きょうにもミサイル発射 「自衛隊対応に安心感」 石垣市 安全対策を再確認

中山市長の記者会見に集まった報道陣=11日午後、市役所
中山市長の記者会見に集まった報道陣=11日午後、市役所

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験と見られる「衛星」打ち上げが最短で12日に迫る中、ミサイルの通過コースに当たる石垣市は11日、危機管理対策本部(本部長・中山義隆市長)を開き、安全対策を再確認した。中山市長は会合後の記者会見で、自衛隊による地対空誘導弾パトリオット(PAC3)配備や隊員450人の展開について「しっかり対応していただいていて、安心感はある」と述べた。

 

 会合では、市役所の総務課に午前6時から、その他の部に7時から、それぞれ要員を配置し、ミサイル発射に備えることが報告された。


 ミサイルが落下する危険がある場合は、Jアラート(全国瞬時警報システム)と防災無線を通じたサイレン吹鳴で市民に周知する。その場合は、市中央運動公園や球場のサイレンも鳴らす。


 小中学校にはJアラートの個別受信機が整備されているが、幼稚園では整備されていないため、発射が確認されれば、市が全幼稚園に直接連絡し、屋内退避するよう求める。


 保育所や保育園、福祉施設にもファックスで安全対策を周知している。
 中山市長は「万が一の場合は、行政もしっかり住民に情報を伝達する。通常の生活が滞ることのないようにしてほしい」と述べ、緊張感を持って対応するよう指示した。


 記者会見で中山市長は、ミサイル発射が観光に及ぼす影響について「22日のトライアスロンも参加者のキャンセルはない。観光でのマイナスはあまり発生していない」と述べ、現時点で大きな悪影響はないという見方を示した。