンジャー」を原作にしたコメディー映画。


 主人公の環境省自然保護官・矢島が、行政とのしがらみの中、型破りなヒーローぶりと無邪気さで問題に立ち向かい、地元をまとめ上げていく過程を描く。


 八重山ロケは5日から、2週間の予定。石垣島と竹富島を中心に撮影する。
 子役の児童らの撮影は14日から始まる。
 興行収入をサンゴ保全事業に寄付する予定。

2012年

5月

08日

島の新アイドル? 犬2匹と自転車散歩 金城さん 評判に

1日に朝夕数回の散歩が日課。家では吠える2匹も、自転車に乗るとおとなしい=登野城漁港
1日に朝夕数回の散歩が日課。家では吠える2匹も、自転車に乗るとおとなしい=登野城漁港

 ○…「石垣島の新アイドルになれるワン」。登野城の元ウミンチュ、金城正雄さん(80)が飼っている2匹の犬が評判だ。2匹は毎日、金城さんと自転車に乗ってお散歩。市民から「かわいィ」の声が掛けられている。


 ○…金城さんが交通安全のためにと、前に乗る「リキ」に赤の帽子をかぶせたのも、かわいさアップ。観光客の格好の被写体にもなっている。金城さんと2匹はいつも一緒。愛車に乗り込み、炎天下でも涼しげだ。


 ○…自転車散歩は、リキを近所の公園で拾ってから、10年以上も続いている。2年前からは弟から譲られたチョビも加わった。金城さんは「ひ孫と同じ。家でも一緒に寝ている。2匹のおかげで病気知らず」と目を細める。

2012年

5月

07日

「居住可能な環境を」 尖閣の有効利用で提言 緊急トークライブ

緊急トークライブで意見交換する井上さん、山田教授、佐藤参院議員、砥板市議=5日午後、大浜信泉記念館
緊急トークライブで意見交換する井上さん、山田教授、佐藤参院議員、砥板市議=5日午後、大浜信泉記念館

 「どう守る、日本の国境と離島」をテーマにした八重山防衛協会青年部主催の緊急トークライブが5日、大浜信泉記念館で開かれ、国会議員や識者などが意見交換。尖閣諸島の有効利用を求める声が出た。


 スピーカーは佐藤正久参院議員、山田吉彦東海大海洋学部教授、砥板芳行市議、コーディネーターはジャーナリストの井上和彦さんが務めた。


 山田教授は尖閣諸島の有効利用について「人が居住できる環境を作ることが、自然を守ることにつながる」と指摘。尖閣諸島を購入する意向を示している東京都とタイアップして「第二の小笠原諸島を作ろう」と呼び掛けた。


 周辺海域の管理については「台湾と手を握ることも必要」と述べ、台湾との共同利用に向けた仕組み作りを求めた。


 尖閣諸島の領有権を主張する中国の動きについては、佐藤参院議員が「中国にとって石垣島周辺は、軍事的にも漁業にとっても大事。これから、とことん『おれたちのものだ』と宣伝してくる」と警戒。


 その上で「国境の島に人が住んでいただくことが日本の安全保障につながる。住んでいただく以上は、政府の責任で命を守るためのいろいろな手立てをしないといけない」と強調した。


 先島への自衛隊配備について砥板市議は「防衛省が住民に対して説明不足。南西諸島が地政学的にどのような位置にあり、海洋国家日本がどのような施策で守っていくのか、しっかりした意思を示してほしい」と求めた。

2012年

5月

07日

大凧 快晴の空高く 八重山凧愛好会

シャクシメーから落ちてくるお菓子を待つ子どもら=新港地区埋立地
シャクシメーから落ちてくるお菓子を待つ子どもら=新港地区埋立地

 八重山凧愛好会(添石邦男会長)の子どもの日凧あげの集いが5日、石垣港新港地区埋立地で行われ、家族約50人が参加した。


 大凧に吊られた大きな鯉のぼりが5月の青空に元気良く泳ぐ、八重山凧愛好会の毎年恒例のイベント。ピキダー、八角など伝統凧も舞った。


 会場では、12メートルの大きな鯉のぼりが大凧に吊り上がられ、元気良く泳ぎ、子どもらもそれに負けないように自分な好きなアニメキャラクターを描いたカーブヤーの凧を青空に高く揚げていた。


