「居住可能な環境を」 尖閣の有効利用で提言 緊急トークライブ

緊急トークライブで意見交換する井上さん、山田教授、佐藤参院議員、砥板市議=5日午後、大浜信泉記念館
緊急トークライブで意見交換する井上さん、山田教授、佐藤参院議員、砥板市議=5日午後、大浜信泉記念館

 「どう守る、日本の国境と離島」をテーマにした八重山防衛協会青年部主催の緊急トークライブが5日、大浜信泉記念館で開かれ、国会議員や識者などが意見交換。尖閣諸島の有効利用を求める声が出た。


 スピーカーは佐藤正久参院議員、山田吉彦東海大海洋学部教授、砥板芳行市議、コーディネーターはジャーナリストの井上和彦さんが務めた。


 山田教授は尖閣諸島の有効利用について「人が居住できる環境を作ることが、自然を守ることにつながる」と指摘。尖閣諸島を購入する意向を示している東京都とタイアップして「第二の小笠原諸島を作ろう」と呼び掛けた。


 周辺海域の管理については「台湾と手を握ることも必要」と述べ、台湾との共同利用に向けた仕組み作りを求めた。


 尖閣諸島の領有権を主張する中国の動きについては、佐藤参院議員が「中国にとって石垣島周辺は、軍事的にも漁業にとっても大事。これから、とことん『おれたちのものだ』と宣伝してくる」と警戒。


 その上で「国境の島に人が住んでいただくことが日本の安全保障につながる。住んでいただく以上は、政府の責任で命を守るためのいろいろな手立てをしないといけない」と強調した。


 先島への自衛隊配備について砥板市議は「防衛省が住民に対して説明不足。南西諸島が地政学的にどのような位置にあり、海洋国家日本がどのような施策で守っていくのか、しっかりした意思を示してほしい」と求めた。