AED設置県内1位 維持管理に課題 八重山174カ所 「各自確認を」

AED設置率は県内トップを誇るが、メンテナンスの課題が挙がっている(資料写真)
AED設置率は県内トップを誇るが、メンテナンスの課題が挙がっている(資料写真)

 AED(自動体外式除細動器)の設置174ヵ所(今年4月末現在)と、県内設置率トップを誇る八重山。社会復帰率した患者の比率も高い。一方、各設置箇所のメンテナンスは各施設の管理。バッテリーやパットの使用期限切れの恐れがあり、市消防本部は「各自で確認するか、業者に点検を依頼してほしい」と呼び掛けている。

 

 八重山地区では4月末現在、石垣市113ヵ所(125基)、竹富町55ヵ所(60基)、与那国町6ヵ所(6基)で設置。2004年7月から一般市民にもAED使用が可能になり、公共施設や宿泊施設、海水浴・スポーツ施設、学校、事業場と様々な場所で設置された。管理は各設置施設に任されている。


 消防庁や医療機器メーカーによると、一般的に電極パットの使用期限は約1年半~2年、バッテリーは約2年~5年。機種によって使用期限は異なるが、電極パットは袋に使用期限が明記、バッテリーはAED本体のインジケーター(正常を示すランプ・画像)で使用可能か確認できるという。


 AEDは薬事法の承認を受けた医療器具で、市消防本部は「救命活動に備え、適切な状態で管理してほしい」と話している。


 市消防本部では、4月末現在、心肺停止状態から、社会復帰した患者は19人。全国でも上位を占めている。


 心肺停止傷病者の生存率を高めるには、居合わせた人(バイスタンダー)の早期の119番通報、心肺蘇生、AED処置と病院搬送の救命の連鎖がスムーズに出来るかに懸かっている。