 このほか、空に揚げたシャクメーから、子どもらにお菓子のプレゼントや八角、ピキターなどそれぞれが好きな凧を持ち寄り、揚げていた。
 全国では5月、子どもの成長を願って凧あげをする地域も多いという。

2012年

5月

07日

石垣市は尖閣諸島購入口座の開設、ふるさと納税を推進しよう 徳松 信男

 石垣市はどう対応するか

 石垣市は東京都と尖閣諸島の共同所有を希望表明しているがそのための準備が遅れている。聞くところによると、全国の八重山郷友会や沖縄県人会の方々の中にも故郷の尖閣諸島を守るために寄付をしたい人も多いようである。東京都だけに財政負担させるべきでなく、石垣市も共同所有に向けて応分の負担をしなければならない。5月1日付八重山日報では「東京都の寄付募集・尖閣購入口座を開設」と大きく報道して、口座番号や寄付の方法まで詳細に案内している。しかし石垣市が東京都同様に尖閣購入口座をすぐに開設し、全国民に対して、新聞広告や市のホームページなどで、広く寄付を呼び掛けるのがいい。石垣市民はもとより本土の沖縄県人会や八重山郷友会の方々の中には東京都よりも地元石垣市の口座に振り込みたいと思う人が多いのではないかと思う。東京都とは比較できないほど財政の貧しい石垣市に寄付したいと思う人も多いであろう。尖閣問題、北朝鮮のミサイル発射問題で漁業や産業面で実際に被害を被っている石垣市に直接寄付したいと思うのは人情である。


 次に資金集めのためにふるさと納税制度を活用することである。これも「尖閣購入ふるさと納税」として全国的に呼び掛けるのがいい。ふるさと納税の使用方法は現在

 

1・自然環境の保全 

2・福祉のまちづくり 

3・教育及び少子化対策 

4・伝統文化の保存・継承 

5・地域コミュニティー活動 

6・その他街づくり 

 

 となっている。尖閣の環境保全や石垣市の一部である尖閣諸島における港湾施設や研究施設に有効活用できるであろう。ところで石垣市のふるさと納税は2012年3月末で約800万円であった。これは前年度の実に2倍の増加である。しかしふるさと納税で尖閣を守るということになれば、ふるさと納税の額はさらに数倍に伸びる可能性が期待される。石垣市に本籍を持つ者以外或いはその他の都道府県からふるさと納税をしていただく方々に対しては石垣市の「ふるさと市民」とか何らかの呼称で他の都道府県でやっているふるさと納税者に対する恩典よりも有利なサービスを考えてもよいだろう。


 尖閣の購入に関して東京都では都民からの意見で一部に「国のすべきことを都がやらなくてもいい」とか「なぜ都民の税金で買わなければならないか」などの意見もある。しかし、「政府はあてにできない」、「石原知事にしかできない」とか「実現を祈っています」という声の方が圧倒的に多いようだ。石垣市でも議員や市民の中にも石原構想を余計なお世話とばかりにいう者、国が購入して石垣市に払い下げる、または国が管理するとか、中国との関係で観光への悪影響を心配するもの等いろいろ意見がある。しかし東京都の調査同様地元の市民は大多数が賛成であると思われる。石垣市政は有象無象の非生産的意見に惑わされることなく即決即断すべきことはしなければならない。「義を見てせざるは勇無きなり」という気持ちを多くの日本人が共有してきているのは心強く喜ばしい限りである。


 尖閣諸島の東京都との共同購入が実現できれば石垣市にとっては特にメリットが大きい。第一に尖閣諸島が個人所有でなく、東京都や石垣市の自治体が所有して管理すれば、仲井間県知事が言うように安定する。即ち他の個人や外国人に転売される恐れがない。次に国は個人の資産であることや、安定的に保持するという理由で、平成16年4月にあらかじめ認める場合を除いて上陸などを禁じるとしている。石垣市は平成22年に固定資産税算定のための土地調査と、生態系、自然状況の調査を実施することを目的として市議会は全会一致で尖閣上陸を決定している。それも国の上陸を禁じるかたくな方針で実現していない。東京都や石垣市が所有すれば上陸許可はたやすくなるであろう。尖閣諸島での慰霊祭も実現が可能となろう。また東京都は沖ノ鳥島で漁礁を作り漁業振興に役立てている。小笠原諸島でも固有植物を食い荒らす山羊を駆除する等の実績がある。東京は一国なみ以上の自治体であり豊富な人材や資金で尖閣諸島に漁港や、研究所の建設をすることも期待できる。


