保護者 擁護論相次ぐ ゼロ校時手当 「高くない」

 県立高校の教員が「ゼロ校時」と呼ばれる早朝講座の手当を、県教育委員会の承認を得ず保護者から受け取っている問題で、八重山の保護者からは「先生はよくやってくれている」「(手当は)高いと思わない」などと擁護する意見が相次いでいる。「情報がないのでよく分からない」という困惑の声もある。

 

 「ゼロ校時」は八重山の1校で実施されており、担当する教員は50分で3千円を受け取っている。沖縄本島のPTAからは「民間の自給に比較すると高い」などと追及する声が上がっている。


 この問題について、早朝講座に子どもを通わせている石垣市の男性は「学校から説明があるのを待っている。学校から話を聞かないと分からない」と言葉少な。「教員に手当が出ていたのは知っているが、額は知らない」と言う。


 別の保護者の男性は「国公立大の合格者が増えたのは早朝講座のおかげだ。手当が高いとか言わないでほしい」と、本島の保護者から上がっている批判に不快感を示す。「先生は、小さな島でよくやってくれている。ほめるべきだ」と語気を強めた。


 保護者によると、八重山では、早朝講座や夏期講座、冬期講座、各種模試などで高校に支払っている納入金は年間約6~7万円。


 保護者の女性は「早朝講座は受益者負担なので、保護者が(手当を)を出すべき。うちは子どもを塾に行かせているわけではないので(手当が)高いとは思わない。(教員は)手続きを誤っただけだ」と指摘した。


 卒業生を保護者に持つ男性は「子どもが早朝講座で成長していることには感謝している。PTAの支払いは総会で承認も得ている。先生が子どものために頑張っていることはよく分かるので、そこまで追及する必要はないのでは」と報道を疑問視した。