役場移転予算取り下げ 町長 「議論深めたい」 1億7千万円は庁舎基金へ 竹富町3月定例会

役場移転対策事業の議案訂正を行った川満町長=14日午前、町議場
役場移転対策事業の議案訂正を行った川満町長=14日午前、町議場

 竹富町(川満栄長町長)は14日の町議会本会議で、役場移転対策事業の本庁舎移転事業費と石垣支所建設事業費として計上していた1億7414万円を一般会計予算案から取り下げる議案訂正を行った。同議案は総務財政委員会に付託された。川満町長は閉会後、取材に応じ、「地域代表である議員の理解を深めていく必要がある。4月以降は各島で説明会を行い、理解を得ていきたい」と述べた。

 

 

 役場移転対策事業は、土地購入費や石垣支所建設事業費など1億7487万円が一般会計予算に計上されており、一部の議員から「場所も決まっていないのに、土地購入費を計上するのか」と疑問の声があがっていた。


 議案訂正では、「役場移転審議委員会の答申を得ていない」「住民説明会を行う必要がある」として、土地購入費や石垣支所建設事業の工事費などを1000円に訂正。減額した1億7414万円は庁舎建設基金に積み立てた。


 閉会後の取材で、川満町長は「昨年の耐力度調査で庁舎が危険建物となっていることから、早目に進める必要性があり、議員からも対応が遅いという指摘があった」と役場移転について説明して。「これから議論を深めていきたい。4月から説明会を行い、住民の理解を得ていきたい」とし、「役場移転は49年間、議論されている最大の懸案事項。容易に実現できるとは思っていないので、1つずつ乗りこえていく」と強調した。