2015年

9月

18日

安全保障関連法案が参院の…

 安全保障関連法案が参院の特別委員会で可決されたが、与野党がもみくちゃになって採決する混乱ぶりを、苦々しい思いで見た八重山の住民も多かったろう。民主的な手続きをを実力行使で阻止しようとする野党の姿は、決して行儀がいいとは言えない◆そもそも国境の島々である八重山の住民は、他国からの直接的な脅威を受ける地理的条件下にあり、現在の平和と繁栄を守るためにも、広く危機感を共有してほしいと訴えてきた。安保法案の提案は「日米同盟の強化によって島々を守る」という具体的な政府の答えだったが、野党や同法案の反対派は「話し合いで解決を」と叫ぶだけだった◆石垣市議会が同法案の今国会成立を求める意見書を賛成多数で可決したのは、政府と野党のどちらが離島住民の思いに寄り添っているのか、市民なりに冷静に判断した結果だ。しかし「戦争法案」と連呼するデモ隊に離島住民の声は届いていないようだ◆多数決による同法案の採決を「独裁だ」と批判する国会議員がいたのにも驚かされた。独裁とは、政府に反対する人たちを戦車で押しつぶす隣の軍事大国のような体制を言う。民主主義国家に生まれ育ったからこそ議席を獲得できた国会議員たちが、軽々に独裁などと口にする感覚は、異様というほかない。