来月から原料搬入制限 堆肥センター販売不振 組合の駐車場使用「不適切」 石垣市議会一般質問

 石垣市議会(伊良皆高信議長)3月定例会は19日、一般質問に日程に入り、長浜信夫、砥板芳行、内野篤、宮良操、石垣亨の5氏が登壇した。石垣島堆肥センターが販売不振のため、4月1日から家畜糞尿の受け入れを制限することが明らかになった。市役所正門横の公用車駐車スペースに職員団体の自治労市職労の車が駐車されていることについて、中山義隆市長は「適切でない」と述べ、移動させる方向で検討する考えを示した。

 

 

 堆肥センターは畜産農家から家畜糞尿を受け入れ、堆肥化して販売しているが、指定管理者は今月6日、畜産関係者に対し、文書で受け入れ制限を通知した。


 新垣隆農水部長は「昨年10月からの長雨でほ場がぬかるみ、搬入ができないため大量の在庫を抱えている。緊急措置として原料の受け入れを制限する必要が生じている」と説明。燃料費高騰による製造コスト増なども理由に挙げた。


 宮良氏は「畜産農家にしても長雨の中で堆肥の片付け、処理に難儀をしている。在庫があることは農家には責任はない」と市の対応を要求。


 新垣農水部長は、畜産農家がサトウキビなどの耕種農家に対し、堆肥として直接糞尿を搬入できるよう、市が仲介することを検討する考えを示した。


 市役所正門横の公用車駐車スペースに自治労市職労の車が駐車されている件は砥板氏が取り上げ「この車は組合の政治活動に使われており(公用車スペースでの駐車は)多くの市民が疑問に思っている。できれば高齢者、障害者専用駐車場として市民に開放すべきだ」と移動を求めた。


 鳩間修総務部長は自治労市職労の車について「公用車ではない」と明言。中山市長は「組合活動に異議は挟まないが、市役所入口の公用車専用の場所に車が止まっていることは適切でないと判断する。私のほうで(使用許可を)決済したことはない」と答弁。駐車場使用の是非について、早急に事実確認する考えを示した。


 内野篤氏は、職員団体が市役所に事務所を持つことも不適切だとして「市役所の行政事務スペースを確保するため移転させ、市民サービスの向上を図るべきだ」と求めた。


 21日は平良秀之、大石行英、仲間均、上門孝子の4氏が登壇する。

 

部課長を緊急招集し、窓口対応の改善を訓示する中山市長=19日午後、市役所
部課長を緊急招集し、窓口対応の改善を訓示する中山市長=19日午後、市役所

窓口対応で市長陳謝 意識改革改めて指示 内野氏が指摘


 石垣市が市民から国保税を二重に徴収したり、受け付けで長時間待たせるなど、窓口対応に問題があったことが19日分かった。市議会で指摘を受けた中山義隆市長は「ご迷惑をお掛けした」と陳謝。議会終了後、全部課長を緊急に招集し「恐らく氷山の一角ではないか。市民目線で行革をやりたいと話しているが、なかなか進まない」と指摘。改めて再発防止と職員の意識改革を指示した。


 職員の窓口対応の問題は内野篤氏が一般質問で取り上げた。
 内野氏によると、子どもの転出届を提出するため市役所を訪れた市民が、窓口で国保税が未払いだと指摘され、支払った。その際、受け付けで長時間待たされたが、職員は「忘れていました」と釈明したという。


 その後、国保税は支払い済みだったことが判明した。市は払い戻しのための口座振替請求書を送り、記入の上返信するよう求めてきたが、返信用として使用済みの封筒を同封。ミスに対する陳謝もなかったという。


 内野氏は、ほかにも市民に不親切な窓口対応が見られるとした上で「窓口業務が全く改善されていない。今後の市役所作りに真剣に取り組まないといけない」と批判した。


 中山市長は、この事例が事実だと認め「社会人として有り得ない話」と陳謝。「私自身の責任でもある。職員の意識改革は、これまでも口をすっぱくして言ってきたが、生ぬるかったかと思う。徹底して市民の役に立つ役所を作り上げたい」と述べた。