 中国との摩擦を恐れ八重山の観光業に悪影響があると心配する向きもあるが全く逆である。将来は多くの人々が東京だけでなく全国各地から尖閣周遊観光やスポーツフィッシングに訪れるであろう。そのほとんどは石垣経由で行くことになるだろうから地元への経済効果も大きいと思われる。


 この原稿を書いているうちに中国の漁業監視船の漁政203、204の2隻が尖閣周辺の接続水域(領海基線から24カイリまで)への出這入りを数回繰り返しているとのテレビ報道があった。石垣市は真の意味で日本が尖閣を実効支配する事が出来るよう東京都と共に手を携えあらゆる努力をすべきである。

2012年

5月

04日

鳩間音楽祭に1000人 多彩なステージで魅了 島の活性化に一役

大いに盛り上がった鳩間島音楽祭=3日午後、鳩間島コミュニティセンター前広場
大いに盛り上がった鳩間島音楽祭=3日午後、鳩間島コミュニティセンター前広場

 

 「届け!小さな島の大きな元気」をテーマに、竹富町鳩間島で恒例の「第15回鳩間島音楽祭」(実行委員会主催)が3日、鳩間島コミュニティセンター前広場で開かれた。BEGINの島袋優さんやMONGOL800のキヨサクさん、鳩間島出身の加治工敦さんらによる「恋の島バンド」や演歌歌手の妃弥呼さん、鳩間島出身の歌手たちが出演。人口63人の島に郡内外から1000余の観客が詰めかけ、小さな島の音楽祭を満喫した。

 

 音楽祭は1998年、島の活性化を目的に公民館や島外の郷友会が実行委員会としてスタート。現在では島最大のイベントとして定着し、様々な賞を受賞している。


 今年もチャリティーイベントとして、義援金の呼び掛けや宮城県石巻市の漁師の奥さんが漁網を使って作った「浜のミサンガ」の販売が行われた。


 音楽祭は、鳩間島民俗芸能保存会による「鳩間ユンタ」で幕開け。加治工勇実行委員長は「沖縄、八重山、鳩間を愛する皆さんのおかげで15回を迎えられた。新たな16年目に向けて音楽の向上、島の活性化に取り組んでいきたい」とあいさつした。


 鳩間小中学校の児童生徒9人と職員15人は同校の校歌を合唱し、「鳩間の港」を振り付きで合奏。また島出身の同窓生で結成した「ぱないき倶楽部」が宮良長包の「鳩間島」を合唱した。


 演歌歌手の妃弥呼さんは石垣島出身だが、祖父母は鳩間島出身。「鳩間島音楽祭にずっと出たかった」と話し、自身のデビュー曲を熱唱した。


 島出身の加治工敦さんの呼び掛けで結成された「恋の島バンド」には、BEGINの島袋さん、MONGOL800のキヨサクさん、西表島船浮出身の歌手・池田卓さんなどが登場し、会場はヒートアップ。観客は立ち上がり、歌に合わせて手拍子したり、体を揺らしたりしながらステージと一体になった。


 ステージ上では、沖縄出身のアーティスト・大城英天さんがライブペイティングを行い、1枚の絵を描き上げた。


 最後は加治工実行委員長や浦崎宣宏さんら「鳩間島オールスターズ」が島唄を熱唱。モーヤーで音楽祭を締めくくった。音楽祭終了後も港で「鳩間島オールスターズ」の演奏で島から帰る人たちを見送り、最後まで盛り上がった。

2012年

5月

04日

AED設置県内1位 維持管理に課題 八重山174カ所 「各自確認を」

AED設置率は県内トップを誇るが、メンテナンスの課題が挙がっている(資料写真)
AED設置率は県内トップを誇るが、メンテナンスの課題が挙がっている(資料写真)

