PAC3 来月4日配備か 市長「港湾利用に協力」 連絡要員も常駐へ

PAC3配備に向け、新港地区を現地調査する自衛隊員(29日午前)
PAC3配備に向け、新港地区を現地調査する自衛隊員(29日午前)

 北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射実験とみられる「衛星」打ち上げに備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が来月4日、石垣市に配備される可能性があることが29日分かった。配備が計画されている石垣市の中山義隆市長はこの日、自衛隊の連絡要員が常駐するスペースを市役所内で提供する考えを明らかにした。防衛省側から要請を受けたもので、中山市長は「もろもろの作業の中で、協力できることは協力する」と述べた。

 

 

 防衛省側によると、PAC3は田中直紀防衛相の破壊措置命令以降しか移動できない。破壊措置命令は30日に発令される。


 PAC3は国内いずれかの配備場所から石垣市に艦船で輸送されると見られ、艦船は石垣港へ来月4日に入港予定という情報がある。


 石垣市には、PAC3の配備決定後に自衛隊の連絡要員が最大で10人程度、常駐する必要があるという。


 PAC3の配備場所は八島町の新港地区が最有力で、29日も自衛隊員約20人が新港地区や周辺で現地調査を続けた。配備が決まった場合は隊員が野営するため、防衛省側は給水やごみ処理、し尿処理について市に協力を求めている。配置される人員は最大で4~500人程度だという。


 中山市長は同日の記者懇談会で「PAC3は艦船で送られると聞いているので、港湾利用がスムーズに行くよう手配する。住民の安心安全が最優先なので配備は当然。受け入れ体制を万全に整えなくてはならない」と強調した。