中国船が一時領海侵入 尖閣諸島付近、海保が警告

領海内に侵入した「海監50」(写真手前)と巡視船いしがき(奥)=16日(写真提供・第11管区海上保安本部)
領海内に侵入した「海監50」(写真手前)と巡視船いしがき(奥)=16日(写真提供・第11管区海上保安本部)

 16日午前、尖閣諸島=登野城=付近の海域で中国船2隻が日本の接続水域に入り、うち1隻は25分間、領海内に侵入した。いずれも午後に接続水域を出た。


 第11管区海上保安本部(那覇)によると、午前6時ごろ、尖閣諸島・久場島から北東約40キロの接続水域内で「海監50」(3980トン)と「海監66」(1317トン)が南南西に向けて航行しているのを巡視船が発見した。


 午前9時38分ごろ、海監50が、同諸島・南小島から南南東約24キロの日本の領海に侵入。海保が退去するよう警告し、25分後の午前10時3分に領海外に出た。


 午前6時15分ごろ無線で目的を確認したところ、中国船側は「この海域でパトロールを行っている。魚釣島を含むその他の島は、中国の領土だ」と応答。同様の内容を電光表示板で中国語、英語に加え、日本語でも伝えてきた。


 2隻は午後2時半から同40分にかけて、相次いで接続水域を出た。
 政府は首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置。中国国家海洋局も、海洋調査船2隻がこの海域に到着し、巡視活動に入ったと発表した。


 接続水域は、領海の外側で通関や出入国管理など日本の法律が適用できる水域。