 AED(自動体外式除細動器)の設置174ヵ所(今年4月末現在)と、県内設置率トップを誇る八重山。社会復帰率した患者の比率も高い。一方、各設置箇所のメンテナンスは各施設の管理。バッテリーやパットの使用期限切れの恐れがあり、市消防本部は「各自で確認するか、業者に点検を依頼してほしい」と呼び掛けている。

 

 八重山地区では4月末現在、石垣市113ヵ所(125基)、竹富町55ヵ所(60基)、与那国町6ヵ所(6基)で設置。2004年7月から一般市民にもAED使用が可能になり、公共施設や宿泊施設、海水浴・スポーツ施設、学校、事業場と様々な場所で設置された。管理は各設置施設に任されている。


 消防庁や医療機器メーカーによると、一般的に電極パットの使用期限は約1年半~2年、バッテリーは約2年~5年。機種によって使用期限は異なるが、電極パットは袋に使用期限が明記、バッテリーはAED本体のインジケーター(正常を示すランプ・画像)で使用可能か確認できるという。


 AEDは薬事法の承認を受けた医療器具で、市消防本部は「救命活動に備え、適切な状態で管理してほしい」と話している。


 市消防本部では、4月末現在、心肺停止状態から、社会復帰した患者は19人。全国でも上位を占めている。


 心肺停止傷病者の生存率を高めるには、居合わせた人(バイスタンダー)の早期の119番通報、心肺蘇生、AED処置と病院搬送の救命の連鎖がスムーズに出来るかに懸かっている。

2012年

5月

04日

本格衣装 堂々の舞台 石垣市 子どもの日公演

17演目200人余が出演したこどもの日公演=市民会館中ホール
17演目200人余が出演したこどもの日公演=市民会館中ホール

 郷土芸能の夕べ「子どもの日」公演(主催・同運営委員会)が3日、市民会館中ホールで開かれ、園児から中学生までの子どもらが舞踊や三線、太鼓演奏など17演目に200人余が出演した。会場に詰めかけた大勢の父母や市民からは盛んな拍手を受けた。


 八重山芸能の後継者のすそ野を広げる活動として「こどもの日」にちなみ、毎年実施行している芸能発表会。今年で13回目を迎える。市内の各研究所で三線や太鼓、笛、舞踊で稽古する子どもや中学校郷土芸能部が熱演した。


 横目博二研究所による「白保節」で幕が開き、「てぃんさぐの花」、「桃里節」、「鳩間節」など舞踊が続いた。
 石垣第二中、大浜中、石垣中の郷土芸能部も出演し、日ごろの練習の成果を披露した。


 子どもたちには晴れの舞台で、本格的な化粧をしてもらい、衣装も艶やかに堂々と舞踊や合奏を発表していた。会場は、訪れた大勢の家族や市民らで立ち見がでるほど大盛況で、子どもらの熱演に拍手を送っていた。

2012年

5月

04日

「邂逅」最終刊 八重山総合文芸誌20号 「再生したい」

「邂逅」の最終号
「邂逅」の最終号

 1989年から刊行されている同人誌「邂逅(かいこう)」の最終号(第20号)がこのほど発刊された。詩、俳句、短歌、小説など、八重山関係者のさまざまなジャンルの作品を一堂に集めている。


 同誌は特定の執筆者だけに偏らず、八重山の文芸を広く紹介する場としてほぼ年1回のペースで発刊されてきた。


 後記で発行人の糸数用一さんは「20号という節目にいったん終刊し、新しい再生エネルギーを獲得したい」、事務局の宮良直充さんは「原稿料の自己負担という自立の精神で最後まで貫けたことが、息の長い同人誌にしてきた最大の要因だろう」と振り返った。


 同誌はA5判396ページ。定価1500円(税込み)。市内の書店で購入できる。

2012年

5月

03日

どう向き合う「脅威」 問い直される憲法

北朝鮮のミサイル発射に備え、石垣市に展開する自衛隊員(4月)=新港地区
北朝鮮のミサイル発射に備え、石垣市に展開する自衛隊員(4月)=新港地区

 1947年5月3日に日本国憲法が施行されてからきょうで65年。今年は沖縄にとって復帰40年の節目にも当たる。復帰後の八重山は平和主義、民主主義、基本的人権を保障する憲法のもと、経済的発展を享受。一方で、尖閣諸島問題や北朝鮮の長距離弾道ミサイル問題などで八重山を取り巻く国際的環境は厳しさを増し、憲法の理念と現実の乖離(かいり)も目立つようになった。「脅威」にどう向き合うのか、国境の島々でも憲法の在り方が問い直されている。


