PAC3 新港地区に配備か 自衛隊員が現地調査 4月に艦船で輸送へ

PAC3配備に向けた石垣市での現地調査後、ヘリで石垣空港から出発する自衛隊員(28日午後4時ごろ)
PAC3配備に向けた石垣市での現地調査後、ヘリで石垣空港から出発する自衛隊員(28日午後4時ごろ)

 

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験と見られる「衛星」打ち上げに備え、陸上、航空自衛隊の隊員約60人が28日、輸送機とヘリで石垣市に入った。地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備先として有力視される八島町新港地区を現地調査した。調査は29日まで行われる。田中直紀防衛相は30日に破壊措置命令を出す見通しで、PAC3は破壊措置命令後、4月の早い時期に本土から艦船で輸送されると見られる。

 

 

 石垣入りしたのは航空自衛隊員約40人、陸上自衛隊員約20人。午前8時過ぎ、C1輸送機と輸送用ヘリCH47で石垣空港に到着後、午後まで八島町の新港地区で現地調査し、電波状況なども確認した。


 同地区は国有の埋め立て地で、約72㌶の広大な面積がある。防衛省は当初、配備場所として新石垣空港用地を検討していたが、現地調査は新港地区で重点的に行われており、現時点では新港地区に配備される可能性が高いと見られる。


 隊員のうち7人は同日午後4時ごろ、現地調査を終え、UH60ヘリで石垣空港から那覇へ向かった。他の隊員は29日も新港地区周辺などの現地調査を続け、30日午前に石垣市を発つスケジュールになっている。


 田中直紀防衛相が27日、破壊措置命令の前段階である準備命令を出したのを受け、市は同日、危機管理対策本部を設置。中山義隆市長は、PAC3配備に向けて政府に全面的に協力する方針を示した。市議会もPAC3の早急配備決議を可決している。