2016年

1月

27日

石垣島の自衛隊配備候補地周辺の…

 石垣島の自衛隊配備候補地周辺の3公民館が、配備反対を決議した。当初は防衛省に説明を求める姿勢だったのが、一転して説明も拒否することを決めた。配備に関する具体的な情報がないまま、なぜこのような重要な判断が可能だったのか。性急な決議という印象は否めない◆地域住民としての意見表明は当然あるべきだ。しかし自衛隊配備は一地域だけではなく、八重山、さらには沖縄全体の安全保障にもかかわる問題であり、本来「聞く耳を持たない」では済まされない。それに反対だからと最初から対話の扉を閉ざしてしまうと、情報を得る貴重な機会を失い、かえって地域の利益を損なう恐れもある◆3地区は「現在の候補地に反対。石垣島への自衛隊配備計画そのものには意見を表明しない」というが、配備反対派は3地区の決議を「追い風」として勢いづいている◆先日開かれた反対派の集会では、自衛隊を「憲法違反」と公言する参加者もいた。3地区の決議は、自衛隊の存在そのものを否定する運動に政治利用されているのが現状だ◆一方で防衛省の説明不足も否めない。住民生活にどのような影響が出るのか、あるいは出ないのか。八重山を取り巻く国際情勢の厳しさも、住民に十分理解されているとは言えない。丁寧な対話を求めたい。