オニヒトデ86931匹駆除  年度まとめ 保護効果を確認 石西礁湖自然再生協

第1回八重山オニヒトデ対策小グループが開かれた=17日夜、モニタリングセンター
第1回八重山オニヒトデ対策小グループが開かれた=17日夜、モニタリングセンター

 石西礁湖自然再生協議会海域対策ワーキンググループの第1回オニヒトデ対策小グループが17日夜、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで開かれた。各団体が実施した2011度のオニヒトデ駆除事業が報告され、今年度は石西礁湖北側斜面やヨナラ水道、名蔵湾などでの駆除活動の実施を確認した。報告された11年度のオニヒトデ駆除数は計8万6931匹だった。

 

 これまで環境省を含めた関係団体で八重山オニヒトデ対策協議会が開かれていたが、より多くの情報共有を図り、実働的な取り組みを行おうと、石西礁湖自然再生協議会内で改めて「オニヒトデ対策小グループ」が結成された。


 この日、環境省は黒島東海域で実施した駆除効果の評価調査を報告。駆除を実施した区域と駆除を実施しない区域を比較した結果、駆除を実施した区域は比較的被度が高く、駆除効果が認められた。環境省は「駆除をすれば、サンゴは守られるといえる」と話した。


 今年度の駆除事業対象予定地については、最も被度が高いといわれる竹富島と小浜島の間の海域「石西礁湖北斜面」、西表島のヨナラ水道などでオニヒトデの目撃情報があり、重点的に駆除を行うことを確認した。このほかに石垣島の名蔵湾や米原のWリーフ、鳩間島周辺などが挙げられた。


 県自然保護課は今年度、サンゴ保全全般を含む自然保護活動を行う団体への助成を実施するとし、「6月上旬に公募を行う予定」と説明した。また一括交付金を利用し、「10年計画でオニヒトデの生態研究を行う事業を進めていきたい」とした。


 酢酸注射を使った駆除方法や安全対策についても意見が交わされ、酢酸注射の駆除方法について、環境省は「取り扱いなどルールを決めてから、取り組んでいくことにしたい」とした。


 報告された11年度のオニヒトデ駆除数の内訳は、環境省1万5353匹、県自然保護課7万403匹、石垣市水産課1175匹。