家庭学習の習慣化を 「中1ギャップ」縮小も課題 豊田麻琴さん講演も

講演する豊田麻琴さん
講演する豊田麻琴さん

 八重山地区学力向上推進実践報告会(主催・地区学力向上推進委員会)が25日、八重山合同庁舎で開かれた。事務局の八重山教育事務所が児童生徒の実態を発表。家庭学習時間量を増やすことなどを課題に挙げた。ミライズ(未来図)コミュニケーションズ代表で、米国NLP協会公認トレーナーの豊田麻琴さんが講演した。

 

 

 2011年度の県学力到達度調査では、八重山地区の平均点は、小学5年の算数Aと中学2年の社会で県平均を上回る成果を挙げたものの、他の教科はすべて県平均を下回った。


 八重山地区学力向上推進委員会の大浜譲調査研究部長(八重山教育事務所)は、児童生徒の実態調査から①ほとんど家庭学習をしていない児童生徒は、テレビの視聴時間が長い②複数の時間帯を上手に使っている児童生徒が、家庭学習の時間が長い―と指摘。


 目標である小学校60分以上、中学校90分以上の家庭学習量達成に向け、夕食後だけでなく、夕食前や朝食前にも家庭学習をする習慣を身に付けさせる必要がある、とした。


 授業が理解できる生徒が中1になると激減する「中1ギャップ」という現象を改めて課題の一つに挙げ「ギャップを縮めることが大事」だとした。


 豊田さんは「子どもの夢や可能性を引き出すコミュニケーション」をテーマに「子どもの中に可能性を信じることを前提としたコミュニケーションが始まる」と強調。


 その上で「コーチング」というコミュニケーションの方法について「指示でも命令でも提案でもアドバイスでもない。本人がやりたいことをしっかりと聞いて行動を促す。話しながら本人も自分で気づき、自発的に行動することを恐れなくなる」と述べた。

 

八重山地区がう力向上推進実践報告会が開かれた=25日午後、八重山合同庁舎
八重山地区がう力向上推進実践報告会が開かれた=25日午後、八重山合同庁舎