下水道に不正接続 無登録業者「百件くらい」 罰則適用も 実態調査へ 石垣市

 石垣市は15日、下水道工事を行うための登録をしていない市内のリフォーム関係業者が、市街地の家屋から3件の不正な下水道接続工事を行っていた、と公表した。業者は市下水道課に対し「下水道接続工事は全部で100件くらい行った」と話しているという。川平地区でも不正接続が6件判明しており、同様のケースは今後、さらに広がる可能性がある。同課は「業者だけでなく、施工を依頼した人も罰則が適用されることがある。心当たりのある市民は相談に来てほしい」と呼び掛けている。

 

 

 同課によると2011年11月、市の下水道接続普及員が、無断で下水道に接続している家屋を発見した。不正接続はその後も2件見つかり、いずれも同じ無登録業者が施工していた。


 市下水道条例で、下水道の接続工事は、市の指定を受けて登録した「指定排水設備工事店」(現在49業者)しか行えない。また、家屋の所有者も下水道使用料を納めていなかった。


 業者は広告などで客を募っていた。市に対し「生活が苦しいので施工した。指定工事店しか接続工事ができないのは法律がおかしい」と反論。これまで不正接続を行った家屋についても「法律が変わったら図面をつけて申請する」と明かしていないという。


 石垣市で下水道の不正接続が発覚したのは初めて。
 同条例では、指定工事店以外が排水設備の工事を行った場合は5万円以下の過料、不正な手段で下水道使用料の徴収を免れた場合は、使用料の5倍の過料とすることを定めている。


 市は今年1月31日、業者に対し、文書で下水道接続工事の中止を勧告したが、現在まで回答はないという。市は偽計業務妨害などで業者を告発することも検討している。


 今月に入り、川平地区でも住民の通報で6件の不正接続が判明した。うち1件は登録業者が施工しており、申請を忘れたと説明しているという。他の5件は施工業者が不明で、現在、調査を続けている。
 同課は「今後、不正接続がないか1軒ずつ調査していく」としている。