竹富町教科書問題 「育鵬社では絶対だめ」 町民の会 東書版寄贈へ

竹富町へ公民教科書を寄贈する方針を発表する町民の会メンバー23日午後、沖教組八重山支部会議室
竹富町へ公民教科書を寄贈する方針を発表する町民の会メンバー23日午後、沖教組八重山支部会議室

 中学校公民教科書問題で、竹富町教育委員会が東京書籍版の寄贈を受け入れる方針を決めたことを受け、町内の有志で組織する「町の子どもに真理を教える教科書採択を求める町民の会」(仲村貞子世話人代表)は23日、町教委に教科書の寄贈を申し出たことを明らかにした。

 22日夜、西表島で世話人5人が集まり、町民組織である同会が教科書を寄贈するべきだという考えで一致した。

 

 

 石垣市内の沖教組八重山支部事務所で23日に記者会見した仲村世話人代表は「子どもたちを思う心で立ち上がった。戦争を体験した我々には、育鵬社では絶対だめだという答えが出ている」と強調。

 

 その上で「今後も気を抜かず、教科書の無償配布を霞ヶ関に訴えたい」と述べた。
 小学生の2児を持つ村田美樹さん(43)は「1人ひとりのお母さんも思いはほとんど一緒。こういう形でしか教科書が配れないことはとても残念」と訴えた。

 

 加勢本曙事務局長は「新学期まで1カ月しかなく、やむを得ない選択。お金の問題ではない。問題の本質を踏まえた上で支援してほしい」と述べ、今後、同会が支援の窓口になる方針を示した。

 

 慶田盛安三教育長は取材に対し「寄贈があれば受け入れる」と話した。
 同会の連絡先は加勢本事務局長℡090―4777―3137。