「誰も語れなかった沖縄の真実」発刊 尖閣や教科書問題も

 反米親中の機運が強いとされる沖縄の現状を批判する「新・沖縄ノート 誰も語れなかった沖縄の真実」がこのほど、ワックから発刊された=写真。著者は拓殖大客員教授、沖縄国際大非常勤講師の惠隆之介さん。八重山の尖閣諸島問題や教科書問題も取り上げている。


 著者は、中国の東シナ海の「核心的利益」のターゲットは「明らかに台湾および沖縄」と指摘。中国による東南アジアや沖縄の併呑に向けた動きが進む中、石垣市が開催した「尖閣諸島開拓の日」の記念式典に、与党議員や仲井真弘多知事が欠席したことに疑問を呈する。


 教科書問題では、八重山採択地区協議会が選定した育鵬社の公民教科書を竹富町が拒否し、県教育委員会が町を支持したことについて、与那国島への自衛隊配備計画との関連を指摘。「帝国陸海軍のイメージをあえて自衛隊に投影しようとしている」「育鵬社の公民教科書が採用されれば、左翼のプロパガンダが通用しなくなる」と見ている。


 著者はあとがきで「本書が明日の沖縄を担う若人にとって、日本人としてのアイデンティティを醸成する書になってくれたら、望外の幸せ」と期待する。同書は208ページ、1400円。