2016年

11月

01日

被害者はだれ? 在京OL 悲しみの日 33 兼次映利加

 大阪府警の機動隊員が高江のヘリパッド反対派に対して「土人」と発言したことが、動画を通じて大きな話題となりました。「立ち去りなさい」と言う機動隊員に対して、「お前が立ち去れ!」「基地やめろ!」「やくざ!」と叫びながらフェンスを叩きつける基地反対の人々の口ぶりは、地元の人のものではありません。なぜわざわざ、大阪からきた機動隊が辺野古に配備されるのか。それは地元民を困らせるほどの過激な反基地派の暴力と暴言が常態化しているからです。反基地派は機動隊員を指差し、「銃があるなら撃て!」「やってみろ」と繰り返しながら殴りかかります。そして脅し文句には「お前の嫁も子供もわかっているんだからな!」とくるのですから、地元の機動隊を配置しづらくなっているのも理由のひとつとききます。
 基地の受け入れには、県内でもさまざまな意見があるのは当然です。わたし自身、争いごとも武器を持つことも嫌いですが、それにしても現在の高江は異様ですし、何よりもこの機動隊員が気の毒でなりません。反基地派にどんなに殴られようと蹴られようと、やり返すことのできない若い機動隊員をさんざん挑発して引き出した「土人」という発言。そしてそれを、今度は沖縄の地元紙が利用して「県民差別」「沖縄蔑視」とキャンペーンをはります。
 全国から集結した反基地運動家は「沖縄をいじめるな」と言いますが、機動隊や防衛局職員をいじめているのは暴力集団と化した反基地運動家です。先に書いたように、ターゲットにされてしまった隊員には同情しますが、反対派がこれほど過激な活動をするまで野放しにしていた警察にも、この「土人発言問題」の責任はあるように思います。宜野湾でも辺野古でも、基地の周辺で、明らかに法を犯しながら抗議運動をする人々を、今まで放置してきたのは警察です。彼らは大勢で暴言・暴行を繰り返しても捕まらないことを学習しているのですから、今さら県外から機動隊が来ようと怖いものはありません。
 全国から集った反基地暴力集団の蛮行が先にあり、さらに、こうなるまで悪を助長した警察がいて、この両者の被害を最も強く受けたのが、最終的に懲戒処分を受けた機動隊員ではないでしょうか。
 日々、犯罪者を捕えるだけでなく、犯罪を抑止し、社会の安全と秩序を守るという警察の役割は、私たち市民にとって大切なものです。どうかこの大役を果たし続けてほしいと願います。