識者談 「最悪の事態に備える当然の措置」 拓殖大客員教授 惠隆之介氏

 PAC3が石垣市に配備されるのは初めてだが、最悪の事態に備える当然の措置だ。沖縄では有事に対する備えがしっかりしていない。海外では避難用のシェルターもある。万一の場合には遮蔽物の下に隠れるなどの対応も必要だ。


 これを機会に軍事的な危機だけでなく、石垣島に対する補給が途絶える状況とか、災害にも備えた危機管理を確立するべきだ。


 今回の部隊配備を起点にして、コンパクトでバランスの取れた離島防衛を目指すべき。(尖閣諸島問題をめぐり)周辺では中国が着々と既成事実を積み上げている。国家の強い意思を示さないと、主権を守ることができない。


 北朝鮮が(石垣島の上空を通過する)コースで発射実験を行うことには、日本に対する威嚇もあると思う。沖縄本島に向けると在日米軍があり、混乱を招くから、南のほうに軌道をずらし、ファジー(あいまい)にしている。計算ずくだ。