新港地区配備を決定 輸送艦 5日入港で調整

危機管理対策本部の会合後、報道陣の質問に答える中山市長=30日午前、市役所
危機管理対策本部の会合後、報道陣の質問に答える中山市長=30日午前、市役所

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」の破壊措置命令が出た30日、防衛省は石垣市に対し、八島町の新港地区にPAC3を配備する方針を正式に伝えた。PAC3を運ぶ輸送艦は5日、石垣港に入港する方向で調整しているようだ。陸自部隊と化学防護車などの装備は4日、民間船で石垣入りするという情報がある。中山市長は同日、危機管理対策本部(本部長・中山義隆市長)を開き、自衛隊への協力を関係部課に指示。「市民に混乱がないよう、出せる情報はできるだけオープンにしてほしい」と求めた。

 

 

 市によると、PAC3の配備に向け、2日には航空自衛隊が輸送機C130でフォークリフトなどの機材を石垣市に輸送する。石垣入りした部隊がPAC3を新港地区に運ぶ際などには、経路に交通規制がかかる可能性がある。


 北朝鮮の長距離弾道ミサイルが発射された場合には、衛星通信ネットワークを使ったジェイアラート(全国瞬時警報システム)が作動し、防災無線とFMいしがきで住民に自動的に情報が伝達される。


 中山市長は危機管理対策本部の会合後、「(ミサイルの破片落下に備え)屋内に退避してもらうなどの対応は考えている。事前に市民に周知したい」と述べた。


 新港地区への配備が決まったことについては「ある程度の面積があり、管理しやすい。八島地先(新港地区)でいいと思う」との認識を示した。


 石垣島への修学旅行をキャンセルする学校が出ていることについては「必要以上に不安感を募らせることがないようにしたい」と懸念した。


 田中直紀防衛相の来沖に合わせ、中山市長は31日那覇へ向かい、防衛相に面会する予定。