2016年

7月

05日

石垣市の総務部長…

 石垣市の総務部長、當真政光さんが55歳で急逝した。中山市政の番頭役として存在感を発揮していただけに、當真さんの死は市役所の一職員の死にとどまらず、市政運営にも大きな波紋を広げている◆當真さんと取材を通じて個人的に知り合ったのは10年以上前。当時、教育委員会の係長だった當真さんに個人的な悩みなどを相談したが、嫌がらずに真摯に対応してくれたのを覚えている。公私混同せず、多少親しくなっても常に発言には気を使い、滅多に軽口を叩かなかった◆中山市長の就任とともに抜擢され、総務課長、総務部長を歴任した。温厚な性格だったが、議会などで市長の「盾」となるべき時には毅然として立ち上がり、論敵に妥協しなかった。「プレッシャーも大きかっただろう」と周囲は推測する◆プロの行政マンとして着実に仕事を進めていたが、珍しい一面をかいま見たのは今年、市議会で、議案の文面の誤りを議員に指摘された時。「本当に恥ずかしい」と身を縮めていた謙虚さが印象的だった◆八重山で、この20年ほどの間に、政治や行政の第一線で活躍していた人が突然亡くなったのを何人か目にした。石垣市の大浜永造元助役、後原保一元市議、尾辻吉兼元与那国町長など。當真さんもその一人に加えていいだろう。