大浜の民話 発行 28話収録 方言も併記 石垣市教育委員会

民話のおもしろさとルーツを探る楽しみがある、と「大浜の民話1」を手に胸を張る(左から)玉津教育長と石垣委員長=石垣市教育委員会、美崎
民話のおもしろさとルーツを探る楽しみがある、と「大浜の民話1」を手に胸を張る(左から)玉津教育長と石垣委員長=石垣市教育委員会、美崎

 石垣市教育委員会は「大浜の民話1」を発行、17日、発表した。「民話」は地域に語り継がれてきた物語を収録。方言表記と注釈・解説を加えて、大浜集落の伝承文学を伝えている。モノクロ写真とイラストも交え、多角的な内容となった。市教委は今後も年1冊、島内地域ごとに民話を発刊し、石垣島の民話としてまとめる予定。

 

 「大浜の民話1」は、1975年から3年間、沖縄国際大学を含む合同調査で、収録された録音テープから採話した。当時、大浜地区の古老13人から、昔話を聞き取ったという。今回28話を収録、本年度中に続編「大浜民話2」も発刊する。


 市教委で会見した玉津博克教育長は「日本語と方言を併記していて、大浜方言の勉強になる。解説で、古事記や日本書記との共通性にも触れており興味深い」と話す。


 市教委は、合同調査や研究者の民話収録テープを数百時間分保管しており、地域ごとに順次、民話集として発刊する予定。最終的には石垣島の民話としてまとめ、発刊する。


 民話小委員会の石垣繁委員長は「採話で、大浜方言も時代とともに変化しているのが分かる。資料はそろっているので、方言が消えつつある所から、民話集を仕上げていきたい」と、今後の発行事業へ意欲をにじませた。


 「大浜の民話1」は市内外の主要書店で販売。B5版74㌻、500円。問い合わせは電話、82・1252市教委市史編集課まで。