危険時は屋内退避を 防災無線でサイレン 市が安全対策確認 北朝鮮ミサイル

市民の安全対策などを確認した危機管理対策本部。自衛隊員もオブザーバーとして初参加した=9日午後、市役所
市民の安全対策などを確認した危機管理対策本部。自衛隊員もオブザーバーとして初参加した=9日午後、市役所

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験と見られる「衛星」打ち上げに備え、石垣市は9日、市民の安全対策を取りまとめた。ミサイルが事故などで落下する危険がある場合には、Jアラート(全国瞬時警報システム)の緊急放送に続き、市独自に防災無線でサイレンを鳴らし、屋内退避を呼び掛ける。同日の危機管理対策本部(本部長・中山義隆市長)の第4回会合で確認した。

 

 市は北朝鮮が発射を予告している12日以降、午前6時から市役所に要員を配置し、対応に当たる。発射された場合、小中学校、幼稚園、保育所などの公共施設では、屋内退避を徹底する。


 発射から通過までの時間は約10分。発射時は万一に備え、住民に対し、なるべく屋内退避するよう呼び掛ける。


 Jアラートはミサイルの発射時と通過時、また、落下の恐れがある場合に緊急放送を行い、住民に情報を提供する。市では各地の防災無線とFMいしがきで放送が流れる。


 5日に行われたJアラートの試験放送で、県内の一部自治体で不具合があったことを受け、10日も午後1時と1時半から試験放送が行われる。


 市役所に常駐している陸上、航空自衛隊の隊員は、発射情報を入手した時点で、市長に伝達する。


 新港地区に展開している部隊は発射の約15分後から、落下物などがないかヘリで偵察する。被害があった場合は県知事や市長の要請に基づき、部隊を災害派遣し、被災者の救助などに当たる方針。


 危機管理対策本部の会合にはこの日から、陸上、航空自衛隊の隊員2人がオブザーバーとして同席。空自の担当者は「(北朝鮮が予告した)12日に向けて準備を進めている。懸念事項は一切ない」と強調した。


 中山市長は、北朝鮮が発射を予告した期日が迫っていることを挙げ、市民への情報提供に努めることなどを指示した。11日に次回会合を開いて準備体制を再確認する。