県議選 告示まで1カ月 3氏の争いほぼ確定 基本政策 個性や対立点鮮明

 6月1日告示、同10日投開票の県議選は、告示まで1カ月に迫った。石垣市区(定数2)は、新人で石垣エスエスグループ代表取締役社長、八重山経済人会議代表幹事の大浜一郎氏(50)=自民公認、市議の砂川利勝氏(48)=同、現職で県議会議長の高嶺善伸氏(61)=無所属、民主、社大、社民、共産推薦=の三つどもえがほぼ確定。選挙戦は今後、事実上の終盤に向かい、各陣営とも相手陣営の切り崩しや、浮動票の獲得に全力を挙げる。

 

 砂川陣営は5月30日、大浜陣営は6月3日、高嶺陣営は同7日に、それぞれ市民会館大ホールで総決起大会や個人演説会を開き、支持者を最大動員する。


 各陣営とも5月までに政策発表を終え、政策面での個性や対立点も鮮明になってきた。大浜氏は八重山観光や経済の国際化、砂川氏は農林水産業を機軸にした地域振興、高嶺氏は県立病院の独立行政法人化反対を前面に打ち出している。


 このうち県立病院の独法化に対しては、高嶺、砂川氏が反対を明言したのに対し、大浜氏は「現況の抜本的改善を最優先する」として、状況を見極めて判断するとの立場を示した。


 砂川氏は基本政策の柱の1つに「ガソリン価格の適正化」を盛り込んだ。砂川陣営は「他意はない」としているが、実際には給油所などを経営する大浜氏に「照準」を合わせた政策と見られており、保守系同士がせめぎ合う構図も見え隠れする。こうした砂川氏の動きに対し、大浜陣営は表向き静観の構え。


 過去の県議選では保革が1議席ずつ分け合ってきたが、今回は自民党が前例のない「2人公認」に踏み切った。高嶺陣営は、4月26日に市民会館大ホールで開いた県政報告会で空席が目立ったこともあり「自民党は2議席取りにきている。革新系が1人だからと言って『大丈夫論』はない」(選対関係者)と引き締めを図っている。