藍染に膨らむ期待 「いこいの家」で手作業 

「いい色が出てきた」。会話を弾ませながら作業する会員ら=いこいの家、大川
「いい色が出てきた」。会話を弾ませながら作業する会員ら=いこいの家、大川

 精神療養者の就労継続支援事業所「いこいの家」が7日、施設内で今年初めて藍の染料作りを行った。会員らが和気あいあいと作業、深い藍色の染料を仕上げた。シャツやショール、ジーンズを藍で染め石垣市内で販売する。「心のこもった商品を多くの人に」と会員は期待を膨らませている。

 

 

 「いこいの家」は15年ほど前から、藍の生産から手掛け、染め製品を販売している。現在は1300平方㍍の畑に藍を植え、年4回収穫し、商品開発にも力を入れている。


 この日は、会員ら10人が、藍を刈り取って、二つのタンクに投入した。水と石灰を加え、ていねいに撹拌(かくはん)。液体は黄色から緑、深い藍色へと変化していった。1日置いて上澄み液を取り、残った「泥藍」を染めに利用する。原料の8%しか泥藍にならないという。


 事業所に通って5年目の女性会員(54)は作業のベテラン。「心を込めて作りました。この藍で染まった商品がたくさん売れてくれたら」と汗をぬぐった。1年目の狩俣勝幸さん(42)は「独特のにおいはあるが、皆とユンタクしながら仕事ができ楽しい。今回も、いい色に仕上がった」と満足そう。


 大濵守哲施設長は「会員が作った藍の製品は高い評価を受けている。生産している野菜やバナナも好評だ。こらからも作業を通して、会員の自立に力を尽くしたい」と話している。
 問い合わせは電話84ー1636いこいの家まで。