町役場は西表大原に 豊原支持の4倍余 町長答申へ 来月から説明会

無記名投票を行う竹富町役場移転審議委員会=18日午後、市商工会館ホール
無記名投票を行う竹富町役場移転審議委員会=18日午後、市商工会館ホール

 第4回竹富町役場移転審議委員会(那根操委員長、委員33人)が18日、石垣市商工会館ホールで開かれた。無記名投票の結果、役場移転場所は西表島大原地区の離島振興総合センター北側隣接地に決定した。票数は離島振興総合センター北側隣接地が21票、同じく西表島豊原地区の交流センター東側隣接地が5票、無効票が3票だった。委員会が川満栄長町長へ答申を行ったのち、町は5月から各島で役場移転説明会を実施していく。

 

 この日は33人中29人の委員が出席。委員会では、委員から「公民館総会で役場移転については、住民投票するべきという意見にまとまった。その方が役場移転への早い道ではないか」「公民館総会では役場移転に反対する意見が圧倒的で、総意として認められた」などの意見が述べられた。


 また、出張所などの役場機能の充実や海上ルートの整備を求める委員もおり、「役場移転するには、住民の不安解消が不可欠」「町内に役場を移して、町づくりをしていることが大事」などの意見もあがった。


 住民投票の議論について、富本傳副町長は「行政として、役場は行政区域内にあるべきという姿勢で進めており、審議委員会への諮問は役場移転場所の選定。この委員会で住民投票の議論は相応しくない」とした。


 選定方法は事務局案の無記名投票で行われた。候補地は2002年の審議委員会で決定した離島振興総合センター北側隣接地と、安全性を考えた交流センター東側隣接地の2カ所に絞られ、各委員が投票した。


 開票はその場で委員2人により行われ、票数が圧倒的に多かった離島振興総合センター北側隣接地が役場移転場所として決定した。


 町は審議委員会の答申を受けた後、5月から各島での役場移転説明会を実施する。


 川満町長は「委員の皆さんが真剣に、慎重に出した結論を、しっかりと受け止めて対応していきたい。皆さんの地域での意見集約、慎重な審議の結論に感謝する」と話した。


 町は、町議会3月定例会に役場移転対策事業として本庁舎移転事業費と石垣支所建設事業費を計上していたが、審議委員会の答申を得ていないことなどを理由に予算を取り下げている。