家族の夢 実現 2年連続の準Vに涙 光星学院 天久翔斗選手 選抜高校野球

自宅で翔斗選手の活躍に手を叩いて応援する(左から)信笑さんとシゲさん=登野城
自宅で翔斗選手の活躍に手を叩いて応援する(左から)信笑さんとシゲさん=登野城

 選抜高校野球で、光星学院(青森)の1番打者として天久翔斗選手(3年)=登野城出身=が攻守で活躍。4日の決勝戦でも、昨夏に続き連続の準優勝に貢献した。野球一家の天久家にとって甲子園出場は長年の夢。試合後、実家で応援した母親の信笑さん(51)と祖母のシゲさん(82)もテレビに「翔斗、よく頑張った」と涙を浮かべながら声掛けした。

 

 

 翔斗選手は、1年生からレギュラーになり、甲子園は今回で3度目。夏春2回は決勝戦まで進出した。父の地方公務員・朝俊さん(52)は甲子園球場で直接の応援。留守をあずかる家族は自宅でテレビの前で、東北勢初の選抜制覇へ期待を膨らませた。
 この日の決勝戦で初回、1番の翔斗君がいきなりヒットを放つと、自宅は2人の歓声と拍手で沸き返った。その後は、大阪桐蔭高校が先取点。序盤から着々と得点し、最後は3―7で桐蔭がセンバツ初優勝を飾った。


 試合後、母親の信笑さんは「翔斗は甲子園に出るたびに、活躍してくれる。ヒットもたくさん打って、ファインプレーも見せてくれた。今年も、5試合も楽しませてくれた。2年連続の準優勝はすごい」とたたえた。


 祖母のシゲさんは涙目でテレビを見詰め、言葉が出ない。父の朝俊さんは、地元で野球チームの監督を務め、長男の朝治さん(22)も野球留学するなど、甲子園出場は家族全員の夢だったという。


 信笑さんによると、次男の翔斗選手は中3の時、甲子園出場のため自ら進学先に青森の光星学園を選んだ。雪の中での走り込みにも弱音を吐かない我慢強い子だという。


 試合直後、甲子園球場から自宅に電話した朝俊さんは「翔斗には、よくやったと伝える。次は夏の大会」と早くも次の目標を見据えた。