 2010年に尖閣諸島周辺海域で起きた中国漁船衝突事件で、日中の対立が改めてクローズアップされた。尖閣諸島は石垣市の行政区域だが、中国当局は「日本の実効支配打破」を表明。漁業監視船などが尖閣諸島海域での動きを活発化させている。


 中国は尖閣諸島周辺海域の海洋権益確保や、太平洋への進出を視野に入れる。八重山は今後も、両国の摩擦の最前線に立たされる可能性が高い。


 4月には北朝鮮が石垣島の上空を通過するコースで長距離弾道ミサイルの発射実験を強行。防衛省は万一に備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)や数百人規模の自衛隊員を八重山に展開させたが、実験は失敗し、日本に被害はなかった。


 北朝鮮が今後もミサイル発射実験を行う場合、友好国の中国やロシア、在日米軍が存在する日本本土や沖縄本島の方向は政治的配慮で避け、4月と同様に八重山の上空を通過するコースを選ぶという見方もある。


 憲法は前文で「日本国民は恒久の平和を念願し…平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と宣言。しかし現実には、周辺国の軍事的行動が八重山の住民生活にも影を落とし始めており、前述の文言は「空文化」が進む。


 こうした中、政府は与那国町への陸上自衛隊沿岸監視部隊配備を決定し、今年度予算で約10億円を計上した。


 地元住民は自衛隊配備の賛否をめぐり二分されており、反対派は「周辺国との友好を阻害する」などとして住民投票を要求。賛成派は、安全保障に関する判断は国の専権事項だと主張する。


 今後は石垣市への自衛隊配備をにらんだ動きも活発化する可能性がある。政府や関係自治体には、憲法が示す民主主義の理念を第一に、住民への説明責任を果たす姿勢が求められる。     (仲新城誠)

2012年

5月

03日

メーデー大会で実行委に厳重注意 石垣市

 1日に石垣市役所で開かれたメーデー八重山地区大会で、県議選の予定候補者の支援呼び掛けや、予定候補者名を記したのぼり掲揚があったことについて、市は2日、実行委員会の関係者を呼び、申請目的に沿った使用をするよう、口頭で厳重注意した。

2012年

5月

03日

ふりかけマース 大野商店が発売 幅広い食材に利用可能

開発から8年、満を持して発売した「ふりかけ塩」に自信をのぞかせる大野代表=割烹三寿司、新栄
開発から8年、満を持して発売した「ふりかけ塩」に自信をのぞかせる大野代表=割烹三寿司、新栄

 大野商店(大野勝利代表)は、石垣の塩を利用した「ふりかけマース」を発売し2日、発表した。「ふりかけ」は石垣の塩をはじめ、岩塩、湖塩、ゴマ、山椒、抹茶―を原料に手作り。ゴマと山椒の香ばしいかおりと、あっさりした塩のコクが特長になっている。幅広い食材に利用可能。一袋30㌘入り500円。


 ゆらてぃく市場や特産品販売センター、ココストアほかで販売。オンラインショップにも出品している。


 和食調理士だった大野代表が、てんぷらの抹茶塩をヒントに、多国籍素材を混ぜ合わせ仕上げたという。


 石垣市内の割烹で会見した大野代表は「安心安全な調味料を台所に届けたい。今後も商品開発に力を入れていく。店舗展開も考えたい」と意欲的。
 問い合わせは割烹三寿司(みすし)、電話82・3780まで。

2012年

5月

03日

新城選手五輪へ 市役所が懸垂幕

新城選手の五輪出場を祝して懸垂幕を設置した=市役所
新城選手の五輪出場を祝して懸垂幕を設置した=市役所

 新城幸也選手のロンドンオリンピック出場を祝う懸垂幕が2日、石垣市役所に設置された。セレモニーには両親の貞美さん、るみ子さんに八重山後援会の平田勝男会長、中山義隆市長らが出席した。


