看護の日 触れ合う 高校生9人 体験学習 かりゆし病院・聖紫花の杜

ピンクの腕章を付け、血圧測定を手伝う高校生ら。はじめ緊張気味だったのが、次第に笑顔がもれるように=老健施設「聖紫花の杜」、新川
ピンクの腕章を付け、血圧測定を手伝う高校生ら。はじめ緊張気味だったのが、次第に笑顔がもれるように=老健施設「聖紫花の杜」、新川

 5月12日は看護の日。近代看護の基礎を築いたとされるフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定された。かりゆし病院=新川=はこの日、院内と併設する聖紫花の杜で「ふれあい看護体験」を実施した。地元の高校生が参加、看護師の仕事を学ぶととももに、高齢者と触れ合った。

 参加したのは3高校、男子2人を含む9人。白の制服を身にまとい、袖にピンクのボランティア腕章を付け、下準備。看護師の案内で各病棟を回った後、数人のグループに分かれ、体験学習に入った。


 ベットメイキングをはじめ、血圧測定、体温・脈の計り方、入浴介助の見学―と、看護のさまざまな技術を学習した。痰(たん)の吸引や救急蘇生法の実習も。


 老健施設「聖紫花の杜」では、デイケア・サービスの利用者と交流。あいさつをしたり、お茶を提供したりと、病気治療だけではない福祉の現場を体験した。


 はじめ緊張気味だった高校生も次第に打ち解け、高齢者に笑顔で接するように。世代を超えて温かな時間を過ごした。


 上江田盛一君(八重商定時2年)は「先生に勧められて参加した。自信はないけど、将来は看護師になりたい」と笑顔。川門南美さん(八重高1年)も「将来は福祉関係の仕事に就きたいので、体験に応募した。制服を着た時には緊張しました」とはにかんだ。


 かりゆし病院は毎年この時期、地元の高校生を対象に看護体験を行っている。
 上原りえ子看護部長は「私の娘も『ふれあい体験』をして現在、看護学校に通っている。この実習で看護師になった子も多い。地元の人材が育って将来、島の病院で活躍してくれたら」と目を細めた。