石垣市制65周年記念事業 10月20・21日 「潮がれ浜」上演へ 石島英文音楽劇 多くの名曲に光

石島英文音楽劇「潮がれ浜」の制作発表会見が行われた=10日、市立図書館
石島英文音楽劇「潮がれ浜」の制作発表会見が行われた=10日、市立図書館

 石垣市制施行65周年記念事業、石島英文音楽劇「潮がれ浜」(主催・同実行委員会、前津栄信会長)の製作発表会見が10日午後、市立図書館で行われた。戦前の八重山で教師を務めながら多くの童謡や抒情曲を作った石島(旧姓・喜友名)英文氏の半生を同氏の残した音楽と共に舞台演劇として市民に披露。原作・脚本、演出、キャストなどすべて地域の人材を活用した手作りの舞台となる。主役の石島英文役を務める太田守雄さんは「石島先生の人柄を表現できるよう頑張る。大成功させたい」と意気込みを語った。

 

 石島英文は、1910年年に石垣市大川に生まれ、苦学しながら教員資格を取得。1928年に竹富尋常高等小学校での代用教員を皮切りに台湾、小浜、与那国などで教師を務めた。その間、独学で作曲を学び多くの曲を残した。「潮がれ浜」は竹富島、「てんじゃばな」は与那国島で歌碑が建立されている。


 この日の会見では、原作・脚本を担当する三木健氏が「忘れられつつある英文先生の名曲を埋没させることは宝を失うこと。ぜひ多くの人に見てもらい宝を認識するきっかけになれば」と、舞台への思いを語った。


 音楽監督の浦添幸子さんは「(石島作品は)先生の暖かさと情熱が感じられ、誰でも好きになれるメロディー。楽譜に記されていることを表現し、良い作品にしたい」と抱負を述べた。


 公演は、市民会館大ホールで10月20日と21日に開催される。実行委員会では、公演のための募金活動を行っている。問い合わせは実行委員事務局。電話82―8491。