アカハチ祭り 英雄の遺徳しのぶ 大浜で多彩な芸能

オープニングセレモニーを飾ったウイングキッズリーダーズ・子ども演劇やいま浪漫の会=24日夜、崎原公園
オープニングセレモニーを飾ったウイングキッズリーダーズ・子ども演劇やいま浪漫の会=24日夜、崎原公園

 

 大浜公民館(大松安元館長)による第10回アカハチ祭りが24日、崎原公園でにぎやかに行われた。会場には地域住民が大勢訪れ、舞台で繰り広げられる多彩なプログラムを楽しんだ。今年は赤蜂慰霊祭を実施する旧暦3月3日での開催に伴い、場所を変更した。

 

 

 大浜村の英雄オヤケアカハチの遺徳をしのび、後世に伝えようと、アカハチ没500年記念事業の一環として銅像を建立した2000年から開催されている。


 アカハチ祭りは毎年、崎原道路沿いにあるアカハチ銅像前で行われているが、今年は祭りが10回を迎え、赤蜂慰霊祭を実施している旧暦3月3日での開催のため、慰霊碑に近い崎原公園で行われた。


 オープニングセレモニーは、ウイングキッズリーダーズ・子ども演劇やいま浪漫の会によるダンス。オヤケアカハチを題材とした演劇でのダンスを力強く踊った。


 このほか、青年会や婦人会、大浜中学校郷土芸能部、スポーツ少年団赤蜂による余興や小学生、中学生を加えた大浜獅子・棒保存会の棒術などが披露された。


 大松館長は「アカハチは我が村の誇り、アカハチ精神を後世に伝えていきたい」とあいさつ。


 また、幼児から一般まで56人の応募があったオヤケアカハチ図画コンクールの作品も公園内の休憩所に展示され、表彰式が行われた。入賞者は次の通り。


 【幼児の部】
 ▽優秀賞=こばやしるね(竹の子クラブ)、しもじとうが(同)、しまぶくろこうや(ひまわり保育園)、じろくめい(同)、なかそねおいと(同)
 【小学生の部】
 ▽優秀賞=花城まい香(大浜小5年)、宮城良太(同)
 ▽特別賞=高嶺麗亜(大浜小4年)

慰霊祭も厳かに

 郷土の英傑、オヤケアカハチの遺徳をしのぶ「赤蜂慰霊祭」(大浜公民館主催)が旧暦3月3日の24日、大浜の崎原公園内にあるオヤケ赤蜂慰霊碑前で開かれた。公民館役員や老人クラブ、婦人会、大浜小学校6年生など多くの地域住民が参加した。


 慰霊碑は1953年に建立。アカハチが浜下りの時期に生涯を終えたといわれていることから、旧暦3月3日に毎年慰霊祭を行っている。


 この日、神司が慰霊碑に向かってアカハチの冥福を祈願。約70人の参加者全員で合掌した。


 大松安元館長は「今後もアカハチ精神を受け継ぎ、人情豊かで素晴らしい大浜村のためにまい進していきたい」とあいさつ。


 続いて、地域の廣田辰雄さんによるアカハチ講話が行われ、オヤケ赤蜂の生きた時代や王府に対して反乱を起こした理由などを説明した。


 廣田さんは「オヤケアカハチについての資料は少ないが、研究の余地はいくらでもある」として、児童たちへ「皆さんの中から研究者が出てほしい」と語りかけた。
 最後は「アカハチの歌」を参加者全員で合唱した。