ミサイル発射はきょう以降 発射に厳戒体制 職員は通常業務

ミサイル発射予告時刻が過ぎたあと、報道陣の質問に答える中山市長=12日午後、市役所
ミサイル発射予告時刻が過ぎたあと、報道陣の質問に答える中山市長=12日午後、市役所

 北朝鮮は12日、長距離弾道ミサイル発射実験と見られる「衛星」打ち上げを見送った。ミサイルが上空を通過すると見られる石垣市では厳戒体制が始まり、発射予告時間の午前中、防災服を着用して市役所に待機した中山義隆市長は「あす以降も緊張感を持ち、市民の安全を第一に、冷静に対応したい」と述べた。ミサイルが発射された場合、自動的に防災無線などを流すJアラート(全国瞬時放送システム)の装置前では、全国から約30人の報道陣が詰め掛けて陣取り、混雑した。

 

 北朝鮮が発射を予告しているのは12~16日の午前7時から正午。市役所では職員が総務課に午前6時から常駐し、情報収集に当たった。中山市長は発射予告期間中、午前中は予定を入れず待機状態。10時ごろには危機管理を担当する総務課に姿を見せ、職員と打ち合わせした。


 中山市長は防災服を着用した理由について「(ミサイルが落下した場合)着替えている暇はない」と説明。発射予告の期間中は、防災服の着用を続ける考えを示した。
 職員は落ち着いた表情で、通常通りの業務をこなした。當真政光総務課長は「市民の問い合わせには、ていねいに対応してほしい」と職員に指示した。


 Jアラートの装置が置いてある総務課周辺は報道陣でごった返し、職員や市民が遠巻きに様子を見守った。


 市役所に常駐している自衛隊の連絡要員は、専用の部屋になっている会議室から時おり出て、緊張した面持ちで市役所の外を見渡したりしていた。


 竹富町、与那国町でも職員が発射時に備えて待機した。自衛隊員がミサイル発射に備えている新港地区では、入口で交通規制が敷かれ、隊員の様子はうかがえなかった。