小浜製糖工場が完成 1日50㌧処理可能 川満町長 「ブランド確立を」 JA運営

新製糖工場内を見学する関係者=28日午前、小浜
新製糖工場内を見学する関係者=28日午前、小浜

 サトウキビの含みつ製造を行う竹富町小浜島の小浜製糖工場が完成し28日、落成式典が行われた。新工場の原料処理能力は1日あたり50㌧。30日から操業を開始する。式典には県や町、JA、地元農家など関係者が多数出席し、新製糖施設の完成を祝った。長雨の影響による工事の遅れで、収穫時期がずれ込み、サトウキビの糖度低下が懸念されている。

 

 

 新工場は、小浜糖業(竹富博彬社長)の工場の老朽化や経営不振による原料代未払いなどで操業が困難になっていたことから、整備された。


 施設は鉄骨2階建て、建築面積1882平方㍍、延べ床面積2080平方㍍。2010年度県製糖施設緊急整備対策事業を活用、国や県の補助を受けて建設した。総事業費は16億円。施設は町が保有し、指定管理者制度でJAおきなわが運営する。


 新工場建設は昨年9月から始まり、2月いっぱいでの完成予定だったが、昨年末からの長雨で工事が遅延。操業開始の遅れにも繋がり、気温上昇によるサトウキビの糖度低下が懸念されている。


 式典で、川満栄長町長は「新工場を安定的に管理運営する基本生産量は5000㌧以上が必要。02年の7600㌧を大きな目標に、よりよい品質の小浜ブランドを確立してほしい」と期待を込めた。


 クモーマさとうきび生産組合の大盛武組合長は「地域のシンボルとして、工場の完成を大変喜んでいる。5000㌧を目標に生産、増産に励みたい」、小浜公民館の新本光孝館長も「新製糖工場の建設に応えるべく、サトウキビ増産に励まなければならない」と決意を新たにした。


 式典終了後は小浜公民館で祝賀会が開かれ、土地所有者と盛土協力者の3人、事業者4人に感謝状が贈られた。


 感謝状贈呈者は次の通り(敬称略)。
 ▽成底哲、嵩原力、大盛肇、福山俊行(福山商事代表取締役)、兼島公男(大米建設八重山支店長)、知念敏治(丸尾建設株式会社代表取締役社長)、砂川弘樹(県農業協同組合代表理事)