竹富町 石垣支所建設提案へ 役場移転へ本格始動 3月議会きょう開会

町役場石垣支所の建設予定地=8日夜
町役場石垣支所の建設予定地=8日夜

 竹富町の川満栄長町長は9日開会の町議会3月定例会で、西表島への役場移転に向け、町役場の石垣支所建設費などを盛り込んだ2012年度一般会計 予算案を提案する。支所建設予定地は八重山郵便局の駐車場として使われている大川の町有地で、今月末で返還を受ける。9月の町長選を前に、役場移転は本格 始動することになり、今後、是非をめぐる議論も活発化する可能性がある。

 

 

 役場移転をめぐっては、西表島以外の住民から「役場は現在の石垣市にあったほうが便利」という意見が根強いことから、今議会で支所建設費が承認されるかどうかが最初のハードル。町は4月以降、各島で役場移転に関する説明会を開く方針も決めている。


 町によると、一般会計予算案は約44億円(前年度比9・7%増)で、このうち役場移転関連費は支所建設費など1億748万円。現在、7億7000万円に達している庁舎建設基金には、さらに3億円を積み立てる。


 支所は役場移転後を見据え、石垣市を訪れる町民の便宜を図るために建設する。3階建てを想定しており、支所機能のほか、町民が利用する会議スペース、島々の特産品を販売するスペースなどを起きたい意向。来年度内の完成を目指す。


 川満町長は「町民のニーズを生かせる支所にするため、内部で検討委員会を設置して議論したい。役場移転と連動し、町民のコミュニティの場として機能充実を図りたい」と話した。


 竹富町が単独自治体となって100周年となる14年度までに、記念事業として役場移転を実現させたい考えで、9日発表する施政方針でも方向性を明示する。


 役場移転用地は当初、町離島振興センター隣接地に決まっていたが、東日本大震災の発生を踏まえ、より高台に移転する方向で役場移転審議委員会が場所の再検討に入っている。