観光への影響に困惑 「衛星」打ち上げで

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げに備え、政府が破壊措置命令を出したのを受け、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が配備される沖縄では30日、観光への影響などを懸念して困惑する声が上がった。

 


 落下に備えたPAC3は、先島諸島の石垣島(石垣市)や宮古島(宮古島市)、沖縄本島の計4カ所に配備が予定され、石垣市などは既に対策本部を立ち上げた。


 石垣市のホテル従業員の西仲野典正さん(39)は観光客のキャンセルが相次ぐことを心配し「市民を守るにはやむを得ないが、こういう事態は避けてほしい」と当惑。石垣敦子さん(57)は「北朝鮮が相手で、しょうがない。安全を守ってほしい」と話す。


 今回、陸上自衛隊が災害対応の救援隊などを派遣する与那国町は、政府が陸自の沿岸監視部隊の配備に向けて調査を進めており、地元では賛否が割れている。崎元俊男町議(47)は「命令は住民を守るために全面的に反対とは言えないが、これに絡めて島に自衛隊を押しつけるのは駄目だ」と強調した。