名蔵湾 日本最大のカルスト地形 岡山大学が発見

 岡山大学教育学部の菅浩伸教授らの研究グループは16日、石垣島名蔵湾で、石灰岩が雨水に溶食されてできる「カルスト地形」を発見した、と発表した。空中写真で見ることができる名蔵湾沿岸域の地形とあわせると、南大東島や九州の平屋台とほぼ同じ大きさで、日本最大の沈水カルスト地形になるという。28日から首都大学東京で開催される日本地理学会でも発表される。


 研究グループは2011年8月、名蔵湾で、マルチビーム測深器を使った海底地形の三次元測量を実施。「沈水ドリーネ群」「沈水カルスト円錐丘」などのカルスト地形と、氷期に発達したとみられる河川跡も発見された。


 発見されたカルスト地形は、氷期に形成された地形が、氷期後の海面上昇で水没した地形だという。研究グループは「完全に沈水したカルスト地形が発見され、地形の広がりについて議論されることは世界でも初めての事例」としている。


 名蔵湾は南北6㌔、東西5㌔の広がりを持つ湾。