陸自部隊200人到着 PAC3配備で後方支援 5日までに 人 車輌140台も

輸送機で石垣空港に到着した陸自部隊(3日午後)
輸送機で石垣空港に到着した陸自部隊(3日午後)

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験と見られる「衛星」打ち上げに備え、石垣市でのPAC3(地対空誘導弾パトリオット)配備に向けた動きが本格化してきた。後方支援に当たる陸上自衛隊第51連隊普通科連隊(那覇市)の約200人が3日、輸送機C130で石垣入り。PAC3が配備される八島町の新港地区で野営を開始した。PAC3を積載した輸送艦は5日到着する。防衛省は同日、市に対し、PAC3を2個発射機、隊員を約450人、車両を140台配備する方針を伝えた。

民間の貨物船で石垣港に運ばれた陸自のトラック(3日午前)
民間の貨物船で石垣港に運ばれた陸自のトラック(3日午前)

 同連隊は補給支援や情報収集、弾道ミサイルの破片が落下した場合の住民の救護などの任務を持つ。車両140台は5日以降、民間のチャーター船で石垣市に輸送される。石垣空港にはヘリ4機を配置する。


 3日午後には輸送機が3回石垣空港に飛来し、隊員や機材を輸送。隊員らを乗せたバスが3台、新港地区に入った。野営用の天幕などの機材を載せた輸送用ヘリCH47も新港地区に着陸。電気や水の供給体制なども整いつつある。


 石垣港には同日午前、貨物船で自衛隊のトラック8台が到着し、午後から新港地区に入った。


 同連隊長の中西信人一等陸佐は「島々の国民のために最善の働きをしたい」と述べた。


 PAC3が配備される県内3自治体のうち、石垣市に入る部隊は最大規模となる。市によると、他の自治体と違って市内に自衛隊の施設がないため、給食などの支援要員や、警備要員などが必要になるためだという。


 隊員は5日まで逐次石垣入りすることになっており、4日も輸送機が石垣空港を使用すると見られる。車両を輸送するチャーター船は当初、4日に入港する予定だったが、悪天候のため日程がずれ込んだ。