2015年

12月

16日

記者泣かせなのが…

 記者泣かせなのが、読めない名前だ。パソコンで入力してもなかなか出ず、悪戦苦闘する。常識的な音読みや訓読みでは読めないのである◆珍名奇名かというと、必ずしもそうではなく、何となく意味は分かるのだが、年寄りには、やはり読めない。こうした名前は「キラキラネーム」と呼ばれることもある◆駆け出しの記者だった当時に比べ、八重山でこうした名前は明らかに増えている。感覚として、最近の20代以下の名前は、特に女性の場合、半数近くが読めない。可愛らしい漢字が並んでいたりするので「ご両親はたぶん、こんなイメージで命名したのだろう」と想像はできるのだが、とにかく、読めないものは読めない。記者としては困るというほかない◆「キラキラネーム」は、漢字本来の持つ意味よりも、漢字の持つイメージを重視した命名であることが多く「漢字文化を軽視している」という批判の声もある。ただ現実に「読めない名前」がこれだけ増えた以上、一過性の社会現象として見過ごすことは、もはやできないように感じる◆名前は親が子どもに与える最初で最大のプレゼントだ。凝りすぎて子どもの重荷になるくらいなら、平凡なほうがはるかにいい。今の若者には「昭和世代の遠吠え」と笑われそうだが。