竹富町役場移転審議委 町民への説明 必要 西表島 候補10ヵ所視察

役場移転候補地の現地調査を行った竹富町役場移転審議委員会=21日午後、西表島豊原
役場移転候補地の現地調査を行った竹富町役場移転審議委員会=21日午後、西表島豊原

 竹富町役場移転審議委員会(那根操委員長)は21日、第2回の審議委員会を開き、西表島内に挙がっている役場移転候補地10カ所の現地調査を行った。各候補地の位置や海抜などについて説明を受けたのち、意見交換が行われ、役場移転の候補地選定に関する意見のほか、町民へ役場移転についての説明会の開催を求める意見が多くあった。

 

 町役場移転審議委員会は、2002年に町舎移転実施計画の移転場所を「離島振興総合センター北側隣接地」として答申。


 今回の審議委員会は昨年発生した東日本大震災を受け、より安全な場所への移転を検討するため、新たに開かれた。


 現地調査では、委員たちがバスに乗り、候補地10カ所を見てまわった。
 企画財政課の勝連松一課長が各候補地の位置や海抜、土地の所有について説明した。


 現地調査後、町離島振興総合センターで意見交換が行われ、委員からは「住民で話し合う場を設けてほしい」(宮良正章委員・黒島公民館)、「前回の審議から時間が経っている。住民の意識も変わっているので、住民説明会をすべき」(冨底義充委員・町青年団協議会)、「役場移転が必要か、根本的な部分を詰めていく方がいいのではないか」(清水裕委員・船浦公民館)など、町から町民への役場移転についての説明会の開催を求めた。


 また、役場移転した際のメリット、デメリットについて説明を求める意見もあり、通事健次副委員長(鳩間公民館)は「現在の候補地での危険性を示しほしい。基礎的な資料がない状態では(選定は)できない」と述べた。


 役場移転の候補地については、利便性を踏まえ、現在の候補地で整備も行われている「離島振興総合センター北側隣接地」と、安全性を考えて豊原地区の高台の候補地を推薦する意見が多かった。


 今後、委員会は3月に専門家の意見も取り入れながら、移転場所の答申案を審議する。