きょう大震災1年 八重山でも追悼イベント 

 東日本大震災から11日で1年。大津波に襲われた東北地方の惨状は、四方を海に囲まれた八重山にも強い衝撃を与えた。3市町とも大震災の教訓を踏まえて地域防災計画の見直しに取り組んでおり、行政の防災対策や住民の意識は、かつてなく強まっている。石垣市と関係団体は11日、大震災発生時刻の午後2時46分に合わせ、追悼イベントを新栄公園で開催する。

 

 

住民の防災意識強まる

 追悼イベントでは、凧あげや風船あげなどを通じて犠牲者の冥福と、被災地の一日も早い復興を祈願する。被災者支援の募金活動も行われる。


 市は34カ所の防災無線を利用し、大震災の発生時刻に1分間のサイレンを鳴らす。市は、サイレンに合わせた黙祷を呼び掛けている。臨済宗妙心寺「桃林寺」も同時刻に大鐘を打ち、犠牲者を追悼する。


 市は大震災の教訓を生かすため、2012年度にさまざまな防災対策を計画している。津波の浸水予測や避難場所などを図示した「ハザードマップ」を全戸に配布。メールを使った防災情報の一斉送信システムや安否情報確認システムも稼動させる予定で、4月から住民にメールアドレスの登録を呼び掛ける。


 避難場所の標識の整備、通常の電話回線が遮断された場合に備えた衛星電話の購入、海岸線の八島小、あまかわ幼の幼児、児童に対するライフジャケットの配布も行う。


 1771年に明和の大津波が八重山を襲った4月24日は「市民防災の日」、同日から1週間は「市民防災週間」と定められ、2年目を迎える。今年は事業者や各学校などに参加を呼び掛け、午前中に津波避難訓練を実施する。


 また、防災週間中の日曜日となる29日には、各公民館に呼び掛け、一般住民が参加する避難訓練を実施。「最寄りの避難場所や経路を家族で検証してほしい」(市総務課)と呼び掛けている。