オニヒトデ 大量発生に危機感 市長、米原で駆除作業

中山市長は約30匹のオニヒトデを駆除した=5日、米原アウトリーフ
中山市長は約30匹のオニヒトデを駆除した=5日、米原アウトリーフ

 サンゴ礁保全とエコグリーンツーリズムをPRする、石垣島サンゴウィーク(主催・同実行委員会)の取り組みの一環として5日午前、中山義隆石垣市長がオニヒトデ駆除作業に参加。午前中の作業で2247匹のオニヒトデを駆除した。作業後、中山市長は「現状を見ると、大変な状態。(駆除の)予算措置も含めて、何らかの対策が必要だ」と、増加するオニヒトデ被害対策に強い姿勢を示した。11年度は、県の雇用創出事業としてオニヒトデ駆除へ約4800万円が支出された。

 

 

 この日の駆除作業は、八重山ダイビング協会と石垣島マリンレジャー協同組合が共催。5隻の船に中山市長を含め総勢34人が参加。川平湾を出航し、米原ビーチ沖の通称・アウトリーフで駆除作業を行った。


 マリンレジャー協同組合の仲嶺忠師氏によると石垣島近海では3年程前からオニヒトデによる被害が急増し、御願崎周辺のサンゴ礁は全滅に近い状態だという。


 駆除作業に初めて参加した中山市長はこの日、45分間のダイビングで約30匹のオニヒトデを駆除。参加者全員では2247匹を駆除した。


 中山市長は「たくさんいると話は聞いていたが、現実を見ると大変な状況」と述べ、「ポイントを絞り、サンゴの供給源を守る対策が必要だ」と、現在の限られたエリアを重点的に駆除する方法を支持。


 また、「大量発生のメカニズムなど、専門的な分析も必要だが、獲る(駆除)だけでは、限界がある」と話し、天敵(ホラ貝)の養殖・放流なども視野に入れた事業の必要性にも触れ、増加するオニヒトデ被害対策に強い姿勢を示した。


 11年度、県の雇用創出事業としてオニヒトデ駆除へ約4800万円が支出されたが、事業は今月で終了。来年度事業も予定されているがまだ、決定されていない。


 マリンレジャー協同組合の関係者は「5月にはサンゴの産卵がある。それまでの間にサンゴの供給源となるエリアの保全が必要」と、駆除事業の早期決定を訴えている。