八島海岸 環境悪化 少年のたまり場に 警ら強化へ 八重山署で連絡会 3か月で補導328件

何物かに半分に折られた状態のヤエヤマヤシ=八島海岸付近の公園
何物かに半分に折られた状態のヤエヤマヤシ=八島海岸付近の公園

 八島海岸一帯は3月から、中高生を中心に少年らの集合場所となり、因果関係は不明なものの、付近の公園にある植栽のヤエヤマヤシや遊具が破壊されるなどの被害が発生している一方、石垣市内は不良行為の補導件数が増加している。事態を重く見た八重山署は環境浄化を目的とした関係機関連絡会議を26日、同署で開いた。

 

 八重山署や管理する市水産課によると、3月から八島海岸は、中高生や有職、無職少年が集まる場所となり、加害者は不明なものの、植栽しているヤエヤマヤシ6本や遊具、東屋の赤瓦が破損。


 護岸の立ち入り禁止で設置している有刺鉄線が4回も切断される被害も出ている。
 また、喫煙や怠(たい)学、深夜はいかいの不良行為で補導が増加している。
 テトラポッドの下は、タバコの吸殻が散乱している状態だ。


 ゴールデンウィークを前に八島海岸環境浄化を目的に、市街地3中学校の生活指導教諭や市、八重山署の関係者17人が集まり、情報交換や今後の対策を協議した。


 学校教諭は、「人通りが少なく、警察が来ても隠れ安い場所」と、八島海岸に集まる要因を分析した。


 市水産課職員は「海にはサメが出没し、遊泳を禁止しているが、注意しても素直に聞く子と聞かない子がいる」と対応に苦慮している。


 ゴールデンウィーク前に高校も加え、規模を拡大して再度、連絡会議を開き、署員の警ら強化と注意看板設置を検討していく。


 八重山署によると、今年1月から3か月間で、少年補導件数は328件。宮古署の2倍という。