自衛隊 県内撤収開始 ミサイル対処終了 PAC3は17日に

 

 北朝鮮のミサイル発射に備え、沖縄本島や石垣市などに展開した陸上自衛隊員が14日、撤収を開始した。田中直紀防衛相による「破壊措置命令」の解除を受けた措置。石垣市では同日午後、約70人の隊員がバスで野営地の八島町新港地区を出たあと、航空自衛隊の輸送機C130で石垣空港から那覇に向かった。万一の迎撃のために配備した地対空誘導弾パトリオット(PAC3)は17日、輸送艦で撤収する予定。撤収の最終期限は23日となっている。

 

 防衛省によると、この日石垣市から撤収したのは部隊の本部要員、通信要員、衛星要員、特殊武器防護隊の要因など。撤収作業はヘリも利用し、15日以降も順次続く。


 那覇港では、早朝から鹿児島行きの民間定期フェリーに北熊本駐屯地の第8化学防護隊員ら約35人が乗船。救護車などの車両18台も乗せたフェリーは午前7時すぎ、ゆっくりと岸壁を離れた。


 PAC3は来週以降、海上自衛隊の輸送艦と民間定期フェリーを使い、本土の所属基地に戻す。


 田中防衛相は3月30日、自衛隊法に基づく破壊措置命令を出し、沖縄本島の2カ所、石垣島、宮古島にPAC3を配備。PAC3を運用する空自隊員のほか、救援や野営に必要な陸自隊員など、計千人近い隊員が沖縄各地に動員された。石垣市では約450人が展開した。