最西端から海びらき宣言 絶好の晴天に歓声 初泳ぎ「初夏」アピール

初泳ぎを楽しむ子どもたち=18日午後、ナーマ浜(与那国町久部良)
初泳ぎを楽しむ子どもたち=18日午後、ナーマ浜(与那国町久部良)

 

 マリンレジャーシーズンの到来を告げる「日本最南端!八重山の海びらき2012」(主催・八重山ビジターズビューロー)が18日、日本最西端の島、与那国町久部良のナーマ浜で行われた。与那国町での海びらきは初めて。絶好の晴天で初夏のような陽気に恵まれ、大勢の地域住民や観光客が、初泳ぎなど多彩なイベントを楽しんだ。

 

 

 石垣島地方気象台によると、この日の最高気温は28・2度。平年を5度近く上回り、浜辺には強い日差しが注がれた。


 八重山ビジターズビューローの中山義隆会長(石垣市長)は「八重山の夏を全国にPRし、多くの観光客に来ていただきたい」とあいさつ。


 久部良小、久部良中の児童生徒8人は「海の季節は、日本最西端のどぅなん島の久部良で幕を開けます」と海びらき宣言を行った。


 テープカットに合わせて大勢の子どもたちが海に駆け込み、水しぶきをあげて、初泳ぎの感触を楽しんだ。海には魚が投げ込まれ、抱えきれないほどつかみ取りする子どももいた。


 原尾綾子さん(与那国小5年)は「久しぶりの海なので、とても楽しかった。海びらきのイベントも盛り上がって面白い」と笑顔を見せた。


 浜辺を与那国馬で競走する「馬はらし」、サトウキビ担ぎ競走、ちびっこ相撲などの浜遊びイベントや、祖納公民館の与那国伝統棒踊り、比川公民館の伝統芸能などの余興、きいやま商店のライブなどもあった。


 海びらきは例年、石垣市と竹富町で交互に開かれてきたが、八重山が一丸となって観光振興に取り組むべきだという中山市長、川満栄長竹富町長の強い要請もあり、与那国町での開催が決まった。

アグスタ139に搭乗 3市町長上空から視察

 

 石垣市の中山義隆市長、竹富町の川満栄長町長、与那国町の外間守吉町長は18日、石垣航空基地のアグスタ139中型回転翼機に搭乗し、与那国町を上空から視察した。同機は、海びらき会場のナーマ浜上空も旋回した。


 同機が新たに石垣航空基地に配属されたことを受け、3市町長が体験搭乗することになった。外間町長の強い希望で、崩落が見られる島の東海岸線なども視察した。


 搭乗後、外間町長は「思ったより、かなり海岸線が侵食されている」と指摘した。


 中山市長と川満町長はこの日、同機で石垣市と与那国町を往復した。


 与那国町で初めて海ひらきが行われたことについて外間町長は「八重山が一つになり、石垣や竹富で開かれるイベントにも、与那国町民が参加する一つの突破口になった」と意義を強調した。