共同購入 固執せず 寄付集め「現時点なし」 中山義隆市長会見 都知事尖閣発言

記者会見で石原都知事との会見について報告する中山市長=24日午後、市役所
記者会見で石原都知事との会見について報告する中山市長=24日午後、市役所

 東京都が尖閣諸島を購入する方針を示したことをめぐり、石原慎太郎都知事と会談した中山義隆市長は24日、市役所で記者会見し「都と共同購入できるならやりたいが、地権者の意向が第一。現段階ではこだわっていない」と述べ、必ずしも市と都の共同購入を主張しない考えを示した。


 ただ、共同購入が決まった場合の財政負担については「市の財政では厳しい。ふるさと納税などで基金を作って(寄付を)募集する形になると思う。現時点では、すぐに寄付を集める考えはない」とした。


 尖閣諸島で野生のヤギが繁殖し、生態系に悪影響を及ぼしているとされることについて石原都知事は「都には、小笠原諸島の世界遺産登録時にヤギを駆除したノウハウがある。尖閣諸島でも市と協力して実施したい」と述べたという。


 石原都知事は市との連絡を緊密にするため、都職員を市に派遣する可能性も検討する考えを示した。


 中山市長は石原都知事に対し、県立八重山病院の医師不足問題を説明し「都職員の医師をローテーションで派遣できないか」と改めて要請した。


 都の尖閣諸島購入に、中国や台湾が反発していることについて中山市長は「国内の個人所有の土地を都が買うことに、外国から意見を言われる筋合いはない」と指摘。


 尖閣諸島を購入することによる都民の利益については「都民のエネルギーや食料などを運んでいるタンカーが南西諸島の沖合を通っている。供給ラインを守るという意味では都民の利益に資する」と述べた。