命の大切さ感じて 捨て犬・猫 写真展始まる 市立図書館

 写真展「ラストポートレート~ちいさな命のかがやき~」(石垣島しっぽくらぶ主催)が、16日から石垣市立図書館展示室で開催されている。フォトジャーナリストの児玉小枝さんが撮った捨て犬・捨て猫の最後の姿など約70点、八重山で拾われた元捨て犬・捨て猫たち約30点の写真が展示されている。


 有志で結成された石垣島しっぽくらぶは、飼い犬や飼い猫を捨てたり、人間の身勝手により犠牲となる動物がいなくなることを願い、活動をスタートした。同くらぶによると、沖縄県の犬処分数はワースト上位だという。


 写真展では、児玉さんが撮った「明るい老犬介護」「どうぶつたちへのレクイエム」「ラストチャンス!里親という選択」の3部作を展示。また、しっぽくらぶのメンバーが撮った元捨て犬・捨て猫たちの写真「八重山で救われた命達」も展示されている。
 このほか、八重山保健所管内の現状や犬猫に関する雑誌、本なども紹介されている。


 この日は中山義隆市長も写真展に訪れ、しっぽくらぶのメンバーから説明を受けた。中山市長は「一括交付金を利用し、動物愛護という形で避妊手続きの助成など捨てさせない形を作っていきたい。捨て犬捨て猫ゼロを目指したい」と話した。早川代表は「写真展を幅広い方に見てもらい、命の大切さを感じてもらいたい」と訴えた。


 写真展は20日まで開催。平日は午前10時から午後7時。土日は午前10時から午後5時まで。入場無料。

野犬125匹 を捕獲 引き取り犬100 猫82匹

 八重山保健所によると、2011年度の八重山管内での野犬捕獲数は125匹。昨年度に比べ17匹増加している。保健所の引き取り頭数は犬100匹(前年比5件減)、猫82匹(前年比46件減)。

 

 捕獲された犬猫は引き取り手や飼い主が見つからない場合、処分または沖縄本島南城市にある県動物愛護管理センターで移送される。八重山管内では犬猫合わせて69匹が処分、142匹が管理センターへ移送された。


 八重山管内での捕獲数は横ばいの状況。野犬や放し飼いの犬など徘徊犬を減らす対策が必要とされるが、放し飼いの犬が捕獲されても鑑札や迷子札が装着されていないため、飼い主のもとに帰れないケースも多いという。


 また県動物愛護管理センターによると、10年度の収容頭数(宮古・八重山含む)は犬3771匹、猫4639匹で、処分されたのは犬2645匹、猫4410匹となっている。