牧野氏の遺稿贈る 市立図書館に 「郷土知って」 八重山文化研

玉津教育長に「白保村以北の旧村々」を手渡す石垣会長(右)=31日午前、市立図書館
玉津教育長に「白保村以北の旧村々」を手渡す石垣会長(右)=31日午前、市立図書館

 八重山文化研究会(石垣繁会長)が、郷土史家の牧野清さんの未発表遺稿を中心に、石垣島の村々の歴史などを紹介した「石垣島白保村以北の旧村々~牧野清生誕百年記念論集~」がこのほど出版された。石垣会長は31日、市立図書館を訪れ、同書を寄贈した。

 


 牧野さんは研究会の初代会長。平凡社が出版した事典「沖縄県の地名」の「八重山諸島」の執筆に心血を注ぎ、1351枚の膨大な遺稿が市立図書館に保管されている。


 研究会は遺稿のうち、石垣島旧大浜町地区に関する233枚を選び、白保以北の村々の分村、移動の経緯、歴史、民族、歌謡などに関する記述を編集した。研究会メンバーらの論文も収録した。


 2年前の牧野さんの生誕百周年記念事業とし、出版には石垣市の「大浜皓文化振興基金」の助成を活用した。


 石垣会長は同書を白保以北の各学校にも配布した。「郷土を知るため、教師にこの本を読んでもらい、子どもたちに指導してほしい」と期待した。


 玉津博克教育長は「子どもたちに、八重山の歴史や文化を教えるのはとても大事なこと」と感謝した。