地元は「感謝」と「抗議」

米軍機に向け、トモダチ作戦への感謝の横断幕を掲げる八重山防衛協会関係者ら(13日午後)
米軍機に向け、トモダチ作戦への感謝の横断幕を掲げる八重山防衛協会関係者ら(13日午後)

トモダチ作戦指揮官搭乗か

 八重山防衛協会有志などのメンバーは「トモダチ作戦」に感謝する横断幕を掲げ、フェンス外で米軍機を迎えた。横断幕には日本と米国の国旗が描かれ、日本語と英語で「ありがとう」と記された。


 会長の三木巌さんは「トモダチ作戦へのお礼のために来た。(米軍機の空港使用は)日米安保に基づいてやっており、国家と国家の問題。民間機に支障がないのであれば問題ない」と穏やかな表情で語った。


 市議会の抗議決議を退席した市議の砥板芳行さんは「民間空港なので使用の常態化は避けなくてはならないが、(今回の)人員輸送には緊急性がある」と指摘。必要性があり、地元と調整した上での空港使用であれば問題ないという見解を示した。
 メンバーが手を振ると、ヘリの乗組員が手を振って答える場面もあった。

 

現空港跡地の軍事利用懸念

 平和団体関係者は、米軍の石垣空港使用反対や憲法9条の堅持を訴えるのぼり、横断幕を手に集まり「平和な石垣に米軍はいらない」「帰れ」などとシュプレヒコールを繰り返し、怒りのこぶしを上げた。


 沖縄本島から駆けつけた沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「空港を軍事利用させないように、力を合わせ取り組んでいこう」と呼び掛けた。


 いしがき女性9条の会の藤井幸子さんは「軍隊ではなく、憲法9条で八重山の平和と安全を守りたい。身勝手な空港利用に反対の声を上げよう」と訴えた。


 地区労の波照間忠議長は「現空港跡地の軍事利用、自衛隊配備に危機感を持つ」と唇を噛んだ。


 参加者からは「トモダチ作戦は日米軍事同盟強化の美名だ」と糾弾する声もあった。

 

米軍機の石垣空港利用に抗議のこぶしを上げる平和団体関係者ら(13日午後)
米軍機の石垣空港利用に抗議のこぶしを上げる平和団体関係者ら(13日午後)