 中山市長は「メダル獲得を期待し、八重山から大きな声援を送ろう」と呼び掛けた。
 貞美さんは「本人は勝ちにこだわっていると思う。絶対にメダルを獲得してくれる」と期待した。


 懸垂幕は縦8㍍横1・2㍍の大きさで、新城選手の顔写真と「出場決定おめでとう」と書かれている。


 後援会によると近々、新城選手の母校、登野城小学校、石垣第二中学校、八重山高校にも懸垂幕が設置されるという。

2012年

5月

03日

業界ニュース 中村屋オープン

 市内字石垣にカレーの専門店「中村屋」が先月20日にオープンした=写真。店主の中村裕子さんの「身体に優しいカレーを提供したい」との想いから開発されたカレーは、野菜がたくさん食べられるように工夫されている。


 使用する野菜は、自家栽培や無農薬栽培した農家の野菜を厳選。ルーは、トマト、玉ねぎをベースに、インドから取り寄せた香辛料を合わせてヘルシーに仕上げた。ご飯も黒紫米や雑穀米を使用している。営業時間は午前11時半から午後2時半まで。問い合わせは82―5085まで。

2012年

5月

02日

新城幸也が五輪出場 自転車競技 「メダルも視野に」 八重山初の快挙

 自転車競技のロンドン五輪代表選手が1日、日本自転車競技連盟から発表され、石垣市登野城出身の新城幸也選手(27=ヨーロッパカー)が、男子ロードレース選出された。八重山出身として初めての五輪代表選手となった。新城選手は「石垣島からは初の出場になるので、自分が走ることで島の人たちの夢を実現させたい」と意気込みを語った。

 

 新城選手は世界最高峰のツール・ド・フランスを日本人初の2年連続完走したほか、10年世界選手権日本人プロ最高の9位になった実績を持つ。


 新城選手は「支えてくれた多くのファンのために全力で走りたい。ロンドンのコースは自分に合っている。メダル獲得も視野に入れていきたい」と抱負を述べた。


 八重山出身者でオリンピックへの出場は初。多くの市民が「ユキヤ」と愛称で呼び、5年前には後援会を立ち上げ、応援を続けている。


 石垣島では、新城選手を夢見て自転車にまたがる少年も多い。市民の喜びと期待を背負ってロンドンでの本番に臨む。


 父親の貞美さん(57)は「目標の一つが達成されたことはうれしい。
自分の力を十二分に発揮してほしい」、母親のるみ子さん(53)は「皆さんの応援のおかげ。選ばれて安堵している」と喜んだ。


 中山義隆市長は「オリンックを見る楽しみが増えた。体調を万全な状態で臨んでほしい」と期待した。


 ロンドン五輪代表には、新城のほか、ロードレースの別府史之選手、トラックの渡辺一成選手(28)、新田祐大選手(26)、中川誠一郎(32)、前田佳代乃選手(21)の6選手が選ばれた。別府選手と渡辺選手は北京に続き、2度目。他の選手は初出場となる。

「祖母が導いたかも」 新城選手家族ら歓喜

五輪出場を決め、喜ぶ(右から)弟の康史さん、母親のるみ子さん、父親の貞美さん、後援会長の平田さん=市内登野城の実家
五輪出場を決め、喜ぶ(右から)弟の康史さん、母親のるみ子さん、父親の貞美さん、後援会長の平田さん=市内登野城の実家

 ロンドン五輪出場を決めた新城幸也選手の自宅では家族や八重山後援会が歓声を挙げた。


 新城選手は今年3月27日に亡くなった祖母の八重子さん(享年85歳)の3週忌法要に帰郷し、仏壇に線香を供えた。


 父親の貞美さん(57)によると、八重子さんは幸也さんをとても可愛がり、幼少時代は旅行に連れて行ったという。


 貞美さんは「祖母の冥土の土産になった。もしかしたら、祖母が五輪出場に導いたかもしれない」と話した。

 

 後援会長の平田勝男さんは「4年前の選考漏れの屈辱を晴らした。応援ツアーを組んで現地で応援したい」と話した。


 また、新城選手と日程を調整し、オリンピック前に地元で出場祝賀会を開く企画を計画している。